雨上がりのデッサン

Soraneko

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いつからだろうか、

暗闇には雨が降っていた、

僕は傘を取り出して、

一人分の覆いを作った、

君の姿は見えなくて、

急がない足音が聞こえた、

雑音のような雨水の、

地面を這ってく姿も見える、

二人は隣で晴れ間をまってた、

しぶきが続く暗闇の道の、

終わりを目指して歩いてた、

光が溢れる晴れ間の道を夢見ながら、

互いの顔を夢見ながら、

二人は前へ進んでた、

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