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29話
「今日も美味しかったのじゃ。ではまたな、ふたりとも」
「レインは泊まっていくのです!やみちゃん、またなのです!」
「やみちゃん、ありがとね!また来てね~!」
「ああ、レイン、魔導生物について、また教えてもらうぞ」
「はいなのです!練度上げておくのです!」
いちご宅でのバーベキューを終え、帰路につく。
そういえば、今夜は寧が帰ってくるのだ。
盆休みはもう少し続くが、天候の関係で帰りの便が怪しくなってきたらしく、今朝に実家を出たとの連絡がきていた。
「夜は……んん、酒とツマミは買って帰るかの。飯は冷蔵庫になんかあるじゃろ……はよう帰ってこんかの~」
たった数日離れていただけで、再会が楽しみになってしまっている。ずいぶんと……自分が思っているより懐いているのだな、と、少し恥ずかしくなる大魔王様。
「ちょいとだけ良い酒を買おう。そうじゃな、そうしよう」
日が沈むまで、あと数時間。
「まだかのう」
時刻は夜の21時。ソワソワソワソワと、忙しなく部屋をうろつく大魔王様。
普段はこんなことないのに……と自分でも少し不思議に思っていると、玄関の施錠が解かれる音がした。
「ただいま~。やみちゃん、いる?」
「おかえりなのじゃ!どうしたんじゃ?」
「これ……拾ったんだけど」
「…………なんとまあ」
寧の腕には、大量のお土産袋と……
1匹の、動物が抱かれていた。
「多分やみちゃんならわかるとおもって……さすがに倒れてるのは放置できなかったんだけど、大丈夫かな?」
「ひたいに宝石、それもこの色は……純魔石かの?となれば……こやつはカーバンクル、それも最上位の、トゥルーカーバンクルじゃな」
「カーバンクル、はわかるけど、トゥルーってなんなの?」
「トゥルー以外は偽物……いや、ちょいと違うか?トゥルーカーバンクルが、その魔力を宝石に注いで産まれたのが、魔力生物のカーバンクル達じゃ。カーバンクルが居るところには宝石がある、宝石がある所にはカーバンクルが居る。ということで、ものすごく貴重かつ縁起のいい生物なんじゃよな。……トゥルーカーバンクルは、さらに希少なんじゃ。なんせ宝石を生み出せるからのう」
「え、それって絶対狙われるじゃん」
「ま、そうなんじゃよな。ワシも見たのは2回目じゃ。というか……うーむ、これはレインも呼ばんといかんか……?」
「レインちゃん……?なんかこれ、やばい?」
「んむ、この子自体はヤバくない。多分寧には懐くじゃろ。じゃがこやつが何故こっちにいるか、じゃな……トゥルーなら長距離の転移魔法はつかえるじゃろうが……」
事はすこし、重大かもしれない。
レインに連絡を送りながら、しらず冷や汗を流す大魔王様だった。
「今日も美味しかったのじゃ。ではまたな、ふたりとも」
「レインは泊まっていくのです!やみちゃん、またなのです!」
「やみちゃん、ありがとね!また来てね~!」
「ああ、レイン、魔導生物について、また教えてもらうぞ」
「はいなのです!練度上げておくのです!」
いちご宅でのバーベキューを終え、帰路につく。
そういえば、今夜は寧が帰ってくるのだ。
盆休みはもう少し続くが、天候の関係で帰りの便が怪しくなってきたらしく、今朝に実家を出たとの連絡がきていた。
「夜は……んん、酒とツマミは買って帰るかの。飯は冷蔵庫になんかあるじゃろ……はよう帰ってこんかの~」
たった数日離れていただけで、再会が楽しみになってしまっている。ずいぶんと……自分が思っているより懐いているのだな、と、少し恥ずかしくなる大魔王様。
「ちょいとだけ良い酒を買おう。そうじゃな、そうしよう」
日が沈むまで、あと数時間。
「まだかのう」
時刻は夜の21時。ソワソワソワソワと、忙しなく部屋をうろつく大魔王様。
普段はこんなことないのに……と自分でも少し不思議に思っていると、玄関の施錠が解かれる音がした。
「ただいま~。やみちゃん、いる?」
「おかえりなのじゃ!どうしたんじゃ?」
「これ……拾ったんだけど」
「…………なんとまあ」
寧の腕には、大量のお土産袋と……
1匹の、動物が抱かれていた。
「多分やみちゃんならわかるとおもって……さすがに倒れてるのは放置できなかったんだけど、大丈夫かな?」
「ひたいに宝石、それもこの色は……純魔石かの?となれば……こやつはカーバンクル、それも最上位の、トゥルーカーバンクルじゃな」
「カーバンクル、はわかるけど、トゥルーってなんなの?」
「トゥルー以外は偽物……いや、ちょいと違うか?トゥルーカーバンクルが、その魔力を宝石に注いで産まれたのが、魔力生物のカーバンクル達じゃ。カーバンクルが居るところには宝石がある、宝石がある所にはカーバンクルが居る。ということで、ものすごく貴重かつ縁起のいい生物なんじゃよな。……トゥルーカーバンクルは、さらに希少なんじゃ。なんせ宝石を生み出せるからのう」
「え、それって絶対狙われるじゃん」
「ま、そうなんじゃよな。ワシも見たのは2回目じゃ。というか……うーむ、これはレインも呼ばんといかんか……?」
「レインちゃん……?なんかこれ、やばい?」
「んむ、この子自体はヤバくない。多分寧には懐くじゃろ。じゃがこやつが何故こっちにいるか、じゃな……トゥルーなら長距離の転移魔法はつかえるじゃろうが……」
事はすこし、重大かもしれない。
レインに連絡を送りながら、しらず冷や汗を流す大魔王様だった。
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