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~百夜~
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「冬夜……大丈夫?」
その声に名を呼ばれる事が、嬉しくて堪らない。
冬夜は彩華の手を取り、潤む瞳でまっすぐに見つめる。
「…すまん……彩華…」
「…!」
彩華はハッと目を見開いた。冬夜の口調が、先刻までとは微妙に違う。
「守ると…誓ったのに。生涯、傍にいると約束したのに……長い間…忘れていて、本当に、すまない…」
瞬間、彩華の顔が歓喜に輝く。
「冬夜、思い出したのね?私の事がわかるのね?」
「ああ、彩華。わかるとも、すべて思い出した。――― オレは彩華を守る為に生まれて来たんだ…!」
それは幼い頃から幾度となく誓い続けていた口癖。
「冬夜――― …!!」
滂沱の涙を流し、彩華は冬夜の胸に飛び込んだ。
今度は冬夜も躊躇わず彩華を抱きしめる。六年間、離れていた時間と空間を埋めるように。
「彩華、彩華、彩華…… !!」
細い身体をかき抱き、冬夜は繰り返し名を呼ばわる。
「彩華……会いたかった!!」
「冬夜…!」
彩華が目を閉じるのと、冬夜が唇を押し付けるのは同時だった。
貪るような口接けは深く、何度も繰り返され、頬に、首筋にと移動して、途切れる事なく続けられる。
心が震えるほど懐かしい、いとおしい相手。
この感触を、この匂いを、このぬくもりを憶えている。
ただ一度だけ、だけど確かに、この手に抱いたのだ。
――― そして。
「彩華、子は?」
発覚したそもそもの原因は、彩華の懐妊だったはず。
その顛末を冬夜は知らない。
「あの時の子はどうなった?」
しかし彩華の表情は途端に沈み、悲痛な声で告げる。
「……12週目に、流れてしまったんだ…」
「…!」
「ごめんなさい……」
15歳の彩華には受胎という事実だけでも衝撃だったのに、母達に発覚し、冬夜と引き離されてしまった。
身重の体を案じられてか自室で軟禁状態の彩華とは違い、冬夜は座敷牢に閉じ込められたと聞く。
一人で罪を背負おうとしている彼が、酷く折檻されていないか、放逐されて二度と会えなくなりはしないかと、不吉な想像ばかりしてしまい、心配で仕方が無い。
押しつぶされそうな不安の重みに、彩華の心身は日々消耗してゆく。
やがて朧の当主が告げた一言が、わずかに張っていた緊張の糸を切った。
「愚息は己が罪の深さを悔い、自害して果てました」
信じられなかったし、信じたくなかった。
しかし弱った精神に与えた衝撃は大きく、彩華は遂に倒れてしまう。
そして一昼夜苦しんだ後、胎内の小さな命は、生まれる事なくこの世を去った。
「ごめん…ごめんね冬夜…、赤ちゃんを守る事ができなくて……」
「もういい、彩華。オレこそ、彩華を一人で苦しませて…すまなかった…」
嗚咽する彩華を、冬夜は強く抱きしめる。
可哀相な事をした。彩華にも、四ヶ月にも満たずに流れた胎児にも。
あの夜の契りを悔いてなどいないけれど、結果的に、幼い命を失わせてしまった。
父と名乗る資格も無いが、この愚かな男を許して欲しいと冬夜は心の中で詫びる。
「……彩華が、生きていてくれただけで充分だ」
自分が死んだと聞かされ、胎児までも失い、それでもなお彩華が死を選ばなかった事だけが救いだった。
「…きっと、どこかで生きていると信じていたの…」
冬夜の胸に顔を埋め、彩華は告げる。
何も根拠は無いけれど、本能的な勘で確信していたのだ。
「私を遺して自害なんて……絶対にありえないから…」
「当たり前だ。彩華を守る為に生まれて来たのに、無断で死んだりなどするものか」
「冬夜…」
二人は再び、力を込めて抱きしめ合う。
「彩華……顔を見せてくれ」
冬夜は片手で彩華の頬を包むように触れ、涙に濡れた顔を見る。
「……美しくなったな」
淡い微笑には少女時代の面影があるが、成長して大人になった今は、更に美しく、あでやかさを増している。
「髪も…ずいぶん伸びた」
つややかな髪を撫ぜながら、時の流れを実感せずにはいられない。
最後に見た時は肩を越える程度だったのに、今では腰よりも長く伸びていた。
互いの存在を確認するように、相手の顔に指先で触れる。
――― どうして六年もの間、思い出せなかったのだろう。
四季折々に咲く花に、その面影を探していたのに。
天上で輝く月に、想いを重ねるほど求めていたのに。
何度抱きしめても、繰り返し名を呼んでも、どれだけ深く口づけても足りないほど、愛しているのに―――
ひとしきり抱擁と接吻を繰り返し、少し落ち着いてからも二人は固く手を握り合い寄り添っていた。
ふと畳に落ちた鍼に気づき、拾いながら、感謝の思いを巡らせる。
それを渡してくれた女性は、間違いなく姉の咲桜里だった。
「彩華、姉上は」
「お元気よ。今は虎堂家で子息の家庭教師をなさってる」
「そうか…」
「冬夜がいなくなった後、咲桜里だけが私の味方だったのよ…」
表向きに取り繕う為にも、燦月と朧の繋がりは保たれた。
冬夜を失くした悲しみを共有する咲桜里は、何かと彩華を気遣い、心の支えになってくれた。
あの日、簪に偽装した鍼灸を渡したのも、すべては彩華と再会させ、記憶を取り戻す事を願ってのこと。
――― ただ弟の幸せを願って。
「……母上は…」
冬夜は一旦言葉を止めた。
「……亡くなったのだな」
「……ええ」
桜吹雪の中で、涙ながらに報告した咲桜里の姿を思い浮かべ冬夜は思わず目を閉じる。
彩華を凌辱したという嘘を見抜き、そんな男ではないと信じてくれた優しい母。
不祥事を起こした息子の為に、さぞや心労を重ねただろう。
もはや謝る事も叶わぬ今、己の親不孝に胸が詰まった。
そんな冬夜を慰めるように、彩華は経緯を語り始める。
冬夜の自害報告と、流産という二重のショックは彩華の心身に多大なダメージを与え長らく療養を必要とした。
さすがに当主も、そんな娘を不憫に思ったのだろう。
たとえ表面上だけでも彩華が立ち直るまで一切の縁談を断り続けてくれた。
そして5年の月日が過ぎ、頃合とみたのか 二度目の縁談が寄せられる。
今度の相手は、歴史は浅いが三味線では名門と名高い煌宮家・本家の子息。
嫡子が早世した為に跡取りに据えられた妾腹という噂だが、彩華の方も極秘とはいえ疵ある身。
そういう意味では、似合いの縁談かも知れない。
引き会わせられた相手は一目で彩華を気に入り、ぜひにと話を進めて来た。
彼の清廉で真摯な性格に、彩華は好感を持ったけれど、それでも冬夜以上に愛せるとは思えない。
だが今度こそ断る自由は無く、冬夜への想いを抱いたまま嫁ぐしかないのかと考え始める。
そんな時、朧の夫人の訃報が飛び込んで来た。
まるで彩華の覚悟を引き止めるかのように。
その声に名を呼ばれる事が、嬉しくて堪らない。
冬夜は彩華の手を取り、潤む瞳でまっすぐに見つめる。
「…すまん……彩華…」
「…!」
彩華はハッと目を見開いた。冬夜の口調が、先刻までとは微妙に違う。
「守ると…誓ったのに。生涯、傍にいると約束したのに……長い間…忘れていて、本当に、すまない…」
瞬間、彩華の顔が歓喜に輝く。
「冬夜、思い出したのね?私の事がわかるのね?」
「ああ、彩華。わかるとも、すべて思い出した。――― オレは彩華を守る為に生まれて来たんだ…!」
それは幼い頃から幾度となく誓い続けていた口癖。
「冬夜――― …!!」
滂沱の涙を流し、彩華は冬夜の胸に飛び込んだ。
今度は冬夜も躊躇わず彩華を抱きしめる。六年間、離れていた時間と空間を埋めるように。
「彩華、彩華、彩華…… !!」
細い身体をかき抱き、冬夜は繰り返し名を呼ばわる。
「彩華……会いたかった!!」
「冬夜…!」
彩華が目を閉じるのと、冬夜が唇を押し付けるのは同時だった。
貪るような口接けは深く、何度も繰り返され、頬に、首筋にと移動して、途切れる事なく続けられる。
心が震えるほど懐かしい、いとおしい相手。
この感触を、この匂いを、このぬくもりを憶えている。
ただ一度だけ、だけど確かに、この手に抱いたのだ。
――― そして。
「彩華、子は?」
発覚したそもそもの原因は、彩華の懐妊だったはず。
その顛末を冬夜は知らない。
「あの時の子はどうなった?」
しかし彩華の表情は途端に沈み、悲痛な声で告げる。
「……12週目に、流れてしまったんだ…」
「…!」
「ごめんなさい……」
15歳の彩華には受胎という事実だけでも衝撃だったのに、母達に発覚し、冬夜と引き離されてしまった。
身重の体を案じられてか自室で軟禁状態の彩華とは違い、冬夜は座敷牢に閉じ込められたと聞く。
一人で罪を背負おうとしている彼が、酷く折檻されていないか、放逐されて二度と会えなくなりはしないかと、不吉な想像ばかりしてしまい、心配で仕方が無い。
押しつぶされそうな不安の重みに、彩華の心身は日々消耗してゆく。
やがて朧の当主が告げた一言が、わずかに張っていた緊張の糸を切った。
「愚息は己が罪の深さを悔い、自害して果てました」
信じられなかったし、信じたくなかった。
しかし弱った精神に与えた衝撃は大きく、彩華は遂に倒れてしまう。
そして一昼夜苦しんだ後、胎内の小さな命は、生まれる事なくこの世を去った。
「ごめん…ごめんね冬夜…、赤ちゃんを守る事ができなくて……」
「もういい、彩華。オレこそ、彩華を一人で苦しませて…すまなかった…」
嗚咽する彩華を、冬夜は強く抱きしめる。
可哀相な事をした。彩華にも、四ヶ月にも満たずに流れた胎児にも。
あの夜の契りを悔いてなどいないけれど、結果的に、幼い命を失わせてしまった。
父と名乗る資格も無いが、この愚かな男を許して欲しいと冬夜は心の中で詫びる。
「……彩華が、生きていてくれただけで充分だ」
自分が死んだと聞かされ、胎児までも失い、それでもなお彩華が死を選ばなかった事だけが救いだった。
「…きっと、どこかで生きていると信じていたの…」
冬夜の胸に顔を埋め、彩華は告げる。
何も根拠は無いけれど、本能的な勘で確信していたのだ。
「私を遺して自害なんて……絶対にありえないから…」
「当たり前だ。彩華を守る為に生まれて来たのに、無断で死んだりなどするものか」
「冬夜…」
二人は再び、力を込めて抱きしめ合う。
「彩華……顔を見せてくれ」
冬夜は片手で彩華の頬を包むように触れ、涙に濡れた顔を見る。
「……美しくなったな」
淡い微笑には少女時代の面影があるが、成長して大人になった今は、更に美しく、あでやかさを増している。
「髪も…ずいぶん伸びた」
つややかな髪を撫ぜながら、時の流れを実感せずにはいられない。
最後に見た時は肩を越える程度だったのに、今では腰よりも長く伸びていた。
互いの存在を確認するように、相手の顔に指先で触れる。
――― どうして六年もの間、思い出せなかったのだろう。
四季折々に咲く花に、その面影を探していたのに。
天上で輝く月に、想いを重ねるほど求めていたのに。
何度抱きしめても、繰り返し名を呼んでも、どれだけ深く口づけても足りないほど、愛しているのに―――
ひとしきり抱擁と接吻を繰り返し、少し落ち着いてからも二人は固く手を握り合い寄り添っていた。
ふと畳に落ちた鍼に気づき、拾いながら、感謝の思いを巡らせる。
それを渡してくれた女性は、間違いなく姉の咲桜里だった。
「彩華、姉上は」
「お元気よ。今は虎堂家で子息の家庭教師をなさってる」
「そうか…」
「冬夜がいなくなった後、咲桜里だけが私の味方だったのよ…」
表向きに取り繕う為にも、燦月と朧の繋がりは保たれた。
冬夜を失くした悲しみを共有する咲桜里は、何かと彩華を気遣い、心の支えになってくれた。
あの日、簪に偽装した鍼灸を渡したのも、すべては彩華と再会させ、記憶を取り戻す事を願ってのこと。
――― ただ弟の幸せを願って。
「……母上は…」
冬夜は一旦言葉を止めた。
「……亡くなったのだな」
「……ええ」
桜吹雪の中で、涙ながらに報告した咲桜里の姿を思い浮かべ冬夜は思わず目を閉じる。
彩華を凌辱したという嘘を見抜き、そんな男ではないと信じてくれた優しい母。
不祥事を起こした息子の為に、さぞや心労を重ねただろう。
もはや謝る事も叶わぬ今、己の親不孝に胸が詰まった。
そんな冬夜を慰めるように、彩華は経緯を語り始める。
冬夜の自害報告と、流産という二重のショックは彩華の心身に多大なダメージを与え長らく療養を必要とした。
さすがに当主も、そんな娘を不憫に思ったのだろう。
たとえ表面上だけでも彩華が立ち直るまで一切の縁談を断り続けてくれた。
そして5年の月日が過ぎ、頃合とみたのか 二度目の縁談が寄せられる。
今度の相手は、歴史は浅いが三味線では名門と名高い煌宮家・本家の子息。
嫡子が早世した為に跡取りに据えられた妾腹という噂だが、彩華の方も極秘とはいえ疵ある身。
そういう意味では、似合いの縁談かも知れない。
引き会わせられた相手は一目で彩華を気に入り、ぜひにと話を進めて来た。
彼の清廉で真摯な性格に、彩華は好感を持ったけれど、それでも冬夜以上に愛せるとは思えない。
だが今度こそ断る自由は無く、冬夜への想いを抱いたまま嫁ぐしかないのかと考え始める。
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