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どうしても親戚の家に行かないといけない。そこへ続く川沿いを歩いて行くのだが、先に歩く男性が白い犬を連れていた。
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こんな夢を見た。
どうしても親戚の家に行かないといけなくなった。
その親戚の家は、今眼の前にある川沿いにあって、延々と歩いて行くと辿り着ける。
その川の上流を目指して歩いて行く。
すると前方に白い小型犬を散歩させている人がいた。犬の犬種はフワフワのポメラニアンかスピッツに見えた。
すると、その小さな犬に向かって行く、もう一匹の白い犬がいた。
散歩されている小型犬は、その野良の白い犬に吠えるのだが、野良の犬は吠えない。
少し近づいてよく見ると、それは犬ではなく白い猫だった。
毛がフワフワの猫は一見すると、散歩されているポメラニアンかスピッツにそっくりだが、吠えないことと、顔が明らかに猫だった。
散歩させている男性がリードを引っ張ると、犬は吠えるのを止めて歩き出した。
僕も歩き出すと、その白いフワフワの猫が、僕の先を歩く。
しばらくは、散歩している人と白い犬が先頭で、その後ろに白い猫が続き、その後ろには僕が続いて歩いている。
段々と川幅が狭くなってくると、川の側道もやっと人が歩けるようなあぜ道になった。
そこには目の前のあぜ道に、人くらいの大きさの立派な仏壇が置かれていた。
仏壇は屋外に置かれていたにも関わらず金色で、位牌など仏具は全て揃っていた。
これから先に進むためには、その仏壇に捕まりながらでないと、先に進めない。
犬の散歩をしていた人と犬は、右側に広がる田園につながる土道へ逸れて行った。
白い猫も少し考えてから、同じ右の道へ歩いて行った。
親戚の家にどうしても行かないといけない僕は、その仏壇に捕まりながら、先の道へ行こうとした。
すると何とか反対側のあぜ道には行けたのだが、その立派な仏壇を派手に倒してしまい、上流になったせいか、狭い小川になった川を、倒した仏壇で川の流れを悪くしてしまった。
僕はその様子を見ながら、
「ごめんなさい」
と手を合わして謝り、先に進んで行った。
その先には乗り越えられないほどの、大きく険しい岩が点在しており、その岩山の向こう側に、親戚の家が見えた。
「ここまで来たのだから、何とか行きたい」
とは思ったが自分を見てみると、手持ちに財布もなくお土産もない。
「これは一度家に帰って、準備してから行こう」
と思い、同じ道を引き返した。
引き返した時には、倒したはずの仏壇はなくなっていた。
川から離れて、家へ向かう道沿いに神社があった。
何か祭りをやっているようだった。
多くの人達がやってきてはいたが、元日の初詣ほどではなく、鳥居を抜けるとすんなりと神社の境内で行われている催し物を見る事ができた。
何をやっているかというと、目隠しをしてそれが何かを当てるというゲームで、三人の芸人が呼ばれていた。
二人はココリコの田中さんと遠藤さんで、もう一人は松本人志さんだった。
「へえ~。こんな豪華なメンバーを、この神社はよく呼べたものだな」
と感心していると、三人は目隠しをした。
触って当てる物を準備するのだが、ココリコの二人には白装束の幼稚園児の男の子が、台の上に座らされる。
そして松本さんのところには、白装束の白人の九歳くらいの女の子が、台の上に座った。
「えっ? これ、触って当てるんだよね?」
と思っていたら、ココリコのお二人は、
「あっ! 男の子」
「こっちも男の子!」
とやっていたのたが、松本さんは、悲鳴に似た声を上げて、その場に座り込み、
「こんなの、アカン! アカン! 犯罪やんか!」
と大声で言ったところで、目が冷めた。
終わり。
令和5年5月27日。
※当サイトの内容、テキスト等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
また、サイト等への引用をする場合は無断ではなく、こちらへお知らせ下さい。許可するかを判断致します。
どうしても親戚の家に行かないといけなくなった。
その親戚の家は、今眼の前にある川沿いにあって、延々と歩いて行くと辿り着ける。
その川の上流を目指して歩いて行く。
すると前方に白い小型犬を散歩させている人がいた。犬の犬種はフワフワのポメラニアンかスピッツに見えた。
すると、その小さな犬に向かって行く、もう一匹の白い犬がいた。
散歩されている小型犬は、その野良の白い犬に吠えるのだが、野良の犬は吠えない。
少し近づいてよく見ると、それは犬ではなく白い猫だった。
毛がフワフワの猫は一見すると、散歩されているポメラニアンかスピッツにそっくりだが、吠えないことと、顔が明らかに猫だった。
散歩させている男性がリードを引っ張ると、犬は吠えるのを止めて歩き出した。
僕も歩き出すと、その白いフワフワの猫が、僕の先を歩く。
しばらくは、散歩している人と白い犬が先頭で、その後ろに白い猫が続き、その後ろには僕が続いて歩いている。
段々と川幅が狭くなってくると、川の側道もやっと人が歩けるようなあぜ道になった。
そこには目の前のあぜ道に、人くらいの大きさの立派な仏壇が置かれていた。
仏壇は屋外に置かれていたにも関わらず金色で、位牌など仏具は全て揃っていた。
これから先に進むためには、その仏壇に捕まりながらでないと、先に進めない。
犬の散歩をしていた人と犬は、右側に広がる田園につながる土道へ逸れて行った。
白い猫も少し考えてから、同じ右の道へ歩いて行った。
親戚の家にどうしても行かないといけない僕は、その仏壇に捕まりながら、先の道へ行こうとした。
すると何とか反対側のあぜ道には行けたのだが、その立派な仏壇を派手に倒してしまい、上流になったせいか、狭い小川になった川を、倒した仏壇で川の流れを悪くしてしまった。
僕はその様子を見ながら、
「ごめんなさい」
と手を合わして謝り、先に進んで行った。
その先には乗り越えられないほどの、大きく険しい岩が点在しており、その岩山の向こう側に、親戚の家が見えた。
「ここまで来たのだから、何とか行きたい」
とは思ったが自分を見てみると、手持ちに財布もなくお土産もない。
「これは一度家に帰って、準備してから行こう」
と思い、同じ道を引き返した。
引き返した時には、倒したはずの仏壇はなくなっていた。
川から離れて、家へ向かう道沿いに神社があった。
何か祭りをやっているようだった。
多くの人達がやってきてはいたが、元日の初詣ほどではなく、鳥居を抜けるとすんなりと神社の境内で行われている催し物を見る事ができた。
何をやっているかというと、目隠しをしてそれが何かを当てるというゲームで、三人の芸人が呼ばれていた。
二人はココリコの田中さんと遠藤さんで、もう一人は松本人志さんだった。
「へえ~。こんな豪華なメンバーを、この神社はよく呼べたものだな」
と感心していると、三人は目隠しをした。
触って当てる物を準備するのだが、ココリコの二人には白装束の幼稚園児の男の子が、台の上に座らされる。
そして松本さんのところには、白装束の白人の九歳くらいの女の子が、台の上に座った。
「えっ? これ、触って当てるんだよね?」
と思っていたら、ココリコのお二人は、
「あっ! 男の子」
「こっちも男の子!」
とやっていたのたが、松本さんは、悲鳴に似た声を上げて、その場に座り込み、
「こんなの、アカン! アカン! 犯罪やんか!」
と大声で言ったところで、目が冷めた。
終わり。
令和5年5月27日。
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