憂鬱な妖精との恋~南の島の寄宿学校にて〜

tommynya

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君の事が心配です…

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夕方、少し早めに切り上げて2人で部屋に戻り、掃除、ランドリー等用事を済ませてから食堂に向かった。

「今日のご飯は何かな?あっ今日は日本食もある!」

「久しぶりの日本食だね」

この南の島では、日本食が人気だ。日本食レストランが沢山あって最初驚いた。経営者は日本人ではないけれど何か嬉しい。

「カリフォルニアロールとラーメンはマストだな」

「そうだね。色々試してみよう」

ブッフェで日本食を色々取って席に付いたら、あいつが近づいて来た。

「ミカ、後で俺の部屋来いよ」

「はい。食事が終わったら行きます」

(う~ん感じ悪っ、やっぱり嫌なやつ。ミカはお前の所有物じゃないぞ)

「あの人がミカに命令するの何か嫌だな…」

「僕も兄さんの友達じゃなかったら言う事聞かないかも。フフッ、ルイ僕の事心配してくれているよね?ありがとう」

「うん…だって心配だよ。ミカは大事な友達なんだから」

「友達?僕の事友達だと思ってくれているんだね。嬉しいな。僕あんまり友達いないから…」

「みんな仲良くしたいと思うよ?目の保養にもなるし。ヘヘッ。俺は友達なんだから、何でも話して頼っていいからね」

「うん…ルイ優しいね…」

「お疲れさん、2人早いね今日は」

龍と日向が合流して、楽しい食事の時間を過ごした。

「そろそろ僕は行くね。みんなゆっくりしててね」

「うん。また後でね」

そう言ってミカは立ち上がり、食器とトレーを返却口に返しに行った。俺は龍と日向にミカの兄の友人の話を聞いてもらった。

「何か脅されているとか、虐められているとかではないよね?ちょっと心配になる」

「昨日もメディテーション・ルームに二人でいたもんね。ミカは一人だと言っていたけど。何で嘘つくんだろう…俺らに言えない秘密があるのかな…」

「あいつ、ミカの事自分の所有物みたいに扱っていてマジでムカつく。それに、何であいつといた事隠すんだろ…2日連続で呼び出すとか本当何?」

「ミカが喜んで行っている訳じゃ無さそうだから、何か嫌な感じだな。ルイ、同室だから様子見てあげて」

「うん。ちょっと帰ったら話聞いてみるよ」

⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ 

部屋に戻り、寝る準備を済ませて、ミカが戻るのを待ったがなかなか戻って来なかった。消灯の0時まであと少し、という所でミカは戻ってきた。

「あっまだ起きていたんだ」

「遅かったね…何か疲れている?」

「ううん…大丈夫。シャワー浴びるね」

そう言ってミカはシャワー室に入って行った。顔色が悪く酷く疲れているように見えた。益々心配な気持ちは膨らんだ。俺はミカの為にハーブティーを入れた。

「はぁ~さっぱりした~」

「ミカ、これ飲んで、ハーブティー。良く眠れるから」

「わぁ、ありがとう。ルイ気がきくな~」

「少し話していい?」

「うん。どうしたの?このハーブティー美味しいね落ち着く」

お互い自分のベッドに座りハーブティーを飲む。

「昨日もあの人といたよね?何で隠すの?」

「ヘヘッ。何の事だろう…1人だったよ…」

「じゃあ、今日はこんな遅くまで何していたの?」

「…ルイには関係ないじゃん。あいつとすぐ別れて1人で瞑想していただけだし」

「こんな遅くまで?顔色悪いよ。酷く疲れているように見える、何かされてない?心配だよ」

「そんな事ないし…」

ミカは少し泣いているように見えた。

「俺には何でも話していいからね。凄く辛そうだよ」

「本当、ルイって心配性だなあ…こっち来て」
俺がミカのベッドの隣に座ると、ミカは俺の手を握って俺の目を見つめた。

「人の温もりって安心するな…今日は一緒に寝てくれない?」

「えっ、一緒に寝るの?」

「うん。寝たい。ダメ?最近不安であまり深く眠れないからルイ、お願い」

「ミカが良く眠れるなら…いいよ」

「やった。じゃあ寝よう」

ミカは部屋の灯りを消し、俺に後ろから抱きついた状態で眠った。俺は胸の鼓動が大き過ぎて、なかなか眠りにつけなかった。

夜中に寝返りをうち、額がくっつく距離に近づいていた。その時ミカの唇に自分の唇が触れてしまった事に気づいた。

(キッキスしてしまった…事故だよ、わざとじゃない、ミカごめん…でも、柔らかかったな…俺変態じゃん)

少し離れようとした時、ミカが強く抱きついて足を俺の身体に巻き付けた。ミカのシャンプーの香りで頭がクラクラしてきた。

(もう、これ以上無理、冷静ではいられない…)

俺は自分の身体の全てが高揚して、興奮している事に気づいた。このままでは何をするかわからない。

怖くなってベッドを抜け出しシャワー室に入った。水のシャワーを浴びて興奮状態の身体を落ち着かせた。

(俺変態なのかな…男に欲情するなんて…男というよりミカに…1年間同じ部屋にいて何もしない自信がない…ミカはスキンシップで落ち着くだけなのに…はぁ…)

シャワー室を出ると、外は少し明るくなり始めていた。俺は反省する為に外を散歩する事にした。

(友達に欲情するなんて、こんな事初めてだし最低だ…ミカにバレないようにしないといけない…

せっかく友達だと思って心を開いてくれているのに…俺が変態だってバレたらもう仲良くしてくれない…)

暫く歩いてから部屋に戻ると、ミカは元気になっていた。

「おかえり~散歩していたの?」

「うん。ちょっと歩いて来た。ミカは良く眠れた?」

「うん。ルイが一緒に寝てくれたから熟睡出来たよ。ありがとう。また一緒に寝てね、フフッ」

「あっ、うん…」

(これは心の修行だな…理性を保つ修行…)
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