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第17章(2)マオside
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「……本当に、ごめんなさいっ」
冷たい水で濡らしたタオルを、ベッドに座る僕の赤くなったおでこや鼻に当てながら、アカリさんは申し訳なさそうな表情を浮かべている。
「いえ、大丈夫です。
アカリさんのせいじゃないですから……そんな表情しないで下さい」
安心させようと微笑むが、彼女の表情はなかなか晴れない。
どうしたら、微笑ってくれるーー?
きっと痛みは、神様が馬鹿な僕に与えた罰。
……そうだ。全ては僕が、彼女を怒らせたり、悲しませたりしたからなんだ。
今度こそ素直に、なろう。
そう思って、僕は口を開いた。
「戻ってきてくれて、ありがとうございます。
本当は……貴女と一緒に、こうして過ごしたかった」
素直な気持ちを、自らの想いを伝えるのは、とても勇気がいるし、少し恥ずかしい。
けど……。
僕の言葉を聞いて、とても嬉しそうに微笑ってくれるアカリさんを見ると……。僕もつられて、笑顔になれた。
アカリさんは、本当に良い意味で変わっていた。
『もういいです』って、てっきり怒って部屋に戻ってしまったのかと思っていたのだが、どうやら管理室に行って全ての部屋の扉を開ける事の出来るマスターキーを取りに行っていたらしい。
つまり、撤退したのではなく、ここへ乗り込む為の準備をしに一度去っただけ……。
大人しそうな見た目と違って、強くて逞しくて……。
「あ!そうだ、これ見て下さい。
あの時の黒ネコちゃんです、大きくなったでしょう?」
ポケ電に保存された写真を僕に見せながら、ベッドに座る僕の隣に座って……。変な感情はないんだろうけど、グイグイと僕の方に寄ってくる。
自ら、僕に歩み寄ってきてくれるーー。
この人は、きっと……。
ううん。絶対に、自分からは僕の事を見捨てたりしないんだろうな、って感じた。
僕が自分という部屋の中に閉じ籠ってしまっても、彼女ならば何度も何度も、窓を開けて真っ暗闇に光と心地良い風をくれる。
「……本当に、ごめんなさいっ」
冷たい水で濡らしたタオルを、ベッドに座る僕の赤くなったおでこや鼻に当てながら、アカリさんは申し訳なさそうな表情を浮かべている。
「いえ、大丈夫です。
アカリさんのせいじゃないですから……そんな表情しないで下さい」
安心させようと微笑むが、彼女の表情はなかなか晴れない。
どうしたら、微笑ってくれるーー?
きっと痛みは、神様が馬鹿な僕に与えた罰。
……そうだ。全ては僕が、彼女を怒らせたり、悲しませたりしたからなんだ。
今度こそ素直に、なろう。
そう思って、僕は口を開いた。
「戻ってきてくれて、ありがとうございます。
本当は……貴女と一緒に、こうして過ごしたかった」
素直な気持ちを、自らの想いを伝えるのは、とても勇気がいるし、少し恥ずかしい。
けど……。
僕の言葉を聞いて、とても嬉しそうに微笑ってくれるアカリさんを見ると……。僕もつられて、笑顔になれた。
アカリさんは、本当に良い意味で変わっていた。
『もういいです』って、てっきり怒って部屋に戻ってしまったのかと思っていたのだが、どうやら管理室に行って全ての部屋の扉を開ける事の出来るマスターキーを取りに行っていたらしい。
つまり、撤退したのではなく、ここへ乗り込む為の準備をしに一度去っただけ……。
大人しそうな見た目と違って、強くて逞しくて……。
「あ!そうだ、これ見て下さい。
あの時の黒ネコちゃんです、大きくなったでしょう?」
ポケ電に保存された写真を僕に見せながら、ベッドに座る僕の隣に座って……。変な感情はないんだろうけど、グイグイと僕の方に寄ってくる。
自ら、僕に歩み寄ってきてくれるーー。
この人は、きっと……。
ううん。絶対に、自分からは僕の事を見捨てたりしないんだろうな、って感じた。
僕が自分という部屋の中に閉じ籠ってしまっても、彼女ならば何度も何度も、窓を開けて真っ暗闇に光と心地良い風をくれる。
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