36 / 47
8
8-4
しおりを挟む
そう言うと、東堂はポケットから小瓶を取り出した。
必死に暴れる聖を片手で制し、ニヤリと笑う。
「う~ん。でも、そう暴れられると、静脈注射は危険だね。私も、じつは狙って針を刺すのは苦手なんだ。一度、間違ってコレを動脈に刺してしまった事があってね……気の毒に、その時の子は狂ってしまったよ。君程ではないけれど、まぁまぁ可愛い子だったから、あの時はちょっと勿体なかったなぁ」
「っ! 」
恐怖で、体の強張った聖に顔を近づけ、東堂はその首筋に舌を這わす。
「でもね――人の身体に効率よく麻薬を吸収させる方法っていうのは、何も注射だけじゃあないんだよ? 」
聖の返事を待たず、東堂は滔々と語る。
「クスリっていうのはね、直接身体の粘膜から吸収すると、とても早く全身に回るんだ。つまり、口から飲むよりも、鼻から吸った方が、とても効きがいいんだよ」
そう言い、形のいい聖の鼻をキュッと抓まんできた。
ヒッと息を引き、聖は身動きの取れない体で、それでも必死に顔を背けようとする。
一ヵ月もの間、東堂の攻めに耐え抜いたこの気の強い少年が、青ざめて震えている様子を眺めているだけでゾクゾクする。
興奮して、早くも少々爆発してしまう。
東堂は悦に入ったように笑いながら、聖の細い首を、上から無慈悲に押さえつけた。
「うっ――」
(く、苦しい……! )
息ができなくなり、聖の目の前は暗転する。
だが、東堂の目的は、聖をいつものように、ただいたぶるだけではなかった。
聖の身に着けていた下着を一気におろし、白い尻を露わにする。
そして東堂は、素早い動作であの小瓶の栓を抜くと、それをそのまま聖のもう一つの粘膜の中へと抉り込ませた!
「――――っ!? 」
「子供のころ、お医者さんから座薬を処方されただろう? つまりね、尻の粘膜っていうのは、恐ろしく敏感で吸収が早いんだよ」
(あ――あぁ……)
声が引きつり、悲鳴も出ない。
拘束された不格好な姿で、聖はガクガクと震える。
「ぬ――け、それ……やめ――」
身体が、おかしくなる。
未知の衝撃に、全身が燃えるように熱くなる。
それが羞恥からなのか、屈辱からなのか、果たして違うものからなのか解からない。
ただ、とにかく腸が煮え繰り返るほどの怒りだけは間違いない。
「こ……の、変態野郎! 殺し、て……や、るぅ!! 」
「ハハハハ! いいねぇ、最高だよ! 」
「い、やらぁって、や、あ……」
次第に、呂律が回らなくなっていく。
東堂の声も、遠くなっていく。
自分の鼓動が耳についてうるさい。
血管を、血流が逆流しているような気分だ。
気分が悪くて、頭がボウっとする。
――――いや、逆だ。
気分が高揚し、全身が熱いのだ。
耐えられぬほどに、身体が燃え上がって仕方がない。
「あ――あぁ――」
ビクッと、打ち揚げられた魚のように跳ねる肉体。
それをガクガクと数回繰り返すも、東堂は残酷な指を引き抜かない。
徐々に、聖の動きは緩慢になっていく。
――――紗が掛かったように、虚ろになっていく眼差し。
そして、強張って固くなっていた身体は、蕩けるように柔らかくなっていく。
「フフフ……」
いい頃合いだ。
そう判断した東堂は、ようやく抉り込ませていた小瓶を引き抜き、残酷に笑う。
聖の身体は完全に弛緩して、くたりとベッドに崩れた。
半端に引っかかっている襦袢や、引き下ろされたままの下着姿が却って色っぽい。
クスリで濡れた尻が、明かりでボウっと白く浮き上がって見え、堪らないほどに、そそる。
必死に暴れる聖を片手で制し、ニヤリと笑う。
「う~ん。でも、そう暴れられると、静脈注射は危険だね。私も、じつは狙って針を刺すのは苦手なんだ。一度、間違ってコレを動脈に刺してしまった事があってね……気の毒に、その時の子は狂ってしまったよ。君程ではないけれど、まぁまぁ可愛い子だったから、あの時はちょっと勿体なかったなぁ」
「っ! 」
恐怖で、体の強張った聖に顔を近づけ、東堂はその首筋に舌を這わす。
「でもね――人の身体に効率よく麻薬を吸収させる方法っていうのは、何も注射だけじゃあないんだよ? 」
聖の返事を待たず、東堂は滔々と語る。
「クスリっていうのはね、直接身体の粘膜から吸収すると、とても早く全身に回るんだ。つまり、口から飲むよりも、鼻から吸った方が、とても効きがいいんだよ」
そう言い、形のいい聖の鼻をキュッと抓まんできた。
ヒッと息を引き、聖は身動きの取れない体で、それでも必死に顔を背けようとする。
一ヵ月もの間、東堂の攻めに耐え抜いたこの気の強い少年が、青ざめて震えている様子を眺めているだけでゾクゾクする。
興奮して、早くも少々爆発してしまう。
東堂は悦に入ったように笑いながら、聖の細い首を、上から無慈悲に押さえつけた。
「うっ――」
(く、苦しい……! )
息ができなくなり、聖の目の前は暗転する。
だが、東堂の目的は、聖をいつものように、ただいたぶるだけではなかった。
聖の身に着けていた下着を一気におろし、白い尻を露わにする。
そして東堂は、素早い動作であの小瓶の栓を抜くと、それをそのまま聖のもう一つの粘膜の中へと抉り込ませた!
「――――っ!? 」
「子供のころ、お医者さんから座薬を処方されただろう? つまりね、尻の粘膜っていうのは、恐ろしく敏感で吸収が早いんだよ」
(あ――あぁ……)
声が引きつり、悲鳴も出ない。
拘束された不格好な姿で、聖はガクガクと震える。
「ぬ――け、それ……やめ――」
身体が、おかしくなる。
未知の衝撃に、全身が燃えるように熱くなる。
それが羞恥からなのか、屈辱からなのか、果たして違うものからなのか解からない。
ただ、とにかく腸が煮え繰り返るほどの怒りだけは間違いない。
「こ……の、変態野郎! 殺し、て……や、るぅ!! 」
「ハハハハ! いいねぇ、最高だよ! 」
「い、やらぁって、や、あ……」
次第に、呂律が回らなくなっていく。
東堂の声も、遠くなっていく。
自分の鼓動が耳についてうるさい。
血管を、血流が逆流しているような気分だ。
気分が悪くて、頭がボウっとする。
――――いや、逆だ。
気分が高揚し、全身が熱いのだ。
耐えられぬほどに、身体が燃え上がって仕方がない。
「あ――あぁ――」
ビクッと、打ち揚げられた魚のように跳ねる肉体。
それをガクガクと数回繰り返すも、東堂は残酷な指を引き抜かない。
徐々に、聖の動きは緩慢になっていく。
――――紗が掛かったように、虚ろになっていく眼差し。
そして、強張って固くなっていた身体は、蕩けるように柔らかくなっていく。
「フフフ……」
いい頃合いだ。
そう判断した東堂は、ようやく抉り込ませていた小瓶を引き抜き、残酷に笑う。
聖の身体は完全に弛緩して、くたりとベッドに崩れた。
半端に引っかかっている襦袢や、引き下ろされたままの下着姿が却って色っぽい。
クスリで濡れた尻が、明かりでボウっと白く浮き上がって見え、堪らないほどに、そそる。
1
あなたにおすすめの小説
Take On Me 2
マン太
BL
大和と岳。二人の新たな生活が始まった三月末。新たな出会いもあり、色々ありながらも、賑やかな日々が過ぎていく。
そんな岳の元に、一本の電話が。それは、昔世話になったヤクザの古山からの呼び出しの電話だった。
岳は仕方なく会うことにするが…。
※絡みの表現は控え目です。
※「エブリスタ」、「小説家になろう」にも投稿しています。
【完結】好きじゃないけど、付き合ってみる?
海野雫
BL
大学3年の直人(なおと)は、恋愛経験ゼロ。人付き合いは苦手ではないが、誰かを「好きになる」感情がよくわからない。付き合ってる友人たちを見ても、自分には縁のない話だと思っていた。
ある日、部活の後輩である健(けん)が「一緒にルームシェアしませんか?」と持ちかけてくる。引っ越しを考えていた直人は、悪くない条件にOKを出し、ふたりの同居生活が始まる。
快適すぎる日々。健は料理も掃除もできて、適度に距離を保ってくれる最高のルームメイト。
しかしある夜、健がポツリと呟く。
「……元カレ、まだ忘れられないんです」
「ねえ先輩。付き合ってみませんか?――“好きじゃなくてもいいから”」
からかわれていると思いながらも、冗談めかして了承してしまう直人。
それが、まさかの擬似恋人生活の始まりだった。
恋人ごっこなのに手をつないだり、映画を観に行ったり、肩を貸したり。
最初はただの遊びだったのに、直人はだんだん健が笑うと嬉しくて、泣くと苦しいと感じるようになっていく。
一方、健は「直人に本気になってはいけない」と自分に言い聞かせていたが、直人の優しさや真面目さに、次第に惹かれ始める。
擬似恋人から始まった関係は、本物の「好き」に変わるのか?
本気になったとき、ふたりはどう答えを出すのか――。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?
cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき)
ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。
「そうだ、バイトをしよう!」
一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。
教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった!
なんで元カレがここにいるんだよ!
俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。
「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」
「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」
なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ!
もう一度期待したら、また傷つく?
あの時、俺たちが別れた本当の理由は──?
「そろそろ我慢の限界かも」
刺されて始まる恋もある
神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる