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10【ウロボロスの書物】
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「粗茶ですが、どうぞ……」
「悪いわね、気を使わせて」
「俺はコーヒーが良かったんだがな~」
「鬼頭君、我が儘は失礼よ」
「へいへい……」
唐突な来訪者は二人組の男女。一人はレディーススーツで身なりの整った女性だったが、連れの男性は革ジャンに茶髪のチャラい男だった。
女性の方は三十歳ぐらいで落ち着いた雰囲気だったが、チャラい男は二十代そこそこのヤンチャ盛りに見えた。
二人を客人として茶の間に通した俺は、番茶を沸かして二人に振る舞う。それから向かいに腰を下ろした。
「お二人は祖父をご存じのようですが、知り合いだったのですか?」
女が言う。
「私は一郎さんの先輩ね。こっちの鬼頭君は彼の後輩よ」
「先輩後輩の仲だったのですね」
「おうよ、スゲー世話になったぜ~」
会社か何かの関係者だったのだろうか。だが俺は、祖父がどこの会社で何の仕事をしていたのかも知らない。
そもそも祖父は二十年ぐらい前に亡くなっているはずだ。ならば、目の前の女性が祖父と知り合ったのは十代ぐらいだったと推測できる。この人は、そんなに若い頃から祖父と同僚だったことになる。そう考えると、若干の違和感を覚えた。
それに、今更祖父の名前を出してまで訪ねてきたのが怪しすぎる。
何より怪しいのは、こいつらがウロボロスの書物を知っていたことだ。だから家にまで上げたのである。
「申し遅れました。私は、こういう者です――」
そう言いながら女性は名刺を差し出した。それを受け取った俺は名刺に目を通す。
「鏡野響子(かがみのきょうこ)さんですか……」
社名はゴールド商会と書かれていた。本社の住所は東京だが、この街にも支部があるらしい。
「俺は鬼頭二角(きとうにかく)だ。俺は名刺なんて持ってないが、響子さんの同僚だぜ。よろしくな~」
片や名刺を持っている堅物風。片や風来坊的なチンピラ。そこから推測するに、このゴールド商会という会社はまともな企業ではないだろう。もしかしたら詐欺会社かヤクザ事務所かもしれない。とにかく、眉唾ものだ。
「それで、何用で訪ねてきたのですか?」
「見るからに貴方は、ウロボロスの書物と契約を果たしたようですね」
「見ただけでわかるぜ~、兄ちゃん。気が違って見えるからよ~」
「あの本を、知っているのですか?」
「知っているも何も……」
そう言いながら二人は無空に手を差し込んだ。そこから一冊の本を取り出す。それは俺が持っているウロボロスの書物にそっくりだった。しかも二冊ある。
「アイテムボックスか……」
「そうよ。それにこの本はウロボロスの書物そのものよ」
「俺が持っている本と同じ物!?」
「いいえ、少し違うわ。貴方が持っているのは髑髏の書。私が持っているのは鏡の書よ」
「俺が持っているのは鬼の書だぜ。へへへ。」
「鏡の書と、鬼の書……」
「そう、内容が少し違うのよ」
そこまで言うと二人は本を再びアイテムボックスに仕舞ってしまう。本が無空に消えた。
「何が違うか、はっきりと見せてあげる。サービスなんだからね」
「へへへ」
「ゲートマジック。レベル1で出現」
二人は立ち上がると、背後に異世界の扉を呼び出した。それをくぐる。すると二人の姿が人ではないものに変わった。
それは、銀色の全身タイツでも被ったかのような無機質な姿と、筋肉質で真っ赤な赤鬼の姿だった。額には二本の角が生えている。
『私の姿は鏡のモンスター、ドッペルゲンガーよ』
『俺の正体は地獄の赤鬼だ。種族名はヘルズ・レッド・オーガって言うんだぜ。どうだ、格好いいだろ~』
二人が扉から戻ってくると、人間の姿に戻る。それから着席した。
俺は礼儀かと思って席を立ち、ゲートマジックで扉を呼んだ。しかし、鏡野響子に止められる。
「別にいいわよ。変身した姿を見せなくても。知ってるからさ」
「そうそう、骸骨なんだろ。知ってる知ってる~。俺たちは、お前の祖父さんの姿を見たことがあるからな~」
「祖父さんも髑髏の書と契約していたのか!」
「そうに決まってるじゃあねえか」
「でもね、貴方のお祖父さんは飽きたのよ。不老不死にさ。だから自分で他界したの……」
そう言う彼女の顔は少し曇っていた。しかし、鬼頭はへらへらと笑っている。
俺は再び腰を下ろすと、二人に訊いた。
「貴方がたは何者だ。祖父との関係は……。それにゴールド商会ってなんだよ……」
「ゴールド商会ってのは、金を集めるだけの会社なんだぜ~」
「金のバイヤー?」
「まずは順序立てて話すわね」
「ありがたい……」
鏡野響子は一口だけお茶を啜ると、話し始める。
「まずはウロボロスの書物の説明からね」
俺は喉を鳴らして生唾を飲んだ。ゴクリと音が鳴る。そこは確信だからだ。
「ウロボロスの書物とは、人間を進化させる鍵なのよ」
「鍵?」
「そう、一般的に語られるモンスターに進化させる。そして、不老長寿や不老不死に変えてしまうわ。こう見えても私は二百歳は超えているの。鬼頭君は六十歳よ」
「いや、七十歳だぜ」
「不老不死や不老長寿に……。だからスケルトンやドッペルゲンガー、それにオーガに変わるのか……」
確かにどれも長寿っぽい。
しかし、眼前の二人が見た目以上の年齢なのは信じ難かった。さらに言うならば、鏡野響子の年齢が二百歳を超えているのは冗談が過ぎる。
「鏡の書、髑髏の書、鬼の書。他にも数冊。ウロボロスの書物は、全部で二十二冊あるって聞いているわ」
「そんなにあるのか……」
それらすべての本が何らかのモンスターに権利者を変えてしまうのだろうか……。
「それら全ての書物を作ったのが、ゴールド商会の社長、金徳寺金剛(きんときじこんごう)様なのよ」
早くもラスボスのフルネームが出てきた。
しかし、金徳寺金剛。聞いたこともない名前だ。
「それで、何故に金を集めているのか?」
「私たちは黄金を異世界から輸入して集めているの。その為だけに各書物は作られたと聞いているわ」
「金を集めるためだけに、こんな不思議な本を作ったのかよ……」
「さらに言えば、ウロボロスの書物は一冊につき一つの異世界を所有できる。だから二十二冊分の異世界が存在するのよ」
「二十二個の個別異世界……」
「そう、その異世界の管理者が、俺たち書物の権利者って訳よ~。だから俺らは異世界の王様なんだぜ~」
「そもそも金徳寺様が所有している黄金の書は、金塊をエネルギーに変えて、権利者の命を永らえているらしいわ。だから金が必要なのよ。そして、我々の書物も黄金の書からエネルギーを得ている。それで不老長寿を得ているの」
「だからよ~、俺たちは異世界から金を運び出して社長に献上しているって訳なんだわ~。そうやって不死を維持してるんだわ~」
「な、なるほど……」
「この現実世界から金を集めてもいいんだけれど、世界の金の埋蔵量はきまってるわ。いつかは尽きる。それに異世界と現実世界では物価が違うの。異世界のほうが金も手に入れやすいのよ。だから異世界から金を集めてきているって訳なの」
「金を集めて不老不死を維持するために、別世界から金を集める……か」
「だから今日は君をゴールド商会に誘いに来たの。私たちと共に金塊を集めてくれないかしら」
怪しい。
「断ったら……」
鬼頭が鬼の表情で一言呟く。
「殺す――」
目が笑っていない、本気だ。冗談ではない冷たい眼差しをしている。
「悪いわね、気を使わせて」
「俺はコーヒーが良かったんだがな~」
「鬼頭君、我が儘は失礼よ」
「へいへい……」
唐突な来訪者は二人組の男女。一人はレディーススーツで身なりの整った女性だったが、連れの男性は革ジャンに茶髪のチャラい男だった。
女性の方は三十歳ぐらいで落ち着いた雰囲気だったが、チャラい男は二十代そこそこのヤンチャ盛りに見えた。
二人を客人として茶の間に通した俺は、番茶を沸かして二人に振る舞う。それから向かいに腰を下ろした。
「お二人は祖父をご存じのようですが、知り合いだったのですか?」
女が言う。
「私は一郎さんの先輩ね。こっちの鬼頭君は彼の後輩よ」
「先輩後輩の仲だったのですね」
「おうよ、スゲー世話になったぜ~」
会社か何かの関係者だったのだろうか。だが俺は、祖父がどこの会社で何の仕事をしていたのかも知らない。
そもそも祖父は二十年ぐらい前に亡くなっているはずだ。ならば、目の前の女性が祖父と知り合ったのは十代ぐらいだったと推測できる。この人は、そんなに若い頃から祖父と同僚だったことになる。そう考えると、若干の違和感を覚えた。
それに、今更祖父の名前を出してまで訪ねてきたのが怪しすぎる。
何より怪しいのは、こいつらがウロボロスの書物を知っていたことだ。だから家にまで上げたのである。
「申し遅れました。私は、こういう者です――」
そう言いながら女性は名刺を差し出した。それを受け取った俺は名刺に目を通す。
「鏡野響子(かがみのきょうこ)さんですか……」
社名はゴールド商会と書かれていた。本社の住所は東京だが、この街にも支部があるらしい。
「俺は鬼頭二角(きとうにかく)だ。俺は名刺なんて持ってないが、響子さんの同僚だぜ。よろしくな~」
片や名刺を持っている堅物風。片や風来坊的なチンピラ。そこから推測するに、このゴールド商会という会社はまともな企業ではないだろう。もしかしたら詐欺会社かヤクザ事務所かもしれない。とにかく、眉唾ものだ。
「それで、何用で訪ねてきたのですか?」
「見るからに貴方は、ウロボロスの書物と契約を果たしたようですね」
「見ただけでわかるぜ~、兄ちゃん。気が違って見えるからよ~」
「あの本を、知っているのですか?」
「知っているも何も……」
そう言いながら二人は無空に手を差し込んだ。そこから一冊の本を取り出す。それは俺が持っているウロボロスの書物にそっくりだった。しかも二冊ある。
「アイテムボックスか……」
「そうよ。それにこの本はウロボロスの書物そのものよ」
「俺が持っている本と同じ物!?」
「いいえ、少し違うわ。貴方が持っているのは髑髏の書。私が持っているのは鏡の書よ」
「俺が持っているのは鬼の書だぜ。へへへ。」
「鏡の書と、鬼の書……」
「そう、内容が少し違うのよ」
そこまで言うと二人は本を再びアイテムボックスに仕舞ってしまう。本が無空に消えた。
「何が違うか、はっきりと見せてあげる。サービスなんだからね」
「へへへ」
「ゲートマジック。レベル1で出現」
二人は立ち上がると、背後に異世界の扉を呼び出した。それをくぐる。すると二人の姿が人ではないものに変わった。
それは、銀色の全身タイツでも被ったかのような無機質な姿と、筋肉質で真っ赤な赤鬼の姿だった。額には二本の角が生えている。
『私の姿は鏡のモンスター、ドッペルゲンガーよ』
『俺の正体は地獄の赤鬼だ。種族名はヘルズ・レッド・オーガって言うんだぜ。どうだ、格好いいだろ~』
二人が扉から戻ってくると、人間の姿に戻る。それから着席した。
俺は礼儀かと思って席を立ち、ゲートマジックで扉を呼んだ。しかし、鏡野響子に止められる。
「別にいいわよ。変身した姿を見せなくても。知ってるからさ」
「そうそう、骸骨なんだろ。知ってる知ってる~。俺たちは、お前の祖父さんの姿を見たことがあるからな~」
「祖父さんも髑髏の書と契約していたのか!」
「そうに決まってるじゃあねえか」
「でもね、貴方のお祖父さんは飽きたのよ。不老不死にさ。だから自分で他界したの……」
そう言う彼女の顔は少し曇っていた。しかし、鬼頭はへらへらと笑っている。
俺は再び腰を下ろすと、二人に訊いた。
「貴方がたは何者だ。祖父との関係は……。それにゴールド商会ってなんだよ……」
「ゴールド商会ってのは、金を集めるだけの会社なんだぜ~」
「金のバイヤー?」
「まずは順序立てて話すわね」
「ありがたい……」
鏡野響子は一口だけお茶を啜ると、話し始める。
「まずはウロボロスの書物の説明からね」
俺は喉を鳴らして生唾を飲んだ。ゴクリと音が鳴る。そこは確信だからだ。
「ウロボロスの書物とは、人間を進化させる鍵なのよ」
「鍵?」
「そう、一般的に語られるモンスターに進化させる。そして、不老長寿や不老不死に変えてしまうわ。こう見えても私は二百歳は超えているの。鬼頭君は六十歳よ」
「いや、七十歳だぜ」
「不老不死や不老長寿に……。だからスケルトンやドッペルゲンガー、それにオーガに変わるのか……」
確かにどれも長寿っぽい。
しかし、眼前の二人が見た目以上の年齢なのは信じ難かった。さらに言うならば、鏡野響子の年齢が二百歳を超えているのは冗談が過ぎる。
「鏡の書、髑髏の書、鬼の書。他にも数冊。ウロボロスの書物は、全部で二十二冊あるって聞いているわ」
「そんなにあるのか……」
それらすべての本が何らかのモンスターに権利者を変えてしまうのだろうか……。
「それら全ての書物を作ったのが、ゴールド商会の社長、金徳寺金剛(きんときじこんごう)様なのよ」
早くもラスボスのフルネームが出てきた。
しかし、金徳寺金剛。聞いたこともない名前だ。
「それで、何故に金を集めているのか?」
「私たちは黄金を異世界から輸入して集めているの。その為だけに各書物は作られたと聞いているわ」
「金を集めるためだけに、こんな不思議な本を作ったのかよ……」
「さらに言えば、ウロボロスの書物は一冊につき一つの異世界を所有できる。だから二十二冊分の異世界が存在するのよ」
「二十二個の個別異世界……」
「そう、その異世界の管理者が、俺たち書物の権利者って訳よ~。だから俺らは異世界の王様なんだぜ~」
「そもそも金徳寺様が所有している黄金の書は、金塊をエネルギーに変えて、権利者の命を永らえているらしいわ。だから金が必要なのよ。そして、我々の書物も黄金の書からエネルギーを得ている。それで不老長寿を得ているの」
「だからよ~、俺たちは異世界から金を運び出して社長に献上しているって訳なんだわ~。そうやって不死を維持してるんだわ~」
「な、なるほど……」
「この現実世界から金を集めてもいいんだけれど、世界の金の埋蔵量はきまってるわ。いつかは尽きる。それに異世界と現実世界では物価が違うの。異世界のほうが金も手に入れやすいのよ。だから異世界から金を集めてきているって訳なの」
「金を集めて不老不死を維持するために、別世界から金を集める……か」
「だから今日は君をゴールド商会に誘いに来たの。私たちと共に金塊を集めてくれないかしら」
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