23 / 24
気圧と頭痛
しおりを挟む
「何とか新幹線動いてよかったですね!」
明日香は沼田さんと一緒に新幹線に乗っていた
来る予定の台風は思ったよりも早く雨風も尋常じゃなかった
この分じゃ田舎の電車なんか止まってるわ
明日香はそう思ったが
「そうですね」
と沼田さんに微笑みかけた
「所でどんな臨床するんですか?」
「あ、有紀さんには詳しく話して合ったんですが佐藤さんにはまだでしたよね…」
沼田さんはガサゴソと大きなカバンから資料を取り出した
「えっと…まず人間は脳波がありますよね…それを…」
ああ
この人話が長かったんだ…忘れてた
余計な事聞かなければよかった
有紀はよく我慢できたな
明日香は適当に相槌を打つ
その度にズキンとこめかみが痛んだ
朝から台風の気圧のせいか頭が痛い
沼田さん
ズングリしてて最近はおっさんって感じになってきたけど
意外と高学歴で年も五つくらいしか変わらないんだよな
と思いながら
適当に話を聞いていた
「…あ、あれ、有紀さんからメールだ」
「…え?」
沼田さんは
メールを読み上げた
「こんにちは こちらは電車が止まって動いてないですが どうすればいいですか?」
ほら
田舎の電車はすぐ停まるのよ
「えー…じゃあタクシーで行けばいいか…」
「沼田さん、ウチの田舎、新幹線の停車駅からだとタクシーでも2時間以上かかりますよ」
「ま…マジで~」
頭をバリバリ掻き毟ってる
まるで何かの動物みたい
「…プッ」
明日香は思わず笑った
「ちょっと佐藤さん笑わないで下さいよ~」
「だって…沼田さん…動きが…可愛いから」
「可愛いって…嬉しくないですよ!」
そうそう
悪い人じゃないんだよな沼田さん
「しかたない…赤字覚悟でタクシーで行きましょう」
沼田さんはそう言って
有紀にメールを打ち始めた
始まってしまったプロジェクトだもんね…仕方がない
でも
ただせさえ乗り気ではない晴美がこんな日に
お邪魔されたら余計ピリピリするんじゃないのかな
と考えると明日香はまた頭が痛くなった
明日香は沼田さんと一緒に新幹線に乗っていた
来る予定の台風は思ったよりも早く雨風も尋常じゃなかった
この分じゃ田舎の電車なんか止まってるわ
明日香はそう思ったが
「そうですね」
と沼田さんに微笑みかけた
「所でどんな臨床するんですか?」
「あ、有紀さんには詳しく話して合ったんですが佐藤さんにはまだでしたよね…」
沼田さんはガサゴソと大きなカバンから資料を取り出した
「えっと…まず人間は脳波がありますよね…それを…」
ああ
この人話が長かったんだ…忘れてた
余計な事聞かなければよかった
有紀はよく我慢できたな
明日香は適当に相槌を打つ
その度にズキンとこめかみが痛んだ
朝から台風の気圧のせいか頭が痛い
沼田さん
ズングリしてて最近はおっさんって感じになってきたけど
意外と高学歴で年も五つくらいしか変わらないんだよな
と思いながら
適当に話を聞いていた
「…あ、あれ、有紀さんからメールだ」
「…え?」
沼田さんは
メールを読み上げた
「こんにちは こちらは電車が止まって動いてないですが どうすればいいですか?」
ほら
田舎の電車はすぐ停まるのよ
「えー…じゃあタクシーで行けばいいか…」
「沼田さん、ウチの田舎、新幹線の停車駅からだとタクシーでも2時間以上かかりますよ」
「ま…マジで~」
頭をバリバリ掻き毟ってる
まるで何かの動物みたい
「…プッ」
明日香は思わず笑った
「ちょっと佐藤さん笑わないで下さいよ~」
「だって…沼田さん…動きが…可愛いから」
「可愛いって…嬉しくないですよ!」
そうそう
悪い人じゃないんだよな沼田さん
「しかたない…赤字覚悟でタクシーで行きましょう」
沼田さんはそう言って
有紀にメールを打ち始めた
始まってしまったプロジェクトだもんね…仕方がない
でも
ただせさえ乗り気ではない晴美がこんな日に
お邪魔されたら余計ピリピリするんじゃないのかな
と考えると明日香はまた頭が痛くなった
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【最新版】 日月神示
蔵屋
歴史・時代
最近日月神示の予言本に不安を抱いている方もあると思うがまったく心配いらない。
何故なら日月神示では「取り越し苦労や過ぎ越し苦労はするな!」
「今に生きよ!」
「善一筋で生きよ!」
「身魂磨きをせよ!」
「人間の正しい生き方」
「人間の正しい食生活」
「人間の正しい夫婦のあり方」
「身も心も神さまからお借りしているのじゃから夜になって寝る前に神さまに一旦お返しするのじゃ。そうしたら身と心をどのようにしたらよいか、分かるじゃろ!」
たったのこれだけを守れば良いということだ。
根拠のない書籍や情報源等に惑わされてはダメだ。
日月神示も出口王仁三郎もそのようなことは一切言っていない。
これらの書籍や情報源は「日月神示」が警告する「臣民を惑わすものが出てくるから気をつけよ!」
という言葉に注目して欲しい。
今回、私は読者の皆さんに間違った解釈をされている日月神示を分かりやすく解説していくことにしました。
どうか、最後までお読み下さい。
日月神示の予言については、私が執筆中の「神典日月神示の真実」をお読み下さい。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる