123 / 123
懐誓月
第百四話
第百四話
秋霖は忌狐青の結界の中で膝をついた。完全に霊気を遮断されると、残るのは薄らいだ己の魂だけだ。補完されていた片腕は霧散し、霜曜槍は木剣へと戻り、銀章も元の形状へと縮んでいく。霍舟晟と夜玉牙を覆っていた氷の繭もほどけていき、二人の身体が落下する。虓屠がすかさずそれぞれを掴んだ。
忌狐青の高笑いが、青い結界の内側に反響する。
「ハハハハハはは!容易い容易い。この天吏がさぞ大事と見えるな……」
「転換……!!」
虓屠は力ずくで自身の反転結界を構築しようとする。しかし、百骨兵を完全に召喚するには、忌狐青の結界を押し返すほどの力がまだ足りない。
「くッ……力が安定しないか……!」
青い檻に囚われた秋霖は、わずかに瞼を上げて虓屠を見た。意識を保つのが限界で、言葉を発しようと口を開いた瞬間に忌狐青が腕を振り、檻の圧が強まる。
「……ッ!……っ」
秋霖は喉を震わせたが声にはならず、そのまま意識を手放した。
「白冥、余の邪魔をしないことだ」
忌狐青が低く告げる。虓屠は短く瞼を閉じ、深く息を吸った。そして現れた百骨兵たちに霍舟晟と夜玉牙を預けると、両手に骨刀を構え直す。
「忌狐青、俺を脅すつもりならば後悔することになるぞ」
「何を……、……?!」
言葉の途中で、忌狐青の目が突然大きく見開かれた。地獄にいる本体へ、不穏な気配が迫ったのだ。
「なぜ奴が余の城へ……!?貴様……!」
本体への脅威は、この場の天吏を仕留めることより優先される。力の差を考えれば、同時に相手取ることは不可能だ。
その隙を見逃さず、空気が裂けるような音とともに、術から抜け出した夜玉牙の羅鉄鞭が忌狐青へ叩きつけられた。距離を取った忌狐青の頭上へ、黄金の矢が星雨のように降り注ぐ。
「くッ!!!おのれッ!!」
忌狐青は青い炎を纏い、矢を焼き払いながら虓屠を睨みつけた。迷塵籠鳥の“鍵”を開けたのは間違いなくあの鬼だ。
「ようやくお目覚めか、天吏様方よ」
「親切な深鬼くん、感謝するよ。君は霖戒を頼めるかな。僕たちはあの結界に触れられない」
霍舟晟が虓屠の隣に立ち、金翎弓を引き絞る。忌狐青への怒りを宿した霊力がうねり、矢の先に紅い炎が燃え上がった。
「言われなくとも!」
「……いけ好かん鬼だ」
夜玉牙の皮肉と同時に、二人は忌狐青へ猛然と攻め込む。虓屠の骨刀が嵐のような連撃を繰り出し、その隙間を縫うように羅鉄鞭がしなり伸びる。
「天縛の令を以て鉄影を降ろす。魂鎖不脱──黒縛羅纏!!」
鞭が黒い棘の網へと変じ、忌狐青の全身を絡め取った。この宝仗に囚われた鬼は魂ごと拘束され、抗えば抗うほど棘が深く食い込み、身体が捩じ切れていく。
「霍舟晟!!」
夜玉牙の叫びに応じ、霍舟晟は矢を放つ。
「飛光乱翔……!」
逃げ場を失った忌狐青へ、炎の矢が目にも止まらぬ速度で一直線に飛ぶ。衝突の瞬間、青い鬼気がまるで血飛沫のように噴き出した。
「ぐうゥゥゥぅぅッ!!!!!!」
忌狐青が歯を食いしばる。その背後で、突如と空間に亀裂が走った。そこから鬼門が徐々に開いていく。
秋霖の結界を破ろうと手を翳していた虓屠が、夜玉牙と霍舟晟に叫んだ。
「逃げられるぞ!!」
夜玉牙は宝仗を握る手にさらに力を込めた。
だが鬼門の引力は凄まじく、忌狐青の身体を容赦なく引き寄せていく。霍舟晟は再び矢を放ったが、軌道が吸い込まれるように歪み、炎の矢は忌狐青に届かず門の奥へ消えた。
「なっ……!?」
「チッ……奴の本体の術だ!近づくな!天吏が地獄に呑まれたら勝ち目はないぞ!」
夜玉牙が追撃に飛び込もうとした瞬間、虓屠が鋭く制止する。刹那、鬼門から巨大な青い炎の手が伸び、忌狐青の身体を掴んだかと思うと、羅鉄鞭を強引に引きちぎった。
夜玉牙は咄嗟に鞭を再び伸ばし、炎の手ごと忌狐青を縛り上げる。忌狐青の炎が鞭を伝い、夜玉牙の腕を焦がすほどの熱が迫った。
「ここで奴を逃そうものなら、天吏として生きる意味はないッッ!」
炎の手と夜玉牙が互いを引きずり合う。夜玉牙の剛力を目にし、虓屠は思わず口の端を上げた。霍舟晟は援護のため、再び炎矢を練り上げる。自分の身を顧みず勇猛に突っ込んでいくその姿を、かつて一度目にしている。
「まったく君という人は!!」
黄金の矢が放たれ、今度こそ忌狐青の胸を貫いた。
直後、秋霖を閉じ込めていた結界に亀裂が走る。虓屠が檻を斬り破り、落ちてきた秋霖の身体をしっかりと抱き止めた。
忌狐青の分身は断末魔すらなく、まるで操り糸を断たれた人形が崩れるように静かに塵となって崩れ落ちた。霍舟晟の矢が胸を貫く直前に忌狐青は形勢不利を悟り、分身にかけていた術を解いたのだ。
「分身体は滅んだが、魂はどうやら完全に滅ぶ前に逃げ切ったらしい。だが、奴の分身が一つ減った事は喜ばなくてはな」
虓屠はそう言うと、秋霖を支えながら河岸まで連れていった。
雲滙江を覆っていた霧はいつの間にか晴れており、夜空には再び澄んだ月がのぞいている。虓屠の腕の中で秋霖が小さく身じろぎし、はっとして上体を起こした。
「虓屠……!忌狐青は……?!」
虓屠は口角を上げ、背後に立つ二人の天吏へ視線を向けた。
秋霖は慌てて立ち上がる。夜玉牙と霍舟晟には戦いの痕が残っており、秋霖はすぐに姿勢を正して頭を下げた。
「霍兄君、夜玉牙殿……此度は助かりました。お礼を申し上げます」
「お礼を言うのはこちらの方だよ。僕達を庇いながらでは大変だったろう?君の足を引っ張ってしまって、すまなかったね……。それに、彼に助けてもらわなければ危なかったよ」
「……。」
夜玉牙は不機嫌そうに目を逸らし、焼け焦げた袖を隠すように腕を組んだ。秋霖は再び虓屠へ向き直る。
「お前にも礼を言わなくてはな……」
「おいおい、構わんさ。来るのが遅くなって悪かったよ。……ほら、他の天吏様の目があっちゃ、あんたになかなか近づけないだろう?また追い払われたら困る」
わざとらしく明るい声で言い、夜玉牙と霍舟晟にも聞こえるように笑ってみせる。霍舟晟は小さく咳払いした。
「碧琅君はともかく、僕は鬼だからと言って恩を仇で返すような真似はしないよ。夜玉牙も義理は通すだろう?」
「知らん、オレは何も見ていない」
夜玉牙はついにくるりと背を向けた。霍舟晟が苦笑する。秋霖はいつの間にか二人の距離がわずかに軟らいだように感じて、胸の奥でそっと息をついた。しかしすぐに眉根を寄せ、声を落として虓屠に囁く。
「……油断をした、悪かった」
複数の天吏の前に虓屠が姿を晒すのは、本来なら危険だ。ましてや戦いの最中に余所見をするなど、あってはならない。
虓屠は秋霖の表情を見て、小さく息を吐いた。
「……そりゃそうだ。注意散漫なのは、あんたらしくないぞ。忌狐青なんかの言葉に惑わされるな」
「……、」
秋霖は口を開きかけて言葉を選んだ。なぜ忌狐青は虓屠を西の鬼王と呼んだのか。
白鬼王・白冥。赤熹耀の宮殿に現れ、姿を見る事は無かったが一瞬だけ気配を感じ取った。だが目の前の虓屠の気配とは違う。忌狐青の言葉に確証はないが、鬼王は皆、分身を作れるのだと以前に虓屠自身が言っていた。
「虓屠……」
──お前は一体、誰なのだ。
喉まで上った疑問を、秋霖は飲み込んだ。ここには二人の天吏がいる。彼の正体を暴くことなどできはしない。
「……どうした?」
虓屠は秋霖の言葉の途切れ方を見て、わずかに首を傾げた。秋霖は視線を向け、骨面の奥の目を探そうとしたが、途中で諦めてゆるく首を振った。
──彼は、彼だ。
「……お前は、本当に私が天命を果たすまで、私から離れるつもりはないのか」
本来なら距離を置かなければならない相手だ。それでも、彼が差し伸べてくれる手を強く拒む事ができないでいる。虓屠は小さく笑って呟くように答えた。
「……別に、天命が終わった後だって、友でいるさ」
虓屠は秋霖の髪に絡まった白い飾り紐に気づき、そっと手を伸ばす。あたたかな指先が、秋霖のこわばりをわずかにほどく。
「さて、俺はもう行くぞ。さすがに、ずっと天吏に囲まれちゃあ居心地が悪いからな」
そう言い残すと、虓屠は秋霖に背を向けた。次の瞬間には、彼の気配は空気の中にすっと消えていった。
秋霖は忌狐青の結界の中で膝をついた。完全に霊気を遮断されると、残るのは薄らいだ己の魂だけだ。補完されていた片腕は霧散し、霜曜槍は木剣へと戻り、銀章も元の形状へと縮んでいく。霍舟晟と夜玉牙を覆っていた氷の繭もほどけていき、二人の身体が落下する。虓屠がすかさずそれぞれを掴んだ。
忌狐青の高笑いが、青い結界の内側に反響する。
「ハハハハハはは!容易い容易い。この天吏がさぞ大事と見えるな……」
「転換……!!」
虓屠は力ずくで自身の反転結界を構築しようとする。しかし、百骨兵を完全に召喚するには、忌狐青の結界を押し返すほどの力がまだ足りない。
「くッ……力が安定しないか……!」
青い檻に囚われた秋霖は、わずかに瞼を上げて虓屠を見た。意識を保つのが限界で、言葉を発しようと口を開いた瞬間に忌狐青が腕を振り、檻の圧が強まる。
「……ッ!……っ」
秋霖は喉を震わせたが声にはならず、そのまま意識を手放した。
「白冥、余の邪魔をしないことだ」
忌狐青が低く告げる。虓屠は短く瞼を閉じ、深く息を吸った。そして現れた百骨兵たちに霍舟晟と夜玉牙を預けると、両手に骨刀を構え直す。
「忌狐青、俺を脅すつもりならば後悔することになるぞ」
「何を……、……?!」
言葉の途中で、忌狐青の目が突然大きく見開かれた。地獄にいる本体へ、不穏な気配が迫ったのだ。
「なぜ奴が余の城へ……!?貴様……!」
本体への脅威は、この場の天吏を仕留めることより優先される。力の差を考えれば、同時に相手取ることは不可能だ。
その隙を見逃さず、空気が裂けるような音とともに、術から抜け出した夜玉牙の羅鉄鞭が忌狐青へ叩きつけられた。距離を取った忌狐青の頭上へ、黄金の矢が星雨のように降り注ぐ。
「くッ!!!おのれッ!!」
忌狐青は青い炎を纏い、矢を焼き払いながら虓屠を睨みつけた。迷塵籠鳥の“鍵”を開けたのは間違いなくあの鬼だ。
「ようやくお目覚めか、天吏様方よ」
「親切な深鬼くん、感謝するよ。君は霖戒を頼めるかな。僕たちはあの結界に触れられない」
霍舟晟が虓屠の隣に立ち、金翎弓を引き絞る。忌狐青への怒りを宿した霊力がうねり、矢の先に紅い炎が燃え上がった。
「言われなくとも!」
「……いけ好かん鬼だ」
夜玉牙の皮肉と同時に、二人は忌狐青へ猛然と攻め込む。虓屠の骨刀が嵐のような連撃を繰り出し、その隙間を縫うように羅鉄鞭がしなり伸びる。
「天縛の令を以て鉄影を降ろす。魂鎖不脱──黒縛羅纏!!」
鞭が黒い棘の網へと変じ、忌狐青の全身を絡め取った。この宝仗に囚われた鬼は魂ごと拘束され、抗えば抗うほど棘が深く食い込み、身体が捩じ切れていく。
「霍舟晟!!」
夜玉牙の叫びに応じ、霍舟晟は矢を放つ。
「飛光乱翔……!」
逃げ場を失った忌狐青へ、炎の矢が目にも止まらぬ速度で一直線に飛ぶ。衝突の瞬間、青い鬼気がまるで血飛沫のように噴き出した。
「ぐうゥゥゥぅぅッ!!!!!!」
忌狐青が歯を食いしばる。その背後で、突如と空間に亀裂が走った。そこから鬼門が徐々に開いていく。
秋霖の結界を破ろうと手を翳していた虓屠が、夜玉牙と霍舟晟に叫んだ。
「逃げられるぞ!!」
夜玉牙は宝仗を握る手にさらに力を込めた。
だが鬼門の引力は凄まじく、忌狐青の身体を容赦なく引き寄せていく。霍舟晟は再び矢を放ったが、軌道が吸い込まれるように歪み、炎の矢は忌狐青に届かず門の奥へ消えた。
「なっ……!?」
「チッ……奴の本体の術だ!近づくな!天吏が地獄に呑まれたら勝ち目はないぞ!」
夜玉牙が追撃に飛び込もうとした瞬間、虓屠が鋭く制止する。刹那、鬼門から巨大な青い炎の手が伸び、忌狐青の身体を掴んだかと思うと、羅鉄鞭を強引に引きちぎった。
夜玉牙は咄嗟に鞭を再び伸ばし、炎の手ごと忌狐青を縛り上げる。忌狐青の炎が鞭を伝い、夜玉牙の腕を焦がすほどの熱が迫った。
「ここで奴を逃そうものなら、天吏として生きる意味はないッッ!」
炎の手と夜玉牙が互いを引きずり合う。夜玉牙の剛力を目にし、虓屠は思わず口の端を上げた。霍舟晟は援護のため、再び炎矢を練り上げる。自分の身を顧みず勇猛に突っ込んでいくその姿を、かつて一度目にしている。
「まったく君という人は!!」
黄金の矢が放たれ、今度こそ忌狐青の胸を貫いた。
直後、秋霖を閉じ込めていた結界に亀裂が走る。虓屠が檻を斬り破り、落ちてきた秋霖の身体をしっかりと抱き止めた。
忌狐青の分身は断末魔すらなく、まるで操り糸を断たれた人形が崩れるように静かに塵となって崩れ落ちた。霍舟晟の矢が胸を貫く直前に忌狐青は形勢不利を悟り、分身にかけていた術を解いたのだ。
「分身体は滅んだが、魂はどうやら完全に滅ぶ前に逃げ切ったらしい。だが、奴の分身が一つ減った事は喜ばなくてはな」
虓屠はそう言うと、秋霖を支えながら河岸まで連れていった。
雲滙江を覆っていた霧はいつの間にか晴れており、夜空には再び澄んだ月がのぞいている。虓屠の腕の中で秋霖が小さく身じろぎし、はっとして上体を起こした。
「虓屠……!忌狐青は……?!」
虓屠は口角を上げ、背後に立つ二人の天吏へ視線を向けた。
秋霖は慌てて立ち上がる。夜玉牙と霍舟晟には戦いの痕が残っており、秋霖はすぐに姿勢を正して頭を下げた。
「霍兄君、夜玉牙殿……此度は助かりました。お礼を申し上げます」
「お礼を言うのはこちらの方だよ。僕達を庇いながらでは大変だったろう?君の足を引っ張ってしまって、すまなかったね……。それに、彼に助けてもらわなければ危なかったよ」
「……。」
夜玉牙は不機嫌そうに目を逸らし、焼け焦げた袖を隠すように腕を組んだ。秋霖は再び虓屠へ向き直る。
「お前にも礼を言わなくてはな……」
「おいおい、構わんさ。来るのが遅くなって悪かったよ。……ほら、他の天吏様の目があっちゃ、あんたになかなか近づけないだろう?また追い払われたら困る」
わざとらしく明るい声で言い、夜玉牙と霍舟晟にも聞こえるように笑ってみせる。霍舟晟は小さく咳払いした。
「碧琅君はともかく、僕は鬼だからと言って恩を仇で返すような真似はしないよ。夜玉牙も義理は通すだろう?」
「知らん、オレは何も見ていない」
夜玉牙はついにくるりと背を向けた。霍舟晟が苦笑する。秋霖はいつの間にか二人の距離がわずかに軟らいだように感じて、胸の奥でそっと息をついた。しかしすぐに眉根を寄せ、声を落として虓屠に囁く。
「……油断をした、悪かった」
複数の天吏の前に虓屠が姿を晒すのは、本来なら危険だ。ましてや戦いの最中に余所見をするなど、あってはならない。
虓屠は秋霖の表情を見て、小さく息を吐いた。
「……そりゃそうだ。注意散漫なのは、あんたらしくないぞ。忌狐青なんかの言葉に惑わされるな」
「……、」
秋霖は口を開きかけて言葉を選んだ。なぜ忌狐青は虓屠を西の鬼王と呼んだのか。
白鬼王・白冥。赤熹耀の宮殿に現れ、姿を見る事は無かったが一瞬だけ気配を感じ取った。だが目の前の虓屠の気配とは違う。忌狐青の言葉に確証はないが、鬼王は皆、分身を作れるのだと以前に虓屠自身が言っていた。
「虓屠……」
──お前は一体、誰なのだ。
喉まで上った疑問を、秋霖は飲み込んだ。ここには二人の天吏がいる。彼の正体を暴くことなどできはしない。
「……どうした?」
虓屠は秋霖の言葉の途切れ方を見て、わずかに首を傾げた。秋霖は視線を向け、骨面の奥の目を探そうとしたが、途中で諦めてゆるく首を振った。
──彼は、彼だ。
「……お前は、本当に私が天命を果たすまで、私から離れるつもりはないのか」
本来なら距離を置かなければならない相手だ。それでも、彼が差し伸べてくれる手を強く拒む事ができないでいる。虓屠は小さく笑って呟くように答えた。
「……別に、天命が終わった後だって、友でいるさ」
虓屠は秋霖の髪に絡まった白い飾り紐に気づき、そっと手を伸ばす。あたたかな指先が、秋霖のこわばりをわずかにほどく。
「さて、俺はもう行くぞ。さすがに、ずっと天吏に囲まれちゃあ居心地が悪いからな」
そう言い残すと、虓屠は秋霖に背を向けた。次の瞬間には、彼の気配は空気の中にすっと消えていった。
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
ヤンキーDKの献身
ナムラケイ
BL
スパダリ高校生×こじらせ公務員のBLです。
ケンカ上等、金髪ヤンキー高校生の三沢空乃は、築51年のオンボロアパートで一人暮らしを始めることに。隣人の近間行人は、お堅い公務員かと思いきや、夜な夜な違う男と寝ているビッチ系ネコで…。
性描写があるものには、タイトルに★をつけています。
行人の兄が主人公の「戦闘機乗りの劣情」(完結済み)も掲載しています。
【完結】兄さん、✕✕✕✕✕✕✕✕
亜依流.@.@
BL
「兄さん、会いたかった」
夏樹にとって、義弟の蓮は不気味だった。
6年間の空白を経て再開する2人。突如始まった同棲性活と共に、夏樹の「いつも通り」は狂い始め·····。
過去の回想と現在を行き来します。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
中華BLが大好きです。特に強くて芯のある受け(過去あり)が大好きでドストライクでした…!読み始めたら止まらなくなってしまい、夜更かしをして一気読みしました。心情や情景を丁寧な文章で表現されており、それぞれの過去、設定もしっかりと作り込まれていてとても読み応えがありました。
重厚感のある壮大な作品に出会えたことが嬉しく、思わずコメントさせていただきました。これだけの長編作品の執筆、大変かと思いますが、お身体ご自愛されながらご無理のないペースで素敵な作品を続けていただければ幸いです。後半も楽しみに、これからも応援しています。
感想にお返事ができる機能があることをつい先ほど知りました😭申し訳ございません!!😭
たいへん嬉しいコメントをありがとうございました…!!
中華BLがお好きな方に読んでもらえた事がいちばんの幸せですし、ものすごく励みになりました✨
私の趣味だけをひたすら詰め込んだ作品ですので、まりも様に刺さる部分があった事が本当に嬉しいです!
完結する事を目標に、後半の執筆も頑張りたいと思います…!本当にありがとうございます🙇♀️