50 / 101
傷痕 後編
しおりを挟む
第37話「傷痕」後編
「お、おま……なんだっ!?それは……」
永伏が攻撃することも忘れ、怪訝そうに俺の上半身を凝視している。
「……」
波紫野 剣も珍しく言葉無くそこに注目し――
「うっ」
そして、思わず眉を顰める波紫野 嬰美。
一斉に集まる奇異な視線の数々。
「……」
ワイシャツの前ボタンが全て弾け飛び、俺は胸板から腹筋までを晒け出す形で素肌を全開にしていた。
――
多くの者が不意打ちで眉を顰める……
「……」
――不愉快な代物
そこには傷だらけな俺の身体があった。
「……は……はは」
”無惨”という言葉が全てを表現した有様の俺の身体。
古い傷が殆どだが――
抉られたような、焼かれたような、
そして引き裂かれたような、
とても直視出来ない凄惨な傷を無数に刻ませた俺の身体に……
「……ちっ」
「……朔ちゃん」
「さく……たろう」
ショックを隠しきれない表情の面々が思わず立ち尽くしていた。
「ははは……」
折山 朔太郎はというと、
――案外、晒してみれば大したことはないな……
心中で本気とも強がりとも言える独り言を呟きながら、
同時に視線だけで”あるもの”を探していた。
――ああ、そうか
そして俺は”それ”が普段からある場所を思い出す。
「ペンだ、嬰美。それのポケットにペンが入っている」
「え?」
突然声を掛けられ戸惑う大和撫子。
「あ、あの……」
若干放心状態気味であった嬰美が我に返り視線を上へと、俺の顔を見る。
「上着の右ポケットに入ってる、それを……」
先ほど放った自身の言葉を以て完全にくだらない過去の感傷を捨て去った俺は、彼女に自身の行為の意味には言及せず身勝手に指示を出す。
「あ……は、はい」
俺が雑に脱ぎ捨てた学生服を拾って綺麗に畳んで持っていてくれた現在は敵方の少女、
慌てて手に持った学生服の右ポケットを探る嬰美は……
「あ、あった!?あったけど、ペン?……これでいい?」
それを発見した少女はポケットから黒い油性マーカーを取り出して掲げた。
「ああ」
俺は頷き、それを投げて寄越すように促す。
「テメェ?いったい何を?」
「……」
呆れる永伏達を尻目に、俺は受け取った油性マーカーで自身の左胸辺りに大きな円を描いていた。
「おま……だからなにを!?」
さらにもう一つ、二つ……
「だいたい、こんなもんか?」
そして俺は、貫かれて傷ついた左肩をぐるぐる回して状態を確認し、大きく両手を開いて挑発するレスラーの如く大仰に構えた。
――
「そ、それは流石に……あり得ないよ、朔ちゃん」
俺の意図に気づいたのだろう、いつもどこか余裕がある波紫野 剣でさえ奇抜な行動に面食らった台詞を口にする。
「てめえ……それは度胸を通り越して只の馬鹿だろうが」
続いて気づいた永伏も怒りを通り越して呆れた顔で立ち尽くす。
――それは……どうかな?六神道さん達
「来いよっ狙撃手!千射万箭、いや!一射入魂っ!正、せい、せいっ!」
俺の左胸の辺り……
心臓にあたる部分に大きな丸、そしてその中に丸、丸……
つまり、俺の身体には大きな”的”が出来上がっていたのだ。
「め、滅茶苦茶煽ってるなぁ、朔ちゃん」
「さ、朔太郎……」
最早、苦笑いさえ引き攣る波紫野 剣。
心配でそうな嬰美。
呆れたままの永伏。
三者三様のギャラリーをよそに俺は狩人を挑発し続けた。
「来ないのか?なら……」
ザッ!
俺は動いた!
これまで散々撃たれてきた事などまるで記憶から抹消されたかの様に戦闘を再開する!
「ちぃぃっ!ホントなんなんだ、てめえはっ!」
呆れていた永伏も直ぐに迎え撃って来る。
「……」
有無を言わさぬ俺の行動に即座に対処する実戦馴れしたところは流石と言えるが……
「オラよっ!」
右太ももの負傷で動きの鈍った俺の出足を自身の出足で阻止するように前蹴りを放つガラの悪い男。
ガツッ!
「おおっ!?」
それを体を捻って右肩を入れブロックし、衝撃の勢いでバランスを欠いた相手をそのまま押し潰しにかかる俺!
俺は右太ももと左肩を、永伏は右肘を負傷しているがそれは全く関係ない!
動きに関係ないのでは無い!
野蛮を極めた男達にとって、闘う上でそれは”精神的ハンデ”にも”肉体的弱み”にもならないと言う事だ。
「てめ、このっ!」
「……」
唯単にいつもより……
片足、片腕の動きが悪いだけ、右肘が木偶なだけ……
お互いそれだけだ!
「野郎っ!!」
「……」
そう、これは試合じゃ無い。戦闘だ、殺し合いだからだ!
「死にくされ!ガキがっ!」
永伏が囮の前蹴りを放ち、崩れるような体勢のままで横に避けた俺の顎に左拳を撃ち抜く――
ガコォォッ!
「がっ……はっ……」
しかし俺は、顔面を明後日の方向に仰け反らしたままで相手の左腕を掴んでいた。
――鉄拳を敢て受けたのは勿論……永伏の”巻風”封じだ!
「け、化物めっ……ちっ!凛子ぉっ!!」
――
しかし……
「て、おい!?凛子ぉっ!!」
今回は永伏の望むような援護は来なかった。
ガキッ!
俺の関節技で永伏の左肘関節が軋む。
「ぐっ!くそだらぁーー!」
膝蹴りで俺を牽制し、僅かに出来た隙間から無理矢理それを引き抜く永伏。
――メキキッ!
「ぐぞっ!」
右肘を破戒された経験から今度は強引に、多少傷ついてでも左腕を引き抜いた永伏は、そこを押さえながら後ろに半歩下がった。
「っ!」
しかし――
そんな機会を俺が逃すわけが無い!
俺はその間に更に距離を詰める!!
「てめぇ!凛子ぉ!なにサボってやがる!」
シュオン!
「!」
永伏の首を極めに跳び掛かった俺……
今、まさに重なり合おうとした二人のシルエットの間に例の”光の矢”が割り込んで飛来する!
ザシュ!
激突音を発しながら土塊をばらまき、地面を抉って突き刺さる光の矢。
咄嗟に後ろに飛び退いて、それを躱す俺。
シュオン
光の飛翔物は息つく暇無く続いて迫るっ!
「……」
しかし、今度のそれは……
初めて大きく的を外して俺の後方に飛び去った。
「なっ!?なんだと!」
左肘を押さえながら、信じられないとばかりに叫ぶ永伏。
「…………だろうなぁ」
だが俺は、その結果が然も当然と口端をあげる。
俺は、連続して撃たれた二射めは避ける動作さえせずにその場に佇み、
猛打者のフルスウィング直後にファールを確信したベテラン三塁手の如くに、それを余裕で見送ったのだった。
第37話「傷痕」後編END
「お、おま……なんだっ!?それは……」
永伏が攻撃することも忘れ、怪訝そうに俺の上半身を凝視している。
「……」
波紫野 剣も珍しく言葉無くそこに注目し――
「うっ」
そして、思わず眉を顰める波紫野 嬰美。
一斉に集まる奇異な視線の数々。
「……」
ワイシャツの前ボタンが全て弾け飛び、俺は胸板から腹筋までを晒け出す形で素肌を全開にしていた。
――
多くの者が不意打ちで眉を顰める……
「……」
――不愉快な代物
そこには傷だらけな俺の身体があった。
「……は……はは」
”無惨”という言葉が全てを表現した有様の俺の身体。
古い傷が殆どだが――
抉られたような、焼かれたような、
そして引き裂かれたような、
とても直視出来ない凄惨な傷を無数に刻ませた俺の身体に……
「……ちっ」
「……朔ちゃん」
「さく……たろう」
ショックを隠しきれない表情の面々が思わず立ち尽くしていた。
「ははは……」
折山 朔太郎はというと、
――案外、晒してみれば大したことはないな……
心中で本気とも強がりとも言える独り言を呟きながら、
同時に視線だけで”あるもの”を探していた。
――ああ、そうか
そして俺は”それ”が普段からある場所を思い出す。
「ペンだ、嬰美。それのポケットにペンが入っている」
「え?」
突然声を掛けられ戸惑う大和撫子。
「あ、あの……」
若干放心状態気味であった嬰美が我に返り視線を上へと、俺の顔を見る。
「上着の右ポケットに入ってる、それを……」
先ほど放った自身の言葉を以て完全にくだらない過去の感傷を捨て去った俺は、彼女に自身の行為の意味には言及せず身勝手に指示を出す。
「あ……は、はい」
俺が雑に脱ぎ捨てた学生服を拾って綺麗に畳んで持っていてくれた現在は敵方の少女、
慌てて手に持った学生服の右ポケットを探る嬰美は……
「あ、あった!?あったけど、ペン?……これでいい?」
それを発見した少女はポケットから黒い油性マーカーを取り出して掲げた。
「ああ」
俺は頷き、それを投げて寄越すように促す。
「テメェ?いったい何を?」
「……」
呆れる永伏達を尻目に、俺は受け取った油性マーカーで自身の左胸辺りに大きな円を描いていた。
「おま……だからなにを!?」
さらにもう一つ、二つ……
「だいたい、こんなもんか?」
そして俺は、貫かれて傷ついた左肩をぐるぐる回して状態を確認し、大きく両手を開いて挑発するレスラーの如く大仰に構えた。
――
「そ、それは流石に……あり得ないよ、朔ちゃん」
俺の意図に気づいたのだろう、いつもどこか余裕がある波紫野 剣でさえ奇抜な行動に面食らった台詞を口にする。
「てめえ……それは度胸を通り越して只の馬鹿だろうが」
続いて気づいた永伏も怒りを通り越して呆れた顔で立ち尽くす。
――それは……どうかな?六神道さん達
「来いよっ狙撃手!千射万箭、いや!一射入魂っ!正、せい、せいっ!」
俺の左胸の辺り……
心臓にあたる部分に大きな丸、そしてその中に丸、丸……
つまり、俺の身体には大きな”的”が出来上がっていたのだ。
「め、滅茶苦茶煽ってるなぁ、朔ちゃん」
「さ、朔太郎……」
最早、苦笑いさえ引き攣る波紫野 剣。
心配でそうな嬰美。
呆れたままの永伏。
三者三様のギャラリーをよそに俺は狩人を挑発し続けた。
「来ないのか?なら……」
ザッ!
俺は動いた!
これまで散々撃たれてきた事などまるで記憶から抹消されたかの様に戦闘を再開する!
「ちぃぃっ!ホントなんなんだ、てめえはっ!」
呆れていた永伏も直ぐに迎え撃って来る。
「……」
有無を言わさぬ俺の行動に即座に対処する実戦馴れしたところは流石と言えるが……
「オラよっ!」
右太ももの負傷で動きの鈍った俺の出足を自身の出足で阻止するように前蹴りを放つガラの悪い男。
ガツッ!
「おおっ!?」
それを体を捻って右肩を入れブロックし、衝撃の勢いでバランスを欠いた相手をそのまま押し潰しにかかる俺!
俺は右太ももと左肩を、永伏は右肘を負傷しているがそれは全く関係ない!
動きに関係ないのでは無い!
野蛮を極めた男達にとって、闘う上でそれは”精神的ハンデ”にも”肉体的弱み”にもならないと言う事だ。
「てめ、このっ!」
「……」
唯単にいつもより……
片足、片腕の動きが悪いだけ、右肘が木偶なだけ……
お互いそれだけだ!
「野郎っ!!」
「……」
そう、これは試合じゃ無い。戦闘だ、殺し合いだからだ!
「死にくされ!ガキがっ!」
永伏が囮の前蹴りを放ち、崩れるような体勢のままで横に避けた俺の顎に左拳を撃ち抜く――
ガコォォッ!
「がっ……はっ……」
しかし俺は、顔面を明後日の方向に仰け反らしたままで相手の左腕を掴んでいた。
――鉄拳を敢て受けたのは勿論……永伏の”巻風”封じだ!
「け、化物めっ……ちっ!凛子ぉっ!!」
――
しかし……
「て、おい!?凛子ぉっ!!」
今回は永伏の望むような援護は来なかった。
ガキッ!
俺の関節技で永伏の左肘関節が軋む。
「ぐっ!くそだらぁーー!」
膝蹴りで俺を牽制し、僅かに出来た隙間から無理矢理それを引き抜く永伏。
――メキキッ!
「ぐぞっ!」
右肘を破戒された経験から今度は強引に、多少傷ついてでも左腕を引き抜いた永伏は、そこを押さえながら後ろに半歩下がった。
「っ!」
しかし――
そんな機会を俺が逃すわけが無い!
俺はその間に更に距離を詰める!!
「てめぇ!凛子ぉ!なにサボってやがる!」
シュオン!
「!」
永伏の首を極めに跳び掛かった俺……
今、まさに重なり合おうとした二人のシルエットの間に例の”光の矢”が割り込んで飛来する!
ザシュ!
激突音を発しながら土塊をばらまき、地面を抉って突き刺さる光の矢。
咄嗟に後ろに飛び退いて、それを躱す俺。
シュオン
光の飛翔物は息つく暇無く続いて迫るっ!
「……」
しかし、今度のそれは……
初めて大きく的を外して俺の後方に飛び去った。
「なっ!?なんだと!」
左肘を押さえながら、信じられないとばかりに叫ぶ永伏。
「…………だろうなぁ」
だが俺は、その結果が然も当然と口端をあげる。
俺は、連続して撃たれた二射めは避ける動作さえせずにその場に佇み、
猛打者のフルスウィング直後にファールを確信したベテラン三塁手の如くに、それを余裕で見送ったのだった。
第37話「傷痕」後編END
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる