スノウ2

☆リサーナ☆

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第22章(4)弥夜side

22-4-2

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三人で暮らしていると、本当の家族みたい。一緒にお花やお野菜を育てたり、ご飯を作ったり、遊んで、勉強して……。そんな風に過ごす毎日は、とても幸せです。

そして、ついさっき!
なんと、おとうさんがゆきさんにヘアアクセサリーをプレゼント……!!

ゆきさん、すごく嬉しそうでした。
その、嬉しそうなゆきさんの笑顔を見て、お父さんもすごく嬉しそうでした。
これは良い感じです。間違いないです。無口で無愛想で不器用なお父さんにも、ついに春が到来です。

ボクを産んでくれたお母さんが、もうこの世にいない、って事は何となく気付いていました。すぐには認めたくなくて、受け入れたくなくて、探し求めた日々もあったけど……。
でも、今は大好きなお父さんが、大好きなゆきさんと幸せになってくれたらいいな、って思います。

けど、お父さんが呟くように言いました。

「……あんま期待すんな」

「え?」

アイツには、好きな奴がいる……」

まるで自分に言い聞かせるみたいに、お父さんはそう言ったんです。
ボクは驚いて、「それ、だれですかっ?おとうさんよりカッコいいひとですか?!」って詰め寄ったら、ハッとしたお父さんに「上がるぞ」って話を終わらされちゃって……どんな人か、その時は分かりませんでした。

……
…………

…………けど。

「ーー……好きだ」

今日、家の外でゆきさんと話していて、

「一緒に帰ろう。
もう一度、一緒に暮らそう」

そう言って、ゆきさんを抱き締める人を少し開けた玄関の扉から見たボクは、すぐに分かりました。

このひとが、おとうさんがいってたひと。
ゆきさんのすきなひとーー……。

そう思ったら、ゆきさんが行っちゃう!!って不安な気持ちでいっぱいになって……。ボクは扉を開けて、飛び出して、「いかないでッ!!」って叫んで、ゆきさんを引き止めようとしてました。

ーーけど。

「っ……!!」

「!……ゆき?」

ボクが飛び出して叫ぶ前に、ゆきさんが好きな人を突き放して言いました。
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