スノウ2

☆リサーナ☆

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最終章(4)雪side

24-4-2

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「っ、~~!
し、紫夕しゆう……っ、まっ……」

「ーー我慢すんな」

紫夕しゆう、待ってーー。
そう言おうとしたオレに、紫夕しゆうが言った。

ーー……え?

そして、オレの手を掴むと……。その手をそっと、自分の背中や肩に触れさせる。

「握ってていい」

「!っ、……けどッ」

「いいんだ。……刻んでくれ」

紫夕しゆう……」

「お前を、俺に刻んでくれ。
俺の事も、お前のモンだって……刻んでくれ」

そう言うと紫夕しゆうは、オレの首筋にガブリッと噛み付いて、再び腰を揺らし始めた。

紫夕しゆうは、ずっと気付いてたんだーー。

心の何処かで、いつもオレが遠慮をしていた気持ち。
自分は男で、魔物で、いつか目の前から消えてしまう。紫夕しゆうには相応しくないから、ずっとその跡を残す事を避けていた気持ちを……。

「っ、紫夕しゆう……ッ」

この人を、他の誰にも渡したくないーーッ!!

ずっとずっと、心の奥底でそう叫んできた。

オレの手に、微かに力が込もる。
すると、"もう我慢するな"とオレをあとひと押しするように、紫夕しゆうが耳元で囁いた。

「っ、ゆき……愛してる」

「っ……」

「愛してるッ……!ゆき、っ……ゆ、きッ」

ゆきーー。
自らが名付けてくれた愛おしい名前で、オレを何度も何度も、呼んでくれた。

気持ちが込み上げる。
心と身体が、自然と反応する。
ただ紫夕しゆうを感じたい、と。それだけしか、考えられなくなった。

ーー……ガ、リッ!!

オレは、紫夕しゆうの肩に噛み付き、背中に爪を立てて思いっきり引っ掻いていた。
紫夕しゆうの動きに合わせて感じる度に、深く、激しく……。オレ達は、互いに愛を刻み込んだ。

……
…………。

「……紫夕しゆう、ありがとう」

最後にそう言って口付けると、オレは紫夕しゆう魔物スノーフォール能力ちからで……眠らせた。

……
………、……。
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