こころのみちしるべ

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現世編

011.『彼が今日自殺をする理由』03

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 真琴は食費を節約しなければ生活がままならないことを知っていた。警備員に補導されてバックヤードに連れて来られた真琴は店長から問い質された。店長は五十代くらいの小柄な男性だった。「何を盗った」と聞かれた真琴はすべて素直に打ち明けた。商品を一つ一つ口に出すうちに真琴は情けなくなった。「金がなかったのか?」と聞かれた真琴はそれについて少し考えた。うちに金はなかったのだろうか?
「あります」
 実際、財布にはそれらの商品を買うだけの金が入っていた。店長の剣幕は激しくなった。
「じゃあ何で盗った。ふざけてんのかてめえ。楽しいからか? こっちもギリギリで商売やってんだよ」
「はい」
「はいじゃねえよてめえ。何で盗ったって聞いてんだよ」
「生活が…苦しくて…」
「苦しいのはこっちもおんなじなんだよ! 俺も家族がいんだよ! 生活があんだよ! こんだけの従業員抱えて、責任があんだよ!」
 真琴は自分の身勝手な犯行が情けなくなった。
「…」
「何とか言えよ!」
「何倍にもして返します」
「ああ!? 返せば済むと思ってんのか!?」
「…」
「だいたいてめえは中学生のガキだろ!?」
「中学を出たら働いて返します」
「万引き犯の口約束に耳貸すと思ってんのか馬鹿が! そんなことしてたら店が潰れちまうんだよ!」
「…」
「てめえの家はだいたいどういう教育してんだよ!」
 家の教育のことに話が及ぶと真琴は母と父のことを思い出して涙をこぼした。真琴は細い体を床に着けて土下座した。真琴は嗚咽をこらえた。それを見下ろした店長は責める言葉をそれ以上思いつかなかった。真琴の家に特殊な事情があることを察してそれ以上真琴と真琴の家を責めることが憚られた店長は責任の矛先を学校に向けた。
「店を出るときは商品の代金を払うものだ。最近の学校はそんなルールも教えねえのか」
 真琴は床に頭を付けたまま押し黙ることしかできなかった。
「…」
「まったく最近の教育は。俺が教えてやるからきちんと覚えて帰れ」
「…」
「何やってんだ立て。俺が子供を折檻してるみてえで店の評判に関わるだろ」
 そう言って店長は真琴の腕を引いて起き上がらせ、椅子に座らせた。
「これは買うのか買わねえのか」
「…買います」
「じゃ金払え」
「はい」
 真琴は代金を机に置いた。釣り銭は店長が自身の財布から出した。
「レシートはねえけど構わねえか?」
「はい」
 店長は商品を袋に詰めた。真琴は店長に連れられて裏口から店を出た。
「ルールを守って正しい道を歩めるようになれ。もったいねえだろ、そんな若いのに」
 店長は最後に真琴にそう諭した。
「すいませんでした」
 そう言って真琴は深く頭を下げた。
「いいから誰にも見られねえようにもう帰れ」
 そう言って店長は真琴の背中を押した。真琴はもう一度振り向いて深くお辞儀してから去った。その一件は母にも学校にも知られることはなかった。



 中学二年生になったばかりの頃に真琴は久しぶりに帰り道に翔吾に会った。翔吾はいつも通り笑顔で冗談交じりに接してくれた。彼は別れ際に「明日会えないか」と誘ってきた。真琴は勉強がしたかったので「ちょっとごめん」と言って断った。すると彼は思い詰めたような顔でこう言った。
「絶対にウサギ教には関わるな」
 真琴が「うん、わかった」と答えると翔吾に再び笑顔が戻った。別れたあとも真琴の脳裏に翔吾の思い詰めた表情と言葉がこびりついて離れなかった。小学校のときに聞いたウサギ教の黒い噂を真琴は思い出していた。真琴は不安になった。翔吾は何を知っているのだろうか。母はウサギ教を続けていて大丈夫なのだろうか。
秋になったある日、真琴は違う銀行のカードローンの通知がドアポストに投函されているのを見つけた。真琴は母にそれを見せて「親戚がだめならお父さんに助けてもらおうよ」と言った。母は「あんな人に頼るぐらいなら死んだ方がマシだ」と答えた。真琴にはその反応がなんとなく予想できていたので驚きも戸惑いもしなかった。勢い余った母はこんなことを言って笑った。
「もうすぐアルバイトのリーダーにしてもらえるし、この秋から教団の幹部になって会費も入ってくるから大丈夫」
 母が以前にもまして痩せて皺が深くなったことをその笑顔が真琴に再認識させた。



 その年の十月に翔吾とまた会った。翔吾は週末に会えないかとまた尋ねてきた。真琴はこの前断ったことを悪く思っていたし、例の「ウサギ教には関わるな」という言葉の真相も聞きたかったので承諾した。土曜日の午後にファミレスで会うことにして二人は別れた。最初はファミレスで食べるお金がないと断ろうとした真琴だが、それを察したのか翔吾が「俺が払う」と言ってくれた。
 約束の時間より少し遅れて翔吾はやって来た。メニューを注文すると翔吾はこんな話をした。
「真琴は知らないだろうけど、ウサギ教にも派閥があるんだ。簡単にいえば現実的な思想をもつ派閥と原理的な思想をもつ派閥。そのパワーバランスに最近大きな変化があった。原理的な思想の持ち主が教団のトップに立ち、幹部人事も刷新されたんだ。そもそもウサギ教は日本古来のシャーマン信仰を思想の源流としてる。シャーマンにも様々な種類や解釈があるけど、この地方には月を豊穣の神とし、若い娘をその供物とする習慣があったとされてるんだ。供物とされた娘は月の世界にある理想郷へと送られて、神に列せられて現世の人々を見守り豊穣をもたらす。かぐや姫の物語の発祥の地には諸説あるけど、その一つがこの月見が丘だって知ってるか?」
 真琴は「知らない」と答えた。本当に初耳だった。
「かぐや姫の物語にもいろいろな解釈があるけど、実はシャーマンとして不思議な力をもって生まれた若い娘が現世での色恋や幸福を諦めて月の神へその身を捧げる話だとする説もある。ウサギ教の教義の一部はそれに則ってる。ウサギ教が人体実験をしてる噂を聞いたことあるだろ?」
 真琴の表情が曇った。
「…うん」
「多分ほんとだと思う」
「…」
「姥捨て山って聞いたことあるか?」
「うん」
「この地方、特に月山では姥捨てが頻繁に行われてた。それも生贄の風習の名残だという説がある。月見が丘の樹海で自殺が多いのも知ってるよな?」
「うん」
「あれも生贄や姥捨ての名残。月見が丘の樹海で死ぬと月の理想郷へ行けるという信仰から来てる」
「…」
「実は俺の親も真琴ん家のおばさんもウサギ教の幹部になったんだ。俺も最近全然集会とか行ってねえけど一応こども会の幹部ってことになってるらしいし、なんとかして両親が変なことに関わる前に止めたいって思ってる。真琴もおばさんから目を離さない方がいい」
 話にまったくついていけない真琴だが、その深刻さには理解が及んでいた。
「…わかった」
 何もかもが唐突だった。翔吾を信じていないわけではなく、ただただ実感をもてなかった。
「それと」
 翔吾はさらに付け足した。
「四個上の先輩には近づくな」
 真琴は唐突な話頭の転換についていくことができなかった。
「月見が丘中出身の四個上の先輩にめちゃめちゃ喧嘩の強い四人がいるんだけどさ、暴走族にケンカを仕掛けたらしい」
「暴走族!?」
 真琴は驚いて思わず反芻した。
「お前知らないのか? 小学校の頃先生が言ってただろ? この辺はニュータウンだし広い道路が多いし高速近いから昔から暴走族がいんだよ。月見が丘中出身の人とかも結構いるぜ。全部で五十人くらいの規模でまあ東都とか常浜とかの大規模な暴走族に比べたらもちろん小さいけど、それでも暴力団との繋がりもあったりするヤバい連中だよ」
 真琴は記憶を辿ったが、翔吾と小学校の頃一度も同じクラスにならなかったためか、先生が暴走族について話しているのを聞いたことはなかった。しかしニュータウン近辺でバイクの暴走音を聞いたことはたびたびあった。
「いやまあ暴走族はいいんだけど、問題はそれにケンカを売った高校生がいるってことだよ。しかも全員月見が丘中出身」
「なんで暴走族なんかにケンカ売ったの?」
「さあ。女がらみとかいわれてるけどあんまりその辺は詳しくねえんだ」
「そっか。で、その四人に近づくなってどういうこと?」
 翔吾は訝しい顔をした。
「どういうことってどういうことだよ」
 今度は真琴が訝しい顔をした。
「いや、さっき近づくなって言ったじゃん」
「言ったけど…」
「暴走族に命を狙われてるってこと?」
「誰が?」
「いや、だからその四人が。近づけば俺たちも巻き込まれかねないってことでしょ?」
「いやいや、暴走族は全滅したよ」
「え!?」
 真琴は唖然とした。彼にもようやくこの話のさらに恐ろしい帰着点が見えてきた。
「だから、四人が暴走族五十人を潰したんだよ。だから近づくなって言ってんだよ。やべえ連中だから」
 真琴は唖然として何も言うことができなかった。
「四人で五十って普通にバケモンだぞ。まあお前は三年のとき転入してきたから知らなかったかもしれねえけど、四個上の先輩がヤベえのは小学校じゃ有名だったよ。小学生のうちから中学生倒してたとか」
 四個上ということは翔吾が小学二年生のときに彼らは六年生だったことになる。
「そうだったのか…。ってことは翔吾は顔とか名前とか知ってるの?」
「まあ、知ってるよ」
「何て人?」
「えっと——



 翔吾の言葉を受けて真琴は母の様子を注視するようになったが、おかしなことに関わっている様子は見られなかった。母に起きた変化を強いて挙げれば前よりも感情を表に出さなくなったことだった。前よりも怒らなくなったし、その代わりに前よりも笑わなくなった。一方で思春期に差しかかった真琴も母の前で感情を見せることが少なくなった。
 ある晩真琴が帰って来ると母は少し明るく話しかけてくれた。食事もいつもより豪華だった。彼女はこんなことを言った。
「今まで幸せにできなかった分、天国に行ったら真琴のことを必ず見守って幸せにするからね。真琴は私のたった一つの宝物だよ」
 真琴はその言葉を嬉しく、照れくさく、また鬱陶しく感じた。彼はそんな感情を悟られたくなくてただ「うん」とだけ返事した。



 ある晩、真琴は物音で目を覚ました。それは聞いたことのない音だった。音はすぐ近くからした。奇妙な音だった。彼はそれを急いで母に伝えようとしたがやめた。よく耳を澄ませると音はベッドの下段からしたのだ。さらによく聞けば音の正体は母のすすり泣く声に他ならなかった。彼女は真琴に気付かれないように声を殺していたが、彼女の声は布団から漏れ出ていた。真琴は慰めるために何か声を掛けようか迷ったが、プライドの高い母のことを慮ると気付かないふりをするのが最善だと思った。母が泣き疲れて寝付いたのか、すすり泣く声はそのうち止んだ。
 翌日の晩、真琴は再び物音で目を覚ました。音のする方に目をやると、窓の方を見ながら母が座っていた。母がこの時間に眠れずに座っていることに不安を覚えたものの、昨晩泣いていたことと比較すればマシだと思った。しかし実際はそうではなかった。彼女の瞳からは一条の涙の筋が流れていることが窓から差し込む街灯の光でわかった。真琴はその日も声を掛けるのをためらった。だが翌日には必ず何か母が喜ぶようなことを言ったりしたりしてあげようと思った。
 しかし予想に反して翌日の母は明るくて穏やかだった。昨晩とその前の晩の涙が何によるものかわからなかったが、それで気が晴れたのか彼女は清々しく穏やかに笑った。真琴は昨日と一昨日の不安が杞憂に終わって安堵した。その日の晩御飯は母が作ってくれた。いっぱいに膨らんだ買い物袋から彼女は誇らしげに霜降りのたくさん入った牛肉を二パック取り出した。真琴はいつになく豪華な食事に喜びつつも戸惑った。彼女はそれをホットプレートで焼いて食べさせてくれた。初めて食べる高級牛肉は驚くほどおいしく柔らかかった。だが脂が多くて四切れほど食べただけで気分が悪くなった。母は二切れしか食べず、残りをすべて真琴に食べさせようとした。真琴は母の好意を無下にしたくないという一心で無理しておいしそうにたくさん食べたが、一パックと半分食べるのが限界で「ごめん、お腹いっぱい」と言ってあとは残した。母は少し残念そうにしたが、残りは冷凍してまた食べることにした。夕食の片づけが済んだあとの母は何もせず何も言わずに窓の方を向いて笑っていることが多かった。母のそんな姿を見るのは初めてだった。泣くよりは笑う方が良いようにも思えたが、何かその笑いには諦観や自嘲の念が込められているような気がして真琴を再び不安にさせた。
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