狼(♂)ですが…狐(♂)に婿入りしました。

スメラギ

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高校3年生編

2.主人公君に見つかりました。しかも、最悪なカタチで…*

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 さらに2ヶ月が経った頃…

 主人公君の行動が少々おかしい事になっているらしいが、恋は盲目とはよく言ったもので、攻略対象たちは咎めない…
 寧ろ『純血の一族』の今後の事を憂い苦言を呈した者を罰するというとんでもない事をしでかしてくれている。

 『純血』の各一族の現当主たちが集まって会合を開くという事態になったのも最近の話だ。

 恐らく、今後の事を話していたのだろう。アレでは一族なんて任せられないだろうな…
 まぁ、俺には関係ないけどな。『狼のウィル』だし。

 そんな事よりも目下の問題は主人公君だ…
 その主人公君の行動に違和感を感じたので俺はリンに相談した。

 リン曰く「隠しキャラルートに入ろうとしてるんじゃないかな?」との事…知らんがな。
 邪魔するなよ!としか思わない…

 俺の情報網によると、風紀委員に隠しキャラが誰もいない事に驚いていたらしい…風紀委員が活動している部屋に乗り込んできたようだ…

 何でも『出会いイベント』が発生しないとかなんとか…リンに聞いてみると『純血の熊族』との出会いイベント発生の条件は満たしているらしい…

 『純血の熊族』と出会ってから『純血の虎族』と出会う為の条件イベントが発生していくらしい…そして、最後に俺―…ウィル
 『純血の狼族』のウィルと出会うのは『純血の熊族』『純血の虎族』との出会いイベントを発生させ、尚且つウィルと出会う為の条件を満たす必要があるんだと…

 面倒なルートに進もうとする…大人しくしていれば良いものを…



 「やんんっ…」
 「っ…」

 理科室横の準備室で盛っているのは俺です…リンもいつもより興奮しているようで、締りがキツい。

 当初の目的は準備室の掃除だったはずなんだけどな…まぁ、せめてもの救いが、今が放課後であることか…
 リンと俺が準備室の掃除で他の2人が理科室だ。ちなみにこの2人もつがい同士であり、絶賛2人も盛り中である。
 俺たちがヤり始める前からヤりまくっている…

 俺も最初はキスだけで終わる予定だったんだけど…リンが涙目の上目遣いで太股を擦り合わせているのを見て…後戻りできなくなりました…

 欲望に負けた。もう開き直ってリンの制服へ手を滑り込ませると体をまさぐった。
 そして、少し大きめの台へリンを押し倒すと、執拗に愛撫をして入念に準備をしてからリンのナカへと突っ込んだ…

 ちなみに準備室は1階にあり、理科室からも廊下からも入れる。その上、人通りも殆んどない。
 それに、セックスをしていると分かれば、リンや俺を含む全ての者が静かに退散するという暗黙のルールがある。
 この世界の常識みたいなものだな…

 結合部から『ぐちゅぐちゅ』と卑猥な音を響かせ、可愛らしい口からは艶かしい喘ぐ声が絶えず出ている。

 「あんんっ…イクっ!ウィルっ…イクからぁんんっ…」
 「我慢しなくていいっ…」
 「はぁっ…ぁあんっ…イっ…ぁあああー!」
 「っ…はぁっ…」

 リンがイった締め付けに耐えられず、避妊具越しにナカへ欲を吐き出し終わった少し後、何かが落ちるような音がした。
 リンの肩が『ぴくり』と動く。そして、リンと顔を見合わせた後、音がした方を向くと『人間族』の男子生徒が窓の外からこちらを見ており、その目は驚きに見開かれている。

 俺はリンから自身を引き抜いて立ち上がった。

 「んんっ…ぁ…ウィル?」

 不安そうな声を出して、こちらを見上げてくるリンの唇を奪うと深く舌を絡め、満足のいくまで堪能した。
 離れ間際に唇を舐めとり口を離すと蕩けた表情に変わっていた。

 その表情に欲がまた頭をもたげ始める…正直な自分のソレになんとも言えない感情が浮かんできた。
 欲望に負けそうな理性を叱咤し、なんとか持ち直した。
 やればできる子!と自分を鼓舞する事も忘れない。

 そして、リンの頭を撫でると窓へ近づく。恐らく主人公君だろう。

 俺と目が合うと顔を赤らめてくるが…何も感じなかった。リンが可愛すぎるからな。
 主人公君は俺が話しかけるとでも思っていたのだろう『チラリ』とリンに視線を向け勝ち誇ったような表情になった。

 うん。アホだと思う。

 主人公君を見据えると、一言だけこう言った。

 「覗き見とは―…悪趣味だな」

 不機嫌丸出しの声で吐き捨てるように言い放つと、主人公君の返事を待たずに窓を『ピシャリ』と閉め施錠する。ついでにカーテンも閉めた。
 これが俺と主人公君のファーストコンタクトとなった。
 その俺の行動に主人公君はもちろんだが、リンもビックリしたようだった。
 
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