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第一章
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サスキーアがウォーリックと婚約したのは、衰退する生家のためだった。
まだ七歳を迎えたばかりのサスキーアは、この婚約の意味を幼いながら理解していた。
サスキーア・クラレンス・クリーマーは、クリーマー侯爵家の二番目の息女である。
婚約者のウォーリックは十五歳で、貴族の縁談に八歳の差は珍しいことではなかった。
ウォーリックは、ウォーブライ公爵家の嫡男である。
ウォーリック・ウォルシャー・ウォーブライ。トリプルWと渾名のある彼に、この日、サスキーアは初めて会った。
ウォーリックとの婚約は、純然たる政略によるものである。
サスキーアの生家であるクリーマー侯爵家は、嘗ての権勢に翳りが見えていた。
王国には二人の王子がおり、十八歳の第一王子と十五歳の第二王子は、兄弟で王太子の座を争う関係にあった。
既に成年となり、貴族学園では最終学年を迎えて卒業を待つばかりの第一王子は、初めから優勢だった。サスキーアの生家も第一王子を支持しており、彼が後々即位した時には、国王陛下となった第一王子に忠誠を誓うと明言していた。
それが根底から覆ったのが、第二王子の思わぬ台頭だった。
宰相であるウォーブライ公爵が、ここにきて第二王子の支持へと回った。
あっという間に形勢は逆転して、間もなく第二王子が立太子すると、第一王子派であった生家の力は大きく削ぎ落とされていく。
サスキーアに縁談が持ち込まれたのは、そんなクリーマー侯爵家への救済を条件に、二家の婚姻が和解の象徴となるためだった。
第二王子は政乱を望んではいなかった。
兄にも彼を担ぐ貴族がいる。兄との不仲は後々長く後を引く火の粉となって、第二王子の即位後の治世に影を落とすことになる。
第一王子より三歳年下ではあったが、持って生まれた資質なのか教育者の功労か、第二王子は賢明といわれた兄より更に明敏だった。
ウォーブライ公爵が第二王子の王太子擁立に切り替えたのも、宰相として二人の王子の才覚を見極めての結果と思われた。
政争に敗れたクリーマー侯爵家の未来は、そう明るいものではない。嫡男のフランツは五歳とまだ幼い。彼が爵位を継ぐときに、侯爵家が痩せ細る斜陽の家であってはならなかった。
誰かが「人身御供」と言ったのは、ウォーブライ公爵家に攫われるように、幼いサスキーアが生家から引き離されたからである。
サスキーアは、ウォーリックとの婚約が結ばれると、直ぐに領地から王都に移された。
彼女は領地で祖父母と暮らしていたのだが、この婚約により数年ぶりに王都に戻った。
だが、彼女は生家には一歩も足を踏み入れないまま、真っ直ぐ公爵邸に迎え入れられることとなった。
「ペネロープ、懐かしい景色だわ」
まだ七歳のサスキーアが懐かしいと言ったことに、侍女のペネロープは思わず笑ってしまった。
「お嬢様はお生まれになってまだ七年ですよ?お懐かしいだなんて仰るほど年寄りではございません」
祖父母と暮らしていたサスキーアは、どこかのんびりとしたところがある。
そして実際のところ、懐かしいと思うほどサスキーアが王都に暮らした記憶はない。
生家から届く絵葉書は、観光土産として人気のある裏面に王都風景が描かれたものだった。
サスキーアは絵葉書で見た王都の風景を、実際の記憶と思うフシがある。
「でも、そう思ってしまうのですもの。ほら見て、お城の先っぽが見えているわ」
そう言って、サスキーアは馬車の窓に額がくっつくほど身を乗りだした。窓からは王城の尖塔が見えていた。
馬車は大通りを抜けて緩やかな坂道を登りはじめた。街の眺めがだんだん背後になるのを、相変わらず窓に張りつきながら、サスキーアは見つめていた。
どんなに記憶の奥を辿っても、立ち並ぶ家々の中に生家の屋根を見つけることはできなかった。
「お嬢様、御髪を整えましょう。そろそろ公爵邸に着きますから」
ペネロープに言われて、サスキーアは素直に彼女のほうへ振り返り、瞼を閉じて顎を上げた。ペネロープが髪を整え、頬についた埃を拭い、襟元の乱れを直してくれる。
馬車での長旅であるからと、道中は体に楽な簡素なワンピースでいた。それも最後の宿を出る時に、正装のドレスに着替えていた。
頬を撫でるペネロープの手は温かい。生家からも母からも長く離れていたサスキーアには、温かな母の記憶はなかった。
母の侍女だったペネロープが、サスキーアの知る優しい手の持ち主だった。
「お祖母様は、今ごろどうしていらっしゃるかしら」
そこでサスキーアは、もう一つの温かな手の持ち主を思い出した。
サスキーアが両親や姉弟と離れて領地で暮らしていたのは、祖母が彼女のことをこよなく愛していたからである。
元は祖父母も王都の屋敷に住んでいたのだが、弟のフランツが生まれた年に領地に戻った。嫡男が成人するまで、領地を更に繁栄させると言った祖母は、実のところ、健康に問題を抱えていた。
領地に戻ったのも、その療養のためだった。
そんな祖母を慰めるように、サスキーアも一緒に領地に移った。彼女が二歳の頃のことである。
まだ七歳を迎えたばかりのサスキーアは、この婚約の意味を幼いながら理解していた。
サスキーア・クラレンス・クリーマーは、クリーマー侯爵家の二番目の息女である。
婚約者のウォーリックは十五歳で、貴族の縁談に八歳の差は珍しいことではなかった。
ウォーリックは、ウォーブライ公爵家の嫡男である。
ウォーリック・ウォルシャー・ウォーブライ。トリプルWと渾名のある彼に、この日、サスキーアは初めて会った。
ウォーリックとの婚約は、純然たる政略によるものである。
サスキーアの生家であるクリーマー侯爵家は、嘗ての権勢に翳りが見えていた。
王国には二人の王子がおり、十八歳の第一王子と十五歳の第二王子は、兄弟で王太子の座を争う関係にあった。
既に成年となり、貴族学園では最終学年を迎えて卒業を待つばかりの第一王子は、初めから優勢だった。サスキーアの生家も第一王子を支持しており、彼が後々即位した時には、国王陛下となった第一王子に忠誠を誓うと明言していた。
それが根底から覆ったのが、第二王子の思わぬ台頭だった。
宰相であるウォーブライ公爵が、ここにきて第二王子の支持へと回った。
あっという間に形勢は逆転して、間もなく第二王子が立太子すると、第一王子派であった生家の力は大きく削ぎ落とされていく。
サスキーアに縁談が持ち込まれたのは、そんなクリーマー侯爵家への救済を条件に、二家の婚姻が和解の象徴となるためだった。
第二王子は政乱を望んではいなかった。
兄にも彼を担ぐ貴族がいる。兄との不仲は後々長く後を引く火の粉となって、第二王子の即位後の治世に影を落とすことになる。
第一王子より三歳年下ではあったが、持って生まれた資質なのか教育者の功労か、第二王子は賢明といわれた兄より更に明敏だった。
ウォーブライ公爵が第二王子の王太子擁立に切り替えたのも、宰相として二人の王子の才覚を見極めての結果と思われた。
政争に敗れたクリーマー侯爵家の未来は、そう明るいものではない。嫡男のフランツは五歳とまだ幼い。彼が爵位を継ぐときに、侯爵家が痩せ細る斜陽の家であってはならなかった。
誰かが「人身御供」と言ったのは、ウォーブライ公爵家に攫われるように、幼いサスキーアが生家から引き離されたからである。
サスキーアは、ウォーリックとの婚約が結ばれると、直ぐに領地から王都に移された。
彼女は領地で祖父母と暮らしていたのだが、この婚約により数年ぶりに王都に戻った。
だが、彼女は生家には一歩も足を踏み入れないまま、真っ直ぐ公爵邸に迎え入れられることとなった。
「ペネロープ、懐かしい景色だわ」
まだ七歳のサスキーアが懐かしいと言ったことに、侍女のペネロープは思わず笑ってしまった。
「お嬢様はお生まれになってまだ七年ですよ?お懐かしいだなんて仰るほど年寄りではございません」
祖父母と暮らしていたサスキーアは、どこかのんびりとしたところがある。
そして実際のところ、懐かしいと思うほどサスキーアが王都に暮らした記憶はない。
生家から届く絵葉書は、観光土産として人気のある裏面に王都風景が描かれたものだった。
サスキーアは絵葉書で見た王都の風景を、実際の記憶と思うフシがある。
「でも、そう思ってしまうのですもの。ほら見て、お城の先っぽが見えているわ」
そう言って、サスキーアは馬車の窓に額がくっつくほど身を乗りだした。窓からは王城の尖塔が見えていた。
馬車は大通りを抜けて緩やかな坂道を登りはじめた。街の眺めがだんだん背後になるのを、相変わらず窓に張りつきながら、サスキーアは見つめていた。
どんなに記憶の奥を辿っても、立ち並ぶ家々の中に生家の屋根を見つけることはできなかった。
「お嬢様、御髪を整えましょう。そろそろ公爵邸に着きますから」
ペネロープに言われて、サスキーアは素直に彼女のほうへ振り返り、瞼を閉じて顎を上げた。ペネロープが髪を整え、頬についた埃を拭い、襟元の乱れを直してくれる。
馬車での長旅であるからと、道中は体に楽な簡素なワンピースでいた。それも最後の宿を出る時に、正装のドレスに着替えていた。
頬を撫でるペネロープの手は温かい。生家からも母からも長く離れていたサスキーアには、温かな母の記憶はなかった。
母の侍女だったペネロープが、サスキーアの知る優しい手の持ち主だった。
「お祖母様は、今ごろどうしていらっしゃるかしら」
そこでサスキーアは、もう一つの温かな手の持ち主を思い出した。
サスキーアが両親や姉弟と離れて領地で暮らしていたのは、祖母が彼女のことをこよなく愛していたからである。
元は祖父母も王都の屋敷に住んでいたのだが、弟のフランツが生まれた年に領地に戻った。嫡男が成人するまで、領地を更に繁栄させると言った祖母は、実のところ、健康に問題を抱えていた。
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