76 / 78
76話
しおりを挟む
76話
「というわけで!お願いします!」
「うむ、よいじゃろう。しっかし、もう店舗まで抑えておるのか」
「いちご、がんばりました!えへへ」
いちご宅、ではなく、いちごの出す店の店舗内。
大魔王様は今日はここで、いちごの店のコンセプトとなるコースを試食することになった。
実際にいちごやアリスがホールに出て働くことはないのだが、メニューのレシピなどはいちごとアリスが全て決める。
店舗の内装は大人しく纏まっており、しかし重すぎず、若者から落ち着いた大人まで気にせず楽しめそうだ。
店舗奥中央にはガラス越しだが客席から見える鉄板があり、そこではステーキなどのメインディッシュの調理をエンターテインメントとして楽しめるようにするらしい。オシャレだな。
中央以外の壁には、いちごの配信関連のトロフィーやコラボなどの記念写真など、そして肉関連の賞状やトロフィーなどが飾られている。……数が凄い。
「では!おもちいたしますので!少々お待ちください!」
店内にはいちごとアリス、そしていちごの親が選んだ最高のスタッフが数名控えている。彼らが主に店舗を運営していくようだ。
さて、まずはすぐに一品出てきた。
豚のトマト角煮。
トマトと味噌でホロホロに煮込まれた豚肉に、味噌のコクとトマトの酸味がマッチし、箸が止まらない。
「最初からコレとは……期待が高まるのう」
二品目は、サラダ。
新鮮な野菜とさっぱりドレッシングのサラダに、コンソメスープが付く。
「コンソメスープの深みが凄いのう!これも鍋でいちからつくっとるのか?拘っとるのう……」
三品目は、肉寿司。
ブランド和牛の厳選された部位を使用し、肉の味わいを最大限に感じられるようにカットされている。
サシが入りすぎていない、黒毛和牛特有の旨みが強い赤身を楽しめる。
「うむ、いいのう、程よい脂で食べやすい。胃が元気になってきたのう……はようメインを食べたいのじゃ」
そして四品目、メインディッシュ、黒毛和牛、フィレステーキ。
奥中央の鉄板で好みの焼き加減に焼かれ、運ばれてくる。
当然、美味しい。メインディッシュに使うお肉は、毎日いちごが選ぶそうだ。こだわりが凄い。
「やっぱ肉といえばステーキじゃのう……いちごの選ぶ肉は間違いないわい。美味いのう」
五品目、肉うどん。
契約している製粉店が毎朝打ってるうどんを使っている。肉はもちろん、この店で出すレベルの良いもの。
そして当然、スープも店でいちからつくっている。
「沁みるのう……肉に支配された臓腑に温かさが沁みる……よいのう……落ち着くのう……」
六品目、最後にアリスの手作りデザート。
今日は道安寺桜餅だ。
アリスは洋菓子だけでなく、和菓子も作れるようになってきているらしい。
程よいもちもちからほのかな甘みを感じられる。
「口の中がすっきりさっぱりじゃのう。強い味を食べた後の微かな甘み、口に優しくてええのう」
「いかがだったでしょうか!」
全て食べ終わった後、いちごが席に来た。
「んむ、当然じゃが全部美味かった。ワシでもいい感じのお腹の膨れ具合じゃから、ボリュームも悪くないのう。メインの肉の大きさが選べるんじゃよな?」
「そう!今日は150gだったんだけど、100gから500gまで選べるんだよ!」
「ご、500はすごいのう……それは殆どの者が満足するじゃろ。いや、美味かったし楽しかった!随所にこだわりも感じられて良かったのじゃ」
「えへへ、じゃ、コンセプトコースはこの感じで進めちゃおうかな!ありがとね、やみちゃん!」
「うむ、いつでもなんでも頼るがいい」
内装も完成しているし、従業員もいる。出す料理もほぼきまっているようだ。
いちごのお店の準備は、順調に進んでいるように見える。
「というわけで!お願いします!」
「うむ、よいじゃろう。しっかし、もう店舗まで抑えておるのか」
「いちご、がんばりました!えへへ」
いちご宅、ではなく、いちごの出す店の店舗内。
大魔王様は今日はここで、いちごの店のコンセプトとなるコースを試食することになった。
実際にいちごやアリスがホールに出て働くことはないのだが、メニューのレシピなどはいちごとアリスが全て決める。
店舗の内装は大人しく纏まっており、しかし重すぎず、若者から落ち着いた大人まで気にせず楽しめそうだ。
店舗奥中央にはガラス越しだが客席から見える鉄板があり、そこではステーキなどのメインディッシュの調理をエンターテインメントとして楽しめるようにするらしい。オシャレだな。
中央以外の壁には、いちごの配信関連のトロフィーやコラボなどの記念写真など、そして肉関連の賞状やトロフィーなどが飾られている。……数が凄い。
「では!おもちいたしますので!少々お待ちください!」
店内にはいちごとアリス、そしていちごの親が選んだ最高のスタッフが数名控えている。彼らが主に店舗を運営していくようだ。
さて、まずはすぐに一品出てきた。
豚のトマト角煮。
トマトと味噌でホロホロに煮込まれた豚肉に、味噌のコクとトマトの酸味がマッチし、箸が止まらない。
「最初からコレとは……期待が高まるのう」
二品目は、サラダ。
新鮮な野菜とさっぱりドレッシングのサラダに、コンソメスープが付く。
「コンソメスープの深みが凄いのう!これも鍋でいちからつくっとるのか?拘っとるのう……」
三品目は、肉寿司。
ブランド和牛の厳選された部位を使用し、肉の味わいを最大限に感じられるようにカットされている。
サシが入りすぎていない、黒毛和牛特有の旨みが強い赤身を楽しめる。
「うむ、いいのう、程よい脂で食べやすい。胃が元気になってきたのう……はようメインを食べたいのじゃ」
そして四品目、メインディッシュ、黒毛和牛、フィレステーキ。
奥中央の鉄板で好みの焼き加減に焼かれ、運ばれてくる。
当然、美味しい。メインディッシュに使うお肉は、毎日いちごが選ぶそうだ。こだわりが凄い。
「やっぱ肉といえばステーキじゃのう……いちごの選ぶ肉は間違いないわい。美味いのう」
五品目、肉うどん。
契約している製粉店が毎朝打ってるうどんを使っている。肉はもちろん、この店で出すレベルの良いもの。
そして当然、スープも店でいちからつくっている。
「沁みるのう……肉に支配された臓腑に温かさが沁みる……よいのう……落ち着くのう……」
六品目、最後にアリスの手作りデザート。
今日は道安寺桜餅だ。
アリスは洋菓子だけでなく、和菓子も作れるようになってきているらしい。
程よいもちもちからほのかな甘みを感じられる。
「口の中がすっきりさっぱりじゃのう。強い味を食べた後の微かな甘み、口に優しくてええのう」
「いかがだったでしょうか!」
全て食べ終わった後、いちごが席に来た。
「んむ、当然じゃが全部美味かった。ワシでもいい感じのお腹の膨れ具合じゃから、ボリュームも悪くないのう。メインの肉の大きさが選べるんじゃよな?」
「そう!今日は150gだったんだけど、100gから500gまで選べるんだよ!」
「ご、500はすごいのう……それは殆どの者が満足するじゃろ。いや、美味かったし楽しかった!随所にこだわりも感じられて良かったのじゃ」
「えへへ、じゃ、コンセプトコースはこの感じで進めちゃおうかな!ありがとね、やみちゃん!」
「うむ、いつでもなんでも頼るがいい」
内装も完成しているし、従業員もいる。出す料理もほぼきまっているようだ。
いちごのお店の準備は、順調に進んでいるように見える。
0
あなたにおすすめの小説
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる