スノウ2

☆リサーナ☆

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第9章(2)雪side

9-2-5

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可愛いお店……。

白壁に桃色の屋根の可愛い建物。
でも、紫夕しゆうにお花屋さん、ってイメージがなかったオレは、少し驚いてここに何か用事があるのか尋ねようと思った。
するとその時、こちらの存在に気付いた店主のおじさんらしき人が声を掛けてくる。

「いらっしゃ……。
!……あれ?三月みづきさんじゃないかい!来てくれたんだね!」

っ、え?三月みづき……さん?

店主さんが何故か紫夕しゆうの事そう呼んで、嬉しそうに笑った。
一体どう言う事だろう?と思わず目を丸くして隣を見上げると、オレと目の合った紫夕しゆうはパチッとウインクした後に店主さんの方を見て会話を始める。

「おう、久し振り!あれから大丈夫か?」

「ああ、あのタチの悪い連中を追っ払ってくれて本当に助かったよ!
あれ以来平和そのもの。三月みづきさんのおかげだ!」

「いや~なんのなんの!」

そんな二人の会話を聞いていて、何となく状況を自分なりに理解した。
きっと、このお店で何か事件があって、それを紫夕しゆうが助けたのだと。そしてその際に、本名を名乗れば守護神ガーディアンの元第1隊長だと身元がバレてしまう事を考えた紫夕しゆうは自分のお父さんの名前を名乗ったんだ。

困っている人を見捨てられず助けるーー。

そんな心優しいところも、オレは大好きだ。
昔と変わらない紫夕しゆうの姿を見て、ホッとして……。やっぱり傍に居たいと言う気持ちが溢れ出して来て、繋がれている手を握り返そうと思った。

でも、その時ーー……。

「!っ、三月みづきさん!来て下さったんですね!」

ーー……っ。

可愛い声が聞こえて、ハッとする。
顔を向けたオレの瞳に映るのは、店の奥から出て来た女の子。
小柄で、フワッとした金髪を肩まで伸ばして、白いシャツに小花柄のロングスカート姿の可愛い女の子だった。
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