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7-4 ハロー・ヤムヤム・ヤミー!
受けるのはブルーム・アカデミー四十四期生の十四人。
しかし、教室にクズキリ先生はいない。
代わりに立っているのはユミルだ。
先月、いなくなったクズキリ先生の代わりに、悪夢の現場からいったん離れ、ブルーム・アカデミーの教師になってくれたのだ。
はじめは急に担任が変わったので教室中がざわついたが、今ではすっかりユミル先生となっている。
「では、さっそく! 今回のテストの説明をします」
ユミルがバンッとホワイトボードを叩く。
「四十四期生のきみたちが挑む、ドリームテスト・グリーンクラスの内容は……『ナイトメア討伐』! これから、ナイトメアが君たちにこわーい悪夢をみせる。ナイトメアが作った悪夢はしつこいよ。それを、なんとか食べるんだ! ちなみに、クオリティは3!」
一気に、教室内にざわめきが巻き起こる。
最初に声をあげたのは、ヨメルだった。
「ナイトメアって……悪夢を見せる悪魔のことですよね。悪夢サンプルをクズキリ先生といっしょに作ったっていう。そんな悪魔が試験に協力ですか?」
「そうだね。でもさ、ナイトメア自身はクズキリ先生の本当の目的は知らなかった、研究の手伝いをしただけだと思っていた、って言うんだよ。そうだよね、学園長」
「——エッ?」
ガラッと教室のドアを開けて入ってきたのは、黒いシルクハットに、黒いスーツ。
胸の金色の満月のブローチがいやに目につく、高身長の男の人だった。
「やあ、諸君。入学式以来かな」
そう。入学式に確かに会っている。
決まったパートナーバクとともに夢見士見習いの証であるブルーム・アカデミーの校章をさずかったときに、顔をしっかりと見ている。
この人は間違いなく、ブルーム・アカデミーの学園長だ。
しかし今、ユミル先生はなんと言っていただろう。
「学園長が、ナイトメア……!」
しかし、教室にクズキリ先生はいない。
代わりに立っているのはユミルだ。
先月、いなくなったクズキリ先生の代わりに、悪夢の現場からいったん離れ、ブルーム・アカデミーの教師になってくれたのだ。
はじめは急に担任が変わったので教室中がざわついたが、今ではすっかりユミル先生となっている。
「では、さっそく! 今回のテストの説明をします」
ユミルがバンッとホワイトボードを叩く。
「四十四期生のきみたちが挑む、ドリームテスト・グリーンクラスの内容は……『ナイトメア討伐』! これから、ナイトメアが君たちにこわーい悪夢をみせる。ナイトメアが作った悪夢はしつこいよ。それを、なんとか食べるんだ! ちなみに、クオリティは3!」
一気に、教室内にざわめきが巻き起こる。
最初に声をあげたのは、ヨメルだった。
「ナイトメアって……悪夢を見せる悪魔のことですよね。悪夢サンプルをクズキリ先生といっしょに作ったっていう。そんな悪魔が試験に協力ですか?」
「そうだね。でもさ、ナイトメア自身はクズキリ先生の本当の目的は知らなかった、研究の手伝いをしただけだと思っていた、って言うんだよ。そうだよね、学園長」
「——エッ?」
ガラッと教室のドアを開けて入ってきたのは、黒いシルクハットに、黒いスーツ。
胸の金色の満月のブローチがいやに目につく、高身長の男の人だった。
「やあ、諸君。入学式以来かな」
そう。入学式に確かに会っている。
決まったパートナーバクとともに夢見士見習いの証であるブルーム・アカデミーの校章をさずかったときに、顔をしっかりと見ている。
この人は間違いなく、ブルーム・アカデミーの学園長だ。
しかし今、ユミル先生はなんと言っていただろう。
「学園長が、ナイトメア……!」
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