色のない世界のなかで

きよ

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3話

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ちゅんちゅんちゅんちゅん
恵里香が目を覚ますと鳥のさえずりが聞こえてきた。体を起こし、カーテンをあけ外を見渡す。
昨日までと同じような色のない世界でも、昨日までとはなにかが違う。
恵里香は視線を時計によせた。そして時計を見るや否や唖然とした表情になった。
やばいやばい拓磨くんの家に10時集合なのにもう9時半だ。
急いで支度を済ませ家を出る。
クラスメイトの家に行くなんていつぶりだろう。そう言えば色を無くしてから誰の家にも行ってない気がするな。
考えていると説明された拓磨の家に着いた。呼び鈴を鳴らすと拓磨がでてきた。
「ごめん、遅くなっちゃて」
「まあ、いいよみんないるからはやくはいれ」
「うん、おじゃまします」
拓磨の後ろについて歩く。
ああ、懐かしいな。人の家にいくとその家のにおいや独特な雰囲気があじわえるけどそれってたしかにこんな感覚だったなあ。記憶はなくなってもそういう感覚だけは残ってるって便利なことだよね。

拓磨が部屋の扉を開ける。
「やっぱり恵里香だったわ」
そこにはすでに秀哉と凛がいた。
「遅刻だよ恵里香罰ゲームは何にする?」
秀哉が面白そうに尋ねてくる。
「ごめんごめん色々あって」
「え?いろいろあったの?大丈夫だった?」
凛が真剣に心配してくる。
ああ、悪いことしたなあ。
「いや、ごめんただの寝坊」
「はあ、そう。ならいいけど」
「あらあらあら、一匹狼とうたわれたお方が人の心配をしておられる。どうかしたのかな?」
秀哉が悪戯そうにとう。
「うっさい」
凛は秀哉を睨みつけた。
「怖いよ~助けて恵里香~。」
凛の睨みつける力がさらに上がった気がする。
「いや、まあ実際の話君たちが仲良さそうでよかったよ。凛が去年みたいに孤立しているのは見たくないからね。根がイイヤツなだけに。」
割と真剣なトーンで秀哉はいった。
凛は突然のことに少し赤面して顔をふいっとそらした。
「あー、おふたりがあついとこ悪いがそろそろ話し合いを始めないか?」
「別にあつくない。」
そう反論した凛の目にはいつものような殺意はこもっていなかった。
「そうだねじゃあ何から計画立てようか?意見ある人挙手」
誰も手を挙げない。
「僕の挙手ってのいつも無視されるよね。悲しいわーじゃあ凛から順に何からするか意見どうぞ。」
「なんだ私にふるの?たまには自分から言ってみたら?」
「いやあ凛なら妙案が思いつきそうだと思って。それに、僕みたいなひょうきん者にまともな意見が出せると思う?」

「無理」
「無理だな」
「無理だね」
凛、拓磨、恵里香の声が揃った。
「ひどい、僕泣きそう。」
わざとらしくうぇーんといって泣き真似をした。
「まあいいや、で、凛なにか考えない?」
「んー、星を見るって何をするか具体的に決めることでしょ。それ決めないと準備もしようがないし。恵里香なんか何したいとかない?」
「え?あ、私?ええと」
話を振られるとは思っていなかったので何一つ考えてなかった。
や、ヤバイどうしよう何も思いつかない。
考えていると拓磨が発言した。
「まあ星を見るって言ったらスタンダードに星を調べてそれをみて絵をかいて終わりって感じじゃないか?」
「まあ、そうだね。こんかいのは探求学習じゃなくてあくまで調べ学習だからそうなるよね。じゃあ指針はそれにしよう。」
一応指針が決まったようだった。
さっきのは私が困っているところを助けるためにやってくれたのかな?ただ発言したかっただけかな?どっちだろう。まあどちらにしても助けられたことだしお礼は言おう。
そう思い恵里香は拓磨にしか聞こえないように拓磨の耳元で囁いた。
「拓磨くん、ありがと」
拓磨が助けをしたことを意図していたのかそうでないのかの真偽のほどはわからないが笑顔を恵里香に向けてきて
「どういたしまして」
と、一言だけ言った。
「じゃあ星を調べるのはいいとして望遠鏡はどうしよう?誰か望遠鏡持ってる人挙手」
誰ひとりとして手を上げるものはいなかった。
「また無視か~」
「いや、これ無視とかじゃなくてもってないだけだろ」
「ナイスツッコミいいよ拓磨」
「腹立つな」
「まあ誰も持ってないならどうしよう?」
みんなが沈黙する。
「美咲商店」  
凛がボソッと呟いた。
「え?なんて?」
「美咲商店の店主は天体観測が好きで天体観測が好きな人には誰にでも望遠鏡を貸し出してくれるらしい。」
「へーそうなんだ。なんでそんなマニアックなこと知ってるの?」
「別いいじゃん」
「まあいいやじゃ今度、その店に借りれるかどうかききにいこう。」
秀哉が手を叩いていった。
「よしっ、じゃあ今日はこの辺にしとこう。想像よりも決まってよかったよ。」
「じゃあ私帰るわ」
凛がすぐさま立ち上がり帰ろうとする。
「ちょちょちょいまってよ。まだ他にやることあるでしょ。」
「なに?」
「転校生の家きたら卒アルとか見せてもらうのが常識じゃない?」
「そんな常識聞いたことない。」
「いや、それがあるんだなあ。なあ拓磨」
「いや、知らん。」
「お願いだよぉ、拓磨ぁ、もうちょっと楽しもうよ~」
拓磨の肩をゆさゆさと揺らす。
はあぁ、と拓磨はため息をひとつつく。
「ちょっと待ってろよ。」
そう言うと部屋から出ていった。
「恵里香は拓磨の昔話って興味ない?」
秀哉が急に話を振る。
「え?うーんまあ興味無い事はないって感じかな」
へぇと秀哉が呟いた。
「ところで恵里香って中学の時はどんな感じだったの?」
「中学の時...」
言葉が詰まってしまった。
中学の時...記憶を失う前はどんなことをしていたかもちろん覚えてない。しかも記憶をうしなって色を失ってからは誰とも関わりたくなく1人で過ごしてきた。ああ、なんて言えばいいんだろう...

恵里香は少し悲しそうになりかけた顔を作り笑いで誤魔化した。
「あんまり今と変わらないかな」
「そうなんだ」
こういう答えを秀哉は期待していたんではないだろうがこれ以上言及してくることは無かった。
「そうそう、ちなみに僕は凛と同じ中学校だったんだ。」
声を少しはり空気を和ましてくれるようだった。
「凛との出会いは衝撃だったなあ。凛の僕に対しての第一声は『は?死にたいの?』だったからね懐かしい。」
腕を組みながら感慨深そうに話す。恵里香は驚いて凛のほうをばっとむいた。
「凛、いきなりそんなこと言ったの?」
「言ったけど、言ったけどそいつが悪いんだよ。」
修哉に指を指して非難の目を向ける。
「そいつ私にいきなり何って言ったと思う?そいつの第一声は『君って狼みたいだね。』だぞ。いきなり話したこともない女子にむかって失礼すぎるでしょ。」
「秀哉くん、それは酷くない?」
うっ、といって秀哉は後ずさった。
「違うんだ、それは気高く美しいっていう意味で言ったんだ。」
それを聞くと凛は急に顔をそらした。
当たりに謎の空気がながれた。
5分程度するとドアがあき拓磨が戻ってきた。
「わりいわりい、大分時間かかっちまった。中学の時の卒アルなくしちまったみたいだわ。小学校の時のと卒アルでも無い普通のアルバム持ってきたわ。」
「ほうほう、普通のアルバムまで持ってきてくれるとは粋なことするね。」
「そうでもしないと中学の卒アルの代わりにならないとか言って秀哉が家中探索しそうだったからな。」
「僕のことよく分かってるね」
ははは、とふたりして笑った。
「さあさあ、まあまずは小学校の卒アルから入りますか」
秀哉は小学校の卒アルを机の上に広げた。そしてみんなしてのぞき込んだ。
「へぇ、可愛い顔してるね。」
ニヤつきながら秀哉が言った。
「うっせえなぁ。小学校なんてみんなこんなもんだろ。」
「特にこれなんていいね、将来の夢、探検家。すごいいいと思う。」
「見せたことをもう後悔してるよ。」
「お次はアルバムといきますか。」
そう言う秀哉はアルバムを広げた。ページをめくってみんなでみた。それは拓磨が中学生の時のアルバムだった。
結構空白の目立つページやぎっしりと詰まっているページなど様々だった。
あれ?何だかおかしいな?あっ、
「ねぇ拓磨、なんか冬の写真少なくない?」
恵里香は拓磨に尋ねた。
「...ああ、そうだな。まあ冬は行事が少ないからな。」
しばらくめくっているとまだ途中だというのに秀哉は唐突にアルバムを閉じた。
「なんかこういうの見てると昔思い出してつらくなっちゃうからここらへんにしとこ。」
しくしくしくと言いながらアルバムを拓磨に返す。
「じゃあそろそろ帰るわ。」
「はぁ、勝手なやつだな」
拓磨はため息混じりにいった。
「じゃあね、玄関までの送りは必要ないよ。」
「了解、じゃあな」
秀哉は颯爽と部屋から出た。それに続き凛と恵里香もでる。出る時に後ろを向いて笑顔でいった。
「ばいばい」
「ああ、ばいばい」
拓磨は小さく手を振った。
階段を降り廊下を渡り玄関に着いた。
あっ、私今日拓磨くんに伝えないといけないことあったんだ。私の色を見えるように助けてくれるって言ってたから一瞬でも見えたこと報告した方がいいよね。
今ちょうど拓磨くん1人だし言ってこよう。
「ごめん2人とも、拓磨くんに言わないといけない事忘れてたから戻るね。先行ってって。」
「りょーかい」
秀哉がそう言うと2人は家から出ていった。恵里香はさっき通った廊下を折り返した。

「ねえ秀哉」
家から少し出たところで凛が秀哉に尋ねる。
「なに?」
「さっきのタイミングでアルバム閉じたってことは気づいてたってことだよね?」
「うん...まあね。大体は綺麗に写真が貼られてるのに不自然なブランク、よく見ないとわからなかったけど剥がしたようなあとがあったし。」
「それに恵里香が指摘したこと。冬にかんしての写真が少ないっやつ。拓磨は行事が少ないって言ってたけど明らかにページを破ったあとがあったよね?」
「うん、すごい気になった。なんでそんなことしたんだろうって。」
「気になったのに聞かなかったの?あんたならすぐ聞きそうなのに。」
「冗談じゃない、拓磨がわざわざ隠そうとしているってことは知られたくないって事なんだろ。そんなもんをわざわざ詮索しようだなんて親友のやることじゃないね。」
胸をはって秀哉は言った。
「親友ねえ、出会って二日目で大きく出たもんだ。」
少し凛は笑っていった。
「うん、少なくとも僕はそう思ってる。だから悲しい。」
「なにが?」
「僕に悩みを打ち明けてくれない事だよ。隠そうとしてるけど一挙一動から悩みがあるのなんてすぐ分かるからね。」
秀哉は珍しく本気で悲しそうに言った。
「ああ、それと凛もだよ。恵里香もなにか悩み抱えてそうだからいつか相談に乗ってあげなよ。もっと仲良くなりたいんでしょ。」
ぱっと笑顔を凛にむけていった。
「恵里香も悩みがあるの...私全然気づけなかった...」
凛は心底驚いたような顔をしていた。
「..気に病む必要なないよ。僕が無駄な程にそういうことに対して敏感なだけなんだ。それに気づいたところで行動しなきゃ意味がない、気づいたかどうかじゃなくてその事を解決してあげるかどうかが本当に大切なことだと思うし。僕は凛がそういうこと出来る人だと思う。」
秀哉は凛を真っ直ぐにみて言った。
「う、うん。わかった。あ、ありがと秀哉」
凛は顔を赤らめて逸らしながらいった。
「あれれー顔を赤くしちゃってかーわいいなぁ」
小馬鹿にしたように秀哉が笑った。
「ああ、一瞬イイヤツだと思ったのにあんたなんでそういうことすぐ言っちゃうかな。」
凛は頬をふくらませながらいった。
「僕は結局そういう奴なのさ~」
両手手を顔の横に置き広げて典型的な人をバカにするポーズをとり、後ろ向きに走っていった。凛もあははっと笑った。
しかしすぐに目を暗くした。
「秀哉が気づけたのになんで気づけなかったんだろう。友達になれる気がするって言っといてこれか...」
消えそうな声で呟いた。


恵里香は階段を上がりさっきまでいた部屋の前にたった。そこで一瞬開けるのを躊躇した。
いちいち見えたことを報告するのっておかしいかな、それもみんなが帰ってからわざわざ2人になるようにしてだし...まあいいや余計なことは考えずに手助けしてくれる人に過程を話すのは当たり前のことだよね。
深呼吸を静かに1回してドアノブを回す。
「拓磨くん、そういえばいい忘れていたことが」
そういいドアをあける。部屋では拓磨が机に向かい[卒業アルバム]とだけ書かれたシンプルな本を読んでいた。だけどもその本の柄は明らかに先程見た小学校の卒業アルバムとは異なっているものだった。
一瞬の停止の後、拓磨は急いで手に持っていたそれをとじて恵里香からは見えないところにおく。
「え...拓磨くん、それって中学の卒業アルバムだよね?」
拓磨の顔には困惑の色が浮かんでいた。



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