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204【格上の強者】
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クレマン・ヒューズの身長は2メートル程ある。体型は脂肪の少ないマッチョマンスタイル。髪は短髪の黒で、顔は四角く古傷だらけ。ゆえにフランケンシュタインの怪物のような見てくれであった。
その外見から三十歳を越えていそうな年齢に窺えるが、その実は、まだ十八歳のヤングマンである。
彼の両親は、彼がまだ十五歳のころに亡くなった。父は兵士だったために戦場で戦死。母は流行病で病死した。それが三年前の話だった。
家族を失ったクレマンは、サン・モンの町で人足として働き出す。しかし、その給金は、仕事の辛さに反して低額だった。なんとか日々を繋ぐ程度にしか稼げなかった。
そのような時である。父の戦友だった男に誘われて、フランスル王国の軍に入隊した。
そこからは、トントン拍子でクレマンは出世して行った。体が大きかったこともあり、兵士として戦闘に向いていたのだ。
まずは十五歳で歩兵から始まった。そして、入隊初年度でイタリカナ王国と大きな戦争が勃発した。毎年一度は起きる定例の小競り合いである。
その年の戦場は、アルプラ山脈の境目、モンネーヴロ峠の山道広場。フランスル王国は三万の兵士、イタリカナ王国は二万五千の兵士数のぶつかり合い。その戦争の勝敗は引き分けである。
この戦争で、両軍ともに二千以上の兵士が亡くなったとされている。
このような戦争を、フランスル王国とイタリカナ王国は、百年間も毎年繰り広げていた。ドロ試合の百年戦争である。
そして、クレマンは、モンネーヴロ峠戦で、初出兵で大きな戦果を上げたのだ。たった一人で、五十人近くのイタリカナ兵を討ち取ったのである。
その話は直ぐにフィリップル公爵の耳にも入る。そして、その屈強さを見込まれて、近衛隊兵に召し抱えられたのだ。
クレマンは、近衛隊に入隊すると、さらに強くなった。近衛隊で、初めて真っ当な剣術を習ったからである。
今までのクレマンは、剣術も戦術も知らずに、持って生まれた肉体の性能だけで戦っていたのだ。それだけで初出兵の戦場で戦果を上げたのである。
クレマンは、天然のパワーに加えて、洗練された技術を身に着けた。スマッシュなどの攻撃スキルを身に着け、防御系のパリィスキルも身に着けた。
さらには、フィリップル公爵から武人の心得も学び、心技体を鍛え上げた。そして、三年目の十八歳で、強者の武人として、完成を目前としている。
しかし、それでありながらもクレマンの実力は、近衛隊内では中の上である。彼の上には、上の下、上の中、上の上と三段階もの格上が存在しているのだ。サン・モン、ブローリ城の近衛隊の実力は、まだまだ層が厚いのである。
「クレマン、やっちまえ!」
「客人を、退屈させるなよ、クレマン!」
シローとクレマンを囲む近衛隊の兵士たちからヤジと声援が飛ぶ。
ヤジはシローに向けられて、声援はクレマンに向けられていた。シローにとっては完全アウェイの空気である。
近衛隊の輪にはフィリップル公爵も混ざっていた。両手を胸元で組んで、楽しげに微笑んでいる。その姿は近衛隊に馴染んで見えた。根本の性格が同じ人種なのだろう。
「――……」
『――……』
片手に木剣をぶら下げる両者が向かい合った。シローとクレマンの目線は同じぐらいの高さ。体格は筋肉がある分だけクレマンが厚く見える。スケルトンのシローのほうが細く見えた。
クレマンから木剣を前に出した。その木剣の先にシローが自分の木剣先を揃える。試合前の礼儀である。そして、両者が数歩後退して距離を作った。すると、試合が始まる。
睨み合う両者。その気迫に揺られて周囲の空気が歪んで見えた。その気迫を感じ取った近衛隊の兵士たちも静かになる。
片手で木剣を握るクレマンは、シンプルに中段で構える。
シローは、力無く下段に構えていた。否、その脱力は構えにすら窺えない。まるで、木剣を持っているだけのように窺えた。
「参る!」
一声掛けてからクレマンが仕掛ける。頭上に振り上げた木剣で上段打込みを狙う。真剣のように風を切る木剣がシローの頭部に迫った。
しかし、シローの木剣が、横に振られてクレマンの木剣を真横に払った。その払いは、まるで木剣と木剣が吸い付いたかのような粘着で払われたのだ。タコに木剣を掴み取られて薙ぎ払われたような感触だった。
「こ、これは!?」
クレマンは、今のパリィで体勢を崩してしまう。シローは、剣を払うという技だけで、対戦相手のバランス感覚まで揺るがしたのである。
体勢を立て直しながらクレマンが後に下がって間合いを取り直す。その額からは冷たい汗が流れていた。
たった一太刀の攻防で、シローの実力を悟るクレマン。だが、その悟りは遅すぎた。
おそらくシローはパリィの後に打ち込んで来れたはずだ。しかし、そこまでしてこなかった。
クレマンは、舐められているのだ。それにクレマンも気付いていた。
クレマンの実力が中の上ならば、シローの実力は上の下以上だ。もしかしたら上の上かもしれない。少なくとも分かったことは、明らかに自分よりも格上である。
ならばとクレマンは木剣に気合を注ぎ込んだ。木剣にオーラが揺らぐ。その色は赤い。攻撃スキルでも威力を上げる色である。
「次は、木剣ごと圧し折ってやるぞ!」
するとシローは木剣を横に構えて頭上を守った。
『打ってこい、若いの』
単純な誘いである。
「危っ!!」
大きく踏み込むクレマンが上段から真っすぐ打ち込んでくる。その一振りが横に構えるシローの木剣を切り裂いた。
さらに、その一太刀は、シローが被っていた白式尉の能面すら真っ二つに切り裂いたのである。
そして、打ち抜いたクレマンの木剣が地面を叩いた。すると、折られた木剣と、割られた能面が地面に落ちる。
シローの素顔である髑髏面が顕になった。その怪面を目撃した近衛隊からどよめきが上がる。
刹那、攻撃を空振らせ、地面を叩いたクレマンの木剣先をシローが片脚で踏み付けた。固定する。
「動かない!?」
シローはクレマンの木剣先を踏み付けたまま、反対側の片足を高く蹴り上げる。股を縦に広げて、振り上げた片足は、踵が髑髏面を超えていた。
全身で見せるI型の体勢から繰り出されるは――。
『カカト落としだ!』
急降下したシローの踵がクレマンの脳天を強打する。しかも、その勢いは収まらず、クレマンの頭を地面に叩き付けたあとに踏みつけた。
訓練所の地面が轟くように揺れる。
その踵落としの勢いで、クレマンの両足がシャチホコのように海老反りながら浮き上がっていた。
その外見から三十歳を越えていそうな年齢に窺えるが、その実は、まだ十八歳のヤングマンである。
彼の両親は、彼がまだ十五歳のころに亡くなった。父は兵士だったために戦場で戦死。母は流行病で病死した。それが三年前の話だった。
家族を失ったクレマンは、サン・モンの町で人足として働き出す。しかし、その給金は、仕事の辛さに反して低額だった。なんとか日々を繋ぐ程度にしか稼げなかった。
そのような時である。父の戦友だった男に誘われて、フランスル王国の軍に入隊した。
そこからは、トントン拍子でクレマンは出世して行った。体が大きかったこともあり、兵士として戦闘に向いていたのだ。
まずは十五歳で歩兵から始まった。そして、入隊初年度でイタリカナ王国と大きな戦争が勃発した。毎年一度は起きる定例の小競り合いである。
その年の戦場は、アルプラ山脈の境目、モンネーヴロ峠の山道広場。フランスル王国は三万の兵士、イタリカナ王国は二万五千の兵士数のぶつかり合い。その戦争の勝敗は引き分けである。
この戦争で、両軍ともに二千以上の兵士が亡くなったとされている。
このような戦争を、フランスル王国とイタリカナ王国は、百年間も毎年繰り広げていた。ドロ試合の百年戦争である。
そして、クレマンは、モンネーヴロ峠戦で、初出兵で大きな戦果を上げたのだ。たった一人で、五十人近くのイタリカナ兵を討ち取ったのである。
その話は直ぐにフィリップル公爵の耳にも入る。そして、その屈強さを見込まれて、近衛隊兵に召し抱えられたのだ。
クレマンは、近衛隊に入隊すると、さらに強くなった。近衛隊で、初めて真っ当な剣術を習ったからである。
今までのクレマンは、剣術も戦術も知らずに、持って生まれた肉体の性能だけで戦っていたのだ。それだけで初出兵の戦場で戦果を上げたのである。
クレマンは、天然のパワーに加えて、洗練された技術を身に着けた。スマッシュなどの攻撃スキルを身に着け、防御系のパリィスキルも身に着けた。
さらには、フィリップル公爵から武人の心得も学び、心技体を鍛え上げた。そして、三年目の十八歳で、強者の武人として、完成を目前としている。
しかし、それでありながらもクレマンの実力は、近衛隊内では中の上である。彼の上には、上の下、上の中、上の上と三段階もの格上が存在しているのだ。サン・モン、ブローリ城の近衛隊の実力は、まだまだ層が厚いのである。
「クレマン、やっちまえ!」
「客人を、退屈させるなよ、クレマン!」
シローとクレマンを囲む近衛隊の兵士たちからヤジと声援が飛ぶ。
ヤジはシローに向けられて、声援はクレマンに向けられていた。シローにとっては完全アウェイの空気である。
近衛隊の輪にはフィリップル公爵も混ざっていた。両手を胸元で組んで、楽しげに微笑んでいる。その姿は近衛隊に馴染んで見えた。根本の性格が同じ人種なのだろう。
「――……」
『――……』
片手に木剣をぶら下げる両者が向かい合った。シローとクレマンの目線は同じぐらいの高さ。体格は筋肉がある分だけクレマンが厚く見える。スケルトンのシローのほうが細く見えた。
クレマンから木剣を前に出した。その木剣の先にシローが自分の木剣先を揃える。試合前の礼儀である。そして、両者が数歩後退して距離を作った。すると、試合が始まる。
睨み合う両者。その気迫に揺られて周囲の空気が歪んで見えた。その気迫を感じ取った近衛隊の兵士たちも静かになる。
片手で木剣を握るクレマンは、シンプルに中段で構える。
シローは、力無く下段に構えていた。否、その脱力は構えにすら窺えない。まるで、木剣を持っているだけのように窺えた。
「参る!」
一声掛けてからクレマンが仕掛ける。頭上に振り上げた木剣で上段打込みを狙う。真剣のように風を切る木剣がシローの頭部に迫った。
しかし、シローの木剣が、横に振られてクレマンの木剣を真横に払った。その払いは、まるで木剣と木剣が吸い付いたかのような粘着で払われたのだ。タコに木剣を掴み取られて薙ぎ払われたような感触だった。
「こ、これは!?」
クレマンは、今のパリィで体勢を崩してしまう。シローは、剣を払うという技だけで、対戦相手のバランス感覚まで揺るがしたのである。
体勢を立て直しながらクレマンが後に下がって間合いを取り直す。その額からは冷たい汗が流れていた。
たった一太刀の攻防で、シローの実力を悟るクレマン。だが、その悟りは遅すぎた。
おそらくシローはパリィの後に打ち込んで来れたはずだ。しかし、そこまでしてこなかった。
クレマンは、舐められているのだ。それにクレマンも気付いていた。
クレマンの実力が中の上ならば、シローの実力は上の下以上だ。もしかしたら上の上かもしれない。少なくとも分かったことは、明らかに自分よりも格上である。
ならばとクレマンは木剣に気合を注ぎ込んだ。木剣にオーラが揺らぐ。その色は赤い。攻撃スキルでも威力を上げる色である。
「次は、木剣ごと圧し折ってやるぞ!」
するとシローは木剣を横に構えて頭上を守った。
『打ってこい、若いの』
単純な誘いである。
「危っ!!」
大きく踏み込むクレマンが上段から真っすぐ打ち込んでくる。その一振りが横に構えるシローの木剣を切り裂いた。
さらに、その一太刀は、シローが被っていた白式尉の能面すら真っ二つに切り裂いたのである。
そして、打ち抜いたクレマンの木剣が地面を叩いた。すると、折られた木剣と、割られた能面が地面に落ちる。
シローの素顔である髑髏面が顕になった。その怪面を目撃した近衛隊からどよめきが上がる。
刹那、攻撃を空振らせ、地面を叩いたクレマンの木剣先をシローが片脚で踏み付けた。固定する。
「動かない!?」
シローはクレマンの木剣先を踏み付けたまま、反対側の片足を高く蹴り上げる。股を縦に広げて、振り上げた片足は、踵が髑髏面を超えていた。
全身で見せるI型の体勢から繰り出されるは――。
『カカト落としだ!』
急降下したシローの踵がクレマンの脳天を強打する。しかも、その勢いは収まらず、クレマンの頭を地面に叩き付けたあとに踏みつけた。
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