4 / 9
第4話 初めての「失敗作」が奇跡を起こす
しおりを挟む
夜明けは静かに森を満たしていた。灰色の空の端に薄い光が差し、木の葉が朝露をまとって輝いている。レオンは手にした短杖の重みを確かめた。昨日の戦いの余韻がまだ腕に残っている。ポコ太は丸くなって彼の肩に乗り、光沢のある体をわずかに震わせていた。
「昨夜のロックウルフ、見事だったな」
(マスターの“つくったやつ”、すごかった! びゅーん! どーん!って)
「擬音だけで説明されるとよくわからないけど……まぁ、上手くいったのは確かだ」
ふっと息を吐き、レオンは森を見渡した。魔導書の力を使うたびに、胸の奥が熱くなる。あれは魔力の流れというより、何かもっと根源的な“理”が動いている感覚だった。
理解できる範囲を超えている。あれほどの再構築が可能なら、素材不足なんて意味を持たない。だが同時に、扱いを誤れば森ごと吹き飛ばしかねない。
「……慎重に使わないとな」
(でも、マスターがやるとなんか楽しい。ぜんぜんこわくない)
「お前は怖い感覚がちょっと鈍いんじゃないか?」
苦笑しながら、小屋に向かって歩き出した。
そこへ、森の小道から聞こえてくるのは馬車の軋む音。まだ朝も早いというのに、王都から人が来るとは考えられない。
警戒しながら身を低くすると、三人の旅人らしい姿が見えてきた。先頭の少女が案内人らしく声を上げている。
「このあたりですよ! “奇跡の錬金術師”が住んでるって噂の森です!」
背後で屈強な男が荷を運んでいた。薬草を束ねた袋――見覚えのある種類だ。彼らは何らかの依頼か、もしくは病を治しに来た者たちだろう。
レオンは姿を現すことにした。
「すみません、その“奇跡の錬金術師”ってのは、俺のことだと思います」
少女が目を見開く。「あなたが……ですか? 本当に?」
「まあ、自称じゃないけど、たぶんそう呼ばれてるんだと思う。困ってるなら話を聞かせてください」
少女は安心したように頭を下げた。
「村で、変な病が広まってるんです。最初は咳と熱だけだったのに、次第に皮膚が石みたいに固くなって……動けなくなる人までいます」
「石化病か。いや、違うな。症状の進行の仕方が異常に早い。それに石化の原因が病原性なら、魔力汚染の可能性が高い」
言いながら、レオンは荷の中の薬草を手に取った。
「これが素材か。……ふむ。悪くない。だがこれだけじゃ足りないな」
(マスター、ぼく手伝う!)
「頼もしいこと言うな。よし、調合を始めよう」
レオンは小屋に案内し、釜の代わりにポコ太を配置した。
少女たちは信じられない様子で見守る。
「え、その……スライムが……釜……?」
「そう。見た目ほど頼りないわけじゃない。むしろ、普通の釜よりよほど正確だ」
レオンは手際よく素材をすり潰し、ポコ太の体の中心部に注ぎ込んだ。
内部で光が渦を巻き、成分が分解されていく。
だが途中で、急に反応が変わった。液体がわずかに黒ずみ、煙が立ちのぼる。
「待て、温度が上がりすぎてる!」
(ご、ごめん! がんばりすぎた!)
「制御を下げてっ……くそっ!」
ふたたび爆裂音。室内に濃い薬草の匂いが充満する。
少女たちは悲鳴を上げ、思わず身を伏せた。
煙が晴れたとき、机の上には褐色の粉がこびりついていた。
「……こりゃ、失敗だな」
レオンはため息をついたが、少女が震える声で言った。
「そんな……でも……匂いが……」
確かに、焦げたような香りに混じって、ほのかに甘い香気が漂っていた。
レオンはその粉を少し手に取り、口に近づけて嗅いだ。
「……薬草というより、魔力の残滓だ。崩壊構造の再結晶? あれ、これはもしかして――」
(マスター、どうするの?)
「試してみよう。理論上、完全失敗作でも毒ではないはずだ」
少女が不安げに首を振る。「危険じゃ……」
「見ててください。まず俺で試すから」
レオンは粉を水に溶かし、少量を飲んだ。
喉を通った瞬間、身体の奥で熱が走った。
だが痛みではない。むしろ、力が体の隅々に行き渡るような感覚。
それから数秒後、彼の目の前で奇妙な現象が起こる。
机の上に放り出されていた小石が、ひとりでに浮かび上がったのだ。
そして粉がその表面に吸い寄せられ、柔らかな光を帯びて――花に変わった。
「これは……錬金転生?」
少女たちは目を丸くし、息をのむ。
レオン自身も理解が追いつかない。
通常の錬金は素材を組み合わせて結果を導く。しかし今目の前で起きたのは、素材の“存在構造”そのものが再定義される反応だ。
「面白いものができたな。名前をつけよう……《転華薬》。仮称でいい」
「それで村の病を治せますか?」
「試してみる価値はある。だが、効果は未知数だ。今までのどんな理式とも違うからな」
少女の目には覚悟が宿っていた。「お願いします。もう他に方法がないんです」
*
一行が村に戻ると、そこには灰色の靄が漂っていた。
家々の壁には黒い筋のような痕が走り、地面には石のように硬化した草。
人々はマスクで顔を覆い、恐る恐る道を行き交っている。
その光景に、レオンは静かに息を吸い込んだ。
「……完全に魔素汚染だな。だが自然には発生しないタイプ。これは人工的な呪術の残滓だ」
「誰かが仕組んだということですか?」
「そうとしか思えない。けれど今はそんなことより治療だ」
病床には、少女の弟が横たわっていた。
皮膚は灰色に変わり、息も浅い。
時間がない。
レオンは瓶から《転華薬》を取り出し、匙で一滴だけ舌に垂らした。
「もし効かないようなら、別の方法を考える。でも……」
次の瞬間、少年の身体が淡く光を放った。
灰色がみるみる消えていく。石のようだった肌が柔らかく戻り、苦しげだった表情が穏やかになる。
まるで時間を巻き戻したかのように、毒が消えていた。
「……治った?」
「間違いない。転華薬が魔素の構成を“再定義”したんだ。病そのものを根から否定した」
少女は言葉を失い、涙を流した。
人々が駆け寄り、歓声が上がる。
「噂は本当だったんだ!」「森の錬金術師だ!」「神の御業だ!」
レオンは困ったように頭をかいた。
「ちょっと大げさすぎるんだけどな……」
(マスター、ぼくもすごい?)
「お前もすごい。大成功だ。まさか“失敗作”が奇跡を起こすとは思わなかった」
(えへへ……)
空が澄み渡り、村の上空を風が駆け抜けていく。
光が差し、暗闇が溶けるように消えていくその光景は、確かに奇跡と呼ぶにふさわしかった。
しかし喜びの裏で、レオンは一つの不安を感じていた。
――呪術的な魔素汚染。
この森の奥に、故意に汚染を引き起こした者がいる。
彼の奇跡の治癒薬が知れ渡れば、その敵は必ず動く。
「平穏なんて、最初から約束されてなかったか……」
独りごちる声を、ポコ太だけが小さく聞いていた。
(マスター、だいじょうぶだよ。ぼく、ぜったい守るから)
「はは、頼もしいね」
少年の笑顔を背に、レオンは強く歩みだした。
森の奥に潜む何かを探る決意が、その胸に芽生えていた。
(第4話 終)
「昨夜のロックウルフ、見事だったな」
(マスターの“つくったやつ”、すごかった! びゅーん! どーん!って)
「擬音だけで説明されるとよくわからないけど……まぁ、上手くいったのは確かだ」
ふっと息を吐き、レオンは森を見渡した。魔導書の力を使うたびに、胸の奥が熱くなる。あれは魔力の流れというより、何かもっと根源的な“理”が動いている感覚だった。
理解できる範囲を超えている。あれほどの再構築が可能なら、素材不足なんて意味を持たない。だが同時に、扱いを誤れば森ごと吹き飛ばしかねない。
「……慎重に使わないとな」
(でも、マスターがやるとなんか楽しい。ぜんぜんこわくない)
「お前は怖い感覚がちょっと鈍いんじゃないか?」
苦笑しながら、小屋に向かって歩き出した。
そこへ、森の小道から聞こえてくるのは馬車の軋む音。まだ朝も早いというのに、王都から人が来るとは考えられない。
警戒しながら身を低くすると、三人の旅人らしい姿が見えてきた。先頭の少女が案内人らしく声を上げている。
「このあたりですよ! “奇跡の錬金術師”が住んでるって噂の森です!」
背後で屈強な男が荷を運んでいた。薬草を束ねた袋――見覚えのある種類だ。彼らは何らかの依頼か、もしくは病を治しに来た者たちだろう。
レオンは姿を現すことにした。
「すみません、その“奇跡の錬金術師”ってのは、俺のことだと思います」
少女が目を見開く。「あなたが……ですか? 本当に?」
「まあ、自称じゃないけど、たぶんそう呼ばれてるんだと思う。困ってるなら話を聞かせてください」
少女は安心したように頭を下げた。
「村で、変な病が広まってるんです。最初は咳と熱だけだったのに、次第に皮膚が石みたいに固くなって……動けなくなる人までいます」
「石化病か。いや、違うな。症状の進行の仕方が異常に早い。それに石化の原因が病原性なら、魔力汚染の可能性が高い」
言いながら、レオンは荷の中の薬草を手に取った。
「これが素材か。……ふむ。悪くない。だがこれだけじゃ足りないな」
(マスター、ぼく手伝う!)
「頼もしいこと言うな。よし、調合を始めよう」
レオンは小屋に案内し、釜の代わりにポコ太を配置した。
少女たちは信じられない様子で見守る。
「え、その……スライムが……釜……?」
「そう。見た目ほど頼りないわけじゃない。むしろ、普通の釜よりよほど正確だ」
レオンは手際よく素材をすり潰し、ポコ太の体の中心部に注ぎ込んだ。
内部で光が渦を巻き、成分が分解されていく。
だが途中で、急に反応が変わった。液体がわずかに黒ずみ、煙が立ちのぼる。
「待て、温度が上がりすぎてる!」
(ご、ごめん! がんばりすぎた!)
「制御を下げてっ……くそっ!」
ふたたび爆裂音。室内に濃い薬草の匂いが充満する。
少女たちは悲鳴を上げ、思わず身を伏せた。
煙が晴れたとき、机の上には褐色の粉がこびりついていた。
「……こりゃ、失敗だな」
レオンはため息をついたが、少女が震える声で言った。
「そんな……でも……匂いが……」
確かに、焦げたような香りに混じって、ほのかに甘い香気が漂っていた。
レオンはその粉を少し手に取り、口に近づけて嗅いだ。
「……薬草というより、魔力の残滓だ。崩壊構造の再結晶? あれ、これはもしかして――」
(マスター、どうするの?)
「試してみよう。理論上、完全失敗作でも毒ではないはずだ」
少女が不安げに首を振る。「危険じゃ……」
「見ててください。まず俺で試すから」
レオンは粉を水に溶かし、少量を飲んだ。
喉を通った瞬間、身体の奥で熱が走った。
だが痛みではない。むしろ、力が体の隅々に行き渡るような感覚。
それから数秒後、彼の目の前で奇妙な現象が起こる。
机の上に放り出されていた小石が、ひとりでに浮かび上がったのだ。
そして粉がその表面に吸い寄せられ、柔らかな光を帯びて――花に変わった。
「これは……錬金転生?」
少女たちは目を丸くし、息をのむ。
レオン自身も理解が追いつかない。
通常の錬金は素材を組み合わせて結果を導く。しかし今目の前で起きたのは、素材の“存在構造”そのものが再定義される反応だ。
「面白いものができたな。名前をつけよう……《転華薬》。仮称でいい」
「それで村の病を治せますか?」
「試してみる価値はある。だが、効果は未知数だ。今までのどんな理式とも違うからな」
少女の目には覚悟が宿っていた。「お願いします。もう他に方法がないんです」
*
一行が村に戻ると、そこには灰色の靄が漂っていた。
家々の壁には黒い筋のような痕が走り、地面には石のように硬化した草。
人々はマスクで顔を覆い、恐る恐る道を行き交っている。
その光景に、レオンは静かに息を吸い込んだ。
「……完全に魔素汚染だな。だが自然には発生しないタイプ。これは人工的な呪術の残滓だ」
「誰かが仕組んだということですか?」
「そうとしか思えない。けれど今はそんなことより治療だ」
病床には、少女の弟が横たわっていた。
皮膚は灰色に変わり、息も浅い。
時間がない。
レオンは瓶から《転華薬》を取り出し、匙で一滴だけ舌に垂らした。
「もし効かないようなら、別の方法を考える。でも……」
次の瞬間、少年の身体が淡く光を放った。
灰色がみるみる消えていく。石のようだった肌が柔らかく戻り、苦しげだった表情が穏やかになる。
まるで時間を巻き戻したかのように、毒が消えていた。
「……治った?」
「間違いない。転華薬が魔素の構成を“再定義”したんだ。病そのものを根から否定した」
少女は言葉を失い、涙を流した。
人々が駆け寄り、歓声が上がる。
「噂は本当だったんだ!」「森の錬金術師だ!」「神の御業だ!」
レオンは困ったように頭をかいた。
「ちょっと大げさすぎるんだけどな……」
(マスター、ぼくもすごい?)
「お前もすごい。大成功だ。まさか“失敗作”が奇跡を起こすとは思わなかった」
(えへへ……)
空が澄み渡り、村の上空を風が駆け抜けていく。
光が差し、暗闇が溶けるように消えていくその光景は、確かに奇跡と呼ぶにふさわしかった。
しかし喜びの裏で、レオンは一つの不安を感じていた。
――呪術的な魔素汚染。
この森の奥に、故意に汚染を引き起こした者がいる。
彼の奇跡の治癒薬が知れ渡れば、その敵は必ず動く。
「平穏なんて、最初から約束されてなかったか……」
独りごちる声を、ポコ太だけが小さく聞いていた。
(マスター、だいじょうぶだよ。ぼく、ぜったい守るから)
「はは、頼もしいね」
少年の笑顔を背に、レオンは強く歩みだした。
森の奥に潜む何かを探る決意が、その胸に芽生えていた。
(第4話 終)
0
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれと追放された俺、実は神々の直系だった件~気づいたら最上位種族を次々救ってハーレムができてた~
えりぽん
ファンタジー
冒険者パーティを追放された青年カイは、力を封じたまま生きていた。
だが、助けた少女の一言をきっかけに、封印されていた「神の血」が覚醒する。
無自覚に最強を通り越した力で魔王国を滅ぼし、竜や精霊、女神たちまでも惹きつけていく――。
「ざまぁ? 俺はただ助けたかっただけなんだけど……」
気づけば、世界中のヒロインたちが彼に跪いていた。
『農業スキルはいらない』と追放されたが、魔境の開拓ライフが勝手に世界配信されていた件。聖女や竜が集まり、元仲間は完全に詰みました
たまごころ
ファンタジー
「悪いがクビだ。魔王討伐に『農業』スキルなんて役に立たないからな」
幼馴染の勇者からそう告げられ、俺、アレンはパーティを追放された。
あてがわれたのは、人が住めないと言われるS級危険地帯『死の荒野』。
しかし、彼らは知らなかった。俺の農業スキルが、レベルアップによって神の領域(ギフト)に達していたことを。
俺が耕せば荒野は豊潤な大地に変わり、植えた野菜はステータスを爆上げする神話級の食材になり、手にしたクワは聖剣すら凌駕する最強武器になる!
「ここなら誰にも邪魔されず、最高の野菜が作れそうだ」
俺は荒野で拾ったフェンリル(美少女化)や、野菜の匂いにつられた聖女様、逃げてきたエルフの姫君たちと、にぎやかで楽しいスローライフを送ることにした。
その一方で、俺の生活が、荒野に落ちていた古代のアーティファクトによって、勝手に世界中に『生配信』されていることには全く気づいていなかった。
「え、この野菜食べただけで瀕死の重傷が治った!?」
「主様、強すぎます! ドラゴンを大根で叩き落とすなんて!」
『コメント:なんだこの配信……神か?』
『コメント:勇者パーティが苦戦してるダンジョン、この人の家の庭じゃね?』
これは、無自覚に最強の農園を作り上げた男が、世界中から崇拝され、一方で彼を追放した勇者パーティが没落していく様子を、リスナーと共にほのぼのと見守る物語。
世界最強の七賢者がお世話係の俺にだけはデレデレすぎる件
Y.
ファンタジー
国の頂点に君臨し、神にも等しい力を持つ『七賢者』。
火・水・風・土・光・闇・氷の属性を極めた彼女たちは、畏怖の対象として国民から崇められていた。
――だが、その「聖域」の扉を一枚隔てた先では、とんでもない光景が広がっていた。
「アルトぉ、この服脱がせてー。熱いから魔法で燃やしちゃった」
「……アルトが隣にいないと、私、一生布団から出ないから」
「いいじゃない、減るもんじゃないし。さあ、私と混ざり合いましょう?」
彼女たちの正体は、私生活が壊滅的にポンコツで、特定の一人に依存しきったデレデレな美少女たちだった!
魔法の才能ゼロの雑用係・アルトは、世界で唯一「彼女たちの暴走魔力に耐えられる」という理由で、24時間体制の身の回りのお世話をすることに。
着替え、食事の介助、添い寝(!?)まで……。
世界最強の7人に取り合われ、振り回され、いじり倒される。
胃袋と心根をガッチリ掴んだお世話係と、愛が重すぎる最強ヒロインたちによる、至福の異世界ハーレムラブコメ、開幕!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる
初
ファンタジー
ネーデル王国の北のリーディア辺境伯家には天才的な少年レイトがいた。しかしその少年の正体は現代日本から転生してきた転生者だった。
レイトが洗礼を受けた際、圧倒的な量の魔力やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のレイトを辺境伯領の北の異種族の住むハーデミア領を治める領主とした。しかしハーデミア領は貧困に喘いだ貧乏領地だった。
これはそんなレイトが異世界の領地を経営し、領地を豊かにして成り上がる物語である。
異世界配信中。幼馴染みに捨てられた俺に、神々(視聴者)がコメントしてくるんだが。
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる