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11 アルフォンスside
窓の外には稲光が閃く。直ぐに地面を震わす雷鳴が鳴り響く。
湿り気のある空気が肌にまとわりついてくる。
(ここは……)
目の前には……愛しいレティシアの生前の姿があった。
「……アルフォンス様。返事が遅くなってしまい申し訳ございません」
「いいや、時間に遅れた俺にも落ち度がある」
アルフォンスは契約がうまくいったのだと確信した。
儚げな彼女が愛おしくて仕方がない。
だけど、今度こそ間違えない。
彼女を生きながらえさせることは――自分にしかできないのだから。
「ところで、さっそくだが、君とは離縁を――」
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