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恩人
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沢尻は健太をリビング横にある部屋に運んだ。
部屋は十二畳程の広さで、小さなステンレス製のテーブルとベッドが置いてあるだけで、他に家具はない。
沢尻は黄ばんだシーツが目立つベッドの上に健太を仰向けで寝かせた。そして、拘束用のベルトを健太の体に絡み着けた。
壁にある電気のスイッチを押した。薄暗かった室内。天井にぶら下がるライトが痛い程の光を放っている。
沢尻はテーブルから液体の入った小瓶と注射器を掴んだ。小瓶の中身を注射器で吸い上げる。
液体の入った注射器。その注射器の針を健太の腕に突き刺した。液体が注射器から消えた。
「…君!健太君!起きろ!起きろ!」
眠る健太の耳に、沢尻の叫び声が届いている。そして頬に痛みを感じた。朦朧とする意識の中、健太は目覚めた。
「…先生?」
「起きたかい?」
健太の頬を叩いていた沢尻は、嬉しそうな顔をしている。
「…あれ?…ん!?」
起き上がろうとした健太を拘束しているベルトが防いだ。
首を曲げ、自分に巻き付いているベルトを見た健太は戸惑った。
「動けないだろ?今から、手術をするんだよ」
沢尻はテーブルの上から乱雑に置かれたメスを取り上げ、子供のように手をブンブンと振りはしゃいでいる。
「…これ、先生がやったんですか?」
健太ははしゃぐ沢尻の顔を見て、更に戸惑っている。
「そうだよ。僕がやったんだよ」
「…何でですか?」
健太はまだ、戸惑いの顔をしている。信じたくはないのだろう。
「手術するからだよ。健太君の体をこのメスで小間切れにするんだ」
にへっと笑う沢尻の持つメスが、ライトに照らされ怪しげに光っている。
「…」
健太は言葉を失った。信頼する沢尻が、こんな事をするのを受け入れたくなかったのだ。
「その顔その顔!たまらない!」
沢尻は健太の落胆する顔を見て、涎を垂らした。
「何で…何で…」
健太は絶望感に包まれた。
「いいね!その顔!じゃあ、始めるよ!」
沢尻は、メスで健太のシャツを切り裂いた。健太の引き締まった腹が露になった。
「止めろ!止めろ!」
健太は拘束されている中、体を激しく揺らしている。
「やだよ!止めないよ!」
沢尻はメスを高らかに振り上げた。
部屋は十二畳程の広さで、小さなステンレス製のテーブルとベッドが置いてあるだけで、他に家具はない。
沢尻は黄ばんだシーツが目立つベッドの上に健太を仰向けで寝かせた。そして、拘束用のベルトを健太の体に絡み着けた。
壁にある電気のスイッチを押した。薄暗かった室内。天井にぶら下がるライトが痛い程の光を放っている。
沢尻はテーブルから液体の入った小瓶と注射器を掴んだ。小瓶の中身を注射器で吸い上げる。
液体の入った注射器。その注射器の針を健太の腕に突き刺した。液体が注射器から消えた。
「…君!健太君!起きろ!起きろ!」
眠る健太の耳に、沢尻の叫び声が届いている。そして頬に痛みを感じた。朦朧とする意識の中、健太は目覚めた。
「…先生?」
「起きたかい?」
健太の頬を叩いていた沢尻は、嬉しそうな顔をしている。
「…あれ?…ん!?」
起き上がろうとした健太を拘束しているベルトが防いだ。
首を曲げ、自分に巻き付いているベルトを見た健太は戸惑った。
「動けないだろ?今から、手術をするんだよ」
沢尻はテーブルの上から乱雑に置かれたメスを取り上げ、子供のように手をブンブンと振りはしゃいでいる。
「…これ、先生がやったんですか?」
健太ははしゃぐ沢尻の顔を見て、更に戸惑っている。
「そうだよ。僕がやったんだよ」
「…何でですか?」
健太はまだ、戸惑いの顔をしている。信じたくはないのだろう。
「手術するからだよ。健太君の体をこのメスで小間切れにするんだ」
にへっと笑う沢尻の持つメスが、ライトに照らされ怪しげに光っている。
「…」
健太は言葉を失った。信頼する沢尻が、こんな事をするのを受け入れたくなかったのだ。
「その顔その顔!たまらない!」
沢尻は健太の落胆する顔を見て、涎を垂らした。
「何で…何で…」
健太は絶望感に包まれた。
「いいね!その顔!じゃあ、始めるよ!」
沢尻は、メスで健太のシャツを切り裂いた。健太の引き締まった腹が露になった。
「止めろ!止めろ!」
健太は拘束されている中、体を激しく揺らしている。
「やだよ!止めないよ!」
沢尻はメスを高らかに振り上げた。
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