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本編
32*
薬もそろそろ無くなるだろうというところまで瓶の中身が減った。恐らく、無くなるのは後数日だろう。そして、毎日、義輝の精液をナカに受け入れている。
義輝と身体を重ねてから数日は経っていただろうか…ソレはセックスの途中で感じた。
イッた直後、ナカで義輝の熱も感じていた。そんな時だった…
俺の変化に気づいたのか義輝は動きを止めて俺を見た。
「っ…どーしたの?」
という義輝の台詞に返事をする事はなく、力の入らない腕をムリヤリ動かし義輝を引き寄せる。
義輝は抗う事なく俺に従ってくれた。そして、俺は恐る恐る義輝の首元に顔を近づけてスンスンと匂いを嗅いだ。
(やっぱり、甘い匂いがする。)
夢中で匂いを嗅いでいると義輝が動き始めた。その不意打ちに甲高い声を上げて抱きつく。
「ぁああ!!んんっ…よ、しきっ…」
「首を嗅ぐって事は感じてるんだ?」
「や、んんっ…な、に?」
「もう直ぐだ…もう直ぐ本当の意味で俺のものになる…」
イイトコロを執拗に攻められて思考が定まらず、義輝が何を言っているのか分からなかった。
「んんっ!!またっ…」
「ふふ、イキそうなんだ?イイよ。一緒にイこ?」
「ン!…っ…ぁああ!!」
「っ…はぁ…」
義輝を掻き抱くように身体を仰け反らせた俺は何度目かの白濁を吐き出した。義輝も多分、今ので3回くらいは俺のナカに出したと思う。
「ぁああっ…まっ、て…いった。いったからぁ!!」
「知ってる。締め付け凄いね。気持ち良いよ~」
「んんっ…ぁん…ち、が!とま、ってぇ…」
「ふふ、やーだ。もっと感じて?」
なんて恐ろしい事を言うと、深いトコロを攻め立ててくる。その刺激に俺の先端からは動きに合わせて微量の白濁がビュクビュクと出てきていた。
義輝の動きは止まらず、イイトコロを抉るように掻き混ぜて突き上げてくる。
最早、何も考えられず、何も頭に入ってこない。何を言われても聞き取れなかった…
辛うじて聞き取り、理解できたのは俺の名前を呼ぶ声だけだった。
何かを言いながら穿ってきているが、俺には聞き取れなかった。
「俺の事しか考えるな。俺だけを見ろ。俺だけを感じろ。俺だけを愛してっ…」
「よ、しき!ン…んんっ…ぁ…ふぅ…んっ、ぁ…な、に?」
「っ…何でもなーいよ…こっちに集中しておいてぇ~」
「ひゃ!!あっ…ん…ぁ…ン…」
義輝は速度を緩めると、挿れたまま俺の身体を反転させて、うつ伏せにした。いつも通りに俺の両足の間に割って入るのかと思って足を広げて義輝を受け入れようとしていたら閉じられた。
義輝は俺のお腹の辺りにクッションを滑り込ませ、足は揃えて真っ直ぐにされた。
そして、義輝がのしかかるように跨がる体勢になり、俺の身体を押さえ付けるようにして動き始める。
いつもと違う場所に当たり、コレはコレで気持ち良いが…少々、苦しい…
腕を立てて義輝を見ようとしたら、絡めるように両手を捕らえられベッドへと縫い付けられる。
「んぁ…んんっ…そこ、やらぁ…っ…あ!」
「っ…食い締めてくるね。我慢できそうにないや…ごめんね」
「よ、よしきぃ…ま、てぇ…あっ…だめぇ…!!」
「何回でもイケよ」
普段と違う口調でしかも、低音の声で囁きかけられた直後、項へキスをしたと思ったら、噛み付かれた。
その瞬時、ナカから凄い快楽のうねりを感じとり、頭が真っ白になり目の前がチカチカと点滅をした。
イッた余韻でビクンビクンと痙攣している身体をさらに揺さぶられる。イッた直後の刺激は俺には強すぎた。
「やらぁ…こわぃ…ひっ、またぁぁあああああっ…!!」
「もっと、鳴き叫んで、俺を求めろ。可愛い、可愛い俺だけの番…」
イッた感覚が止まない現状に鳴き叫んでいたので、義輝の声を聞き取ることはできなかった…
*
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☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。