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47話 初陣
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「わぁ…私の杖…私だけの杖…エヴァンジェリーナ様と同じデザインだなんて…」
「ふふ、もうすっかり夢中ですね。後で私にも触らせてくださいね」
「もちろんOKですよ、家に戻ったらいっぱい触りましょう!」
二人からすれば、この杖は亡きエヴァンジェリーナの形見である。孤児院で彼女に育てられた二人にとっては、母が傍にいてくれているようなものである。
「ありがとうございます。…おや。セラフィーナさん。ちょっとストップです」
「は、はい?」
と、せっかく感動に浸っていたのに…と忌々しそうな感じでルーチェは顔をしかめる。彼女達が広場を通って武器屋を出ようとした時、突然二人組の男に囲まれてしまったのだ。
「へぇ~え、これが噂の聖女様かい!可愛いねぇ、ぐひひひ」
「全くだな、ぶひひひ」
痩せぎすの頭にバンダナを巻いた男に、太り気味の豪華な銀のベルトを巻いた小男。二人の男は身体中に痛々しい傷があり、格好も薄汚れた、まさにも悪党と言った雰囲気の軽装だ。
「え、えっと…どちら様ですか?」
「うひひひ、俺達盗賊だよーん。セラフィーナ様、護衛もつけないで歩くなんて不用心だぜえ」
「ぶひひひ、まったくだ。そんな事してると、俺らみたいな悪党に捕まっちまうぜえ」
「盗賊さんでしたか…あの、悪い事は言いませんから、今のうちにお逃げになった方が良いですよ?」
セラフィーナは本気で心配するかのような口調で、二人の盗賊に語りかける。その語りには、全く演技がない。心の底から二人の身を案じているようである。
「うひひひ、怖いねえ。しかし俺達は引き下がれねえな、こぉーんな上玉を目の前にして逃げるなんて。なぁ?」
「ぶひひひ、その通り。大体、俺達が何から逃げるってんだい?まさか、聖女様がその杖で俺らをぶん殴んのかい?」
「いえ…私は戦わないんですけど…その…」
じゃあなにがどうするんだい?と二人が詰め寄ろうとした次の瞬間だった。蒼の炎が会場を飛び交い、二人の悪党が瞬く間に壁に叩き付けられていたのだ。
「うぎゃあ!?」
「ぶぎゃあ!?」
「すみませんが…その汚らわしい手でセラフィーナさんに触れないで頂けます?」
キュキュッと手袋についた血を綺麗にハンカチで拭き取り、今すぐにでも気絶してしまいそうな二人の元に歩み寄る。全く抵抗すら出来なさそうな二人の襟元を掴み、布団でも畳むかのように床に投げつける。
「(だ、だから言ったのに……)」
「ひとつ教えておきましょう。貴方達のような小悪党如きが、セラフィーナさんを狙うなんて事が間違いです。大人しく牢にぶち込まれて反省しなさい」
「げ、げふ……」
返事なのかなんなのかよく分からない声を聞いてから、店内にいる衛兵に二人の身柄を簡単に引き渡す。流石、セラフィーナのお付きのメイドなだけはある。
「お見事です、ルーチェさん。相変わらず容赦がない…」
「ああいう輩は優しく言っても聞きませんからね。見せしめにもなりましたし、ちょうど良いでしょう」
セラフィーナを狙う輩は、盗賊以外にも何人もいるだろう。そんな奴らを諦めさせるには十分すぎる打撃。人間を一撃で気絶させるなど、人の放って良い攻撃では無い。こんな奴がもし何十人も彼女を囲っているなら、もう他の金持ちを狙った方が幾分もマシである。
「おいおい、俺の部下をゴミみてえに片付けてくれるじゃねえか」
「あら、まだいたんですか。社会のゴミが」
これにて一件落着、かと思いきや、まだもう一人残っていた。おそらくは盗賊団の頭であろう男。真っ黒な剣をその手に握った、先程の二人組よりは整った服を着込んだ筋肉質な男。
「社会のゴミとはひでえなぁ、俺達は生きるために盗賊やってんだぜ」
「真っ当に働けば良いのに、自ら悪の道を突き進んだのでしょう。ゴミと言われても文句は言えませんよ」
「真っ当に働くより、人様から奪った方が効率良いんだよ、くひひひ」
するりと、手に持っていた黒の剣を引き抜く。禍々しい刀身。そして黒い影が刃の周りに浮かび、ドクンドクンと脈打っていた。
「あれは…呪いの力が宿っている…」
「くひゃははは!人から奪うってのは良いもんだぜ!こんな素晴らしい武器が、簡単に手に入るんだからなぁ!」
ゴオオオッ!!
剣をひと振り。それだけで、刀身に宿っている黒い影が斬撃のように空を飛ぶ。恐るべき攻撃だが、ルーチェにとってはなんてことも無いただの飛び道具だ。
「はあっ!」
拳で呪いを突き破り、飛ぶ斬撃を消滅させる。自分の持っている武器の特性があっさり打ち破られたのだから、もっと驚いても良いはずだが、盗賊の顔はむしろ嬉しそうだ。
「くひひひ、触ったな?」
「っ……!?」
その時だった。ルーチェの触れた腕が黒く変色し、先程刀身が纏っていた黒い影に蝕まれていた。これこそが、この呪いの真の力。触れるだけで相手を蝕む、恐るべき狂気の呪い。
「あぐっ……!」
「えっ…!?ルーチェさん!?」
「くひひひ、いい気味だぜ。呪いの味はどうだぁ?痛いだろ?苦しいだろぉ?」
「っ…こんな…もの…!」
彼女の右腕に走るのは、激痛。まるで鋭い茨の棘が肉に深く突き刺さっているような苦しみ。アルヴェルトの猛攻さえ耐えるような彼女が苦しむのだから、凄まじい激痛だろう。
「くひひ、無理すんなよ。その呪いは俺が解除するまで絶対消えねえ。消して欲しけりゃ、降伏して俺にセラフィーナ様を明け渡すんだな!」
「…ハッ。誰が貴方なんかに渡しますか。っ……!」
「ルーチェさん!」
慌てて駆け寄るセラフィーナを、腕で制止する。
「セラフィーナさん、大丈夫です。危険ですから、下がっていてください…」
「……いいえ。そうはいきません」
「な……!?」
セラフィーナは制止を優しく振り払い、盗賊の前へと立ちはだかる。驚きを隠せないメイドの前で、静かに口を開く。
「一回だけ、お尋ねします。ルーチェさんの呪いを解いて貰えませんか。お願いします」
たとえ悪人相手でも、礼儀正しく頭を下げて頼み込む。聖女の立派な姿勢に、周りにいた野次馬達は思わずおおおっと声を上げる。
「アンタが来てくれんなら構わねえぜぇ。俺の所に来てくれるかい?セラフィーナ様よお」
「…そうはいきません。私はこの国を護るため、神に魔力を捧げなくてはなりませんから」
「くひひ…聖女様は健気なもんだねえ。んで、どうするつもりだ?お前が来ないなら、あの女は苦しんで死ぬだけだぜえ?」
「…貴方を説得します。お金でしたら、少しは差し上げられます。それで納得して貰えませんか?」
その言葉を聞いて、盗賊はニヤリと笑う。
「いくら出せる?」
セラフィーナは手元の財布をパッと開いて、尻込みしながら答えた。
「えっと…3000ゴールド…」
「え?3000?」
「はい、3000…」
「……そんなんで納得するわけねえだろ!!!!!その辺でスリでもしてた方がよっぽど稼げる額だわ!!!!!!!」
「す、すみません、今これしか持ってなくて……」
「無理に出さんでええわ!…なんか可哀想になってきたな…ならこうしようか。俺とアンタで決闘する。勝った方が相手の言うことなんでも聞く。それで良いだろお?」
「……わかりました。お受けします。私が勝ったら、ルーチェさんの呪いを解いてお縄に着いてくださいね」
「くひひひ、約束しよう。俺が勝ったらアンタは俺の所に来てもらうぜえ」
「だ…ダメです…セラフィーナさん……」
「大丈夫です。私は強いんですよ」
優しくルーチェに微笑みかけて、セラフィーナは更に半歩前に歩み出る。しかし彼女にはわかっている。あれはジョットの時にもよくやっていた虚勢だ。本当は内心ガクブルしているに違いない。
「聖女様は強いと来たか。くひひひ。この剣の強さを存分に発揮できそうだなぁ!」
「そ、そそそそうですよ…私にボコボコに…されたく無かったら、早いうちに降参をおすすめしましますよ…?」
「……一応聞くが、本当に強いんだよな?」
「あ、当たり前じゃないですか!でなきゃ決闘なんて受けませんし……」
と言いながらも、足は内股でガクガク震えているし、顔は恐怖ですっかり青ざめている。そう、強いなんて全くの嘘。そしてそれを隠すのも超下手くそである。
「いや絶対嘘だろ!…まぁ、程々に痛めつけて俺のものにしてやるから安心しなよ、くひひひ」
「っ……か、簡単にはやられませんよ…貴方を倒して、ルーチェさんを元に戻して貰います!」
そして、決闘のフィールドが開かれる。範囲はこの広場の中央、円形の模様の上。不安そうに見守るルーチェと、好奇心から決闘を見に来た野次馬達に囲まれながら、聖女の杖は初陣を駆ける事になった。
「ふふ、もうすっかり夢中ですね。後で私にも触らせてくださいね」
「もちろんOKですよ、家に戻ったらいっぱい触りましょう!」
二人からすれば、この杖は亡きエヴァンジェリーナの形見である。孤児院で彼女に育てられた二人にとっては、母が傍にいてくれているようなものである。
「ありがとうございます。…おや。セラフィーナさん。ちょっとストップです」
「は、はい?」
と、せっかく感動に浸っていたのに…と忌々しそうな感じでルーチェは顔をしかめる。彼女達が広場を通って武器屋を出ようとした時、突然二人組の男に囲まれてしまったのだ。
「へぇ~え、これが噂の聖女様かい!可愛いねぇ、ぐひひひ」
「全くだな、ぶひひひ」
痩せぎすの頭にバンダナを巻いた男に、太り気味の豪華な銀のベルトを巻いた小男。二人の男は身体中に痛々しい傷があり、格好も薄汚れた、まさにも悪党と言った雰囲気の軽装だ。
「え、えっと…どちら様ですか?」
「うひひひ、俺達盗賊だよーん。セラフィーナ様、護衛もつけないで歩くなんて不用心だぜえ」
「ぶひひひ、まったくだ。そんな事してると、俺らみたいな悪党に捕まっちまうぜえ」
「盗賊さんでしたか…あの、悪い事は言いませんから、今のうちにお逃げになった方が良いですよ?」
セラフィーナは本気で心配するかのような口調で、二人の盗賊に語りかける。その語りには、全く演技がない。心の底から二人の身を案じているようである。
「うひひひ、怖いねえ。しかし俺達は引き下がれねえな、こぉーんな上玉を目の前にして逃げるなんて。なぁ?」
「ぶひひひ、その通り。大体、俺達が何から逃げるってんだい?まさか、聖女様がその杖で俺らをぶん殴んのかい?」
「いえ…私は戦わないんですけど…その…」
じゃあなにがどうするんだい?と二人が詰め寄ろうとした次の瞬間だった。蒼の炎が会場を飛び交い、二人の悪党が瞬く間に壁に叩き付けられていたのだ。
「うぎゃあ!?」
「ぶぎゃあ!?」
「すみませんが…その汚らわしい手でセラフィーナさんに触れないで頂けます?」
キュキュッと手袋についた血を綺麗にハンカチで拭き取り、今すぐにでも気絶してしまいそうな二人の元に歩み寄る。全く抵抗すら出来なさそうな二人の襟元を掴み、布団でも畳むかのように床に投げつける。
「(だ、だから言ったのに……)」
「ひとつ教えておきましょう。貴方達のような小悪党如きが、セラフィーナさんを狙うなんて事が間違いです。大人しく牢にぶち込まれて反省しなさい」
「げ、げふ……」
返事なのかなんなのかよく分からない声を聞いてから、店内にいる衛兵に二人の身柄を簡単に引き渡す。流石、セラフィーナのお付きのメイドなだけはある。
「お見事です、ルーチェさん。相変わらず容赦がない…」
「ああいう輩は優しく言っても聞きませんからね。見せしめにもなりましたし、ちょうど良いでしょう」
セラフィーナを狙う輩は、盗賊以外にも何人もいるだろう。そんな奴らを諦めさせるには十分すぎる打撃。人間を一撃で気絶させるなど、人の放って良い攻撃では無い。こんな奴がもし何十人も彼女を囲っているなら、もう他の金持ちを狙った方が幾分もマシである。
「おいおい、俺の部下をゴミみてえに片付けてくれるじゃねえか」
「あら、まだいたんですか。社会のゴミが」
これにて一件落着、かと思いきや、まだもう一人残っていた。おそらくは盗賊団の頭であろう男。真っ黒な剣をその手に握った、先程の二人組よりは整った服を着込んだ筋肉質な男。
「社会のゴミとはひでえなぁ、俺達は生きるために盗賊やってんだぜ」
「真っ当に働けば良いのに、自ら悪の道を突き進んだのでしょう。ゴミと言われても文句は言えませんよ」
「真っ当に働くより、人様から奪った方が効率良いんだよ、くひひひ」
するりと、手に持っていた黒の剣を引き抜く。禍々しい刀身。そして黒い影が刃の周りに浮かび、ドクンドクンと脈打っていた。
「あれは…呪いの力が宿っている…」
「くひゃははは!人から奪うってのは良いもんだぜ!こんな素晴らしい武器が、簡単に手に入るんだからなぁ!」
ゴオオオッ!!
剣をひと振り。それだけで、刀身に宿っている黒い影が斬撃のように空を飛ぶ。恐るべき攻撃だが、ルーチェにとってはなんてことも無いただの飛び道具だ。
「はあっ!」
拳で呪いを突き破り、飛ぶ斬撃を消滅させる。自分の持っている武器の特性があっさり打ち破られたのだから、もっと驚いても良いはずだが、盗賊の顔はむしろ嬉しそうだ。
「くひひひ、触ったな?」
「っ……!?」
その時だった。ルーチェの触れた腕が黒く変色し、先程刀身が纏っていた黒い影に蝕まれていた。これこそが、この呪いの真の力。触れるだけで相手を蝕む、恐るべき狂気の呪い。
「あぐっ……!」
「えっ…!?ルーチェさん!?」
「くひひひ、いい気味だぜ。呪いの味はどうだぁ?痛いだろ?苦しいだろぉ?」
「っ…こんな…もの…!」
彼女の右腕に走るのは、激痛。まるで鋭い茨の棘が肉に深く突き刺さっているような苦しみ。アルヴェルトの猛攻さえ耐えるような彼女が苦しむのだから、凄まじい激痛だろう。
「くひひ、無理すんなよ。その呪いは俺が解除するまで絶対消えねえ。消して欲しけりゃ、降伏して俺にセラフィーナ様を明け渡すんだな!」
「…ハッ。誰が貴方なんかに渡しますか。っ……!」
「ルーチェさん!」
慌てて駆け寄るセラフィーナを、腕で制止する。
「セラフィーナさん、大丈夫です。危険ですから、下がっていてください…」
「……いいえ。そうはいきません」
「な……!?」
セラフィーナは制止を優しく振り払い、盗賊の前へと立ちはだかる。驚きを隠せないメイドの前で、静かに口を開く。
「一回だけ、お尋ねします。ルーチェさんの呪いを解いて貰えませんか。お願いします」
たとえ悪人相手でも、礼儀正しく頭を下げて頼み込む。聖女の立派な姿勢に、周りにいた野次馬達は思わずおおおっと声を上げる。
「アンタが来てくれんなら構わねえぜぇ。俺の所に来てくれるかい?セラフィーナ様よお」
「…そうはいきません。私はこの国を護るため、神に魔力を捧げなくてはなりませんから」
「くひひ…聖女様は健気なもんだねえ。んで、どうするつもりだ?お前が来ないなら、あの女は苦しんで死ぬだけだぜえ?」
「…貴方を説得します。お金でしたら、少しは差し上げられます。それで納得して貰えませんか?」
その言葉を聞いて、盗賊はニヤリと笑う。
「いくら出せる?」
セラフィーナは手元の財布をパッと開いて、尻込みしながら答えた。
「えっと…3000ゴールド…」
「え?3000?」
「はい、3000…」
「……そんなんで納得するわけねえだろ!!!!!その辺でスリでもしてた方がよっぽど稼げる額だわ!!!!!!!」
「す、すみません、今これしか持ってなくて……」
「無理に出さんでええわ!…なんか可哀想になってきたな…ならこうしようか。俺とアンタで決闘する。勝った方が相手の言うことなんでも聞く。それで良いだろお?」
「……わかりました。お受けします。私が勝ったら、ルーチェさんの呪いを解いてお縄に着いてくださいね」
「くひひひ、約束しよう。俺が勝ったらアンタは俺の所に来てもらうぜえ」
「だ…ダメです…セラフィーナさん……」
「大丈夫です。私は強いんですよ」
優しくルーチェに微笑みかけて、セラフィーナは更に半歩前に歩み出る。しかし彼女にはわかっている。あれはジョットの時にもよくやっていた虚勢だ。本当は内心ガクブルしているに違いない。
「聖女様は強いと来たか。くひひひ。この剣の強さを存分に発揮できそうだなぁ!」
「そ、そそそそうですよ…私にボコボコに…されたく無かったら、早いうちに降参をおすすめしましますよ…?」
「……一応聞くが、本当に強いんだよな?」
「あ、当たり前じゃないですか!でなきゃ決闘なんて受けませんし……」
と言いながらも、足は内股でガクガク震えているし、顔は恐怖ですっかり青ざめている。そう、強いなんて全くの嘘。そしてそれを隠すのも超下手くそである。
「いや絶対嘘だろ!…まぁ、程々に痛めつけて俺のものにしてやるから安心しなよ、くひひひ」
「っ……か、簡単にはやられませんよ…貴方を倒して、ルーチェさんを元に戻して貰います!」
そして、決闘のフィールドが開かれる。範囲はこの広場の中央、円形の模様の上。不安そうに見守るルーチェと、好奇心から決闘を見に来た野次馬達に囲まれながら、聖女の杖は初陣を駆ける事になった。
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