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すると晁生は、『やれやれ』と言うように苦く笑った。
「そんな事は無いだろう?……まったく、この肉体でどれだけの男を虜にしたんだか」
「そんなの、今更だろう。ん、……だ、だいたい、お前だって――」
「この業界、綺麗ごとだけじゃあ仕事は回らないってね」
ゆっくりと奥を刺激すると、再び聖の身体から珠のような汗が噴き出て来る。
濡れる瞳も、柔らかな頬も紅い唇も、何もかもがセクシーだ。
そしてその体内では、男を限界まで搾り取とうと、巧みな蠕動が絶え間なく繰り返される。本当にこれは、逃れられない甘い地獄だ。
一度でも味わったなら、病みつきになってしまう。
これだけ抱き心地の良い肉体は、滅多にないだろうと断言できる。
再び強いられる我慢比べに、晁生はどこまで耐えられるか自信がない。
しかし聖の方は、流石に場数を踏んでいる事もあり、晁生よりはまだまだ余裕があるようだ。
「ふふ……」
挑発するかのように大きく脚を開いたかと思いきや、抱え込むかのように男の背中へ両足を巻き付ける。
そうして足裏や爪先で、晁生の脹脛や足首を刺激する。
後孔を抉られているにもかかわらず、何という柔軟性だ。
この意外な足技に、晁生は音を上げそうになる。
「た、たまらない、ね……君に、こんな特技が……ボクは全然、知らなかったよ」
滾る自身の肉棒はさることながら、当の相手からその足で愛撫を受けることになるとは。
くすぐるように太腿の裏を撫でられ、ブルっと晁生の全身に震えが走った。
「お前の性感帯、ここは新発見だな。オレに感謝しろよ」
汗を噴きながらニッと笑う聖は、まさに淫魔のような表情に見える。
晁生は一瞬、悔しそうに顔を歪めると、その耳元でそっと囁いた。
「君には、本当に――夢中になるのを堪えるのはツライよ」
「ん?」
不思議そうに瞬きをする聖に、晁生は熱い気を吐きながら、そっと囁いた。
「――君は、恋人をこれから先、本当に作る気は無いのか?」
(恋人、だって?)
「そんな事は無いだろう?……まったく、この肉体でどれだけの男を虜にしたんだか」
「そんなの、今更だろう。ん、……だ、だいたい、お前だって――」
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ゆっくりと奥を刺激すると、再び聖の身体から珠のような汗が噴き出て来る。
濡れる瞳も、柔らかな頬も紅い唇も、何もかもがセクシーだ。
そしてその体内では、男を限界まで搾り取とうと、巧みな蠕動が絶え間なく繰り返される。本当にこれは、逃れられない甘い地獄だ。
一度でも味わったなら、病みつきになってしまう。
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再び強いられる我慢比べに、晁生はどこまで耐えられるか自信がない。
しかし聖の方は、流石に場数を踏んでいる事もあり、晁生よりはまだまだ余裕があるようだ。
「ふふ……」
挑発するかのように大きく脚を開いたかと思いきや、抱え込むかのように男の背中へ両足を巻き付ける。
そうして足裏や爪先で、晁生の脹脛や足首を刺激する。
後孔を抉られているにもかかわらず、何という柔軟性だ。
この意外な足技に、晁生は音を上げそうになる。
「た、たまらない、ね……君に、こんな特技が……ボクは全然、知らなかったよ」
滾る自身の肉棒はさることながら、当の相手からその足で愛撫を受けることになるとは。
くすぐるように太腿の裏を撫でられ、ブルっと晁生の全身に震えが走った。
「お前の性感帯、ここは新発見だな。オレに感謝しろよ」
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晁生は一瞬、悔しそうに顔を歪めると、その耳元でそっと囁いた。
「君には、本当に――夢中になるのを堪えるのはツライよ」
「ん?」
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「――君は、恋人をこれから先、本当に作る気は無いのか?」
(恋人、だって?)
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