49 / 69
49
しおりを挟む口に含んだ
君のお酒が
それだと分かるまでの時間
そこが一番君を含んでいる
暗幕の触り心地は
演奏者が決めるものさ
それ以外は想像することでしか
分からない 分からない
心に触れるという表現が
もし比喩であるのなら
君の耳に触れたことは
あってはならないこと
酒はあいまいにする
君と僕の境
名前と、動詞の境
もしくはお願いとの、と言ってもいいかな
吐き出した音の中に
一片の物的証拠があればいい
こぼれた波の中に
一片の固体が存在していればそれでいい
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる