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【第十五章】暗闇のハイランダーズ編
15-11【エリアマスター】
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「さてさて、このオッサンをどうするかな」
俺は石棺の上に腰掛けながら石蓋をコンコンっと叩きながら呟いた。
すると中からコンコンと蓋を叩く応答が返って来る。
「ちっ!」
イラッとした。
この対応からして絶対にウザイぞ、このキャラは!!
どうしてやろうかな。
石蓋の上に別の棺桶の石蓋を重ねて出れなくして帰ろうかな。
これは関わらないほうがいいかも知れないぞ。
「よし、決めた。石蓋を重ねよう。このまま閉じ込めてやる!」
そう決断して俺が石棺から跳び跳ねるように降りると、棺桶の中から声が聞こえてきた。
それは弱々しい口調である。
「あのぉ~、もう降参しますので、ここから出してもらえませんか……?」
畜生……。
降参されてもうたわ。
残念。
敗北を認めた者を虐待するのは、ただの弱いもの苛めだ。
イジメはアカンよね。
これ以上の意地悪は俺のポリシーに反する。
詰まらん自分ルールだぜ、もう……。
しゃあないから俺は石蓋を開けてやった。
するとミイラオヤジがヒョッコリと棺桶から頭を出した。
髪の毛はほとんど無い。
髑髏に干からびた皮が張り付いたような輪郭で、目は黄色いビー玉を埋め込んだような感じである。
服は粗末なボロ切れで、そこから細い骨だけのような手足が生え出ていた。
なんとも非力そうな矮躯だ。
一言で言えば、弱そうなミイラ男である。
そのミイラ男は棺桶の中から周囲をキョロキョロと見回してから言う。
「あ、あの~。お、お一人ですか……?」
唖然としていたが、意外と丁寧な口調である。
俺はドヤ顔で返す。
「ああ、ソロ冒険者だからな」
「もしかして、お一人で、あの子たちを撃破したのですか……?」
あの子たちとは、フォーハンドスケルトンたちのことだろうか?
だとするなら俺一人で撃破している。
「俺一人しか居ないんだから、そうだろうさ」
「で、ですよね~……」
ミイラ男は呆然としていた。
冒険者が一人で十一体のフォーハンドスケルトンを撃破したとは信じられないのだろう。
まあ、そりゃあ俺の強さに呆然ともするさね。
えっへんだ。
それから俺はミイラ男のハゲ頭に片手を乗せると訊いた。
「でえ、お前は誰だい?」
ミイラ男は苦笑いながら答える。
「わ、私はこのエリアのマスターですよ、やだな~」
「エリアのマスター? 何それ?」
「申し遅れました、私はこの辺のスペースを仕切るエリアマスターのハムナプトラと申します」
ハムナプトラ?
なんかそんなタイトルの映画が昔あったよな。
確か古代の死の都市の名前から取られていたような覚えがあるぞ。
まあ、いいか。
「それでハムナプトラさんよ~」
俺は脅すように言った。
「エリアマスターって何よ。俺たち冒険者を撃退するのが役目とか言わないよな~!?」
たぶん図星だろうさ。
俺は眉間に深い皺を寄せながらガンを飛ばした。
すると脅えながらハムナプトラが答える。
「いや、まあ、その通りなのですが……」
正解。
「やっぱりかよ!」
俺はハムナプトラの襟首を掴んで棺桶の中から力任せに引き摺りだした。
そのまま片腕で高く持ち上げる。
「ちょっと待ってください、ちょっと待ってください!!」
「ああ~ん、何か反論でもあるのかよ!?」
こいつは今まで閉鎖ダンジョンに入って来た冒険者を撃退していた一人だろう。
こいつに殺された冒険者もいたはずだ。
このまま黙って放置は出来ないな。
「あなたは自分の家に忍び込んできた強盗を追い出しもしない、捕まえもしないで、自分の財産を上げてしまうのですか!?」
「あー……」
「このエリアは私の家です。その家に強奪や殺戮目的で侵入してくる冒険者から、その身と財産を守るのは当然の行為でしょう!?」
「あー……、そうだね~……」
正論だ。
正論過ぎて言葉も返せねえ。
「私個人は弱いですが、私はネクロマンサーでゴーレムマスターでスライム牧場のオーナーです。その才能を使って略奪や殺戮に来る冒険者を撃退しているだけですよ!」
「でも、何も殺さなくっても……」
「冒険者は私の外観を見ただけで殺しに来るんですよ。殺す気で来る相手に、こちらだけ手加減している余裕なんてありませんよ。殺す気ならこっちも殺す気で出迎えなければ殺されてしまいますよ!!」
正論だ。
正論過ぎて何も言えね~……。
「じゃあ何でこんな危険なダンジョン内に住んでやがるんだ!?」
「こんな外見なのです。地上じゃあどこに行っても厄介者以上に恐れられて、見ただけで群衆が束になって殺しに来るんですよ。だから仕方無く地下に籠ってるんじゃあないですか!」
正論だ。
政論過ぎて反論が出来ねーやー……。
この野郎は、思った以上に常識人じゃあねえか!!
でも──。
だから、ウザイっ!!
正論がウザイ!
常識がウザイ!!
とにかくウザイ!!!
なんだかウザイ!!!
「分かった、お前の立場はよーーく分かった……」
「ご理解頂けましたでしょうか?」
「じゃあとりあえず幾つか訊きたいがいいか?」
「な、なんで御座いましょう?」
「エリアマスターって何?」
「あー、このダンジョンには何人かのエリアマスターが存在しています」
「何人も居るのかよ……」
「もちろんエリアマスター不在のエリアも沢山ありますが、その縄張りを仕切ってるのがエリアマスターと呼ばれています。私はここら辺のスライム牧場を仕切らせてもらっているエリアマスターでございます」
「ここら辺って、スライム牧場だったのね」
通りでスライムが沢山放し飼いになってるわけだ。
「はい、私は僅かな水があれば生きて行けるので、スライムたちから水を絞って飲んでいるのですよ」
うげぇ!!
キモくないのかな!?
スライムから水を絞り取って飲んでいるのかよ、こいつ……。
それじゃあミイラ見たいな外観になっちゃうのも仕方無いよね。
「なるほどな。エリアマスターに付いては理解できた」
ならばと次の質問を投げ掛ける。
「じゃあお前は、この閉鎖ダンジョンに研究室を構えているテイアーって言うドラゴンを知っているか。俺はその研究室に向かってる最中なんだ」
「テイアー様って、ドラゴンエリアのテイアー様ですよね?」
「ああ、たぶんそのテイアーだ。もしかして、テイアーもエリアマスターなのか?」
「はい、この閉鎖ダンジョンで最強のエリアマスターで御座いますよ」
なるほどね。
それは納得できるわ。
まあ、何万年も生きてるドラゴンだ。
最強のエリアマスターと崇められても可笑しくないだろう。
「まあ、そのテイアーの研究室を探しているんだ。地上でテイアーに問題が発生してな。本人が帰れないんだ。それで俺がお使いなんだよ」
「なるほど……」
「だからテイアーの研究室の場所が知りたいんだ。それさえ訊ければここを直ぐにでも出て行ってやるよ」
ハムナプトラは顎に手を当てて何やら悩む。
「そんなに悩むことか?」
「いえ、先日の改革大移動で各エリアがかなり移動しましたからね……」
「らしいな。だから俺も困ってる」
「おそらくですが、このエリアから三つほど下のエリアに移動していると思うのですが……」
なんか歯切れが悪いぞ。
「何かあるのか?」
「道中に厄介なエリアマスターが仕切ってまして……」
厄介なエリアマスターか。
キタキター。
トラブルイベント発生だぜ。
「それ、何者よ?」
「暗闇エリアのハイランダーズと、死海エリアのクラーケンで御座いますよ……」
暗闇のハイランダーズ?
死海のクラーケン?
ハイランダーって、確かスコットランドの騎士だか何かだったよな。
それに、クラーケンってあれだろ。
巨大なイカだかタコだかのモンスターだよな。
そうそう、十本足の大タコだっけ?
海で船を襲ってるシーンをゲームや映画でよく見るぞ。
そんな巨大な海系のモンスターがダンジョン内に居るのか?
相変わらずこのダンジョンは訳ワカメだな?
俺は石棺の上に腰掛けながら石蓋をコンコンっと叩きながら呟いた。
すると中からコンコンと蓋を叩く応答が返って来る。
「ちっ!」
イラッとした。
この対応からして絶対にウザイぞ、このキャラは!!
どうしてやろうかな。
石蓋の上に別の棺桶の石蓋を重ねて出れなくして帰ろうかな。
これは関わらないほうがいいかも知れないぞ。
「よし、決めた。石蓋を重ねよう。このまま閉じ込めてやる!」
そう決断して俺が石棺から跳び跳ねるように降りると、棺桶の中から声が聞こえてきた。
それは弱々しい口調である。
「あのぉ~、もう降参しますので、ここから出してもらえませんか……?」
畜生……。
降参されてもうたわ。
残念。
敗北を認めた者を虐待するのは、ただの弱いもの苛めだ。
イジメはアカンよね。
これ以上の意地悪は俺のポリシーに反する。
詰まらん自分ルールだぜ、もう……。
しゃあないから俺は石蓋を開けてやった。
するとミイラオヤジがヒョッコリと棺桶から頭を出した。
髪の毛はほとんど無い。
髑髏に干からびた皮が張り付いたような輪郭で、目は黄色いビー玉を埋め込んだような感じである。
服は粗末なボロ切れで、そこから細い骨だけのような手足が生え出ていた。
なんとも非力そうな矮躯だ。
一言で言えば、弱そうなミイラ男である。
そのミイラ男は棺桶の中から周囲をキョロキョロと見回してから言う。
「あ、あの~。お、お一人ですか……?」
唖然としていたが、意外と丁寧な口調である。
俺はドヤ顔で返す。
「ああ、ソロ冒険者だからな」
「もしかして、お一人で、あの子たちを撃破したのですか……?」
あの子たちとは、フォーハンドスケルトンたちのことだろうか?
だとするなら俺一人で撃破している。
「俺一人しか居ないんだから、そうだろうさ」
「で、ですよね~……」
ミイラ男は呆然としていた。
冒険者が一人で十一体のフォーハンドスケルトンを撃破したとは信じられないのだろう。
まあ、そりゃあ俺の強さに呆然ともするさね。
えっへんだ。
それから俺はミイラ男のハゲ頭に片手を乗せると訊いた。
「でえ、お前は誰だい?」
ミイラ男は苦笑いながら答える。
「わ、私はこのエリアのマスターですよ、やだな~」
「エリアのマスター? 何それ?」
「申し遅れました、私はこの辺のスペースを仕切るエリアマスターのハムナプトラと申します」
ハムナプトラ?
なんかそんなタイトルの映画が昔あったよな。
確か古代の死の都市の名前から取られていたような覚えがあるぞ。
まあ、いいか。
「それでハムナプトラさんよ~」
俺は脅すように言った。
「エリアマスターって何よ。俺たち冒険者を撃退するのが役目とか言わないよな~!?」
たぶん図星だろうさ。
俺は眉間に深い皺を寄せながらガンを飛ばした。
すると脅えながらハムナプトラが答える。
「いや、まあ、その通りなのですが……」
正解。
「やっぱりかよ!」
俺はハムナプトラの襟首を掴んで棺桶の中から力任せに引き摺りだした。
そのまま片腕で高く持ち上げる。
「ちょっと待ってください、ちょっと待ってください!!」
「ああ~ん、何か反論でもあるのかよ!?」
こいつは今まで閉鎖ダンジョンに入って来た冒険者を撃退していた一人だろう。
こいつに殺された冒険者もいたはずだ。
このまま黙って放置は出来ないな。
「あなたは自分の家に忍び込んできた強盗を追い出しもしない、捕まえもしないで、自分の財産を上げてしまうのですか!?」
「あー……」
「このエリアは私の家です。その家に強奪や殺戮目的で侵入してくる冒険者から、その身と財産を守るのは当然の行為でしょう!?」
「あー……、そうだね~……」
正論だ。
正論過ぎて言葉も返せねえ。
「私個人は弱いですが、私はネクロマンサーでゴーレムマスターでスライム牧場のオーナーです。その才能を使って略奪や殺戮に来る冒険者を撃退しているだけですよ!」
「でも、何も殺さなくっても……」
「冒険者は私の外観を見ただけで殺しに来るんですよ。殺す気で来る相手に、こちらだけ手加減している余裕なんてありませんよ。殺す気ならこっちも殺す気で出迎えなければ殺されてしまいますよ!!」
正論だ。
正論過ぎて何も言えね~……。
「じゃあ何でこんな危険なダンジョン内に住んでやがるんだ!?」
「こんな外見なのです。地上じゃあどこに行っても厄介者以上に恐れられて、見ただけで群衆が束になって殺しに来るんですよ。だから仕方無く地下に籠ってるんじゃあないですか!」
正論だ。
政論過ぎて反論が出来ねーやー……。
この野郎は、思った以上に常識人じゃあねえか!!
でも──。
だから、ウザイっ!!
正論がウザイ!
常識がウザイ!!
とにかくウザイ!!!
なんだかウザイ!!!
「分かった、お前の立場はよーーく分かった……」
「ご理解頂けましたでしょうか?」
「じゃあとりあえず幾つか訊きたいがいいか?」
「な、なんで御座いましょう?」
「エリアマスターって何?」
「あー、このダンジョンには何人かのエリアマスターが存在しています」
「何人も居るのかよ……」
「もちろんエリアマスター不在のエリアも沢山ありますが、その縄張りを仕切ってるのがエリアマスターと呼ばれています。私はここら辺のスライム牧場を仕切らせてもらっているエリアマスターでございます」
「ここら辺って、スライム牧場だったのね」
通りでスライムが沢山放し飼いになってるわけだ。
「はい、私は僅かな水があれば生きて行けるので、スライムたちから水を絞って飲んでいるのですよ」
うげぇ!!
キモくないのかな!?
スライムから水を絞り取って飲んでいるのかよ、こいつ……。
それじゃあミイラ見たいな外観になっちゃうのも仕方無いよね。
「なるほどな。エリアマスターに付いては理解できた」
ならばと次の質問を投げ掛ける。
「じゃあお前は、この閉鎖ダンジョンに研究室を構えているテイアーって言うドラゴンを知っているか。俺はその研究室に向かってる最中なんだ」
「テイアー様って、ドラゴンエリアのテイアー様ですよね?」
「ああ、たぶんそのテイアーだ。もしかして、テイアーもエリアマスターなのか?」
「はい、この閉鎖ダンジョンで最強のエリアマスターで御座いますよ」
なるほどね。
それは納得できるわ。
まあ、何万年も生きてるドラゴンだ。
最強のエリアマスターと崇められても可笑しくないだろう。
「まあ、そのテイアーの研究室を探しているんだ。地上でテイアーに問題が発生してな。本人が帰れないんだ。それで俺がお使いなんだよ」
「なるほど……」
「だからテイアーの研究室の場所が知りたいんだ。それさえ訊ければここを直ぐにでも出て行ってやるよ」
ハムナプトラは顎に手を当てて何やら悩む。
「そんなに悩むことか?」
「いえ、先日の改革大移動で各エリアがかなり移動しましたからね……」
「らしいな。だから俺も困ってる」
「おそらくですが、このエリアから三つほど下のエリアに移動していると思うのですが……」
なんか歯切れが悪いぞ。
「何かあるのか?」
「道中に厄介なエリアマスターが仕切ってまして……」
厄介なエリアマスターか。
キタキター。
トラブルイベント発生だぜ。
「それ、何者よ?」
「暗闇エリアのハイランダーズと、死海エリアのクラーケンで御座いますよ……」
暗闇のハイランダーズ?
死海のクラーケン?
ハイランダーって、確かスコットランドの騎士だか何かだったよな。
それに、クラーケンってあれだろ。
巨大なイカだかタコだかのモンスターだよな。
そうそう、十本足の大タコだっけ?
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