スノウ2

☆リサーナ☆

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第19章(4)雪side

19-4-1

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暗闇なのか。白い光の中なのか分からない空間でフワフワした感覚に包まれていたら、声が聞こえた。

「いつまで寝ている。早く、目覚めなさい」

その声は、以前会ったスノーフォールだった。

……
…………そしたら。
次は、遠くから男の人の声が、聞こえた。

「……大丈夫。すぐ、済むからね」

そう、優しい、声がした。

……おかしいな。
声は全然違うのに、……似てる。

その声の主は、紫夕しゆうの匂いに似てるんだ。

……
…………。

「……、っ……し、ゆう?」

その匂いに、自然と名前を呼んでいた。
ゆっくり瞼を開けると、知らない天井。
仰向けに寝かされている事が分かって、視線を少し横に向けると……。白衣を着た、黒縁眼鏡の男性が、驚いた表情でオレを見下ろしていた。

ーー……紫夕しゆうじゃ、ない。
……、……誰?……。

「っ、サクヤ……?!」

まだボーッとしている頭で考えていると、懐かしい名前を呼ばれた。
目を向けると、オレをそう呼んだのは響夜きょうや響夜きょうやもオレを見て驚いた表情、してる。

……あ、そっか。
オレ……ホテルで吐いて、それで…………。

徐々に戻ってくる記憶。
けど、自分が今居る場所はその時居たホテルではなさそうだった。
ここは何処?と思っていると、黒縁眼鏡のお医者さんらしき人が、響夜きょうやの肩を叩いて少し後ろに下がらせると、微笑んでオレに言った。

「サクヤ君、気分はどうかな?
私は、君の担当医になった朝日あさひ のぼる。よろしくね」

朝日あさひ……先生?」

朝日あさひ のぼるーー。

聞いた事があるような……。
この人を知っている気も、した。
でも、思い出せない。

紫夕しゆうに匂いが似てるのは、なんでーー……?

そう思いながら見つめていると、朝日あさひさんはオレの額に触れたり、脈を診たりして……。また微笑んで、オレに言った。
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