443 / 611
【第十五章】暗闇のハイランダーズ編
15-14【暗闇を逃げるレディー】
しおりを挟む
俺は朝早くから魔王城キャンプを離れる予定を立てて、閉鎖ダンジョンに入る準備をしていた。
「ダガー、良し。バックラー、良し。パンツ、良し。ときめく心、良し!」
まだ薄暗い時間帯に朝食を済ませて、今現在は装備を整えている。
すると俺のテントにミミックちゃんを抱えたハムナプトラが入って来た。
「アスラン殿。もう探索に出るのですか?」
「ああ、お前のことはゴリからスカル姉さんに伝えてもらえるようにお願いしてあるから安心していいぞ」
「その~、スカル姉さんと言う方は、やはり名前通りアンデッドか何かの方でしょうか?」
「違うわい。ちゃんとした人間の女性だ。アンデッドとか言ったら怒られるぞ」
俺は腰に黄金剣の鞘を刺しながら言う。
「ところでお前の引っ越しは終わったのか?」
「はい、私にはフォーハンドスケルトンが何体も居ますからね。引っ越しぐらい容易いですよ。ちょちょいのちょいですわ~」
それは頼もしい話である。
町の開拓が進みそうな労働力だぜ。
「それに私は数日程度ならば徹夜を行っても大丈夫な体質ですから」
「いいな、疲れ知らずなヤツはよ」
流石は異世界転生者だな。
だいぶ肉体的にもチート化されているのだろう。
何せチートスキルが不老だもんね。
「それよりアスラン殿。何故にそんなに急ぐのですか?」
「いや、ちょっとな……」
俺が何故にこんなに早くから冒険を再開させようとしているかは、単純な理由であった。
スカル姉さんたちに出合えば、かならずハゲを笑われるだろう。
それが我慢ならない。
昨晩は運良くスカル姉さんたちに出合わなかったから、笑われずに済んだのだ。
ならば、このまま出合わずにやり過ごしたい。
逃げ切りたいのだ。
そう、時間稼ぎだ。
俺の頭は今現在幾度か浴びたファイアーブレスのお陰でハゲが目立っている。
ジャイアントサンライズのファイアーブレス。
幼女テイアーのファイアーブレス。
フォーハンドスケルトンのファイアーブレス。
俺には耐火スキルが備わっているから火傷のダメージは問題なかった。
ほとんどの火傷はヒールで治ったのだ。
だが、髪の毛だけは別だった。
よってハゲた。
燃やされたのだ。
少しチョロっと生えているが、ほとんどハゲている。
これをスカル姉さんたちに見られたら絶対に笑われる。
指をさされて笑われる。
嗤われる!!
腹を抱えられて嗤われる!!
末代まで嗤われるはずだ。
日本語でなら「笑う」ではなく「嗤う」だ。
だからまずは逃げるのだ。
閉鎖ダンジョンでしばらく過ごせば幾らか髪だって生えるはずであろう。
ほとんどツルッパゲの頭より、少しは毛が生えた坊主頭のほうがましだろうさ。
そして俺はローブのフードを深々と頭に被った。
ハゲを隠すように……。
「よし、じゃあハムナプトラ。俺は閉鎖ダンジョンに戻って転送絨毯を仕舞うからな。俺が冒険を再開したのならば、もうお前の部屋には戻れないぞ、いいな」
「はい、構いません。もう私は地上で生きて行くと心に決めたのです。もう一度人間としての人生を歩み直そうと考えております……。このミミックちゃんと」
『てへ♡』
「はあ、何を言ってるんだ、お前?」
「私はミミックちゃんと結婚することに決めました!」
ミミックとの結婚だろ?
モンスターとの結婚だよね?
それは人間としての道を外していると思うぞ……。
てか、年齢的に大丈夫か?
ミミックちゃんは幼女っぽいロリキャラの声色だしさ。
まあ、いいか。
どうせラブラブならば、外野が何を言っても本人たちの耳には届かんだろう。
恋は盲目だもんな。
「まあ、とにかくだ。俺は行くぜ」
クレーター山脈を見れば朝日が登り掛けている。
俺は逃げるように転送絨毯から閉鎖ダンジョンに入った。
ハムナプトラの部屋だったスペースは、ガランとした殺風景な様子に変わっていた。
古びた家具の一つも残っていない。
もう生活感がゼロである。
「まさに引っ越し完了だな」
一息付いた俺は、宣言通り転送絨毯を丸めて畳むと異次元宝物庫に仕舞う。
これで魔王城キャンプとの道は断たれたことになる。
「さてと──」
俺は虫除けランタンにキャッチファイアーで火を付けた。
それから羊皮紙のマップを開いて見る。
これはハムナプトラから貰った……。
いや、ハムナプトラから借りた閉鎖ダンジョン内部を知らしめる魔法のマップだ。
【魔法の閉鎖ダンジョンマップ+1】
マップを中心に半径50メートル以内を自動マッピングして図面とし表示する。
「さて、このマップを見るからに、先に進む道はこっちだな。こっちに階段があるはずだ……」
俺は魔法のマップに画かれた通りに道を進んだ。
まだ通ったことの無い通路を進んだが、魔法のマップに画かれた通りの間取りであった。
ただ、間取りは間違い無いが、そこに居るモンスターやトラップまでは表示されていないようだ。
俺はスライムを蹴散らし、トラップを掻い潜りながら目的の階段まで進んだ。
そして目的の階段が有る。
俺は階段を上から覗き見ていた。
「ここからが下のエリアだな」
階段から下のエリアは魔法のマップに表示されていない。
階段を下らなければ表示されないのだろうか?
まあ、考えていてもしゃあないから俺はトラップに気を払いながら下に進んだ。
そして、階段を下っていると空気が変わって行くのに気が付いた。
温度が上がってる?
上の階と違って空気が乾燥しているな。
上の階はスライム牧場だったからジメジメした感が多かったが、階段を下って行くとドンドンと乾燥して行く。
そして階段の最後は部屋に繋がっていた。
「広いな」
遠くが見えないほどに広い。
見えるのは一定間隔で天井を支えている丸い柱だけだった。
白い岩を加工した洋風の柱だ。
その柱が高い天井まで伸びている。
俺は一本の柱に近付いた。
直系5メートルぐらいの大柱だな。
今度は天井を見上げた。
高さは30メートルぐらいかな。
それにしても、周囲の壁が見えない。
暗闇をランタン一つで照らしているがための限界である。
先が100メートルなのか、200メートルなのかも分からない。
俺は手元のマップを見る。
「駄目か……」
魔法のマップは半径50メートル範囲しか表示されない。
なのに今表示されているのは階段側の壁と何本かの柱だけだ。
要するに、前方50メートル先までは何も無いってことになる。
「まあ、進むか……」
俺はトボトボと歩き出す。
そして三分も歩かないで騒ぎが勃発した。
イベント開始である。
まだ何も見えていない暗闇の先から人の叫び声が聞こえて来た。
「きゃーーーー!!」
女性の声だ。
若い乙女の叫び声だ。
「この麗しい乙女の叫び声は俺に助けを求めているのか!?」
俺は女性の叫びに引かれて走り出していた。
そして闇の中からこちらに走って来る人影を見つける。
「ぬぬ、あれか!?」
だが、俺は瞬時に柱の陰に隠れてしまう。
俺が見た人影は、ピンク色のフルプレートを纏ったごっつい人物だった。
そのピンクプレートの人物が内股の乙女走りで可愛らしく駆けているのだ。
手には光るロングソードを持っている。
そのピンクプレートの乙女を黒いフルプレートの男たち三名が追いかけていた。
その黒騎士たちの持つ武器もライトの魔法で光っている。
俺は脱力感に溢れながら柱の陰に隠れていた。
そして、力無く呟く。
「なんじゃあ、あれ……。助けるの辞めようかな……」
「ダガー、良し。バックラー、良し。パンツ、良し。ときめく心、良し!」
まだ薄暗い時間帯に朝食を済ませて、今現在は装備を整えている。
すると俺のテントにミミックちゃんを抱えたハムナプトラが入って来た。
「アスラン殿。もう探索に出るのですか?」
「ああ、お前のことはゴリからスカル姉さんに伝えてもらえるようにお願いしてあるから安心していいぞ」
「その~、スカル姉さんと言う方は、やはり名前通りアンデッドか何かの方でしょうか?」
「違うわい。ちゃんとした人間の女性だ。アンデッドとか言ったら怒られるぞ」
俺は腰に黄金剣の鞘を刺しながら言う。
「ところでお前の引っ越しは終わったのか?」
「はい、私にはフォーハンドスケルトンが何体も居ますからね。引っ越しぐらい容易いですよ。ちょちょいのちょいですわ~」
それは頼もしい話である。
町の開拓が進みそうな労働力だぜ。
「それに私は数日程度ならば徹夜を行っても大丈夫な体質ですから」
「いいな、疲れ知らずなヤツはよ」
流石は異世界転生者だな。
だいぶ肉体的にもチート化されているのだろう。
何せチートスキルが不老だもんね。
「それよりアスラン殿。何故にそんなに急ぐのですか?」
「いや、ちょっとな……」
俺が何故にこんなに早くから冒険を再開させようとしているかは、単純な理由であった。
スカル姉さんたちに出合えば、かならずハゲを笑われるだろう。
それが我慢ならない。
昨晩は運良くスカル姉さんたちに出合わなかったから、笑われずに済んだのだ。
ならば、このまま出合わずにやり過ごしたい。
逃げ切りたいのだ。
そう、時間稼ぎだ。
俺の頭は今現在幾度か浴びたファイアーブレスのお陰でハゲが目立っている。
ジャイアントサンライズのファイアーブレス。
幼女テイアーのファイアーブレス。
フォーハンドスケルトンのファイアーブレス。
俺には耐火スキルが備わっているから火傷のダメージは問題なかった。
ほとんどの火傷はヒールで治ったのだ。
だが、髪の毛だけは別だった。
よってハゲた。
燃やされたのだ。
少しチョロっと生えているが、ほとんどハゲている。
これをスカル姉さんたちに見られたら絶対に笑われる。
指をさされて笑われる。
嗤われる!!
腹を抱えられて嗤われる!!
末代まで嗤われるはずだ。
日本語でなら「笑う」ではなく「嗤う」だ。
だからまずは逃げるのだ。
閉鎖ダンジョンでしばらく過ごせば幾らか髪だって生えるはずであろう。
ほとんどツルッパゲの頭より、少しは毛が生えた坊主頭のほうがましだろうさ。
そして俺はローブのフードを深々と頭に被った。
ハゲを隠すように……。
「よし、じゃあハムナプトラ。俺は閉鎖ダンジョンに戻って転送絨毯を仕舞うからな。俺が冒険を再開したのならば、もうお前の部屋には戻れないぞ、いいな」
「はい、構いません。もう私は地上で生きて行くと心に決めたのです。もう一度人間としての人生を歩み直そうと考えております……。このミミックちゃんと」
『てへ♡』
「はあ、何を言ってるんだ、お前?」
「私はミミックちゃんと結婚することに決めました!」
ミミックとの結婚だろ?
モンスターとの結婚だよね?
それは人間としての道を外していると思うぞ……。
てか、年齢的に大丈夫か?
ミミックちゃんは幼女っぽいロリキャラの声色だしさ。
まあ、いいか。
どうせラブラブならば、外野が何を言っても本人たちの耳には届かんだろう。
恋は盲目だもんな。
「まあ、とにかくだ。俺は行くぜ」
クレーター山脈を見れば朝日が登り掛けている。
俺は逃げるように転送絨毯から閉鎖ダンジョンに入った。
ハムナプトラの部屋だったスペースは、ガランとした殺風景な様子に変わっていた。
古びた家具の一つも残っていない。
もう生活感がゼロである。
「まさに引っ越し完了だな」
一息付いた俺は、宣言通り転送絨毯を丸めて畳むと異次元宝物庫に仕舞う。
これで魔王城キャンプとの道は断たれたことになる。
「さてと──」
俺は虫除けランタンにキャッチファイアーで火を付けた。
それから羊皮紙のマップを開いて見る。
これはハムナプトラから貰った……。
いや、ハムナプトラから借りた閉鎖ダンジョン内部を知らしめる魔法のマップだ。
【魔法の閉鎖ダンジョンマップ+1】
マップを中心に半径50メートル以内を自動マッピングして図面とし表示する。
「さて、このマップを見るからに、先に進む道はこっちだな。こっちに階段があるはずだ……」
俺は魔法のマップに画かれた通りに道を進んだ。
まだ通ったことの無い通路を進んだが、魔法のマップに画かれた通りの間取りであった。
ただ、間取りは間違い無いが、そこに居るモンスターやトラップまでは表示されていないようだ。
俺はスライムを蹴散らし、トラップを掻い潜りながら目的の階段まで進んだ。
そして目的の階段が有る。
俺は階段を上から覗き見ていた。
「ここからが下のエリアだな」
階段から下のエリアは魔法のマップに表示されていない。
階段を下らなければ表示されないのだろうか?
まあ、考えていてもしゃあないから俺はトラップに気を払いながら下に進んだ。
そして、階段を下っていると空気が変わって行くのに気が付いた。
温度が上がってる?
上の階と違って空気が乾燥しているな。
上の階はスライム牧場だったからジメジメした感が多かったが、階段を下って行くとドンドンと乾燥して行く。
そして階段の最後は部屋に繋がっていた。
「広いな」
遠くが見えないほどに広い。
見えるのは一定間隔で天井を支えている丸い柱だけだった。
白い岩を加工した洋風の柱だ。
その柱が高い天井まで伸びている。
俺は一本の柱に近付いた。
直系5メートルぐらいの大柱だな。
今度は天井を見上げた。
高さは30メートルぐらいかな。
それにしても、周囲の壁が見えない。
暗闇をランタン一つで照らしているがための限界である。
先が100メートルなのか、200メートルなのかも分からない。
俺は手元のマップを見る。
「駄目か……」
魔法のマップは半径50メートル範囲しか表示されない。
なのに今表示されているのは階段側の壁と何本かの柱だけだ。
要するに、前方50メートル先までは何も無いってことになる。
「まあ、進むか……」
俺はトボトボと歩き出す。
そして三分も歩かないで騒ぎが勃発した。
イベント開始である。
まだ何も見えていない暗闇の先から人の叫び声が聞こえて来た。
「きゃーーーー!!」
女性の声だ。
若い乙女の叫び声だ。
「この麗しい乙女の叫び声は俺に助けを求めているのか!?」
俺は女性の叫びに引かれて走り出していた。
そして闇の中からこちらに走って来る人影を見つける。
「ぬぬ、あれか!?」
だが、俺は瞬時に柱の陰に隠れてしまう。
俺が見た人影は、ピンク色のフルプレートを纏ったごっつい人物だった。
そのピンクプレートの人物が内股の乙女走りで可愛らしく駆けているのだ。
手には光るロングソードを持っている。
そのピンクプレートの乙女を黒いフルプレートの男たち三名が追いかけていた。
その黒騎士たちの持つ武器もライトの魔法で光っている。
俺は脱力感に溢れながら柱の陰に隠れていた。
そして、力無く呟く。
「なんじゃあ、あれ……。助けるの辞めようかな……」
0
あなたにおすすめの小説
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
修学旅行のはずが突然異世界に!?
中澤 亮
ファンタジー
高校2年生の才偽琉海(さいぎ るい)は修学旅行のため、学友たちと飛行機に乗っていた。
しかし、その飛行機は不運にも機体を損傷するほどの事故に巻き込まれてしまう。
修学旅行中の高校生たちを乗せた飛行機がとある海域で行方不明に!?
乗客たちはどこへ行ったのか?
主人公は森の中で一人の精霊と出会う。
主人公と精霊のエアリスが織りなす異世界譚。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる