43 / 63
第1章 魔法を極めた王、異世界に行く
22:初体験と噴き出す血-3
しおりを挟む
「深層発掘」
「……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
この魔法の欠点は、直接脳みそを掘るため激痛が伴うところだ。痛すぎて簡単に心が壊れる事もあるが、コイツの精神力ならなんとかなるだろう。そもそも痛みを感じさせずに掘り出すこともできるが、さっきから暴言を吐いてる罪を多少なりとも感じてもらわないとな。
俺の弟子をあれだけ馬鹿にして暴言まで吐いたなら相応の報いを受ける必要がある。だからこいつが気絶するまで止めるつもりもないけどな。
「いつもはどこに隠れている?」
「ギャぁぁぁぁ!!!」
痛みで叫び続けるディグドを余所に、俺はコイツのアジトを特定した。特定したんだが……どうやら財政は火の車だったらしい。
何故そうなっているのかも調べてみると、どうやらこの森の周辺を荒らしていたが騎士団によって毎回追いやられていたそうだ。
なるほどね、この辺りの治安は非常にいいのかも知れない。それにしても、こいつらが賞金首とはなぁ。
それにこの辺は人間至上主義の国によって成り立っているらしい。修行がひと段落ついて外に出るときは、まずは国を出るところから始めるか。さすがにエリィへ不特定多数が悪意を向け攻撃してきたら、俺がその国を滅ぼしたくなってしまう。
その他にも聞いておきたいことがあったので色々と漁っていたら、とうとうディグドが気絶してしまった。
周りを見るとディグドの悲鳴に他の盗賊は完全に意識を失っているし、エリィもドン引きした顔になってる。エリィちゃんよ、その顔をするのはまだ早いぞ?
さて、次のモブを引っ張り出してまたエリィに殺させよう。
「エリィ、次だ」
「……はい」
覚悟を決めた顔をしている。殺さなきゃ殺される世界では一瞬の躊躇が命取りとなるのを俺が一番わかっているからこそ、この修行をさせる意味があるんだ。
ここに関しては妥協する気はないし、今後も継続的に行わせる。もちろんただの殺戮者にはならないように心のケアはしっかりと行うつもりだ。
「力まなくていい。ちゃんと狙って、一撃で仕留められるように」
「……はい」
「人も動物も同じだ。命を奪うことによってそれを背負い、自分の糧にして生きていく。決して無駄なことなんて一つもない」
「……はい!」
2人目の命も狩り終わり、3人目、4人目と一撃で命を奪う。全員綺麗に首を落としており、切り口も素晴らしい。噴き出した綺麗な鮮血が地面を濡らし、後々の処理を考えると少しめんどくさくなる。
ただ、最初に俺に見せてくれたエアカッターを考えると、ここまで成長したかと言う感慨深い気分になった。
最後の1人を殺した時には、エリィも吐かなくなっていた。あとはこれを何度も繰り返して、敵対者への慈悲をなくし、人の死に慣れさせる。
盗賊モブの首から上は氷漬けにして、首から下はすべて一箇所に纏めておく。血は土魔法で埋めて処理は完了だ。
そして今度は自分に向けられた悪意を跳ね返して貰うため、気絶していたディグドを叩き起こす。次にエリィにしてもらうのは対人戦だ。さっきまでのは殺す訓練、ここからは人と対峙して相手を倒す訓練だ。
「くそぉ……化け物どもめ! なんなんだよ!」
「このままならお前は殺す。ただ、こっちの条件を飲めば見逃してやらんでもない」
実際には結局殺すんだけどな。まぁ少しは希望を持ってくれれば動きも変わってくるだろう。
本気を出してもらわないと、エリィの訓練にならない。怪我なんかは俺が回復させるから、あとはやる気だけの問題だ。
俺は土魔法で空いたスペースに直径20mほどのリングを作り上げた。
「エリィとディグドには、この上で戦ってもらう」
「……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
この魔法の欠点は、直接脳みそを掘るため激痛が伴うところだ。痛すぎて簡単に心が壊れる事もあるが、コイツの精神力ならなんとかなるだろう。そもそも痛みを感じさせずに掘り出すこともできるが、さっきから暴言を吐いてる罪を多少なりとも感じてもらわないとな。
俺の弟子をあれだけ馬鹿にして暴言まで吐いたなら相応の報いを受ける必要がある。だからこいつが気絶するまで止めるつもりもないけどな。
「いつもはどこに隠れている?」
「ギャぁぁぁぁ!!!」
痛みで叫び続けるディグドを余所に、俺はコイツのアジトを特定した。特定したんだが……どうやら財政は火の車だったらしい。
何故そうなっているのかも調べてみると、どうやらこの森の周辺を荒らしていたが騎士団によって毎回追いやられていたそうだ。
なるほどね、この辺りの治安は非常にいいのかも知れない。それにしても、こいつらが賞金首とはなぁ。
それにこの辺は人間至上主義の国によって成り立っているらしい。修行がひと段落ついて外に出るときは、まずは国を出るところから始めるか。さすがにエリィへ不特定多数が悪意を向け攻撃してきたら、俺がその国を滅ぼしたくなってしまう。
その他にも聞いておきたいことがあったので色々と漁っていたら、とうとうディグドが気絶してしまった。
周りを見るとディグドの悲鳴に他の盗賊は完全に意識を失っているし、エリィもドン引きした顔になってる。エリィちゃんよ、その顔をするのはまだ早いぞ?
さて、次のモブを引っ張り出してまたエリィに殺させよう。
「エリィ、次だ」
「……はい」
覚悟を決めた顔をしている。殺さなきゃ殺される世界では一瞬の躊躇が命取りとなるのを俺が一番わかっているからこそ、この修行をさせる意味があるんだ。
ここに関しては妥協する気はないし、今後も継続的に行わせる。もちろんただの殺戮者にはならないように心のケアはしっかりと行うつもりだ。
「力まなくていい。ちゃんと狙って、一撃で仕留められるように」
「……はい」
「人も動物も同じだ。命を奪うことによってそれを背負い、自分の糧にして生きていく。決して無駄なことなんて一つもない」
「……はい!」
2人目の命も狩り終わり、3人目、4人目と一撃で命を奪う。全員綺麗に首を落としており、切り口も素晴らしい。噴き出した綺麗な鮮血が地面を濡らし、後々の処理を考えると少しめんどくさくなる。
ただ、最初に俺に見せてくれたエアカッターを考えると、ここまで成長したかと言う感慨深い気分になった。
最後の1人を殺した時には、エリィも吐かなくなっていた。あとはこれを何度も繰り返して、敵対者への慈悲をなくし、人の死に慣れさせる。
盗賊モブの首から上は氷漬けにして、首から下はすべて一箇所に纏めておく。血は土魔法で埋めて処理は完了だ。
そして今度は自分に向けられた悪意を跳ね返して貰うため、気絶していたディグドを叩き起こす。次にエリィにしてもらうのは対人戦だ。さっきまでのは殺す訓練、ここからは人と対峙して相手を倒す訓練だ。
「くそぉ……化け物どもめ! なんなんだよ!」
「このままならお前は殺す。ただ、こっちの条件を飲めば見逃してやらんでもない」
実際には結局殺すんだけどな。まぁ少しは希望を持ってくれれば動きも変わってくるだろう。
本気を出してもらわないと、エリィの訓練にならない。怪我なんかは俺が回復させるから、あとはやる気だけの問題だ。
俺は土魔法で空いたスペースに直径20mほどのリングを作り上げた。
「エリィとディグドには、この上で戦ってもらう」
0
あなたにおすすめの小説
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる