62 / 81
十話 最終章
04
しおりを挟むトイレから出てスッキリした後にデリットは帰り様に海軍が集まってるのを見れば普段の癖で身を隠した
「 俺は我慢できない。チャンスがあれば殺そう 」
「 嗚呼、あんな奴は海軍じゃない 」
「( 誰の事だ? )」
デリットは何の話し誰を殺すかと言ってるのか聞く為に耳を済ませば名前は告げられる
「 ユスティーツ中将が油断した隙に殺そう 」
「 デリットのクルーが来ると言う噂もあるしな。騒ぎに乗じれば... 」
「( 全く、あんな態度だから嫌われるんだ )」
我ながら弟はと呆れるデリットは仕方無くその場を静かに離れれば船長室へと向かう
部屋に戻ればアランはソファーに座ってることに動いてなかったなのかとデリットは思い隣へと座れば彼は口を開く
「 ねぇ、君の周りにキースって事はいなかった? 」
「 ...さぁ?覚えてないな?それがどうした? 」
「 その人...死ぬよ... 」
「 は? 」
アランの言葉にウィンドがなんで死ぬのかと傾げれば彼は昔話を兼ねた話をすればそれはオウガに話しをしていたことと全く同じものだ
「 俺はまだ小さかったから分から無かったけど....キースて言う人魚と、君の使用人のキースは同じなんだよ。人魚なんだ 」
「 へぇ、そうなのか?それがどうした?( ....知ってるがな )」
アランは問題は其処じゃないと机に置いた古い人魚の本を開き頁を捲れば其処の最後に人魚の結末が書かれている
「 人魚はその美しい身を捨て、海の底に住み続ける深海魚になるんだって.... 」
「 深海魚..... 」
ふざけてるのかと思うデリットだが心当たりのある鱗やら色々見てしまってる為に眉間の眉は左のみ上がる
「 けれどこれには続きがあって、人に恋した人魚は産まれてから20年の月日の中で身を結ばなければ...海の泡となって消えてしまうって 」
「 人魚姫の話だな。王子は他の姫を気に入って、人魚姫は崖から身を投げ出したって...
」
人魚姫の物語はこの17世紀に存在する人魚を元に様々な話や言い伝えは其なりに本を読んでいれば耳に入ってくるものだ
その為に数パターン有る中の一つだと思って聞いていればアランは本の頁を捲る
「 そう、想い人の心臓に短剣を突き刺せば人としての呪いは立ちきられ、深海魚になるって... 」
「 結果深海魚なんだな 」
「 それは年齢層になればみたいなのじゃない? 」
アバウトなと目線を向けるアランに彼は此処に来る前に見たウィンドの手に持った短剣にまさかな、と思うが小さく笑う
「 御前はそのキースが何故気になるんだ? 」
「 だって人魚は一途な種族らしいからきっとルイの傍に居るかなぁーって。ほら、特に俺はキースが追放されるときにルイを助ける、的な約束したから 」
「 会ったしても俺は記憶を忘れてる。誰か分かるわけない 」
「 まぁ、其もそうだね... 」
弟が誰であり記憶に無ければ分からないもので其はデリットもまたは同じだ
偶々話を聞いていた程度で普通なら気付かなかったと
夜が訪れ
アランがベッドで眠る横に横たわっていたデリットはゆっくり起き上がればそっと降り窓際まで足を向け外へと視線を向ける
「 ......もう直ぐ満月か 」
美しい程の月は姿を見せていた
波の音は自棄に煩く感じ、胸に感じるざわめきにデリットは一人考えていた
「 .....刺すなら、刺せよ。キース 」
この心臓に短剣が突き刺さる感覚はもう心の準備が出来ていると思っている彼は静かに息を吐き
ゆっくりと口を開く
それはウィンドは何度か自分の為に歌った子守唄を
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる