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第23話 夢を見る前
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念入りに俺を見るその目に、どう反応すべきかと迷い、そのせいかされるがままだ。
「ふぅん」
やっと手が離れた後、お兄さんはぎゅっと俺を抱きしめる。服からは汗と強めのスパイシーな香水の匂いがした。
「あ、俺は、ユン・ノウル。ああああ、それにしても、可愛い子癒やされるぅ」
ぎゅっと抱きしめられたまま、持ち上げられて、そのままベッドに連れてかれる。そして、そのまま二人でベッドに倒れ込んだ。
「まじ、やっと、あのクソどもに協力した甲斐あったわぁ」
ぎゅうっと抱きしめてくるので、その背中をとんとんと撫でてあげると、更にきゅうっと丸まるように抱きしめてきた。
「いやぁ、ほんと、シグレちゃん、お兄さんとたのしい遊びしような」
「は、はあ」
そう言ったまま、お兄さんは俺を抱きしめ、俺の首元に顔を埋めたまま息を吸い続けている。それを邪魔するのもなと、俺はただただ背中を撫でてて、子供のようにをあやしつづけた。
なんとなくだが、自分が小学生の頃を思い出す。
自分よりも小さい子たちや、甘えん坊な同級生たちをよくこうやってあやしていた。
もちろん最初からそういう役割だったわけではない。
自分の記憶の始まりは、小学校一年生。児童養護施設で、プリンを食べていたのだ。安くて、小さい、プリン。それを他の子供たちと食べていた。
こんなに、甘くて、美味しいものを、食べていいのかな。と子供ながら思いつつ、誰にも奪われないように身を縮めて食べていたくらい。人の事を信用できなかった。
けど、他の子供たちと過ごすうちに、変わらなきゃと思った俺は、自分の居場所を求め始めたのだ。
そこで見つけたのが、率先してお手伝いをしたり、話を聞いてあげる役目。
小さい子たちには、母親のようにお世話をしてあげて、同い年の子たちや上の子たちには話し役になって、どうにか居場所にしがみついていた。それを、今の親元に行くまで続けていた。
よく考えれば、今もあまり変わりないなあと思う。お兄さんの痛みきった髪の毛を撫でてると、ふとお兄さんが顔を上げてきた。
「シグレちゃんはさ、思えばMV作りたいんだよね?」
その問いかけに、俺は目を見開く。
「はい、作りたいです」
ほぼ間髪入れず即答する俺。お兄さんは楽しそうに笑う。
「じゃあ、お兄さんに任せておいてよ、俺こう見ても映像系の会社の社長なんだー。大丈夫、予算もね、上手く落とし所は見つけてるし、はあ、ほんと毎度こうならいいのに。まあでも、今回は本当にいいマッチングだったと思うんだよね、俺とシグレちゃん」
思ったよりもおしゃべりなお兄さんに、俺は目をパチクリしつつ、その顔を見つめる。
「そうだと嬉しいです」
「そうだよそうだよ! あ、勿論、安心してよ、嘘ついたらセファンに怒られるしね。だからさ、シグレちゃんも協力してくれるよね?」
「……はい、勿論です。よろしくおねがいします」
またぎゅうっと抱きしめながら、俺の首をべろりと舐める。熱くぬったりとした舌の感触。しかも、その舌には鉄の玉のようなものが着いているのか、小さくて固い球体が喉の筋をなぞる。
その舌はゆったりと上に向かい、喉から耳へ、耳から頬へと舐めあげていく。
舌が頬から目の周りを舐める。ぬちゃりぬちゃりと唾液が滴り、俺は慌てて目を閉じた。
「流石に眼球は舐めちゃだめか」
不穏な言葉、更に力強く目を瞑ると、舌が目尻から涙袋、目頭、瞼をぐるりと回るように舐めていく。そこから眉の毛を一本一本撫でるように舌で小刻みに舐める。
その舌は大きな額をべろりと舐め、逆側へと。
眉を、目を、頬を、鼻を。
すべてを唾液で覆い尽くす。鼻先は唇で甘噛みされ、その舌は、鼻から唇へと。
どろどろとした唾液は乾く前に、重力に従うまま肌をつたい、下に落ちていく。
お兄さんの舌は自分の唇を割り、ぬるりとした感触が歯を撫でる。
すでに唾液の乾いた臭いが鼻につくが、そこまで辛くない。正直、この前の乳首イジメのが辛かったと思う。そんなことを思いながら、キスをしていると、お兄さんの手によってバスローブの前が開けた。
さわさわと自分の体を撫でる手、最初は横腹を撫でる。そのこそばゆい感覚に身をよじる。次に腹。おへその下あたりを優しく何度も押した。何をしているのかと思っていると、その手は臍を撫で、助骨の下あたりを触る。
「んんっ……」
そんなところを触るとは思わず声を出すと、お兄さんは一度唇を離した。
「舌出して」
そのお願いに、俺は小さく頷くと舌を突きだす。お兄さんも自分の舌を俺に見せつけてきた。
舌の先端よりの中央に輝く銀色の玉。生で見るのは初めての、舌ピアスというものだ。
そのお兄さんの舌の先端が、俺の舌の先端をちろちろと舐め始める。その動きが面白くて、俺も真似をすると、次第にお互いの動きが激しく、絡みつくように舌を動かし、深い深いキスへと繋がる。それに伴うように、手の動きも大きく大胆に、ゆったりと撫で、俺の絆創膏で抑えた敏感な乳首を何度も掌で撫でる。思わず目を見開いた。
「ぁあっ……んぅ……」
漏れ出た甘ったるい声。お兄さんは顔を離すと、キレイな顔を歪めて、意地悪そうに笑った。
「ふぅん」
やっと手が離れた後、お兄さんはぎゅっと俺を抱きしめる。服からは汗と強めのスパイシーな香水の匂いがした。
「あ、俺は、ユン・ノウル。ああああ、それにしても、可愛い子癒やされるぅ」
ぎゅっと抱きしめられたまま、持ち上げられて、そのままベッドに連れてかれる。そして、そのまま二人でベッドに倒れ込んだ。
「まじ、やっと、あのクソどもに協力した甲斐あったわぁ」
ぎゅうっと抱きしめてくるので、その背中をとんとんと撫でてあげると、更にきゅうっと丸まるように抱きしめてきた。
「いやぁ、ほんと、シグレちゃん、お兄さんとたのしい遊びしような」
「は、はあ」
そう言ったまま、お兄さんは俺を抱きしめ、俺の首元に顔を埋めたまま息を吸い続けている。それを邪魔するのもなと、俺はただただ背中を撫でてて、子供のようにをあやしつづけた。
なんとなくだが、自分が小学生の頃を思い出す。
自分よりも小さい子たちや、甘えん坊な同級生たちをよくこうやってあやしていた。
もちろん最初からそういう役割だったわけではない。
自分の記憶の始まりは、小学校一年生。児童養護施設で、プリンを食べていたのだ。安くて、小さい、プリン。それを他の子供たちと食べていた。
こんなに、甘くて、美味しいものを、食べていいのかな。と子供ながら思いつつ、誰にも奪われないように身を縮めて食べていたくらい。人の事を信用できなかった。
けど、他の子供たちと過ごすうちに、変わらなきゃと思った俺は、自分の居場所を求め始めたのだ。
そこで見つけたのが、率先してお手伝いをしたり、話を聞いてあげる役目。
小さい子たちには、母親のようにお世話をしてあげて、同い年の子たちや上の子たちには話し役になって、どうにか居場所にしがみついていた。それを、今の親元に行くまで続けていた。
よく考えれば、今もあまり変わりないなあと思う。お兄さんの痛みきった髪の毛を撫でてると、ふとお兄さんが顔を上げてきた。
「シグレちゃんはさ、思えばMV作りたいんだよね?」
その問いかけに、俺は目を見開く。
「はい、作りたいです」
ほぼ間髪入れず即答する俺。お兄さんは楽しそうに笑う。
「じゃあ、お兄さんに任せておいてよ、俺こう見ても映像系の会社の社長なんだー。大丈夫、予算もね、上手く落とし所は見つけてるし、はあ、ほんと毎度こうならいいのに。まあでも、今回は本当にいいマッチングだったと思うんだよね、俺とシグレちゃん」
思ったよりもおしゃべりなお兄さんに、俺は目をパチクリしつつ、その顔を見つめる。
「そうだと嬉しいです」
「そうだよそうだよ! あ、勿論、安心してよ、嘘ついたらセファンに怒られるしね。だからさ、シグレちゃんも協力してくれるよね?」
「……はい、勿論です。よろしくおねがいします」
またぎゅうっと抱きしめながら、俺の首をべろりと舐める。熱くぬったりとした舌の感触。しかも、その舌には鉄の玉のようなものが着いているのか、小さくて固い球体が喉の筋をなぞる。
その舌はゆったりと上に向かい、喉から耳へ、耳から頬へと舐めあげていく。
舌が頬から目の周りを舐める。ぬちゃりぬちゃりと唾液が滴り、俺は慌てて目を閉じた。
「流石に眼球は舐めちゃだめか」
不穏な言葉、更に力強く目を瞑ると、舌が目尻から涙袋、目頭、瞼をぐるりと回るように舐めていく。そこから眉の毛を一本一本撫でるように舌で小刻みに舐める。
その舌は大きな額をべろりと舐め、逆側へと。
眉を、目を、頬を、鼻を。
すべてを唾液で覆い尽くす。鼻先は唇で甘噛みされ、その舌は、鼻から唇へと。
どろどろとした唾液は乾く前に、重力に従うまま肌をつたい、下に落ちていく。
お兄さんの舌は自分の唇を割り、ぬるりとした感触が歯を撫でる。
すでに唾液の乾いた臭いが鼻につくが、そこまで辛くない。正直、この前の乳首イジメのが辛かったと思う。そんなことを思いながら、キスをしていると、お兄さんの手によってバスローブの前が開けた。
さわさわと自分の体を撫でる手、最初は横腹を撫でる。そのこそばゆい感覚に身をよじる。次に腹。おへその下あたりを優しく何度も押した。何をしているのかと思っていると、その手は臍を撫で、助骨の下あたりを触る。
「んんっ……」
そんなところを触るとは思わず声を出すと、お兄さんは一度唇を離した。
「舌出して」
そのお願いに、俺は小さく頷くと舌を突きだす。お兄さんも自分の舌を俺に見せつけてきた。
舌の先端よりの中央に輝く銀色の玉。生で見るのは初めての、舌ピアスというものだ。
そのお兄さんの舌の先端が、俺の舌の先端をちろちろと舐め始める。その動きが面白くて、俺も真似をすると、次第にお互いの動きが激しく、絡みつくように舌を動かし、深い深いキスへと繋がる。それに伴うように、手の動きも大きく大胆に、ゆったりと撫で、俺の絆創膏で抑えた敏感な乳首を何度も掌で撫でる。思わず目を見開いた。
「ぁあっ……んぅ……」
漏れ出た甘ったるい声。お兄さんは顔を離すと、キレイな顔を歪めて、意地悪そうに笑った。
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