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しおりを挟むおそらくそれは大好きの兆候
齧られた場所から溢れくる情感
待って待って甘すぎるんじゃないの
刃こぼれしたナイフの誘惑
隙あらばまっさかさま
そこにはなかった最後の一段
成功作は可哀そうだな
シュレッダーが僕らを呼ぶ
おいでよ
好きなだけ啜ればいいさ
僕らはギブアンドテイク
お誕生日に契約済みだ
ああ嫌な音が鼓膜すり抜け
切れた神経を逆流
たどり着くのは君の赤い赤い赤い
甘い唇の上
ねぇ嘘は嫌いかい?
じゃあ甘い嘘吐きは?
嘘なんて言うもんじゃないよ
君の舌だって嘘に肥えてる
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