スノウ2

☆リサーナ☆

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第3章(2)紫夕side

3-2-5

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ザッ!!シューーーーー……ッ!!!!!

っ!?
嘘だろっ……かてぇッ!!!

しかし。やはり足場の安定しないスノーフォールの背中で溜め斬りを放つのは、少々無理があった。斬月ざんげつは突き刺さったものの翼を切り落とせずに途中で止まり、完全に身に挟まってしまう。
こうなったら、もう引き抜くのは無理だ。

っ、それならーー……ッ!!!!!

俺は鞘を背中から外すと、スノーフォールに突き刺さっている斬月ざんげつの刃に向かって、それを思いっきり振り下ろした。

斬月ざんげつッーー……すまねぇッ!!!!!

その行動が、どんな結果を生むかはわかっていた。けれど、退く訳にはいかない。
まるでハンマーでクギを打つようにしたその威力は絶大で……。

ガッ……!!!
ッ、キィィイイイーーーン……!!!!!

凄まじい音を響かせ、鞘は壊れ、斬月ざんげつの刃には無数の亀裂と刃こぼれが起き……。その結果スノーフォールの片翼は、斬り落とされた。

紫夕しゆうさん、ナイス!……っ、とと!!しっかり掴まってて下さいね~!!」

「っ、……ああ」

片翼と共に地面に落ちて行く斬月ざんげつを見送る事しか出来ず、俺は言われた通りスノーフォールから落ちないようしっかりと響夜きょうやに掴まった。
響夜きょうやは、片翼をがれ悲鳴のような鳴き声を上げながら暴れるスノーフォールをワイヤーロープを上手く使って馬の手綱のように操り……。最小限の衝撃で地面に落とした。

……
…………。

地に降りた俺は、スノーフォールの拘束を響夜きょうやに任せて斬月ざんげつの元に歩み寄った。
大切な、親父の形見。ずっと一緒に戦ってきた相棒。
それなのに俺は、自らの私欲で乱暴に扱った。

「……、っ」

それでも、ゆきの命と引き換えならばーー……。

俺はたくさんの想いを封じて、ボロボロになった斬月ざんげつを手に取った。

すると、その時ーー……。

「ーー紫夕しゆうさん」

「!!っ、……。きょう……」

懐かしい声。名前を呼ばれて視線を向けると、そこに居たのは杏華きょうかと、アントニーと、茶々ちゃちゃ
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