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アルセリア王国は竜を神と祭り、その恩恵を受けることで繁栄した国である。
約千年前の建国の王、ジョルジュ・エマニュエルは戦争で荒れた土地を立て直すため、竜と契約をした。
竜はアルセリア王国を守護する代わりに、一つの条件を出したという。
それは『次代の竜を産む娘を竜神に捧げること』だった。
竜は長い時を生きる。
悠久とも呼べるあまりに長い時間を生きるため、生殖能力が落ちているというのだ。
このままではいずれ竜族は滅ぶだろう。だから、竜族は人と交わることを選んだ。
『竜神の子は次代の守護者としてアルセリア王国を守る』
そう言われては、誰も否を唱えられなかった。
長い時を経て、竜神の妻となることは貴族令嬢にとっての誉れとなった。
竜神に選ばれ、竜の子を産み落とすことは何にも勝る栄誉とされたのだ。
五十年に一度、竜神は竜族が住む天空の城から降りてきて、年頃の令嬢の中から花嫁を選ぶ儀式を行う。
しかし、すでに前回の儀式から六十年の歳月が流れようとしていた。
貴族たちは不安げな表情を隠せないまま、様々な噂をした。
『とうとう竜神が人に愛想をつかしたのではないか』
『今まで竜神の子を孕めた女性がいないから』
『アルセリア王国千年の歴史に幕が下りるのか』
好き勝手な噂はまことしやかに囁かれ、あたかも真実であるかの如く流布されていった。
だが、人々の不安を拭うかのように、前回の儀式から六十年。
今までより十年遅れて『竜神による花嫁を選ぶための儀式』が行われることが国より告知された。
十八歳から二十二歳までの年頃の令嬢たちは色めき立った。
竜神の妻に選ばれれば、栄誉だけではなく莫大な財が実家に入る。
例えば、男爵令嬢が選ばれたとして、その家は公爵家にも負けない発言力を得るのだ。
誰もが『己が選ばれますように』と祈り、今まで以上に自分を磨くことに余念がない。
娘が選ばれれば人生が変わる令嬢の家族たちもまた、全力で己の娘たちを着飾った。
国中の貴族たちが熱狂に沸く中、ただ一人、公爵令嬢のステファニア・クルティーヌだけは浮かない顔をしていたのだけれど。
* * *
(……儀式の日まで、あと十日、かぁ)
ふわりとウェーブした桃色の髪に、髪より少し濃い桃色の瞳。
白皙の肌は透明感があり、頬は薔薇色に色づいて、小さな唇はぷくりと赤い。
まるで精巧につくられた人形のようだと誰もが褒める愛らしさを詰め込んだような外見を持つステファニアは、自室の窓の外を眺めながら、そっと吐息を吐き出した。
十日後に迫る竜神の妻を選ぶ儀式のために、現在最後の大詰めを迎えている。
今年十八歳になったステファニアは儀式への参加の資格があり、毎日メイドの手によって肌の手入れに一時間はかけている。
儀式に臨むための新しいドレスも仕立て終わって、今は少しでも細く見せるために食事の量を減らしながら、教養の確認が行われる日々だ。
竜族は歌を好むという。
元々歌のレッスンは受けていたけれど、儀式が行われると周知されてからはますます教師の先生は熱心になった。
正直、熱量についていけない。
ステファニアがそう思ってしまうのは、彼女が儀式に後ろ向きだからだ。
貴族令嬢として生まれたからには、当然彼女も儀式の重要性は知っているし、幼い頃はそれこそ儀式に選ばれるのを夢見ていた。
けれど、今のステファニアは違う。誰にも言えないけれど、自分だけは選ばれないでほしいと願っている。
それは――彼女には恋する人がいるからだ。
昔、王宮の庭園で迷子になったとき。泣きじゃくる彼女の手を引いて母の元に返してくれた青年が忘れられない。
離れがたくてぐずったステファニアの頭を撫でて、彼は優しく微笑んで、去り際に約束をしてくれたのだ。
大きくなったら迎えに来てくる、と。
『その時は、俺の花嫁として迎え入れよう』
と。
彼にもう一度会いたい。約束を果たしたい。
けれど、竜神の妻となれば、住む場所は竜族の土地に移らなければならないし、異性との接触も禁じられる。
(あの方に、一目でいいの。お会いして、想いを伝えたい)
記憶に残るのは風に揺れる長い銀の髪と、彼女を優しく導いた空を切り取ったかのような青い瞳。
一目で虜になった。
どうしても会いたくて何度も父に駄々を捏ねたけれど、再会は叶わないまま、彼女の心の奥底で初恋として輝いている。
そっと窓に触れる。青い空には白い雲が浮かんでいて快晴なのに、ステファニアの心は深く沈みこんでいた。
父が「我が娘が選ばれることは間違いない」と口にすればするだけ、彼女は気落ちしてしまう。
現在、王国で儀式に参加する資格を持つ令嬢は三桁に届かない。
ステファニアが選ばれる確率は決して低くないのだ。
なにより、彼女は公爵令嬢である。
過去、竜神の妻となった令嬢の生い立ちは大抵が王女や高位貴族の娘だ。
極稀に出自が下位貴族のものもいるが、本当に珍しい。
今回の儀式に参加する者の中でステファニアより地位が高いのは第三王女ヴィクトワールだが、彼女は儀式の翌日には二十三歳になる。本当にギリギリでの参加だった。
(選ばれさえしなければいいの。きっと、大丈夫よ)
祈りながら、目を閉じる。世の中にはステファニアより素晴らしい令嬢はたくさんいる。
王国の令嬢としての役目を放棄したいと願う彼女ではなく、自分こそ竜神の妻に! と願う令嬢こそ選ばれてほしい。
切に願いながら、ステファニアは歌のレッスンだと呼びに来たメイドに返事をして、窓際から離れた。
* * *
十日後。
王国中の貴族令嬢が爵位に関係なく王宮の広間に集められた。
そこには美しい金の髪を結い上げたヴィクトワールの姿もある。
王家主催の舞踏会の時以上に、美しく着飾った令嬢たちの姿は華やかだが、場はしんと静まり返っていた。
誰も彼もが緊張した面持ちで、国王の言葉を待っている。
いつも玉座に座している国王も、今日ばかりは玉座から立ち上がり、集まった令嬢たちを見下ろした。
「本日、神託が下った。栄誉ある竜神の妻となる娘は――」
ごくり、唾を飲み込む。祈るように指先を胸の前で組む。
(どうか、私ではありませんように……!)
だが、願いも空しく。国王の口から紡がれたのは。
「ステファニア・クルティーヌ公爵令嬢である!!」
「っ」
愕然と目を見開く。周囲の令嬢たちの落胆の声など、耳に入らない。
(私は、あの方と)
もう一度、会いたい。ただ、それだけだったのに。
ステファニアの切なる願いは叶わない。
彼女は竜の妻となることが、決定してしまったのだから。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽
読んでいただき、ありがとうございます。
本作は第19回恋愛小説大賞にエントリーしております。
面白い、続きが読みたい、と思っていただけましたら『お気に入り』や『作者フォロー』をして続きをお待ちください。
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約千年前の建国の王、ジョルジュ・エマニュエルは戦争で荒れた土地を立て直すため、竜と契約をした。
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竜は長い時を生きる。
悠久とも呼べるあまりに長い時間を生きるため、生殖能力が落ちているというのだ。
このままではいずれ竜族は滅ぶだろう。だから、竜族は人と交わることを選んだ。
『竜神の子は次代の守護者としてアルセリア王国を守る』
そう言われては、誰も否を唱えられなかった。
長い時を経て、竜神の妻となることは貴族令嬢にとっての誉れとなった。
竜神に選ばれ、竜の子を産み落とすことは何にも勝る栄誉とされたのだ。
五十年に一度、竜神は竜族が住む天空の城から降りてきて、年頃の令嬢の中から花嫁を選ぶ儀式を行う。
しかし、すでに前回の儀式から六十年の歳月が流れようとしていた。
貴族たちは不安げな表情を隠せないまま、様々な噂をした。
『とうとう竜神が人に愛想をつかしたのではないか』
『今まで竜神の子を孕めた女性がいないから』
『アルセリア王国千年の歴史に幕が下りるのか』
好き勝手な噂はまことしやかに囁かれ、あたかも真実であるかの如く流布されていった。
だが、人々の不安を拭うかのように、前回の儀式から六十年。
今までより十年遅れて『竜神による花嫁を選ぶための儀式』が行われることが国より告知された。
十八歳から二十二歳までの年頃の令嬢たちは色めき立った。
竜神の妻に選ばれれば、栄誉だけではなく莫大な財が実家に入る。
例えば、男爵令嬢が選ばれたとして、その家は公爵家にも負けない発言力を得るのだ。
誰もが『己が選ばれますように』と祈り、今まで以上に自分を磨くことに余念がない。
娘が選ばれれば人生が変わる令嬢の家族たちもまた、全力で己の娘たちを着飾った。
国中の貴族たちが熱狂に沸く中、ただ一人、公爵令嬢のステファニア・クルティーヌだけは浮かない顔をしていたのだけれど。
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(……儀式の日まで、あと十日、かぁ)
ふわりとウェーブした桃色の髪に、髪より少し濃い桃色の瞳。
白皙の肌は透明感があり、頬は薔薇色に色づいて、小さな唇はぷくりと赤い。
まるで精巧につくられた人形のようだと誰もが褒める愛らしさを詰め込んだような外見を持つステファニアは、自室の窓の外を眺めながら、そっと吐息を吐き出した。
十日後に迫る竜神の妻を選ぶ儀式のために、現在最後の大詰めを迎えている。
今年十八歳になったステファニアは儀式への参加の資格があり、毎日メイドの手によって肌の手入れに一時間はかけている。
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竜族は歌を好むという。
元々歌のレッスンは受けていたけれど、儀式が行われると周知されてからはますます教師の先生は熱心になった。
正直、熱量についていけない。
ステファニアがそう思ってしまうのは、彼女が儀式に後ろ向きだからだ。
貴族令嬢として生まれたからには、当然彼女も儀式の重要性は知っているし、幼い頃はそれこそ儀式に選ばれるのを夢見ていた。
けれど、今のステファニアは違う。誰にも言えないけれど、自分だけは選ばれないでほしいと願っている。
それは――彼女には恋する人がいるからだ。
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現在、王国で儀式に参加する資格を持つ令嬢は三桁に届かない。
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王国の令嬢としての役目を放棄したいと願う彼女ではなく、自分こそ竜神の妻に! と願う令嬢こそ選ばれてほしい。
切に願いながら、ステファニアは歌のレッスンだと呼びに来たメイドに返事をして、窓際から離れた。
* * *
十日後。
王国中の貴族令嬢が爵位に関係なく王宮の広間に集められた。
そこには美しい金の髪を結い上げたヴィクトワールの姿もある。
王家主催の舞踏会の時以上に、美しく着飾った令嬢たちの姿は華やかだが、場はしんと静まり返っていた。
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いつも玉座に座している国王も、今日ばかりは玉座から立ち上がり、集まった令嬢たちを見下ろした。
「本日、神託が下った。栄誉ある竜神の妻となる娘は――」
ごくり、唾を飲み込む。祈るように指先を胸の前で組む。
(どうか、私ではありませんように……!)
だが、願いも空しく。国王の口から紡がれたのは。
「ステファニア・クルティーヌ公爵令嬢である!!」
「っ」
愕然と目を見開く。周囲の令嬢たちの落胆の声など、耳に入らない。
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