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第3章 (1)ヴァロンside
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【6月11日/夜】
任務を深夜に終わらせた俺は、宿泊先の部屋についた途端にベッドに倒れ込んだ。
「っ……参ったな」
頭がボーッする。身体が熱い。
任務中は気が張ってたせいか、そこまで感じなかった身体の不調。
だが任務を終えた途端、急に熱が上がった気がする。
アカリの為にも、任務が終わったらすぐに自宅のある街へ帰るつもりだったのに……。もう、一歩も動けない。
コンコンッ……!
そんな俺の部屋に響くノック音。
……マジか。
こんな深夜に誰だよ……。
身体も動かないし面倒臭い。
俺は無視する事に決めて目を閉じると……。ガチャッと部屋の扉が開いた。
……あ、ヤベ。
鍵閉めんの、忘れてた……。
さすがに不味いと思い上半身を起こそうとすると、グッと肩を掴まれ逞しい腕に支えられる。
「……無用心ですね。
天才ヴァロン様が任務先で油断ですか?」
聞きなれた声に、俺はホッとした。
「っ……シュウ?
お前……何で、いんの……?」
「君の様子が、出掛ける時からおかしかったので……。
仕事を片付けてから駆け付けました」
「ふ~ん……。暇人なんだな……」
口ではそう言ったけど、シュウの気持ちが嬉しくて……。俺は微笑った。
俺と瞳の合ったシュウは驚いた表情。
ああ、そっか。
俺はシュウに対して優しく笑いかけた事なんて、なかったんだな……。
任務を深夜に終わらせた俺は、宿泊先の部屋についた途端にベッドに倒れ込んだ。
「っ……参ったな」
頭がボーッする。身体が熱い。
任務中は気が張ってたせいか、そこまで感じなかった身体の不調。
だが任務を終えた途端、急に熱が上がった気がする。
アカリの為にも、任務が終わったらすぐに自宅のある街へ帰るつもりだったのに……。もう、一歩も動けない。
コンコンッ……!
そんな俺の部屋に響くノック音。
……マジか。
こんな深夜に誰だよ……。
身体も動かないし面倒臭い。
俺は無視する事に決めて目を閉じると……。ガチャッと部屋の扉が開いた。
……あ、ヤベ。
鍵閉めんの、忘れてた……。
さすがに不味いと思い上半身を起こそうとすると、グッと肩を掴まれ逞しい腕に支えられる。
「……無用心ですね。
天才ヴァロン様が任務先で油断ですか?」
聞きなれた声に、俺はホッとした。
「っ……シュウ?
お前……何で、いんの……?」
「君の様子が、出掛ける時からおかしかったので……。
仕事を片付けてから駆け付けました」
「ふ~ん……。暇人なんだな……」
口ではそう言ったけど、シュウの気持ちが嬉しくて……。俺は微笑った。
俺と瞳の合ったシュウは驚いた表情。
ああ、そっか。
俺はシュウに対して優しく笑いかけた事なんて、なかったんだな……。
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