こころのみちしるべ

110108

文字の大きさ
33 / 102
アーケルシア編

031.『女難』2

しおりを挟む
 冗談としか思えない言葉だった。しかし冗談だとは思えない響きがアイシャの声音にはあった。しかしこの女が本当に流星団のリーダーだとして、わざわざそれを名乗り出るメリットは何だ。ユスティファから聞いた流星団はリーダーの顔さえ知られていない謎の組織だったはずだ。リヒトは半信半疑のまま尋ねた。
「流星団のリーダーが俺に何の用だ」
「あのね、あたしリヒトに提案があるんだ」
 リヒトは目を眇めたが、急に敬称を付けなくなったことはあえて咎めないことにした。
「提案?」
「リヒトさ、一緒にフラマリオン、奪還しない?」
 リヒトは唖然とし、顔中に警戒を滲ませた。
「貴様、何故俺の素性を知っている…」
「窃盗団が情報に疎いわけないでしょ? 新しい騎士王のことくらい調べてるよ。それにね、リヒトってちょっとおもしろいから入念に調べちゃった」
 リヒトはアイシャとの戦闘を覚悟した。やはり只者ではない。こいつは危険だ。
「賊の提案に耳を貸すと思ったか」
 アイシャは残念そうに笑った。
「やっぱりそうだよね~…」
 リヒトはアイシャの次の挙動に注視した。彼女は再び明るく笑った。
「ねえリヒト、実はさっきの嘘なんだ」
 リヒトは呆然とした。
「は?」
「だから、流星団のリーダーっての嘘なの」
 リヒトはうつむいて嘆息した。それはそうだ、世界第二の犯罪集団のリーダーが堂々と騎士王の面前で正体を明かすわけがない。
「で、一体誰なんだお前は」
 アイシャは懇願するように眉根を寄せた。
「あたしね、騎士になりたいの!」
 それを聞いて呆れたリヒトはアイシャの脇を素通りして帰路を辿った。彼は今の言葉でアイシャのこれまでの言動の意図を理解した。足音も気配もなく現れたのはそれだけの気配遮断能力の持ち主であるということを誇示するため。流星団のリーダーだと名乗ったのはリヒトの気を引くため。フラマリオンの奪還の話も同様。そのような会話をリヒトが騎士王に就任してすぐのタイミングで行ったのは、新しい騎士王のリヒトに頼めば何とか自分を騎士団に入れてもらえると思ったため。アイシャは慌ててリヒトの手を取り引っ張った。
「待って! お願い!」
 リヒトはそれを振り払うべく手を引いた。
「放せ。頭のおかしいヤツの相手をしてる暇はない」
 しかしアイシャも頑なに手を引き続けた。
「お願いお願いお願いお願い! すっごくいい情報があるの!」
 「どうせ大した情報じゃないんだろ?」という顔をしながら仕方なくリヒトは振り向いた。アイシャは目を輝かせた。
「虎狼会のアジト知ってるの! すぐ近く!」
 だが先日ユスティファから虎狼会は本拠地すら知られている組織だと聞かされていたリヒトにとって虎狼会の拠点の一つを知っているくらいのことは情報として微塵も価値をもたなかった。リヒトは一応それが彼女の言う「すっごくいい情報」のすべてではないかもしれないと思ってなかば諦めながら確認した。
「で?」
 だがアイシャが次に放った一言はリヒトの想像の斜め上をいくものだった。
「今からそこ行って虎狼会のヤツらやっつけるから手伝って!」
 リヒトはにわかに体をアイシャに振り向けて気色ばんだ。
「お前何言ってんだ! 素人は引っ込んでろ!」
 だがアイシャは頑なだった。
「言ったでしょ! あたし騎士になりたいの! たしかにあたしは女だし貧民出身だし体も小さいけど、騎士になりたいのはほんとだし、あたし真剣なんだから!」
「じゃあ入団試験受けろ! 合格して王都の治安担当になってからそういうのはやれ!」
「応募したよ! でも女だし貧民だからって受験すらさせてくれなかった!」
 リヒトはアイシャの言葉に信憑性を感じた。女であるから、貧民であるからと入団試験さえ受けさせない。それは実に今までのアーケルシア騎士団のやりそうなことだった。リヒトは急にアイシャが不憫に思えた。
「だからって無謀なことはやめろ。お前一人が行って勝てるわけないだろ」
 アイシャはリヒトの手を揺すった。
「だから手伝ってよ! リヒトって強いんでしょ?」
 彼は彼女を手伝いたい気持ちに駆られたが、相手は虎狼会だ。下手に思い付きで手を出すわけにはいかない。虎狼会討滅は望むところではあるが、相手は手強く、狙うべきはあくまでもその首魁たるゼロア。その手際は慎重かつ確実でなければならない。
「だいたい何でアジト潰したいんだよ!」
「あたしの住んでる街のみんなが虎狼会に苦しめられてるの! でも騎士団は何もしてくれなかった! あたしは自分の力で自分の街を変えたいの!」
 リヒトはその言葉にもある種の重みを感じた。虎狼会に苦しむ貧民街の住人を放置する。それもまた実にアーケルシア騎士団のやりそうなことだった。アイシャは自分が手伝わなければ一人でも虎狼会のアジトに乗り込んでしまいそうに見えた。リヒトは顔を顰めて頭をかいた。
「わかった。でもアジトは俺が潰す。お前は安全なところにいろよ」
 アイシャは目を輝かせた。
「ありがとうリヒト!」
 アイシャは嬉しそうにはしゃぎながらリヒトをアジトへ向けて案内し始めた。先を歩くアイシャがリヒトに見えないようにほんの一瞬だけ邪な笑みを浮かべたことにリヒトは気付かなかった。



 アイシャの案内を受けながらリヒトは貧民街の中心にある商店街の裏通りを歩いていた。思えば彼にとって貧民街に入るのは初めてのことだった。そこには飲食店に混じって風俗店が建ち並び、奴隷や麻薬の密売人たちの姿もあった。薬物中毒者か浮浪者か知れない者が路傍に座って体を前後に揺すったり何事かを呟いたりする姿も散見された。こうして貧民街の景色を眺めるとリヒトはアーケルシアの騎士王でありながらアーケルシアのことをほとんど知らなかった現実を突き付けられている気がした。貧民街の人口は実にアーケルシアのそれの約半分に上るといわれている。先日のビュルクへの移動の際の馬車から見た景色もしかり、この大国アーケルシアにはリヒトがまだ見知らぬ景色や側面が大いにあるのだろうなと思った。あるいはそれがアストラが貧民街にたびたび足を運んだ理由かもしれないとリヒトは考えた。
 アイシャは入口に「閉店」の札がかけられた小さな喫茶店の数メートル手前で立ち止まった。その脇には何かの密売をしていると思しき大柄な男が立っていた。
「ここか?」
 リヒトはアイシャに尋ねた。
「うん、そう」
 やや神妙になったリヒトとは対照的に、アイシャは虎狼会のアジトの目の前だというのに飄々としていた。リヒトは嫌な予感がして釘を刺した。
「アイシャはここにいろ。俺が潰してくる」
 アイシャは声を張って抗議した。
「何でだよ!」
「お前は騎士見習いだろ。ここは本物の騎士に任せろ」
 留守番を命じられたことはアイシャにとって不服だったが、同時に『騎士見習い』と半ば騎士であることを認められたような言い方をされたことに彼女は嬉しさを感じてもいた。すっかり毒気を抜かれたアイシャはそれ以上抗議をしなかった。アイシャがついて来ようとしないことを振り返って確かめてからリヒトは喫茶店の入口へと歩を進めた。その後ろ姿を見送るアイシャはにわかに邪な笑みを浮かべると、リヒトに気付かれぬようにそろりそろりと裏路地に歩を進めて姿を消した。リヒトが喫茶店の前の大柄な男の正面に立つと男は無機質な表情でリヒトを見下ろした。リヒトは不敵な笑みでそれに応じた。
「ちょっと通してくれよ」
 一戦交えることも覚悟していたリヒトにとって男の言葉は意外なものだった。
「参加希望か?」
 リヒトは一瞬迷ったが、話を合わせることにした。
「ああ」
「参加料二千。あと武器はここに置いていけ」
 リヒトは金を男の手の平の上に置き、武器を男に手渡した。並の騎士なら武器を入口のゴロツキに預けて犯罪組織のアジトに乗り込むことなどとてもできないが、リヒトの場合いざとなれば武器は自身の体の内から現出させることができた。男は金と武器を受け取ると黙って入口のドアを開けた。喫茶店と思われたドアの向こうは意外にも下り階段になっていた。やや顔を顰めてリヒトはその暗がりを下りて行った。階段を下りると左に通路があった。その狭い通路に見張りの男が一人いた。リヒトは挨拶もせずそこを通り過ぎた。男はリヒトに睨みをきかせたが止めようとはしなかった。その通路の突き当りにもう一つドアがあった。
 それを開ける直前にその向こうから怒号とも歓声ともつかないものが複数入り混じった声が聞こえてきた。彼は少しためらってからドアノブに手をかけた。ドアを開けるとやはり多くの声が激しく鼓膜を叩き、すえた汗の臭いが鼻をつき、彼は顔を顰めた。部屋の中は想像していたより広かった。彼の視界には、殴り合う二人の男とそれを囲んで熱狂する五、六十人の男たちの姿が飛び込んで来てリヒトを唖然とさせた。
 二人の男がバンテージを巻いた拳を相手の顔面目がけて繰り出し合う。一人は屈強な男だが、もう一人は痩せている。前者がパワーとリーチに勝り、後者がスピードとテクニックに長ける。試合は痩せた男のスピードに屈強な方が翻弄されて押される展開となっていた。
 ここは噂に聞いたことのある地下格闘技場に違いないとリヒトは考えた。ここが虎狼会の拠点だという話はおそらく本当だろう。ユスティファは虎狼会の資金源の一つが賭博だと言っていた。リヒトはここにいる関係者を全員『新月の瞬き』をチラつかせて脅して捕縛してやろうかと考えた。しかしどのような使い手がどこに隠れ潜んでいるか知れない。リヒトは一旦様子を見ることにした。また、実のところそれ以上にリヒトは試合の続きが気になっていた。
 多くの観衆は試合は痩せた方の勝ちになると思っているようだった。しかし屈強な男が痩せた男の攻撃を受けながらもしっかりとそれを見切ってガードをし、ダメージをほとんど受けていないことをリヒトは見落とさなかった。やがて試合は観衆にとって意外な結末を迎えた。屈強な男がカウンターのショートフックを相手の顎に入れたのだ。痩せた男は糸の切れた人形のように背中から倒れて動かなくなった。鮮烈なノックアウトだった。一際大きな歓声と怒号が轟いた。それは地下の密閉された部屋に反響して鳴り止まなかった。勝った男は喜びもしなかった。スタッフと思われる男が二人観衆の間を縫って現れ、倒れた選手を抱きかかえてどこかへと運んで行った。どうやら死んではいないらしい。司会役と思われる男が歩み出た。
「勝者、カシアス! これで十五戦十五勝十四KO! 現役最強、いや歴代最強ともいえる強さです!」
 どうやら今の試合の勝者はこの格闘技場で無類の強さを誇るらしい。リヒトはこの場にいる人物全員が虎狼会の構成員だとして、今から全員を相手にやり合うとすれば、もっとも手強い相手はこのカシアスという人物なのだろうとあたりをつけた。
「さてカシアス選手に挑戦する人はいるでしょうか」
 司会がそう言って見渡しても強烈な一撃を見せつけられた直後で挑戦を名乗り出る者が現れる気配はなかった。
「さすがにこれだけ強いと挑戦する人も現れないようです…。残念ですが本日は——
 司会がそう言いかけたときよく通る凛と澄んだ女の声がそれを遮った。
「やらせてくれ」
 地下室は静まり返った。続いて部屋の奥の方がざわついた。そちらから男たちをかき分けて来る者があった。観衆の間を割って現れたその女の姿を見てリヒトは愕然とした。アイシャだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

昨今の聖女は魔法なんか使わないと言うけれど

睦月はむ
恋愛
 剣と魔法の国オルランディア王国。坂下莉愛は知らぬ間に神薙として転移し、一方的にその使命を知らされた。  そこは東西南北4つの大陸からなる世界。各大陸には一人ずつ聖女がいるものの、リアが降りた東大陸だけは諸事情あって聖女がおらず、代わりに神薙がいた。  予期せぬ転移にショックを受けるリア。神薙はその職務上の理由から一妻多夫を認められており、王国は大々的にリアの夫を募集する。しかし一人だけ選ぶつもりのリアと、多くの夫を持たせたい王との思惑は初めからすれ違っていた。  リアが真実の愛を見つける異世界恋愛ファンタジー。 基本まったり時々シリアスな超長編です。複数のパースペクティブで書いています。 気に入って頂けましたら、お気に入り登録etc.で応援を頂けますと幸いです。 連載中のサイトは下記4か所です ・note(メンバー限定先読み他) ・アルファポリス ・カクヨム ・小説家になろう ※最新の更新情報などは下記のサイトで発信しています。  https://note.com/mutsukihamu ※表紙などで使われている画像は、特に記載がない場合PixAIにて作成しています

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...