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【第四章】ショートシナリオ集パート①
4-17【茨の森の魔法使い】
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俺がアイアンシップのクエストからソドムタウンに帰った次の日である。
スカル姉さんと朝食を食べてから装備を装着して町に出た。
いつも通りソドムタウンの町中は賑やかだった。
だが、俺が町を歩くとやはり人々の視線が痛い。
多くの人々がジロジロと俺を見てやがる。
奥様がたなんて、道の隅っこでコソコソと噂話に花を咲かせている状態だ。
やっぱり昨日のビキニアーマー&全裸闊歩事件で、更に俺の存在は有名になったのだろう。
なんだかとても切なく感じますわ……。
まあ、挫けていても仕方ないから俺は強気で進む。
万が一にもゲスな野郎どもに絡まれたら容赦無く殴り付けてやるぞ!
喧嘩上等である!
すると──。
「よー、アスラン。昨日はなんであんな格好だったんだぁ~?」
はい、絡まれました!
知らんおっさんがちゃかすように話しかけて来たぞ。
やたら酒臭いし顔面真っ赤だな。
完全な酔っぱらいオヤジだな、絡まれちゃったよ、も~面倒臭い。
こうなったら。
「えぃ!」
「ぐはっ!?」
俺はおっさんの隙をついて背後に回り込むと延髄に空手チョップをぶち込んでやった。
バックスタブである。
おっさんは白目をむいて力無く倒れたから、近くの壁に寄り掛けて置いた。
これで良し!
放置だ。
どうせ酔っぱらいが酔い潰れているようにしか見えないだろう。
周りで大勢の人が見ていたけれど、まあしゃあないかな。
それでも証拠隠滅は完璧だろう。
俺は何事もなかったかのように、その場をそそくさと去って行く。
そして俺はしばらくしてソドムタウンの正門に到着した。
昨日は外でランドワームと激しい戦いを繰り広げていた場所だ。
やはり俺の牛たちは一匹も居ない。
でも、牛たちが何処に行ったかは、大体直ぐに分かった。
すげー良い匂いが、あちらこちらから漂って来る。
今日は周りにやたらと牛肉を焼いている露店が多いのだ。
いつもならこんなに牛肉を焼いている店はないはずである。
俺がグルリと周りを見回すと、牛肉を焼いている店のオヤジどもが、全員露骨に俺から視線を逸らす。
わざとらしく口笛を吹きながら、白々しく焼き肉を焼いて販売していやがった。
「ちっ、しゃあねえか……」
まあ、これはこれで咎めようがない。
牛たちを美味しくしてくれたのだ。
それだけは感謝しよう。
俺は一軒の露店に立ち寄る。
焼いている牛肉を指差して言ってやった。
「一つ無料で頂いていいよね」
「えっ……」
「無料で頂くよ!」
「は、はい、どうぞ……」
俺は良く焼けた牛肉を口に頬張ると正門前を離れた。
畜生、牛肉がうめーなー!
これで許してやるよ!
次に俺は魔法使いギルドに立ち寄って、木馬の置物とワインを作る水筒を売り付ける。
二つで5000Gになった。
正直なところ、アイアンシップの依頼料より高いんだけど。
やっぱりマジックアイテムの販売のほうが現金になるな。
ハクスラスキルってマジで儲かるぜ。
よし、続いては冒険者ギルドに向かおうかな。
そして直ぐに冒険者ギルドに辿り着く。
俺は酒場を抜けて二階に上がった。
受付嬢……、否、受付七つ子お兄さんに仕事完了を告げて報酬を頂くと、俺はギルマスの部屋に通された。
部屋に入ってまずはパンダの剥製に挨拶を交わすとマホガニーの机で仕事に励んでいたギルガメッシュに挨拶を交わす。
ギルガメッシュが書類から目を離さずに言う。
「なんでお前は俺より先にパンダと挨拶を交わした?」
「いや、ギルマスが仕事で忙しそうだったからさ」
なんだか今日のギルガメッシュは機嫌が悪そうだった。
イラ付いているのかな?
相当書類整理の仕事が忙しいようである。
「じゃあ、もう一つ訊く」
「なんだ?」
「なんで昨日、お前はランドワームトレイン事件と全裸&ビキニアーマー事件を起こした?」
そうなんだよ、事件の三連コンボなんだよね。
「それは訊くな。俺にもいろいろな事情があるんだ……」
これで納得してくれるかな?
「そうか」
納得したぞ!
書類を机に置いたギルガメッシュが立ち上がる。
ムキムキの筋肉が勇ましい。
それからギルガメッシュはソファーセットに場所を変えた。
俺もギルマスの向かえに座る。
「それでアイアンシップの討伐は終わったんだな?」
「三匹のオークに逃げられたがな」
「まあ、三匹だけならいいか」
「強奪されていた荷物はアイアンシップに残してあるから、あとは勝手に回収してくれ」
「それは商人ギルドに任せるからいいだろう。では、早速次の仕事だ」
「早いな」
「不満か?」
「いや、喜ばしい」
「ならば、これを見よ」
ギルガメッシュはテーブルに一枚の羊皮紙を置いた。
それを俺のほうに差し出す。
俺は羊皮紙を手に取ると内容を眺めた。
次はどんな仕事だろう。
冒険心がワクワクするぜ。
「どれどれ~、次はどんな仕事だ~」
俺は羊皮紙の文章に目を通す。
そして、次の仕事は茨の森の魔法使いからの依頼だった。
依頼料は1500Gだ。
なかなか高い依頼料だな。
しかし仕事の内容が掛かれていない。
「これはどんな仕事なんだ、ギルガメッシュ?」
「分からん。ただ腕の立つ冒険者をよこせと手紙にあった」
「内容が分からないと?」
「そうだ。相手からは使い魔を使って手紙が届けられたが、こちらから向こうさんに連絡はつけられない。直接聞きに行くしかないんだ」
「じゃあ、俺にどうしろと?」
「とりあえず話を魔法使いに訊いてきてもらいたい。もしも話を訊いてお前一人で出来る仕事なら、勝手に片付けてもらって構わないがな」
「んー」
まあ、話を聞くだけ聞いてくるかな。
「話を聞くだけの依頼料は?」
「そうだな、掛かる日数からして20Gかな」
「安いな~」
「当然だろ。話を訊いてくるだけの温い仕事があるか」
まあ、魔法使いが住んでる茨の森まで往復で二日ぐらいだから妥当な駄賃だな。
本当に話を聞いてくるだけなら、子供の小遣い稼ぎの仕事である。
でも、本件の依頼が詰まらないとは限らない。
そこに期待するしかないだろう。
「分かった、引き受ける。俺は早速旅立つぜ」
「頼んだぞ、アスラン」
「ああ、分かったよ」
「ところでアスラン」
「なんだい?」
「なんでお前は私に対してタメ口なんだ?」
「駄目かな?」
「私はギルマスだぞ? しかも、かなり年上だぞ?」
「でも、変態だろ?」
「そうだが」
「昔っから言うじゃんか、変態皆兄弟ってさ」
「俺たちは兄弟なのか?」
「嫌かい?」
「構わん」
「ならば、問題ないな」
「問題ない──」
そう述べるとギルガメッシュはマホガニーの机に戻って仕事を再開させる。
俺はパンダの剥製と握手を交わすと部屋を出た。
本当に可愛いヤツよの~。
このパンダゴーレム欲しいわ~。
それから酒場のカウンター席で受け取った羊皮紙を眺めた。
ハンスさんが気を使ってお茶を出してくれる。
暖かいお茶だった、有難い。
今回の依頼の目的地は茨の森にある魔法使いの塔だ。
魔法使いの名前はトリンドル。
なんだかヘンテコな名前だな。
何者だろうか?
俺はバーテンダーのハンスさんに訊いてみた。
「ハンスさん、トリンドルって魔法使いを知ってるか?」
「知らないね~」
冒険者ギルドの酒場で長年働いているハンスさんですら知らない魔法使いか……。
相当なマイナー魔術師か潜りの野郎かな。
とりあえず魔法使いギルドに戻ってゾディアックさんに訊いて見ようかな。
俺はハンスさんが出してくれたお茶を飲み干してから魔法使いギルドに戻った。
もう、今日は行ったり来たりで大変だな。
そして、魔法使いギルドに到着して受付にゾディアックさんは居るかと尋ねたら、現在出張で隣町のゴモラタウンに行っているとか。
「んー、タイミングが悪いな、本当にさ」
まったく肝心な時に居ないとは、本当に使えない魔法使いだぜ。
じゃあ、スバルちゃんに訊きに行ってみるか?
いや、あの子はこの手の情報には疎そうだよな。
うん、やめておこう。
まあ、トリンドルたる魔法使いがどんなヤツだかは、会ってからのお楽しみだ。
とりあえずスカル姉さんに仕事で二日ばかり旅立つと言ってから出ようかな。
こうして俺の次なる仕事が始まった。
スカル姉さんと朝食を食べてから装備を装着して町に出た。
いつも通りソドムタウンの町中は賑やかだった。
だが、俺が町を歩くとやはり人々の視線が痛い。
多くの人々がジロジロと俺を見てやがる。
奥様がたなんて、道の隅っこでコソコソと噂話に花を咲かせている状態だ。
やっぱり昨日のビキニアーマー&全裸闊歩事件で、更に俺の存在は有名になったのだろう。
なんだかとても切なく感じますわ……。
まあ、挫けていても仕方ないから俺は強気で進む。
万が一にもゲスな野郎どもに絡まれたら容赦無く殴り付けてやるぞ!
喧嘩上等である!
すると──。
「よー、アスラン。昨日はなんであんな格好だったんだぁ~?」
はい、絡まれました!
知らんおっさんがちゃかすように話しかけて来たぞ。
やたら酒臭いし顔面真っ赤だな。
完全な酔っぱらいオヤジだな、絡まれちゃったよ、も~面倒臭い。
こうなったら。
「えぃ!」
「ぐはっ!?」
俺はおっさんの隙をついて背後に回り込むと延髄に空手チョップをぶち込んでやった。
バックスタブである。
おっさんは白目をむいて力無く倒れたから、近くの壁に寄り掛けて置いた。
これで良し!
放置だ。
どうせ酔っぱらいが酔い潰れているようにしか見えないだろう。
周りで大勢の人が見ていたけれど、まあしゃあないかな。
それでも証拠隠滅は完璧だろう。
俺は何事もなかったかのように、その場をそそくさと去って行く。
そして俺はしばらくしてソドムタウンの正門に到着した。
昨日は外でランドワームと激しい戦いを繰り広げていた場所だ。
やはり俺の牛たちは一匹も居ない。
でも、牛たちが何処に行ったかは、大体直ぐに分かった。
すげー良い匂いが、あちらこちらから漂って来る。
今日は周りにやたらと牛肉を焼いている露店が多いのだ。
いつもならこんなに牛肉を焼いている店はないはずである。
俺がグルリと周りを見回すと、牛肉を焼いている店のオヤジどもが、全員露骨に俺から視線を逸らす。
わざとらしく口笛を吹きながら、白々しく焼き肉を焼いて販売していやがった。
「ちっ、しゃあねえか……」
まあ、これはこれで咎めようがない。
牛たちを美味しくしてくれたのだ。
それだけは感謝しよう。
俺は一軒の露店に立ち寄る。
焼いている牛肉を指差して言ってやった。
「一つ無料で頂いていいよね」
「えっ……」
「無料で頂くよ!」
「は、はい、どうぞ……」
俺は良く焼けた牛肉を口に頬張ると正門前を離れた。
畜生、牛肉がうめーなー!
これで許してやるよ!
次に俺は魔法使いギルドに立ち寄って、木馬の置物とワインを作る水筒を売り付ける。
二つで5000Gになった。
正直なところ、アイアンシップの依頼料より高いんだけど。
やっぱりマジックアイテムの販売のほうが現金になるな。
ハクスラスキルってマジで儲かるぜ。
よし、続いては冒険者ギルドに向かおうかな。
そして直ぐに冒険者ギルドに辿り着く。
俺は酒場を抜けて二階に上がった。
受付嬢……、否、受付七つ子お兄さんに仕事完了を告げて報酬を頂くと、俺はギルマスの部屋に通された。
部屋に入ってまずはパンダの剥製に挨拶を交わすとマホガニーの机で仕事に励んでいたギルガメッシュに挨拶を交わす。
ギルガメッシュが書類から目を離さずに言う。
「なんでお前は俺より先にパンダと挨拶を交わした?」
「いや、ギルマスが仕事で忙しそうだったからさ」
なんだか今日のギルガメッシュは機嫌が悪そうだった。
イラ付いているのかな?
相当書類整理の仕事が忙しいようである。
「じゃあ、もう一つ訊く」
「なんだ?」
「なんで昨日、お前はランドワームトレイン事件と全裸&ビキニアーマー事件を起こした?」
そうなんだよ、事件の三連コンボなんだよね。
「それは訊くな。俺にもいろいろな事情があるんだ……」
これで納得してくれるかな?
「そうか」
納得したぞ!
書類を机に置いたギルガメッシュが立ち上がる。
ムキムキの筋肉が勇ましい。
それからギルガメッシュはソファーセットに場所を変えた。
俺もギルマスの向かえに座る。
「それでアイアンシップの討伐は終わったんだな?」
「三匹のオークに逃げられたがな」
「まあ、三匹だけならいいか」
「強奪されていた荷物はアイアンシップに残してあるから、あとは勝手に回収してくれ」
「それは商人ギルドに任せるからいいだろう。では、早速次の仕事だ」
「早いな」
「不満か?」
「いや、喜ばしい」
「ならば、これを見よ」
ギルガメッシュはテーブルに一枚の羊皮紙を置いた。
それを俺のほうに差し出す。
俺は羊皮紙を手に取ると内容を眺めた。
次はどんな仕事だろう。
冒険心がワクワクするぜ。
「どれどれ~、次はどんな仕事だ~」
俺は羊皮紙の文章に目を通す。
そして、次の仕事は茨の森の魔法使いからの依頼だった。
依頼料は1500Gだ。
なかなか高い依頼料だな。
しかし仕事の内容が掛かれていない。
「これはどんな仕事なんだ、ギルガメッシュ?」
「分からん。ただ腕の立つ冒険者をよこせと手紙にあった」
「内容が分からないと?」
「そうだ。相手からは使い魔を使って手紙が届けられたが、こちらから向こうさんに連絡はつけられない。直接聞きに行くしかないんだ」
「じゃあ、俺にどうしろと?」
「とりあえず話を魔法使いに訊いてきてもらいたい。もしも話を訊いてお前一人で出来る仕事なら、勝手に片付けてもらって構わないがな」
「んー」
まあ、話を聞くだけ聞いてくるかな。
「話を聞くだけの依頼料は?」
「そうだな、掛かる日数からして20Gかな」
「安いな~」
「当然だろ。話を訊いてくるだけの温い仕事があるか」
まあ、魔法使いが住んでる茨の森まで往復で二日ぐらいだから妥当な駄賃だな。
本当に話を聞いてくるだけなら、子供の小遣い稼ぎの仕事である。
でも、本件の依頼が詰まらないとは限らない。
そこに期待するしかないだろう。
「分かった、引き受ける。俺は早速旅立つぜ」
「頼んだぞ、アスラン」
「ああ、分かったよ」
「ところでアスラン」
「なんだい?」
「なんでお前は私に対してタメ口なんだ?」
「駄目かな?」
「私はギルマスだぞ? しかも、かなり年上だぞ?」
「でも、変態だろ?」
「そうだが」
「昔っから言うじゃんか、変態皆兄弟ってさ」
「俺たちは兄弟なのか?」
「嫌かい?」
「構わん」
「ならば、問題ないな」
「問題ない──」
そう述べるとギルガメッシュはマホガニーの机に戻って仕事を再開させる。
俺はパンダの剥製と握手を交わすと部屋を出た。
本当に可愛いヤツよの~。
このパンダゴーレム欲しいわ~。
それから酒場のカウンター席で受け取った羊皮紙を眺めた。
ハンスさんが気を使ってお茶を出してくれる。
暖かいお茶だった、有難い。
今回の依頼の目的地は茨の森にある魔法使いの塔だ。
魔法使いの名前はトリンドル。
なんだかヘンテコな名前だな。
何者だろうか?
俺はバーテンダーのハンスさんに訊いてみた。
「ハンスさん、トリンドルって魔法使いを知ってるか?」
「知らないね~」
冒険者ギルドの酒場で長年働いているハンスさんですら知らない魔法使いか……。
相当なマイナー魔術師か潜りの野郎かな。
とりあえず魔法使いギルドに戻ってゾディアックさんに訊いて見ようかな。
俺はハンスさんが出してくれたお茶を飲み干してから魔法使いギルドに戻った。
もう、今日は行ったり来たりで大変だな。
そして、魔法使いギルドに到着して受付にゾディアックさんは居るかと尋ねたら、現在出張で隣町のゴモラタウンに行っているとか。
「んー、タイミングが悪いな、本当にさ」
まったく肝心な時に居ないとは、本当に使えない魔法使いだぜ。
じゃあ、スバルちゃんに訊きに行ってみるか?
いや、あの子はこの手の情報には疎そうだよな。
うん、やめておこう。
まあ、トリンドルたる魔法使いがどんなヤツだかは、会ってからのお楽しみだ。
とりあえずスカル姉さんに仕事で二日ばかり旅立つと言ってから出ようかな。
こうして俺の次なる仕事が始まった。
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