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転生悪役令嬢は乙女ゲームをしたことがない
宇宙人に遭遇しました
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「じゃあ誰が婚約者だっていうのよ!」
(ピンク頭……貴女、本当に貴族なの?)
誰って貴女の目の前で微笑んでいるお義姉様に決まっているでしょう。それ以外に誰がいるのよ。同年代の貴族ならば【婚約式】にも参加したはず。王族からの招待状なのだから、余程の理由が無い限りは全員出席が原則。でなければ欠席したいくらい貴族が集まった一大イベント……えっ……行ってないの?羨まし……じゃなくて、それなら他で情報収集するのが鉄則だと思う。
「妃殿下を知らない貴族はいないと思うわ」
「でしょう!?だったらアンタがアル様の婚約者じゃない!」
(何を云ってるの?)
宇宙人に初めて遭遇した。話が本当に通じていない。私は殿下の婚約者ではないと言ったはず。それから、アンタって……せめて貴女と言いなさい。貴女の取り巻きだった男たちが唖然としているのが見えていないの?健気な女の子設定が台無しだよ?
この様子だと全く気が付いていないようだけれど、教える義理も無いわけだから放置しておこう……私も命は惜しい。
「少しいいだろうか?」
「はい!アル様!」
「私は君に愛称で呼ぶことを許可していない」
初めて聞いた……殿下が発する絶対零度の声。未来の王に相応しい威厳のある声に私は感動している。勿論…臣下としてですけれど。
………殿下と妃殿下が相思相愛であることすら知らないとか言わないわよね。変なことを口走らない方が身の為だと思うよ。
「アル様、私……ルナリアさんに虐められてるんです」
そう云いながら殿下の手を握ろうとして見事に避けられた。
「え?……あっ……ルナリアさんがいるから……ですよね」
違いますけど?貴女に手を握られたくなかっただけだと思います。私に責任を押し付けないで欲しい。
「私!アル様が頑張ってること!分かってますから!」
殿下が頑張っておられることを、誰よりも理解しておられるのは妃殿下だと思います。少なくとも礼儀知らずな貴女では断じて無い。それから、拒絶されても愛称で呼ぶ貴女は危険因子と判断します。
「殿下、これ以降は私がお相手いたします」
コミュ症の私には酷な仕事だけれど、ヴォルフ様が次期公爵に内定していることは一部の者しか知らない事実。在学中は私が殿下をお守りする役目を担う。この結果……ピンク頭は私を婚約者だと誤認したまま突き進み、妃殿下の怒りを買うこととなった。
それ以上のことは【見ざる・聞かざる・言わざる】が賢明です。
「貴女、先程から不敬ではなくて?」
「酷い!そうやって私を虐めるんですね!」
「子爵令嬢が殿下を愛称で呼ぶことが不敬だと云っているのよ?」
「学園に身分を持ち出すなんて最低です!」
「大切なことですわ。誰も彼もが殿下に気安く話しかけては困りますもの……貴女のような方は特に」
「聞きましたか!?アル様!これがこの女の本性なんです!」
私の本性など貴女よりも彼らの方が知っているわよ。それに……ヴォルフ様に隠し事をしたことは無いから、仮に彼らが私の本性を知って離れようとも別にいい。私の本性と言うけれど、貴女の本性も露見していることは気にしないのね。子爵令嬢が公爵令嬢に「この女」と言うのは問題発言として認識されていると思います。
「そのような些末な事はどうでも宜しいわ」
「難しい言葉を使うなんて酷い!」
話が全く通じない、進まない、聞く耳を持たない。ピンク頭め……酷いと言えば何事も解決するとか考えてないよね?解決しないからね?特に殿下に対する不敬な発言、行動の数々……生徒会室近辺は出禁にしてもらいましょう。そういえば、南棟に出没できなくなった日(入学式初日以降)から、私に突撃するのは何故?
「アンタでしょう!皆がいる所に行けないようにしたの!」
「皆……というと?」
「皆は皆よ!馬鹿じゃないの!?」
(皆って誰?何故…その皆に会う必要が?)
「皆がいる所が何処かは存じ上げないけれど、何のことを云っているのかしら?説明して頂ける?」
「南棟よ!アンタでしょ!?行けなくしたの!」
「……当然ですわ、入学初日に不審者が現れたのですもの」
「誰よ!?ソイツのせいって事!?」
(お前だよ!……しまった、素が出た。心の声だからセーフ)
もうヤダ。ピンク頭は宇宙人確定だと思います。何を言いたいのか意味が分からない。南棟に行けないから何だというのか。王族と高位貴族は北棟に行けません。公平性を重んじる校風に感謝して欲しい。だから食堂で絡まれることだけは納得いかない。
もう……話し終わりで良くないですか?
多分、ピンク頭は全く話を聞かない人だと思うから。
(ピンク頭……貴女、本当に貴族なの?)
誰って貴女の目の前で微笑んでいるお義姉様に決まっているでしょう。それ以外に誰がいるのよ。同年代の貴族ならば【婚約式】にも参加したはず。王族からの招待状なのだから、余程の理由が無い限りは全員出席が原則。でなければ欠席したいくらい貴族が集まった一大イベント……えっ……行ってないの?羨まし……じゃなくて、それなら他で情報収集するのが鉄則だと思う。
「妃殿下を知らない貴族はいないと思うわ」
「でしょう!?だったらアンタがアル様の婚約者じゃない!」
(何を云ってるの?)
宇宙人に初めて遭遇した。話が本当に通じていない。私は殿下の婚約者ではないと言ったはず。それから、アンタって……せめて貴女と言いなさい。貴女の取り巻きだった男たちが唖然としているのが見えていないの?健気な女の子設定が台無しだよ?
この様子だと全く気が付いていないようだけれど、教える義理も無いわけだから放置しておこう……私も命は惜しい。
「少しいいだろうか?」
「はい!アル様!」
「私は君に愛称で呼ぶことを許可していない」
初めて聞いた……殿下が発する絶対零度の声。未来の王に相応しい威厳のある声に私は感動している。勿論…臣下としてですけれど。
………殿下と妃殿下が相思相愛であることすら知らないとか言わないわよね。変なことを口走らない方が身の為だと思うよ。
「アル様、私……ルナリアさんに虐められてるんです」
そう云いながら殿下の手を握ろうとして見事に避けられた。
「え?……あっ……ルナリアさんがいるから……ですよね」
違いますけど?貴女に手を握られたくなかっただけだと思います。私に責任を押し付けないで欲しい。
「私!アル様が頑張ってること!分かってますから!」
殿下が頑張っておられることを、誰よりも理解しておられるのは妃殿下だと思います。少なくとも礼儀知らずな貴女では断じて無い。それから、拒絶されても愛称で呼ぶ貴女は危険因子と判断します。
「殿下、これ以降は私がお相手いたします」
コミュ症の私には酷な仕事だけれど、ヴォルフ様が次期公爵に内定していることは一部の者しか知らない事実。在学中は私が殿下をお守りする役目を担う。この結果……ピンク頭は私を婚約者だと誤認したまま突き進み、妃殿下の怒りを買うこととなった。
それ以上のことは【見ざる・聞かざる・言わざる】が賢明です。
「貴女、先程から不敬ではなくて?」
「酷い!そうやって私を虐めるんですね!」
「子爵令嬢が殿下を愛称で呼ぶことが不敬だと云っているのよ?」
「学園に身分を持ち出すなんて最低です!」
「大切なことですわ。誰も彼もが殿下に気安く話しかけては困りますもの……貴女のような方は特に」
「聞きましたか!?アル様!これがこの女の本性なんです!」
私の本性など貴女よりも彼らの方が知っているわよ。それに……ヴォルフ様に隠し事をしたことは無いから、仮に彼らが私の本性を知って離れようとも別にいい。私の本性と言うけれど、貴女の本性も露見していることは気にしないのね。子爵令嬢が公爵令嬢に「この女」と言うのは問題発言として認識されていると思います。
「そのような些末な事はどうでも宜しいわ」
「難しい言葉を使うなんて酷い!」
話が全く通じない、進まない、聞く耳を持たない。ピンク頭め……酷いと言えば何事も解決するとか考えてないよね?解決しないからね?特に殿下に対する不敬な発言、行動の数々……生徒会室近辺は出禁にしてもらいましょう。そういえば、南棟に出没できなくなった日(入学式初日以降)から、私に突撃するのは何故?
「アンタでしょう!皆がいる所に行けないようにしたの!」
「皆……というと?」
「皆は皆よ!馬鹿じゃないの!?」
(皆って誰?何故…その皆に会う必要が?)
「皆がいる所が何処かは存じ上げないけれど、何のことを云っているのかしら?説明して頂ける?」
「南棟よ!アンタでしょ!?行けなくしたの!」
「……当然ですわ、入学初日に不審者が現れたのですもの」
「誰よ!?ソイツのせいって事!?」
(お前だよ!……しまった、素が出た。心の声だからセーフ)
もうヤダ。ピンク頭は宇宙人確定だと思います。何を言いたいのか意味が分からない。南棟に行けないから何だというのか。王族と高位貴族は北棟に行けません。公平性を重んじる校風に感謝して欲しい。だから食堂で絡まれることだけは納得いかない。
もう……話し終わりで良くないですか?
多分、ピンク頭は全く話を聞かない人だと思うから。
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