14 / 95
転生悪役令嬢は乙女ゲームをしたことがない
元婚約者だというけれど
しおりを挟む
「私はヴォルフの元婚約者なのよ!?早く中に入れないと私のことが大好きなヴォルフに怒られるわよ!?それでもいいの!?」
「何度も申し上げておりますが、ヴォルフラム坊っちゃんに元婚約者など存在いたしません。お帰りください」
(何?何の騒ぎ?)
ヴォルフ様のことを愛称で呼んでいるってことは親しい間柄ということ?元婚約者だと叫んでいるから、婚約者だった時に許可をもらった……とか?
私はヴォルフ様の顔をもう一度見つめた。
それに気が付いたヴォルフ様は、私に穏やかな微笑みを見せると騒ぎの中心に敢えて飛び込んでいった。
正直にいって勇者だと思う。
「何の騒ぎかな?」
「ヴォルフ!!この人たちが私を中に入れてくれないのよ!?酷いわよね!?怒ってよ!!」
「…………君は何時まで婚約者気取りでいるのかな?」
「えっ…………何で………」
少女は何故かヴォルフ様が庇ってくださると思い込んでいたけれど、此方が聞きたい………何で?
元婚約者というけれど、私は婚約者がいたことを知らない。
公表されていない婚約は白紙に戻すことが出来る。
白紙に戻った婚約は婚約していないのと同じこと。
「君にはずっと云いたかったことがあるんだ」
「わ……悪いわよ。婚約者の前で……」
少女は勝ち誇った顔で私を見てニヤリと笑い、照れた顔を瞬時に作りヴォルフ様のことを上目遣いで見つめた。
何故……勝ち誇った顔をされたのか理解できない。
「何も悪くなどないよ」
「そんなに言うなら………婚約者には本当に申し訳ないけれど聞くわね。ごめんね?婚約者さん」
よく分からないけれど自分にとって良いことを言われるに違いないと思えるその精神力は素晴らしいです。どう考えても回れ右したくなる気配がするけれど………。
「直接云うのは憚られるのだけれど………」
「いいのよ?私………分かってるから」
「そうかい?それなら………」
ヴォルフ様は私にだけ届く小さな声で「嫌わないでね」と囁いてから言葉を続けた。
「君のお陰で僕は最愛の人を見つけることが出来た。婚約を白紙に戻してくれたことを心から感謝しているよ」
「ダメよ、そんな…………………ほぇ?」
「おや?何が駄目なのかな?」
「えっ………だって………私への愛の告白じゃ………」
「僕が何時そんなことを云ったの?」
「い………云ってないけど………でも………私たち婚約者だったわけだし………それに幼馴染で……だから!!」
「……婚約者だった事実など何処にもないけれど?」
「…………へ?」
ヴォルフ様が婚約者の前で違う人に愛を告白する馬鹿に見えていたことに憤りを覚える。ヴォルフ様は仮に私以外の人を愛していても隠し通せる人だと思います!
私が明後日の方向に怒っているのを敏感に察知したのか、ヴォルフ様は私の手を握りしめながら言葉を続けた。
「公的な場で宣言していない婚約者候補だった君と、公的な場で婚約者だと宣言した僕の愛するルナが同列なわけないよね?」
「婚約者候補………えっ………婚約者だったはず………で」
「紙面上はね………正式には婚約者候補だよ」
「か……紙の上で婚約者なら……それはもう婚約者でしょう?」
「君………後継だというのに、契約に関する知識が壊滅的なんだね?僕には関係ないけれど」
私でも知っている契約に関する知識がない後継者って……コミュ症の私より後継に向いていないのでは?私には欠片も関係ないから別にいいのだけれど。
「関係ないことないでしょ?私たちは………」
「ただの幼馴染だね」
「…………幼馴染なら助け合うものよね?」
いや……異性同士の幼馴染は相手に婚約者や恋人が出来れば離れるのは当然のことだと思う。自然消滅的に会わなくなるのでは?
同性同士の恋愛もあるけれど、此方は子供が出来ないので貴族としては愛人や恋人として望ましい。
本当に愛する相手が自分である必要はないけれど、せめて後継者は残したいし、家を乗っ取られるわけにもいかない。
そんな考えを読み取られたのか、握られた手の力が僅かに強まった気がする。ごめんなさい、ヴォルフ様とは相思相愛でいたいです。
「僕には愛するルナがいるから君の助けは必要ないし、君にも婚約者候補はいるよね?その人に助けを求めるといい…………僕には関係ない、何度も云わせないでね?」
「えっ………でも………」
ヴォルフ様は、まだ話を続けようとする少女に冷たい視線を向けると門兵たちに命じた。
「話が通じないようだから衛兵を呼んで引き渡すように」
「承知いたしました!」
ヴォルフ様は私の手を引きながら微笑みを浮かべて仰った。
「行こうか、僕のルナ」
「え………ええ…………」
(僕のルナを連呼しないでください!今日も推しが尊い!)
何故かヴォルフ様が仔犬のような瞳で私を見ている。
「ルナ………僕のこと、嫌いになった?」
「なりません!」
「よかった」
嫌いにならないので顔を覗き込まないでください!推しが近くにいるだけで致死量ギリギリの栄養を摂取しているんです!正直に申し上げて一生慣れないと思います!
私とヴォルフ様は馬車乗り場まで移動し、私とマリア、レイナの三人はヴォルフ様に見送られながら公爵家へと帰っていく。
元婚約者だと騒いでいた少女は衛兵に捕まり、親が迎えに来るまで牢屋に入れられていたらしい。最初は優しかった衛兵も、流石に何度も脱走されては愛想も尽きるというもの。
相手の少女も12歳くらいだと思っていたら、もうすぐ学校に通える年齢に達するとのこと。
(14歳だったのか……行動的な人なんだなぁ)
何があったかは正確には知らないし、知る必要もないけれど、二度と「元婚約者です」騒動が起きることはなかった。
「何度も申し上げておりますが、ヴォルフラム坊っちゃんに元婚約者など存在いたしません。お帰りください」
(何?何の騒ぎ?)
ヴォルフ様のことを愛称で呼んでいるってことは親しい間柄ということ?元婚約者だと叫んでいるから、婚約者だった時に許可をもらった……とか?
私はヴォルフ様の顔をもう一度見つめた。
それに気が付いたヴォルフ様は、私に穏やかな微笑みを見せると騒ぎの中心に敢えて飛び込んでいった。
正直にいって勇者だと思う。
「何の騒ぎかな?」
「ヴォルフ!!この人たちが私を中に入れてくれないのよ!?酷いわよね!?怒ってよ!!」
「…………君は何時まで婚約者気取りでいるのかな?」
「えっ…………何で………」
少女は何故かヴォルフ様が庇ってくださると思い込んでいたけれど、此方が聞きたい………何で?
元婚約者というけれど、私は婚約者がいたことを知らない。
公表されていない婚約は白紙に戻すことが出来る。
白紙に戻った婚約は婚約していないのと同じこと。
「君にはずっと云いたかったことがあるんだ」
「わ……悪いわよ。婚約者の前で……」
少女は勝ち誇った顔で私を見てニヤリと笑い、照れた顔を瞬時に作りヴォルフ様のことを上目遣いで見つめた。
何故……勝ち誇った顔をされたのか理解できない。
「何も悪くなどないよ」
「そんなに言うなら………婚約者には本当に申し訳ないけれど聞くわね。ごめんね?婚約者さん」
よく分からないけれど自分にとって良いことを言われるに違いないと思えるその精神力は素晴らしいです。どう考えても回れ右したくなる気配がするけれど………。
「直接云うのは憚られるのだけれど………」
「いいのよ?私………分かってるから」
「そうかい?それなら………」
ヴォルフ様は私にだけ届く小さな声で「嫌わないでね」と囁いてから言葉を続けた。
「君のお陰で僕は最愛の人を見つけることが出来た。婚約を白紙に戻してくれたことを心から感謝しているよ」
「ダメよ、そんな…………………ほぇ?」
「おや?何が駄目なのかな?」
「えっ………だって………私への愛の告白じゃ………」
「僕が何時そんなことを云ったの?」
「い………云ってないけど………でも………私たち婚約者だったわけだし………それに幼馴染で……だから!!」
「……婚約者だった事実など何処にもないけれど?」
「…………へ?」
ヴォルフ様が婚約者の前で違う人に愛を告白する馬鹿に見えていたことに憤りを覚える。ヴォルフ様は仮に私以外の人を愛していても隠し通せる人だと思います!
私が明後日の方向に怒っているのを敏感に察知したのか、ヴォルフ様は私の手を握りしめながら言葉を続けた。
「公的な場で宣言していない婚約者候補だった君と、公的な場で婚約者だと宣言した僕の愛するルナが同列なわけないよね?」
「婚約者候補………えっ………婚約者だったはず………で」
「紙面上はね………正式には婚約者候補だよ」
「か……紙の上で婚約者なら……それはもう婚約者でしょう?」
「君………後継だというのに、契約に関する知識が壊滅的なんだね?僕には関係ないけれど」
私でも知っている契約に関する知識がない後継者って……コミュ症の私より後継に向いていないのでは?私には欠片も関係ないから別にいいのだけれど。
「関係ないことないでしょ?私たちは………」
「ただの幼馴染だね」
「…………幼馴染なら助け合うものよね?」
いや……異性同士の幼馴染は相手に婚約者や恋人が出来れば離れるのは当然のことだと思う。自然消滅的に会わなくなるのでは?
同性同士の恋愛もあるけれど、此方は子供が出来ないので貴族としては愛人や恋人として望ましい。
本当に愛する相手が自分である必要はないけれど、せめて後継者は残したいし、家を乗っ取られるわけにもいかない。
そんな考えを読み取られたのか、握られた手の力が僅かに強まった気がする。ごめんなさい、ヴォルフ様とは相思相愛でいたいです。
「僕には愛するルナがいるから君の助けは必要ないし、君にも婚約者候補はいるよね?その人に助けを求めるといい…………僕には関係ない、何度も云わせないでね?」
「えっ………でも………」
ヴォルフ様は、まだ話を続けようとする少女に冷たい視線を向けると門兵たちに命じた。
「話が通じないようだから衛兵を呼んで引き渡すように」
「承知いたしました!」
ヴォルフ様は私の手を引きながら微笑みを浮かべて仰った。
「行こうか、僕のルナ」
「え………ええ…………」
(僕のルナを連呼しないでください!今日も推しが尊い!)
何故かヴォルフ様が仔犬のような瞳で私を見ている。
「ルナ………僕のこと、嫌いになった?」
「なりません!」
「よかった」
嫌いにならないので顔を覗き込まないでください!推しが近くにいるだけで致死量ギリギリの栄養を摂取しているんです!正直に申し上げて一生慣れないと思います!
私とヴォルフ様は馬車乗り場まで移動し、私とマリア、レイナの三人はヴォルフ様に見送られながら公爵家へと帰っていく。
元婚約者だと騒いでいた少女は衛兵に捕まり、親が迎えに来るまで牢屋に入れられていたらしい。最初は優しかった衛兵も、流石に何度も脱走されては愛想も尽きるというもの。
相手の少女も12歳くらいだと思っていたら、もうすぐ学校に通える年齢に達するとのこと。
(14歳だったのか……行動的な人なんだなぁ)
何があったかは正確には知らないし、知る必要もないけれど、二度と「元婚約者です」騒動が起きることはなかった。
85
あなたにおすすめの小説
幼馴染みが描いた悪役令嬢ものの世界に「メイド」として転生したので、6年後の断罪イベントをどうにか回避したい
ゆずまめ鯉
恋愛
通勤途中、猫好きではないのに轢かれそうな黒猫をうっかり助けてしまい、死んでしまった主人公──水縞あいり(26)
鳥の囀りで目を覚ますとそこは天国……ではなく知らない天井だった。
狭い個室にはメイド服がかかっている。
とりあえず着替えて備えつけの鏡を見ると、そこには十代前半くらいの子どもの姿があった。
「この顔……どこか見覚えが……」
幼馴染みで漫画家、ミツルギサイチ(御剣才知)が描く、人気漫画「悪役令嬢が断罪されるまで」の登場人物だということに気がつく。
名前はミレア・ホルダー(本名はミレア・ウィン・ティルベリー)
没落貴族の令嬢で、現在、仕えているフランドル侯爵によって領地と洋館を奪われ、復讐のために、フランドル侯爵の長女イザベラが悪役令嬢になるのを止めず、むしろ後押しして見事断罪されてしまうキャラだった。
原作は未完だが、相談を受けていたのでどういう結末を迎えるのか知っている。
「二期アニメもまだ見てないし、どうせ転生するなら村人Aとかヒロインの母親がよかった……!!」
幼馴染みの描く世界に転生してしまった水縞あいり=ミレアが、フランドル侯爵家で断罪回避するべく、イザベラをどうにかお淑やかな女性になるように導いている途中。
病弱で原作だと生死不明になる、イザベラの腹違いの兄エミールに、協力してもらっているうちに求愛されていることに気づいてしまい──。
エミール・ディ・フランドル(20)×ミレア・ウィン・ティルベリー(18)
全30話の予定で現在、執筆中です。2月下旬に完結予定です。
タイトルや内容が変更になる場合もあります。ご了承ください。
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
処刑された悪役令嬢、二周目は「ぼっち」を卒業して最強チームを作ります!
みかぼう。
恋愛
地方を救おうとして『反逆者』に仕立て上げられ、断頭台で散ったエリアナ・ヴァルドレイン。
彼女の失敗は、有能すぎるがゆえに「独りで背負いすぎたこと」だった。
ループから始まった二周目。
彼女はこれまで周囲との間に引いていた「線」を、踏み越えることを決意した。
「お父様、私に『線を引け』と教えた貴方に、処刑台から見た真実をお話しします」
「殿下、私が貴方の『目』となります。王国に張り巡らされた謀略の糸を、共に断ち切りましょう」
淑女の仮面を脱ぎ捨て、父と王太子を「共闘者」へと変貌させる政争の道。
未来知識という『目』を使い、一歩ずつ確実に、破滅への先手を取っていく。
これは、独りで戦い、独りで死んだ令嬢が、信頼と連帯によって王国の未来を塗り替える――緻密かつ大胆なリベンジ政争劇。
「私を神輿にするのなら、覚悟してくださいませ。……その行き先は、貴方の破滅ですわ」
(※カクヨムにも掲載中です。)
気付けば名も知らぬ悪役令嬢に憑依して、見知らぬヒロインに手をあげていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
私が憑依した身体の持ちは不幸のどん底に置かれた悪役令嬢でした
ある日、妹の部屋で見つけた不思議な指輪。その指輪をはめた途端、私は見知らぬ少女の前に立っていた。目の前には赤く腫れた頬で涙ぐみ、こちらをじっと見つめる可憐な美少女。そして何故か右手の平が痛む私。もしかして・・今私、この少女を引っ叩いたの?!そして何故か頭の中で響き渡る謎の声の人物と心と体を共存することになってしまう。憑依した身体の持ち主はいじめられっ娘の上に悪役令嬢のポジションに置かれている。見るに見かねた私は彼女を幸せにする為、そして自分の快適な生活を手に入れる為に自ら身体を張って奮闘する事にした―。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
悪役令嬢、隠しキャラとこっそり婚約する
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢が隠しキャラに愛されるだけ。
ドゥニーズは違和感を感じていた。やがてその違和感から前世の記憶を取り戻す。思い出してからはフリーダムに生きるようになったドゥニーズ。彼女はその後、ある男の子と婚約をして…。
小説家になろう様でも投稿しています。
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる