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前回も同じ事をしたが、こうして僅かな明かりだけの中でする行為は、見えない分余計に興奮する。
それに奏の方も、薄暗い分、幾らか羞恥心が紛れるらしい。
細い、発情したような甘い声を上げ、素直に腰を擦り付けて来る。
――――それでもやはり、本物の発情期と違い、かなり控え目ではあるが。
「あ、ああんっ! 栄太、さん……」
「ん? 」
「あ、熱い……んっ」
ヌルヌルになる、熱を持つ互いの雄芯。
それが、ほぼ同時に欲望を吐き出した。
奏の身体が、くたりと弛緩する。
「はぁ、はぁ……」
甘く荒い息を吐き、奏は栄太の広く男らしい胸に頬を摺り寄せる。
緊張から解かれ、柔らかくなったその後孔へ、栄太はプツリと指を2本侵入させる――――。
「え……あ、栄太さん……」
「今、何本入っているか分かるか? 」
「や、やだ……身体が、変になる……」
孔内のコリコリとした所を長い指で擦ってやると、ぴくっと身体が跳ねる。
精を出したばかりの奏の可憐な雄芯が、フルフルと再び震えだす。
「なんか――なんか、へん、です――」
熱に中てられ、頭も体もフワフワとするようだ。
下肢からは、くちゅくちゅと水に濡れた様な音が絶え間なく聞こえてくる。
丹念に時間を掛け、後孔を解されているのが分かり、ますます奏の身体は熱くなる。
(ああ――セックスって、こんなのなんだ……僕、全然知らなかった…………)
「奏……」
「あんっ――んん……ん、な、に……? 」
「――――首を噛んでも、良いか? 」
「え……」
――――それは、つまり。
「――は、はい……噛んで、ください……僕を……栄太さんのものにして下さい」
――――番に、なりましょう。
微かな声で……しかし、ちゃんとした意思を以って奏は言葉にする。
栄太は心が震える程、その許しに感謝した。
ベータが、オメガの首を噛んで『番』になる。
法律的には、それで2人が夫婦関係になると公に認められるが……。
「本当に、いいんだな? お前には――……」
「いいんです! 僕には、もう、あなたさえいてくれれば」
奏はそう言うと、ギュッと栄太へしがみついた。
長く恋焦がれていた、正嘉の事はもう忘れようと思う。
先日何の気紛れか分からないが、正嘉の方から奏の元を訪ねてきたが。
――――そう、数日前マンションへの帰り道で、彼に遭遇した。
正嘉は、かなり尊大で横柄な態度で、こちらを冷たく睥睨してきた。
それを見た瞬間に、ああやはりこの人の心には……奏が思いを募らせていた程には、奏に対して思い入れが無かったのだと思い知った。
もしもあの時に、正嘉の口から『本当はずっと会いたかった。奏を迎えに来たよ』という言葉が出ていたら…………正嘉を選んでいたかもしれない。
しかし、分かってはいたが、やはりそんなセリフは一言も無かった。
――――なんて馬鹿な、奏。
いつか必ず、大人になった正嘉が迎えに来てくれる。
奏を抱き締めて、愛していると言ってくれる。
今まで味わった数多の苦労や辛酸は、全部それで報われる。
ずっとずっと、そんなおとぎ話のような展開を信じて夢見て!
だが、現実では――――奏に愛を捧げ、それを言ってくれるのはベータの栄太だけだ。
そして本当に、彼は奏を愛してくれている。
それが、強く分かる。
――――ならば、もう躊躇う事はない。
しかし、ベータがオメガの首を噛んで形式上『番』になったとしても、アルファが後から割り込んでオメガの首を再び噛むと『番の上書き』が可能になってしまう。
それに奏の方も、薄暗い分、幾らか羞恥心が紛れるらしい。
細い、発情したような甘い声を上げ、素直に腰を擦り付けて来る。
――――それでもやはり、本物の発情期と違い、かなり控え目ではあるが。
「あ、ああんっ! 栄太、さん……」
「ん? 」
「あ、熱い……んっ」
ヌルヌルになる、熱を持つ互いの雄芯。
それが、ほぼ同時に欲望を吐き出した。
奏の身体が、くたりと弛緩する。
「はぁ、はぁ……」
甘く荒い息を吐き、奏は栄太の広く男らしい胸に頬を摺り寄せる。
緊張から解かれ、柔らかくなったその後孔へ、栄太はプツリと指を2本侵入させる――――。
「え……あ、栄太さん……」
「今、何本入っているか分かるか? 」
「や、やだ……身体が、変になる……」
孔内のコリコリとした所を長い指で擦ってやると、ぴくっと身体が跳ねる。
精を出したばかりの奏の可憐な雄芯が、フルフルと再び震えだす。
「なんか――なんか、へん、です――」
熱に中てられ、頭も体もフワフワとするようだ。
下肢からは、くちゅくちゅと水に濡れた様な音が絶え間なく聞こえてくる。
丹念に時間を掛け、後孔を解されているのが分かり、ますます奏の身体は熱くなる。
(ああ――セックスって、こんなのなんだ……僕、全然知らなかった…………)
「奏……」
「あんっ――んん……ん、な、に……? 」
「――――首を噛んでも、良いか? 」
「え……」
――――それは、つまり。
「――は、はい……噛んで、ください……僕を……栄太さんのものにして下さい」
――――番に、なりましょう。
微かな声で……しかし、ちゃんとした意思を以って奏は言葉にする。
栄太は心が震える程、その許しに感謝した。
ベータが、オメガの首を噛んで『番』になる。
法律的には、それで2人が夫婦関係になると公に認められるが……。
「本当に、いいんだな? お前には――……」
「いいんです! 僕には、もう、あなたさえいてくれれば」
奏はそう言うと、ギュッと栄太へしがみついた。
長く恋焦がれていた、正嘉の事はもう忘れようと思う。
先日何の気紛れか分からないが、正嘉の方から奏の元を訪ねてきたが。
――――そう、数日前マンションへの帰り道で、彼に遭遇した。
正嘉は、かなり尊大で横柄な態度で、こちらを冷たく睥睨してきた。
それを見た瞬間に、ああやはりこの人の心には……奏が思いを募らせていた程には、奏に対して思い入れが無かったのだと思い知った。
もしもあの時に、正嘉の口から『本当はずっと会いたかった。奏を迎えに来たよ』という言葉が出ていたら…………正嘉を選んでいたかもしれない。
しかし、分かってはいたが、やはりそんなセリフは一言も無かった。
――――なんて馬鹿な、奏。
いつか必ず、大人になった正嘉が迎えに来てくれる。
奏を抱き締めて、愛していると言ってくれる。
今まで味わった数多の苦労や辛酸は、全部それで報われる。
ずっとずっと、そんなおとぎ話のような展開を信じて夢見て!
だが、現実では――――奏に愛を捧げ、それを言ってくれるのはベータの栄太だけだ。
そして本当に、彼は奏を愛してくれている。
それが、強く分かる。
――――ならば、もう躊躇う事はない。
しかし、ベータがオメガの首を噛んで形式上『番』になったとしても、アルファが後から割り込んでオメガの首を再び噛むと『番の上書き』が可能になってしまう。
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