こころのみちしるべ

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ルクレティウス編

086.『マナ』2

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 彼はアーケルシアとの戦いで手足をひどく負傷させられ、自力では日常生活が満足に送れなかった。マナは彼の介助を全面的に行うことになった。食事を摂れない彼のために食事を食べさせてあげ、入浴ができない彼のために湯で濡らした布巾で体をくまなく拭き、排泄ができない彼のためにその世話をした。彼の体が少しでも回復するとマナは自分のことのように喜び、彼が落ち込むと励ました。入院生活を送る男にありがちなことだが、甲斐甲斐しく世話をしてくれる女性の医師に彼は熱を上げてしまった。特に恋愛経験に乏しいビショップはその度合いも一入だった。
 しかし彼は恋愛経験が少ないがゆえに、女性である彼女にどのように声を掛けて良いかわからなかった。彼が彼女に談笑のネタとして披露できたのはアーケルシアの傭兵のシェイドという男にひどい手傷を負わされたときの恐怖くらいのものだった。彼の入院生活は長期に渡った。彼は日々募る思いを抑えきれなくなっていった。
 彼は左手が動かせるようになると性欲の発露としてマスターベーションを試みるようになった。最初は利き手ではなかったため苦労したが、そのうちコツを掴むと絶頂に至ることができた。彼は体液を布で拭くと臭いや色が残らないようにそれを流しで何度も清めた。彼は回復に伴ってマスターベーションとその片づけを手際よく行えるようになっていった。
 しかしある晩、マナは偶然ビショップがマスターベーションをしているところを見かけてしまった。彼も彼女の存在に気付き、すぐにやめて隠したが、二人の間には気まずい空気が流れた。マナは男のマスターベーションを見るのは初めてだったため大いに戸惑ったが、努めてそれを顔にも話題にも出さないようにした。彼女は彼の体を拭きに来たため、それをしないわけにはいかなかった。ビショップは「そろそろ体を拭きに来る頃だろうと思って用意しておいた」と言い訳した。マナは「そうだったんですね」と苦笑して嘘に気付いていないフリをした。
 翌日マナはシェリルに再び呼び出された。それもかなり夜遅い時間の呼び出しだった。どういった用件だろうと訝る気持ちを抱えながらマナは彼女の執務室に向かった。執務室に入ると彼女は机の上に二人分のタルトと紅茶を用意して待っていた。シェリルはいつものさわやかな笑顔を見せてくれた。
「座って」
 マナは「はい、失礼します」と言ってソファに腰掛けた。
「疲れたでしょ? アランデュカスに無理を言って届けてもらったの。さあ食べて」
 マナは唖然としつつ歓喜した。
「えっ!? いいんですか!? ありがとうございます!」
 それは木の実とフルーツでできたタルトだった。
「急に呼び出してごめんね」
 マナはかぶりを振った。
「いえ、とんでもございません!」
 シェリルはにこっと笑った。
「最近忙しいみたいね」
 マナは自身の仕事の状況について考えてみた。たしかに勤務時間が長く、帰りが遅くなる日が続いていた。
「そうですね。戦争で怪我する方が多くて…。拘束斑も増えてますし…」
 シェリルは優しい口調で言った。
「少しはサボっていいのよ」
 マナはシェリルの言葉の意味が飲み込めなくて呆然とした。彼女の様子を見てシェリルは言い足した。
「マナちゃんは真面目すぎるんだよ」
 マナは苦笑いして手とかぶりを振った。
「そんなことないですよ」
 シェリルはかぶりを振り、いつになく神妙な声音で言った。
「ううん、マナちゃんは本当によく頑張ってくれてるよ」
 これ以上の否定は失礼にあたると思った彼女は素直にお礼を言うことにした。
「ありがとうございます」
「たまには休みでもとって」
 マナはやはり遠慮した。
「そんなそんな」
「休みの日には何してるの?」
 唐突にそう問われたマナは言い淀んだ。
「えっ…」
 マナは休みの日に自分がしていることを思い出そうとしたが、それはうまくいかなかった。
「ほら、休んでない証拠だよ」
 そう言ってシェリルは笑った。完全に図星を突かれてマナも困ったように笑うことしかできなかった。
「他の人は結構休んでるんだから、マナちゃんも休んで」
 マナは少し考えたがこれ以上は遠慮の名目も思いつかなかった。
「わかりました…でも…」
「いいから。じゃあ明日はお休みね」
「えっ!? 明日はちょっとやらなきゃいけないことが…」
「そっか、じゃあ明後日」
「いえ、明後日も…」
「じゃあいつ休むの?」
「えっと…」
 マナは考えたが、いくら考えても自分がシフトを空けて良い日は見当たらなかった。
「大丈夫。他の人には私が話をつけておくから」
 マナは観念した。
「じゃあ、明後日なら…」
 シェリルは笑った。
「よし、じゃあ明後日ね。好きなことして、ゆっくり休むのよ」
「はい」
「そういえばビショップさんも退院の目途がついてきたみたいで良かったわね」
「はい! 看病のかいありました!」
 そう言ってマナは嬉しそうに笑った。そのあとも二人は職場に関する他愛のない話をした。タルトを食べて紅茶を飲み終えるとマナはお礼を言って院長室をあとにした。



 その数時間後、マナは食堂に一人でいた。彼女は仮眠をとる時間だった。彼女は疲れ切っていたが、寝る前に少し小腹を満たそうと思い、買っておいたパンをそこで食べていた。すると食堂の入口に誰かが姿を現したことに気付いた。それはビショップだった。彼は自力で歩き自分の最低限の用はこなせるようになっていた。彼の回復に伴ってマナが彼の世話をする頻度は次第に減っていった。それはある種の「寂しさ」を彼に与えていた。彼は次の検査で良好な結果が出る見込みとなっており、数日後の退院が確実視されていた。
「やあ、マナちゃん」
 そう言って口下手で人付き合いが苦手なビショップはぎこちない笑みを浮かべた。マナは彼がこの時間に出歩いていることに、また職員用の食堂に現れたことに驚いた。
「ビショップさん、こんな時間にどうしたんですか?」
「いやあ、なんだか眠れなくてね」
 少しビショップの顔が汗ばんで白いように見えた。
「ほんとだ。ちょっと顔色が悪いみたいですね」
「最近寝不足で。体はこの通りずいぶん動くようになったんだけど、なんだか食欲もわかなくて」
 マナは笑顔で彼を励ました。
「そうですか、でも退院も近いようで何よりです。あと少しですよ」
「ありがとう、甲斐甲斐しく世話をしてくれた君のおかげだよ」
 そう言いながら彼はマナの向かいの椅子に座った。
「いいえ、私は当たり前のことをしただけです」
 マナがそう言うと彼は少し戸惑いを見せた。
「でも、本当にあそこまでしてくれるなんて…」
 マナは話が見えなくてきょとんとした。
「いやほら、体を拭いてくれたり、その…」
 マナはまだきょとんとしたままだった。
「いや、その…」
 マナはビショップの言葉の意味をようやく理解できた。おそらく入浴や排泄の手伝いまでしたことを重く受け止めてくれているのだろう。彼女はさわやかに笑って答えた。
「ああ、気になさらないでください。あれもお仕事ですから」
 ビショップは再び戸惑った。
「…本当に…それだけかい?」
 今度はマナが戸惑う番だった。
「…え?」
 彼は何かを言い淀んだ。マナは親切そうに笑って言った。
「ビショップさんは手足が不自由でしたからね。最初はご自身でできないことが多くて大変でしたよね。でもそれを乗り越えられたのはビショップさんご自身の努力の賜物です。私はそのお手伝いをさせていただいただけですよ」
 ビショップはショックを受けたようにうつむいた。
「…」
 彼は何かを言おうとしていた。しかし言葉がうまく出てこないようだった。マナは心配そうにそれを待った。彼は絞り出すように言った。
「君は…、君に感謝してる。本当だ。これ以上ないくらい。言い表せないくらい。どう表現したらいいか…」
 マナは戸惑いながら礼を述べた。
「ありがとうございます」
 ビショップは表情を無理に明るくして言った。
「何か、お礼をしたいんだ」
 マナは慌てて遠慮した。
「そんなそんな全然。私は当然のことをしたまでです」
 そう言って彼女は微笑んだ。ビショップは唖然とした。彼のその表情を見て彼女は戸惑いつつ心配した。
「ビショップさん…?」
 ビショップは肩を落とし、うなだれた。その顔にはまったく生気がなかった。マナは覗き込むようにその顔を見た。
「大丈夫ですか…?」
 彼はその問いには答えずにすっと立ち上がった。彼はそのままマナに背を向け食堂をとぼとぼと歩いて出て行った。その背中をマナは不思議そうに見送った。



 彼女はそのあと夜中の巡回に備えて仮眠室に入った。それはベッドと棚と机と椅子があるだけの三畳ほどの小さな部屋だった。マナはそのベッドの脇に立つと肩を落として大きくため息をついた。彼女はその日患者の世話に加えて医学研究をも行っていた。それは医療効果があるとされる植物や動物の部位を使った薬の調合とそのテストだった。それはこの世界の「医学」という論理性の薄いものの上に日夜繰り返されるトライアンドエラーの消耗戦だった。彼女は医学を理解する数少ない人材の中で、医療という分野に才能を見出されたさらに稀有な人材だった。この中央病院は医療研究院を兼ねていた。しかしその実態の九割はただの病院だった。彼女は人手不足の病院での看護や治療の激務の上に研究を重ねる多忙な生活をすでに何か月も送っていた。実際このときの彼女はいつ倒れてもおかしくないほど憔悴しきっていた。
 彼女はシェリルから言い渡された休みについて考えた。私は本当に休んでしまって良いのだろうか。しかし体は確実に休みを欲していた。疲れがたまっている。体がだるいし、思考がうまく働いていない。このままでは判断ミスも起こしかねない。かといって私が休んだら病院は回るのだろうか。しかしそこはシェリルが話をつけると言ってくれた。それは人員調整も含めたものと考えて良いのだろう。いやしかし急な休みに人員調整などつくのだろうか。だがそれ以上の思慮は意味がないような気がしてマナは考えるのをやめた。やはり働かせてくださいなどと言ってもシェリルは聞かないだろう。
 マナは気持ちを切り替えた。ではせっかくもらった休みを何に使おうか。マナは実際のところ長らく家に帰ったら寝るだけの生活を送っていた。起きている時間のほとんどを仕事に使っていた。休みをどう使えば良いかも忘れてしまっていたのだ。とりあえず掃除をしよう。部屋は所々かなり汚くなってしまっていた。洗濯もしよう。洗濯物もたまってしまっていた。買い物もしよう。生活必需品をかなり切らしてしまっていた。体を休めるためにいつもより少し長く寝よう。
 マナはここまで考えてはたと気が付いた。たまの休日の過ごし方がこんなに地味で良いのだろうか。何か自分の気分を変える要素をせっかくなので入れたい。このままではせっかくもらったたった一日の休日に、何一つ特別なことができない。外出や趣味に費やす時間が欲しいところだ。しかし洗濯と掃除と買い物と睡眠、実際それだけで休日は終わってしまうだろう。それに外出で行きたい場所も思いつかなければ、趣味という趣味も自分にはないことに今さらながら気付かされた。
 私、本当に働き詰めだったんだな…。マナはそれをついに認めざるを得なかった。
 マナはそこでふと気付いた。そうだ、料理。彼女は料理をするのが好きだった。しかし忙しさのせいで長らく料理をしていなかった。食材は日用品を買うついでに買えば良い。簡単なものであれば料理自体にも時間はかからない。体に良いものを作れば健康にだって良いはずだ。マナは心を躍らせた。よし決めた。明後日は好きなものを作って食べよう。彼女は大好きな野菜スープや肉料理、マッシュポテトや玉子料理のことを考えて幸せな気持ちになった。
 ふと彼女は背後に気配を感じたがそのときにはもう遅かった。彼女は太い男の腕で後ろから羽交い絞めにされた。
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