永井晴

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ぼんやりしてきた現実が、

何処にもないわ幸福は、

向き合う程に遠ざかる、

私を魅せる小さな蛍、

闇にきらめくその光彩、

遂にはそれに自己陶酔、

まだ青い目の不明瞭、

まっくら闇まで行くのだろうか、

そこは何処だろう、

願うは星の光る場所、

希望も絶望も、

消えてしまった場所も其処?


暗い、

空が曇ってきた、

傘をさしたら最後な気もして、

強く歩くよ前を見て、

霧だらけの前だけを、

よく分からぬ道、

おずおず歩くよ蛙のように、

消えた体に染みわたる、

冷たい冷たいつむじ風、

熱にわななく静かな鼓動、

苦しく苦しく縮ませて、

汚れぬ卑しいこの覆い、

神秘のつり合い軋ませる、

ここは何処?

それも分からぬ情けなさ、

このまま進んでいいのかと、

消えぬ愚昧の誘惑よ、

もう何も分からないまま、

響きもしない掠れたこだま、

もういいのよと、

手を振りながら消えてった、
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