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第6章 (1)アカリside
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【6月13日】
「……18時か」
私は時計を見ると、ソファーにボスッと座り込んだ。
昨日の朝送り出したきり、ヴァロンはまだ帰って来ない。
任務が長引いているだけかも知れない。
……けど。
あんな事があった後だから、どうしても気になってしまう。
「……何日かかる任務なのか、聞いとけば良かったな」
今でも自分の対応が正しかったのか分からない。
孤独を抱えた子供の様に見えたヴァロンに、自分が言った言葉ととった行動。
私が彼に出来る事は限りなく少なくて……。ヴァロンの好物を作って、笑顔で送り出した。
今思うと単純すぎたかな?
今の自分にあれ以上出来る事があったとは思えないけど……。何も聞かずに送り出してしまった事には少し後悔していた。
ーーダメだ!
じっとしてると時計ばっかり見ちゃう。夕飯の用意しよう!
私はソファーから立ち上がって、髪を束ねるとエプロンを装着。
その時。
リンリーン!と呼び鈴が鳴った。
!……ヴァロン!?
思わずハッとして玄関に向かう。
でも、よく考えたら……。ヴァロンは鍵を持ってるから呼び鈴を鳴らす訳がない。
違う人だ。
レナとレイが今日来る予定もない。私は一応、警戒して覗き穴から外の様子を伺った。
そこに居たのは……。茶髪に眼鏡をかけた男性。
「!……シュウさん?」
私は鍵を解除して扉を開けた。
すると……。
「!……。
あ、こんばんは。アカリさん」
「?……こんばんは」
私と目が合って、何処か気まずそうにするシュウさん。
その様子に、もしかしてヴァロンに何かあったのではないかと気になる。
「……18時か」
私は時計を見ると、ソファーにボスッと座り込んだ。
昨日の朝送り出したきり、ヴァロンはまだ帰って来ない。
任務が長引いているだけかも知れない。
……けど。
あんな事があった後だから、どうしても気になってしまう。
「……何日かかる任務なのか、聞いとけば良かったな」
今でも自分の対応が正しかったのか分からない。
孤独を抱えた子供の様に見えたヴァロンに、自分が言った言葉ととった行動。
私が彼に出来る事は限りなく少なくて……。ヴァロンの好物を作って、笑顔で送り出した。
今思うと単純すぎたかな?
今の自分にあれ以上出来る事があったとは思えないけど……。何も聞かずに送り出してしまった事には少し後悔していた。
ーーダメだ!
じっとしてると時計ばっかり見ちゃう。夕飯の用意しよう!
私はソファーから立ち上がって、髪を束ねるとエプロンを装着。
その時。
リンリーン!と呼び鈴が鳴った。
!……ヴァロン!?
思わずハッとして玄関に向かう。
でも、よく考えたら……。ヴァロンは鍵を持ってるから呼び鈴を鳴らす訳がない。
違う人だ。
レナとレイが今日来る予定もない。私は一応、警戒して覗き穴から外の様子を伺った。
そこに居たのは……。茶髪に眼鏡をかけた男性。
「!……シュウさん?」
私は鍵を解除して扉を開けた。
すると……。
「!……。
あ、こんばんは。アカリさん」
「?……こんばんは」
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その様子に、もしかしてヴァロンに何かあったのではないかと気になる。
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