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第1章 魔法を極めた王、異世界に行く
18:ダンジョンボス-1
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さらに3ヶ月が経過した。エリィも魔素のコントロールは問題なしと太鼓判を押せるぐらいには成長し、ダンジョンの4階層もほぼ無傷で踏破出来るぐらいには成長した。
相変わらず修行は基礎を含めたルーティンでこなしているが、最近はダンジョンタイムアタックなるものも行なっている。ダンジョンの入り口を一歩踏み入れてからスタートとし、ボス部屋前までの時間を測っているのだ。
最短記録はもちろん俺の17分48秒。時計魔法で時間を正確に測ってある。エリィはまだ29分11秒、ブルーは32分23秒でボスフロアまで駆け抜けている。
タイムアタックにしたのは、常に動きながら敵を的確に補足し魔法で仕留める必要があり、さらに時間を意識することにより魔力と魔素の精密な操作と体力作りも兼ねられるからだ。
ブルーは水龍なだけあって魔力と魔素の使える量が多い分、大技になってしまうのが勿体無い所だ。一度ダンジョンの入り口で激流波を放ち、中の魔物を一掃してから向かおうとしたが、途中でダンジョンに魔法は吸収されて魔物達もしっかりと生息していた。結局ある程度の魔物を倒すハメになり、ブルーの成績は落ちている。
最近はブルーも基礎修行に加わり始め、出力を抑える方法や魔法の初級や中級なども習っている。もちろんブルーが水龍だろうが、使える魔法の系統に制限はないーーそう教え込んだら、ちょっと驚いていたっけ。ただ間違いなく適正値が高いのは水系統の属性魔法だろうな。
今日もいつも通り4階層を踏破しボス部屋まで到着すると、一旦休憩を取るためにおやつタイムだ。今日はブルーがタイムアタックを行い、27分22秒とエリィを超えてきた。修行の成果がしっかりと現れ、ちょっとどや顔なのも面白い。
それに反してちょっと悔しそうな顔をしたエリィだったが、おやつを食べ始めるとすぐに笑顔になる。
そんなコロコロ変わる表情のエリィに、前から決めていた事を通達した。
「エリィ、今日はいつもと違う事をしてもらう」
「あいあんえおう?」
リスと見間違えるようなほっぺたをしながらエリィが返事をする。この食い意地は、ほっとくと全部食べてしまうブルーへの対抗心からだろう。もちろんブルーも負けじと頬張っている。
今は大量の食糧があるから問題ないが、今後遠征などをする時は苦労しそうだ。もし街で食料を買い込むとなれば金も要るだろうしなぁ。最悪現地調達していくしかない。
そんなことを考えたが、エリィの面白い顔をみて吹き飛んだ。
「ははは。まぁなんて事はない。今からボスに挑んでもらう」
「あ! ブルーそれ私の……えっ? 今なんと……」
「このダンジョンボスに挑んでもらう」
「…………はい?」
顔が一気に青ざめた表情へと変わる。エリィなら変身魔法とか使わなくても顔を変えることが出来るかもしれんな。
まさに空いた口が塞がらない状態のエリィに、ブルーが言葉をかけた。
「大丈夫だよ。出てくる魔物も弱いからね」
「む、むぅ……」
相変わらず修行は基礎を含めたルーティンでこなしているが、最近はダンジョンタイムアタックなるものも行なっている。ダンジョンの入り口を一歩踏み入れてからスタートとし、ボス部屋前までの時間を測っているのだ。
最短記録はもちろん俺の17分48秒。時計魔法で時間を正確に測ってある。エリィはまだ29分11秒、ブルーは32分23秒でボスフロアまで駆け抜けている。
タイムアタックにしたのは、常に動きながら敵を的確に補足し魔法で仕留める必要があり、さらに時間を意識することにより魔力と魔素の精密な操作と体力作りも兼ねられるからだ。
ブルーは水龍なだけあって魔力と魔素の使える量が多い分、大技になってしまうのが勿体無い所だ。一度ダンジョンの入り口で激流波を放ち、中の魔物を一掃してから向かおうとしたが、途中でダンジョンに魔法は吸収されて魔物達もしっかりと生息していた。結局ある程度の魔物を倒すハメになり、ブルーの成績は落ちている。
最近はブルーも基礎修行に加わり始め、出力を抑える方法や魔法の初級や中級なども習っている。もちろんブルーが水龍だろうが、使える魔法の系統に制限はないーーそう教え込んだら、ちょっと驚いていたっけ。ただ間違いなく適正値が高いのは水系統の属性魔法だろうな。
今日もいつも通り4階層を踏破しボス部屋まで到着すると、一旦休憩を取るためにおやつタイムだ。今日はブルーがタイムアタックを行い、27分22秒とエリィを超えてきた。修行の成果がしっかりと現れ、ちょっとどや顔なのも面白い。
それに反してちょっと悔しそうな顔をしたエリィだったが、おやつを食べ始めるとすぐに笑顔になる。
そんなコロコロ変わる表情のエリィに、前から決めていた事を通達した。
「エリィ、今日はいつもと違う事をしてもらう」
「あいあんえおう?」
リスと見間違えるようなほっぺたをしながらエリィが返事をする。この食い意地は、ほっとくと全部食べてしまうブルーへの対抗心からだろう。もちろんブルーも負けじと頬張っている。
今は大量の食糧があるから問題ないが、今後遠征などをする時は苦労しそうだ。もし街で食料を買い込むとなれば金も要るだろうしなぁ。最悪現地調達していくしかない。
そんなことを考えたが、エリィの面白い顔をみて吹き飛んだ。
「ははは。まぁなんて事はない。今からボスに挑んでもらう」
「あ! ブルーそれ私の……えっ? 今なんと……」
「このダンジョンボスに挑んでもらう」
「…………はい?」
顔が一気に青ざめた表情へと変わる。エリィなら変身魔法とか使わなくても顔を変えることが出来るかもしれんな。
まさに空いた口が塞がらない状態のエリィに、ブルーが言葉をかけた。
「大丈夫だよ。出てくる魔物も弱いからね」
「む、むぅ……」
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