触手におっぱい時々所長

豆丸

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触手におっぱい時々所長

「首ですか?困ります」研究員見習い兼雑用係のアンナは項垂れた。 
  
 垂れ眉毛、困り顔の副所長のクロロは「ごめんよー。俺もフォローしたんだ。でも所長が頑なでねー。君が世話に失敗して枯らした金薔薇は高額で貴族に売る予定だったからって怒っちゃって」 
  
 確かに金薔薇は高額で育てるのが難しい、だからといって一度の失敗で首にされたらアンナは、弟妹たちに仕送りが出来ない。 
 
「私に出来ることなら、何でもしますから首にしないでください!」アンナはエプロンの前をぎゅっと握り締め、頭を下げ懇願する。   


「本当に何でもするんだろうな?」 
 副所長室の扉が勢いよく開き、ツカツカと少年が入ってきた。 

 年の頃は10歳ぐらいに見えた。青みがかった黒髪に紫色の瞳、顔立ちは人形のように整って美しい。まだ男性の精悍さは見えず、幼さが残る容姿は少女と間違えられてもおかしくない。
 
 可愛い子ね、地味顔のアンナは思わず見惚れしまった。 

「おい!聞いてるのか?所長の僕が聞いてるんだぞ。早く答えろ平凡顔」余程イライラしているのか親指の爪を噛みだした。ふと見ると、すべての手指の爪がギザギザで噛まれている。 
  
 あの子、あんなにイライラしてカルシウム不足かしら?顔色も悪いし貧血かしら? 
 6人兄妹の長女のアンナは目の前の少年に弟を重ねてしまう。 

「僕、ご飯ちゃんと食べてるの?」  
「は?」 
「イライラしてるし、顔色も悪いし、目の下の隈も酷いわ。夜寝られてるの?」 
アンナは手を伸ばし弟に触るように少年の隈を擦る。 

「え?」 
 触られた少年は石のように固まってしまった。手を握ると折れそうほど細い、栄養失調かしら、この子の親はちゃんと食べさせてるの?

「いい加減!触るな、離せ!」赤い顔の少年はアンナの手を振り払うとキッと睨み付ける。  

「軽々しく僕に触るな!穢れる!…おい、こいつ平民か?言葉すら通じないのか?」  

「へ、平民?」あからさまに蔑む言い方にアンナは眉を寄せた。

「所長……平民差別は良くないよ。猿や魔物じゃないんだからね。アンナは所長がご飯もろくに食べずに、徹夜ばかりしてるのを心配してくれてるんだよ。」  
 平民を猿や魔物と同一扱いする酷い二人だ。      

「ご飯なら食べてる」 
「あの怪しい薬のことかい?あんなの食べて大丈夫なのかい?」 
「怪しくない、ポーションと体に良い野草と食品の栄養素を煮詰めて濃縮して錠剤にしたサプリメントだぞ!」  
 
 怪しい、怪し過ぎるアンナはついつい口に出してしまった。
「そんなの食べてるから、顔色悪いんじゃないですか?」 
「うるさい!所長の僕に意見するな!」 
「所長って誰が?」   
「僕だ!お前の目の前にいる天才で高貴で偉大で尊い存在、ジェイド・ウィザード様だ!」ジェイドは鼻息荒くふんぞり返り偉そうだ。 


はい?
てんさいでこうきでいだいでとうといそんざい?
な、なに?その早口言葉は?舌噛みそう。
あ!もしかして新手の呪いの呪文………なわけないか。 
 
「なんですか?この残念な生き物は?」 
アンナはこそこそと副所長に耳打ちする。  
「あはは、バレちゃった。この残念な生き物がここ国立魔法植物研究所の所長なんだよ」  



 グランシス国立魔法植物研究所は、首都から離れたハフル山の麓にある。 
 植物と魔法を掛け合わせて新しい品種を改良するに始まり、自分で害虫をやっつけるトマトや寒波に自ら藁を被り暖をとる大根などユニークな物まで研究している。 

 貴族に人気なのは、観賞用の金色の花で特にアンナが枯らした金薔薇は高額だった。 

 ウィザード家は古くからの王族血筋を引いて、優秀な魔法学者を数多く排出してきた名家である。 

 ジェイド自身も優秀で、国立大学を飛び級で卒業後に研究所に入り、敵地に自ら乗り込み爆発する地雷草や一時的に魔物を寄せ付けない結界草を開発しグランシス国に貢献、若くして所長になった。 




「金薔薇を枯らしたお前は本来なら即刻首だ。しかし、慈悲深い僕が、何でもするとみっともなく泣いてすがるお前に仕事をやろう!」 
 ジェイドは芝居臭い動きで、ビシッとアンナを指差しする。 
「私、泣いてすがってませんよー。」  
「アンナは泣いてないよ。」二人の否定を無視しつつジェイドは続ける。
「平民のお前でも出来る仕事をやるぞ、触手におっぱいをあげる簡単なお仕事だ!」 


 え?触手? 

 触手ってあのなが~くて生き物に巻き付いて、ウネウネニョロニョロする植物だよね?それにおっぱい?何でおっぱい?私のおっぱい?アンナは混乱パニックした。 


「いやー。セクハラですー!セクハラ!」アンナは胸を隠しながら、天才なはずの残念な生き物に指差し叫んだ。 
 所長だし上司だか敬語は要らないジェイドこいつには。
「セクハラじゃない!何でもすると言ったのはお前だぞ!」    
「言いましたけど!家の家訓で身売りは禁止なんです。」
「平民なのに、身売り禁止なのか?意味わからないな。」 
「平民にもプライドがあるの!セクハラ所長には解らないかと思いますが~!」 
「せ、セクハラ所長?この天才で高貴で偉大で尊い存在の僕に対して~!!」 
「何が、天才で高貴よ!新手の呪いの呪文ですか~?」 
「なんだと!」 
「何よ!」二人の間に見えない火花が散る。 
「ハイハイ!二人とも落ち着いて、特に所長、詳細に仕事内容説明しないとただの変態所長になっちゃうよー。」 
クロロが手を広げて二人の間に割って入った。
「もうなってます!」 
「なってない!」  
「あはは、仲良しだねー」 
やたら嬉しそうなクロロの声に「「仲良しじゃない!!」」と二人の声が重なった。




 所長室に案内されたアンナはキョロキョロと部屋を見回した。 
部屋はお世話には品が良いとは言えない調度品に溢れていた。 
干からびた猿のミイラ、木彫りの鮭を咥えた熊、アバチリと書かれた謎のタペストリーなどなど。 
 
 うわー。やっぱり変態所長なのかしら?趣味悪すぎる、アンナが引きまくっているのにジェイドは説明を始める。 
 
「素晴らしいだろう?この猿のミイラは遠路はるばる熱帯ち」 
「ミイラの説明いらない。仕事の話してよ」アンナにばっさり遮られた。     
「なんだと!僕の話を聞かないなら仕事はなし、お前はクビ!」  
「なによ!横暴ね!」 
「まあまあ、二人とも落ち着いて……所長持ってきたよ。」 
クロロは二人をなだめながら、持ってきた箱を部屋の机に置いた。   
   
「何ですか」   
「お前が世話する触手だ」     
「まだ世話するとは言ってませんよ!」  
 クロロが何の変哲のない白いハコを開けるとそこには卑猥な形をしたヌメヌメの触手が……いなかった。 
   
「え?チューリップ?」 
 恐る恐るアンナが箱を覗くと、中にはチューリップのような花が一本横たわっていた。 
    
 紅色の鮮やかな花弁が4つ、隙間からは白い牙のようなギザギザが見えた。茎は薄い緑色に白い水玉模様、ヒョロッと長い。白い付け根が二本あり、茎と付け根の境目に小指ほどのハート型の葉っぱがパタパタ動いていて、大きさはアンナの片手のひらに収まるほどに小さい。  
 
「か、かわいいー!このチューリップが触手なの?小さくて作り物みたい!」  
「この天才の僕が作ったんだ!かわいいに決まってる!」 
「良かったー!触手って言うからぬるぬるヌメヌメしてて、人の穴に入りたがるの卑猥なのを想像しちゃいました」 
「ひわい?」 
「あははー。てっきり男性器みたいなのかと…」 
「な、ななななな」 
見る見るうちに顔色悪かったジェイドが朱色に染まる。   
「セ、セクハラだー!いたいけな所長である僕に」アンナを指先し叫ぶからアンナもすかさず言い返す。
「いたいけな所長は、うら若き乙女におっぱいをあげろなんて言いませんよーだ!」 
「なんだと!」 
「あは。仲良しなのは良いけど話が進まないから説明しようね」 
クロロが促すと、所長は開きかけた口をへの字に曲げると説明をし始めた。 



 所長が作りだした結界草は効果が一時的で風向きに効果が左右される。そこで人が往来する街道に触手を植え、近寄る魔物を倒す、または追い払えば安心して移動が可能になる。 
  
 問題点は触手が人間を敵と見なして襲いかかることであり、解決策として人間が自ら幼生体から触手を育て、同族意識を植え付ける。同族は襲わない触手は人間を襲わず魔物だけ排除してくれる。 

「触手を育てる理由はわかりました。でも、なんで母乳?哺乳瓶でミルクじゃ駄目なんですか?」おっぱいは避けたいアンナ。 
「試したが飲まないんだ。このままじゃ衰弱して、枯れてしまうかも」クロロは悲痛に訴える。 
「それに母乳だったらもとは血液。人間の体液を分け与えたら、母親と思って更に同族意識が強まるはずだよ!」 
「ぺったんこのお前のおっぱいも母乳が出れば大きくなる。謝礼もでるしクビにもならない、旨い話だと思うぞ!」 
   
「副所長、所長こいつなぐっていいですか?」アンナは拳を握りしめる。 
「アンナ、気持ちはわかるが止めてあげて……頭叩かれて、これ以上残念度が上がったら俺もフォロー出来ない…」 
クロロの今までの苦労が目に浮かび、アンナは仕方なく拳を下ろす。 
 
「でも母乳出せと言われても出るものじゃないですよ!」 
「そこは天才の僕が作った内服薬ボニュウデニューがあるから大丈夫だ!これを飲めばたちまち湯水のように母乳が溢れるぞ、早く飲め」 所長は謎の白い粉薬の入った薬包をアンナにぐいぐい押し付ける。 
   
「ださい名前ネーミングセンス」 
アンナの心が急速に冷めてゆく、怪しい薬を飲むわけもない早く町に帰って新しい職を探した方が良いようだ。 
   
「クビで結構です。お世話になりました」 
「おい、待て」 
「あっ」 
 アンナが所長室から出ようとドアに向かい、止めようとジェイドとクロロが動いたとき――鳴き声が響いた。 

 ――キュイイン、キュイ、キュイ――。 
 カナリアのような高音の儚い囀りさえず。 
「可愛い声!これって触手の?」 
箱を覗きこむとチューリップ触手が四枚ある花弁を擦りあわせている。アンナが恐る恐る指を伸ばすと指を咥えた。 
   
「ひ!」 
アンナが恐怖に硬直すると、指をチュウチュウ吸い始めた、白い牙が当たって痛くないがこそばゆい。 
 触手はアンナの人差し指を必死に吸っていた。アンナは、一番下の弟が母のおっぱいを必死に吸っていた温かい光景を思い出す。 
  
なんだか可愛いかも。お腹空いてるのかな? 
  
アンナの表情が緩み優しくなる。アンナの表情の変化を見て二人は目配せをした。 
 
「見ろ!お前の指をおっぱいだと思ってるんだ。お腹いっぱい飲みたいだろうに…平民は可哀想だと思わないのか?」 
「あんなに弱い鳴き声じゃ、今日中に母乳を飲まないと枯れてしまう」 
情に訴える作戦を始めアンナに詰め寄る。
 
「頼むよアンナ」 
「やれ平民!」  
「私の名前はアンナ!所長は小さい頃にお父さんお母さんに人に物を頼む時どうするか教わってないの?」 
「………教わってない」 
「じゃあ教えてあげる。頭を下げてお願いするのよ」 
「な、なんで高貴な僕が…」 
「本当に高貴で偉大な存在な人は、平民を馬鹿にしないし必要なら誰にでも頭を下げると思うわ」 
 ジェイドの紫色の瞳が大きく見開かれ顔が歪んだ、アンナも言い過ぎたかもと焦り始めた時。 
 
「あ、アンナ…頼む」 
ジェイドがアンナの顔から目を逸らしたまま、ポツリと呟いた。 
「はい、了解しました」 
アンナがにっこり微笑んだ。  
 
「所長偉いです。初めて人にお願い出来ましたね~」感極まったクロロが大声を上げ、ジェイドはふんっと腕組みをする。 
   
「アンナありがとうございます。触手におっぱいをあげて世話してくれるばかりか、所長を真人間にする手助けまでして頂けるなんて!」 クロロは目を潤ませ、アンナの両手を握りブンブン振り回す。 
   
「え?話が違います!触手の世話するだけですよね?」 
  
 触手は可愛くて弱々しく、アンナの保護欲と母性を刺激したが所長は違う。ただ面倒ごとを押し付けられようとしている。 
 
「いやいや無理ですよ。こんな残念な生き物」アンナの悲痛な叫びが所長室に響いた。




 ◇◇◇

 
 職員たちの医務室の簡素なベッドに腰掛け、所長が作った怪しい薬ボニュウデニューを覚悟を決めてアンナは飲み干した、意外に甘くて飲みやすい。
 すると、胸肉の質量が増しメロンのようにたわわに実る。胸は張り裂けんばかりにブラジャーを押しやり、アンナは急ぎ上半身裸になると乳房を観察した。 
  
 白く豊満な乳房はカチカチに張り、血管が緑色に浮かび上がる。乳首はピンク色だったのが赤黒く色素沈着し、丸く盛り上がり咥えやすいように形を変えていた。 
  
 (うわわ、巨乳になっちゃった。お肉だからやっぱり重いのね、肩凝りそう。お母さんみたいなおっぱいね。) 
  
 アンナは自分のおっぱいを下から持ち上げ、手のひらで脇から中心に向かい優しくマッサージを行う。次に乳首を親指と人差し指で摘まむと根本から引っ張る。右乳が終わったら左乳と丁寧にほぐしていく。
   
「ん、んん」 
甘やかな声が漏れて慌てて口を塞ぐ。あ、ダメ、声なんかだしたら… 
 
「おい!大丈夫か?母乳は出たか?」衝立ついたての後ろから聞き耳を立てている変態じゃなくて、所長が声をあげた。衝立の後ろから頭が見え隠れする。 
 
「所長!絶対衝立から覗いちゃダメだからね!今母乳マッサージしてます!母乳出たらちゃんとコップに分けて渡しますから、来ちゃだめですよ」 
 
「ボニュウデニューの薬効を確かめる良い機会なのに…何故、見たらダメなんだ!やっぱり納得出来ない。見せろ!」 
衝立を蹴飛ばす寸前のジェイドの首根っこをクロロが掴む。 
 
「所長ダメだよ!公開授乳を迫る義父みたいになって気持ち悪いよー。せっかくアンナがやる気になってくれたんだから約束は守らないと」
  
 クロロはアンナとの新しい雇用契約書をジェイドの前にヒラヒラさせた。 
 
「ぐっ。くそう!」チッと舌打ちをするとジェイドはぶつくさ言いながら、衝立を蹴るのを止めた。

 新しい雇用契約書の内容はシンプルなもので、賃金の値上げと触手の世話をするさいには、アンナの意思に従い、アンナの嫌がることはしないという内容だった。   
  
 本当に最初に契約書を交わして良かったわー。所長こいつのことだから、とんでもない要求をしてくると踏んでたけど、おっぱい見せろと母乳飲ませろには引いたわ~。 
  
 じんわりと乳頭から母乳がにじんできた。乳首の根元からつまみ上げ、さきっぽをぎゅうと指の腹で押し潰す。ぴゅっぴゅっ――勢いよく母乳が噴射され下乳を濡らす。アンナは持っていた木のカップをおっぱいに添えると、母乳を絞りだした。 
 
「ん、……くっ……あ」母乳を絞るたびに、カチカチだった乳房が流れ緊張が緩みなんとも気持ちいい。 
 カップに三分の一ほど絞るとカップを衝立越しにクロロに渡す。ジェイドはクロロからカップを引ったくりカップに指を入れると母乳つきの指を舐める。  
「うへー。薄くて不味いな」 
「え?本当に飲んだの?飲まないでって言ったよね?」 
「うるさい!直接おっぱいから飲んでないんだから、文句いうな!」
「うわー。開き直ってみっともない!いいですよ―これからは所長をおっぱい所長と呼びますから~」 
「な、なな!これは研究のためだ。世の中には母乳が出なくて困っている母親がいるんだぞ!」  
「はいはい。おっぱい見たいのも飲みたいのも、研究のためなんですねー。おっぱい所長の趣味と実益を兼ねた研究なんですねー?」 
 衝立を挟み不毛な言い争いが続き、見かねたクロロはアンナを止めた。 
 
 「アンナ、そろそろ触手このこにおっぱいあげてくれないかな?」 
「あ!はい。あげます」アンナはクロロから布に包まれた触手を受け取った。 
片手のひらにすっぽり収まるサイズの触手は小さくて折れそうで、弱々しい。 
  
 アンナは茎が折れないよう、左手で優しく支えると4つ分かれた花弁の先に、母乳滴る乳首を恐る恐る近づけた。 
 
「噛まないで飲んでね、お願い」 
花弁の先には白い牙、噛まれたら痛いどころじゃすまない……祈るようになアンナの思いに触手は答えてくれた。乳首を器用に花弁で挟み、パクっと咥えると牙をたてることなく、夢中で吸い始めた。
  
 ちゅぱちゅぱ吸われ、吸引力の力強さにアンナは驚く。乳首がぐいぐい引っ張られる。 
 
「ん、ん。あまり引っ張らないで伸びちゃう」
「おい!触手は飲んだのか?」 
「アンナ、苦しそうだけど大丈夫かい?」 
 衝立越しに男二人の声がする。変な声出したらこっちに来ちゃう。アンナはおっぱいを吸われ気持ちよくなってかんじてしまい、顔は真っ赤だ。  
  
 飲んで、もっと飲んで私のおっぱい吸って欲しい。 
 
「だ、あうん。大丈夫だから…あん。来ないで」 
 チクチク吸われるたびに乳房から乳首につーんとした快感が走る。快感が信号となり、もっと母乳を作れと体に命令する。母乳が吸われていない反対側からもぴゅぴゅと迸り、衝立にかかった。 
  
 何だ?この声は…ジェイドはアンナの艶っぽい声を聞きもらさないように、衝立に耳をぴったりくっつけた。 
 
「…ふ、……ん」 
 何かに耐えるアンナの声、そして衣擦れの音。ジェイドは股間がムズムズして熱くなり、前屈みで両手で抑えた。 
 
「く、クロロ。これはなんだ?」息が上がる。 
「所長素晴らしい!それは勃起です!また人間に一歩近づきましたね~」
「勃起?これが!」 
 感動する二人に触手におっぱいをあげ終わり、きちんと服を着たアンナが衝立から顔を出した。 
  
「触手ちゃん、お腹いっぱいで寝ちゃった………え!な、なんで、所長ちんこ押さえてるんですか―!!」 
「ち、違う!不可抗力だ!」前屈みで否定されても説得力は皆無だ。 
「何が、違うんですか?変態所長!」 
「変態だと!お前が変な声出すからこうなったんだ!」  
「っ――変な声なんか出してない!」聞かれてたんだ、羞恥で赤くなる。 
「出した!お前のせいで勃起したんだ!責任とって治せ!」 
「馬鹿ー!自分でシコシコしてー!」 
「シコシコってなんだ?それをすると勃起が治るのか?教えてくれアンナ!」 
 ガッとアンナの両肩をわしづかむと股間から手が離れ、布を押し上げて主張する大きなものが見え、彼女は固まってしまった。 
「はいはい!セクハラ所長は止めよう。シコシコじゃなくて、勃起の鎮めかたは俺が教えるから、アンナは触手の世話と観察用紙に記入よろしくね」 
 クロロは、アンナの返事を待たずに所長を押し出し部屋から逃げるように出ていった。



 ◇◇◇   



 清潔なベッドと小さな机、洋服が5枚吊るせるぐらいの狭いクローゼット、研究員見習いのアンナに与えられた部屋だった。 
 
 アンナはベッドの真ん中に触手の入ったかごを置き、観察ノートに記録していた。 
 触手は、母乳をお腹いっぱい飲み満足したようで、すぴーすぴーと寝息をたてる、そのたびに花弁の隙間から風がもれ、つけ根がピクピク動く。 
  
 可愛い、花弁を指で撫でるとくすぐったいのか葉っぱの部分をパタパタさせた。 
「ふふっ。ごめんね、寝てるのに、早く記録終わらせないと」 
  
 アンナはノートに授乳前後の触手の体重を記入し、誤差からおっぱいを飲んだ量を計算する。50ccも飲んでる、吐き戻しもないし良かったー。 
 アンナは兄弟達を第二の母として育て、育児は得意だ。 
 しかし、触手は初めてなので、クロムが後で部屋に届けてくれた資料をめくる。 
 資料には、世話は1日最低午前、午後1時間づつ日光浴すること。 
 水浴びも最低1日1回。排泄は土にするので、トイレとして鉢植えにのせてあげること。母乳は欲しいときに欲しがるだけ与えると書かれていた。       
 
「ふーん。本当に人間の赤ちゃんみたいね。おしめがないだけ楽かも。」 
  
 きつくなったブラジャーや仕事中に触手を入れる鞄、タオル等必要物品は全て経費で落としてくれる。アンナは必要な物をメモしながら、クロロが訪室した時、聞けなかった事を考えた。      
  
 所長の勃起はおさまったのかしら、所長のちんこ、体の割には大きくびっくりしたわー。 
あの後もしかしてクロロが擦ってあげたのかな?  
 人形のような美少年が中年オジサンに下半身をいたずらされている想像が浮かび、アンナは頭をブンブンする。 
 
 あー危ない。ダメ、違う道を開いてしまうわ……初めての勃起が母乳って…所長の性癖大丈夫かしら?    
 
「キュイ、キュイ」 
「あ、起きたの触手ちゃん。おっぱいかな?おしっこかな?」 
 触手が起き出し、茎をくねらせ赤い花弁をパクパクさせて、乳首を探していた。 
 アンナは夜間も触手が欲しがるだけ母乳をあげた。時々植木鉢にのせてトイレさせ、触手の世話をした。 



 ◇◇◇  


 朝、日の光が差し込む所長室に寝不足で思考回路低下中のアンナは夜間の観察ノートを提出と報告にきた。 
 二時間ごとの授乳で目の下に薄く隈が出来て、ふらふらしている。 
 
「おい、ただでさえ不細工な顔が酷いな…だ」「所長!!アンナは夜のおっぱいで寝不足なんだよ!大丈夫かい?アンナ」ジェイドの言葉を遮り、クロロがアンナを気遣う。 
 
「やっぱり副所長は優しいですねー。シコシコ所長とは器が違いますねー」 
「な!僕だって今、大丈夫か聞こうとしたんだぞ!」 
「はいはい~。寝不足ですよ。それよりシコシコ所長は大丈夫だったんですか?」 
   
「…………………」  
 ジェイドは下を向き爪を噛んだ。 
 言い返して来ると思っていたアンナは拍子抜けして、説明を求めてクロロを見た。 
 
「うーん、実は……萎えちゃったんだ」 
 ジェイドは恥ずかしいのか、ふんと鼻を鳴らし、アンナの方を見ようとしない。 
「まー。それは、なんと言うか……御愁傷様です。」アンナが哀れみを込めて一瞥するとジェイドは怒り狂った。 
   
「何が!御愁傷様だ!僕を哀れむなー!」 
ゼイゼイと肩で息をする。クロロが心配そうに背中を擦る。 
「大丈夫ですよ、所長!また機会チャンスはあります!」 
「………チャンス?」ジェイドは咳き込みながら、アンナを視界に捉えた。 
 
 ぞぞぞぞっと嫌な予感がアンナに走る。ちょっと…待って、私をおかずにするつもりじゃないよね?…… 
 
「し、所長。私、午前の水やりの仕事があるので、おいとましますー」巻き込まれたくない、逃げるが勝ちだわ、部屋から出ようとするアンナの背中にジェイドが声をかけた。 
 
「おい、寝不足なら水やりの仕事は休め、触手の世話だけしていろ」  
「所長…」
「金薔薇みたいに枯らされたら損害だ!」  心配してくれてると思ったけど、違ったみたいね…アンナは、少しがっかりした。 
     
「わかりました。午前中はのんびりとキュイの日光浴します」 
「キュイ?」 
「触手じゃ呼びにくいので名前を勝手につけました~。キュイキュイ鳴くから、キュイ!可愛いでしょ?」
「良いねアンナ。名付けは愛着形成に重要だよ」クロロはにこやかに褒めてくれた。 
「ダメだ!そいつには品種番号からとった5151ゴイゴイと言う素晴らしい名前があるんだ!」  
「「却下」」アンナとクロロの声が重なる。

  

◇◇◇ 
 

 
 研究所の中庭は新しい品種の治験をするため広大な草原と畑があり、爽やかな風が吹いて心地よい。  
  
 アンナは、大きな楓の木の下にシートを敷き、キュイをかごから出すと日光浴をさせる。 
 
「キュイキュイイ~」 
キュイはご機嫌に葉っぱをパタパタさせた。 
 
「キュイ、嬉しいの?外は気持ち良いね~」 
アンナが母乳をあげ、世話を始めてから、三週間。片手のひらサイズだったキュイはごくごく母乳を飲み、今では両手のひらサイズに成長した。授乳間隔も二時間から三時間ごとになり、夜もまとまって寝てくれる。 
  
 アンナが呼ぶとキュイと返事をし、小さな付け根でアンナの後を必死にヨチヨチをついてくるから、可愛くて仕方ない。 
 
(ああ、癒されるわー) 
ご機嫌なキュイを見ながら、アンナは持って来たバスケットからお昼ご飯に作った玉子サンドイッチを取り出すと食べる。 
 
 多分そろそろ邪魔が入る頃ね……アンナがげんなりしていると、「おい!アンナ」と癒しを邪魔する悪魔ジェイドに呼ばれた。 
 
「……今日もですか?所長」  
「ああ、今日もだ!早く母乳を提出するんだ」 
「3週間ですよ、毎日毎日母乳の成分チェックって必要なんですか?」絶対こいつは飲んでる、アンナはジト目でジェイドを見た。 
 
「ひ、必要に決まっているだろう!」
「本当なの?…実は飲んでるんでしょ?」 
「のののの飲んでない!!」あからさまに動揺し視線をさ迷わせる。
 
飲んでるなー確実に…バレバレな所長の態度にアンナは逆に冷静になり聞いた。 
「何で、そんな母乳が飲みたいんですか?」変なサプリメントで栄養を取る所長だし、母乳なんて気持ち悪いと言いそうだけど。
 
「飲んでない…………」   
じーっとジェイドを見つめる。ただひたすらじーと。 
「……飲んで…………眠れるんだ」 
「え?」 
「飲むと……悪い夢を…みない。いろんな薬を飲んだが…朝まで寝れたのは…初めてなんだ」胸を押さえ苦しそうなジェイド。 
 
アンナはジェイドの酷い隈が薄くなっていることに言われて気づいた。すっと手を伸ばし、隈に触れる。 
 
「な!」ジェイドは顔を薄紅くし、固まった。 
 
(母乳の成分なのかしら?それとも母親を思い出して安心して寝られるのかな?) 
 
「そういうことなら始めに言って下さい。寝不足は辛いのキュイの授乳でわかってますから…」
「アンナ」 
「おっぱい所長って揶揄ってごめんなさい…寝る前に飲むなら新鮮な母乳を渡しますから、夜に私の部屋に来てください」 
   
「夜に…アンナの部屋に……いいのか?」
「ちょっと、所長!変な意味じゃないですよ。コップちゃんと持ってきて下さいね!」 
 
はやまったかしら?シコシコ機会チャンスだと思われたら困る。 
 
「……わかった」ちょっと残念そうな所長の顔色は変わらず悪い。 
 
(寝不足は母乳で解決としても、ご飯しっかり食べてるのかしら?) 
 
 いつもなら、所長はここで触手を観察して母乳を渡してさよならするんだけど……アンナはバスケットから新しいサンドイッチを取り出すと所長の前にずいと差し出した。 
 
「良かったら、一緒に食べませんか?」 
「な、なんで僕がこんなものを…僕にはサプリメントがある」 
「母乳の材料ですよー、興味ないですか?パンも厨房をお借りして私が作ったんです。挟んだ玉子はハチミツを入れて少し甘くしてあるんですよ」 
 アンナは、ニコニコしながらサンドイッチを一つ所長に持たせ、シートの隣をポンポン叩いた。 
 
「母乳の材料か?」ジェイドは興味を持ったようで、サンドイッチの匂いを嗅いだ。そして、シートをポンポンするアンナを不思議そうに見つめる。 
 
「なんで?シートを叩いているんだ?」 
「へ?隣座って下さいって意味なんですけど…」
「高貴な僕に地べたに座れだと!これだから平民は…」 
 
「地べたじゃなくて、シートですよ。高貴な身分の人だってピクニックはすると思うんですけど…所長はお父さんとお母さんとピクニックしなかったんですか?」 
 
「………しない」一瞬、ジェイドは泣きそうな顔をした。困った聞いちゃいけない質問だった…アンナは焦った。 
 
「じゃあ、今日はキュイのお父さん、お母さんとして一緒にピクニックしましょう?」 
「は?お父さん?」 
「キュイを作ったのは所長です…だからお父さん。私は母乳あげてるのでお母さん、なんだか家族みたい」 
アンナは弟妹達としたおままごとの家族ごっこを思い出し、懐かしさに頬が弛んだ。
 
「…か、家族」所長はぽつりと呟いた。   
「あ、やっぱり平民と家族は嫌でしたか?」 
「嫌じゃない!!……むしろ…」ジェイドは服ごと胸をぎゅと握りしめた。  
 
「むしろ?」   
「うるさい…アンナがどうしてもと言うなら、お父さんになってやるから感謝しろ!」 
恥ずかしくなったのか、誤魔化すように怒鳴っても顔が真っ赤で怖くもなんともない。 
 
「ありがとうお父さん。スープも出しますから座って下さい」クスクス笑いながらアンナはジェイドを座らせた。 
  
 予備のカップにトマトスープを入れ、ジェイドに渡すとアンナも残りのサンドイッチを食べだした。 
 ジェイドはおずおずとサンドイッチを一口食べ、カッと目を見開くとあっという間に残りを口に押し込む。 
 
「お父さんまだありますよ」  
アンナがバスケットから新しいサンドイッチを渡すとジェイドは夢中になって次々に食べ、アンナの分までペロリと食べてしまった。 
 
「すごい食べっぷりですね?美味しかったですか?」呆気にとられるアンナ。 
「少しパンがパサついてるな……トマトスープは塩が多い」  
 
(全部食べといて駄目だしですか?何様よー!) 
 アンナが言い返そうと息を吸うと、ジェイドは下を向いたまま――「今まで食べた中で、一番食べれた……お、美味しかった」ジェイドはリンゴみたいに紅くなった。
 
「……そ、そうですか」アンナもつられて紅くなり、二人の間になんとも言えない空気が流れる。   
…………。 
…………。
 
「所長良かったですねー!」楓の木の後ろから空気を破り、クロロが感無量とばかりに飛び出してきた。 
 
「な、クロロ!」 
「副所長!いつからそこに?」  
「キュイキュイ」キュイは驚きアンナに駆け寄る。 
「細かいことは気にしないで~。それより所長、食事ちゃんと食べられたじゃないですか?何を食べても不味いと一口しか食べず、サプリメントで栄養を取っていたから、いつ倒れるか心配していたんですよー」クロロはジェイドの手を握り、ブンブン振り回す。     
 
「おいクロロ!たまたまアンナのサンドイッチとスープが食べれただけで……」 
「なんと!スープまで飲んだんですね…くーっ!素晴らしい、素晴らしいです所長!」  
 
(サンドイッチとスープを食べただけてこの騒ぎよう、普段どんだけ副所長に苦労かけてるんだろう…)アンナは遠い目をした。 
 
「アンナ!今日のようなお昼ご飯を所長に作ってもらえないでしょうか?もちろん材料費は出します。所長に倒れられたら困るんです~」 
 
 触手の世話に続き所長のご飯の世話まで…また面倒事を押し付けられようとしている。 
 
「キュイ?」 
キュイが心配そうにアンナの胸にすり寄る。大丈夫よとキュイを優しく撫でた。 
情が移ってしまった、キュイだけじゃなくジェイドにも――。 
 
「良いですよ副所長、1人分も2人分も余り変わらないので」 
「ありがとうアンナ~!所長からもアンナにお礼を言って下さいよー」 
「ふん、家族のご飯を作るのは当たり前だ」
「か、家族?」
「そうだ、僕がキュイのお父さんで、アンナこいつがお母さんだそうだ」
「ごっこです!家族ごっこ」   
クロロは口をパクパクさせ、アンナに近寄り手首を掴む。
 
「素晴らしい、素晴らしいですアンナ!所長と家族になって頂けるなんて」 
感極まりガクガクとアンナの腕を揺さぶるから、キュイは花弁で洋服を挟み落とされないように必死だ。 
 
「副所長落ち着いて、キュイが落ちちゃいます!」キュイを手のひらにのせ救出。 
「すいませんねー。あまりにも嬉しかったもので、本当に良かったですねー」 
「あの、副所長、だからごっこ…」
「大丈夫です!本当の家族になれるようこのクロロ、力をお貸しします」 
「ああ、頼む」
「ちょっと所長!誤解といてよー」アンナの叫びが虚しく響く。
 
 
 
 ◇◇◇ 


 アンナは変な奴だ。 
この僕ジェイドを恐れずに言い返してくる。表現もコロコロ変わり面白い、平凡顔のくせに時々綺麗に見えるから、目が離せない。    
   
 最初は触手を嫌がってたのにあっという間に受け入れて、大事にしている。 
  
 ウィザード家のはみ出し者の僕を家族と言ってくれた。本当に家族になれたらどんなに嬉しいか…… 
 
 食べない僕を心配して毎日ご飯を作ってくれる、アンナのご飯は優しい素朴な味がする。 
  
 悪夢で眠れない僕に毎夜、母乳を分けてくれる。母乳は不思議だ、成分は粉ミルクと変わらないのに、朝まで寝ることができる。    
 本当はおっぱいから直飲みしたいが、ドン引きされそうなので、言い出せない。     
 
  
 ジェイドは、ベッドの中で身じろぎした――今日は久しぶりに寝付かれない。 
今夜の分の母乳はすでにもらい飲み干していた。いつもなら穏やかな気持ちで寝られるのに…嫌な予感に心拍数が上がり冷や汗が流れる――窓ガラスにピカッと稲妻が走り、雨音が激しくガラスを叩く。 
   
 
嫌だ、嫌だ。思い出したくない、雷は嫌いだ。
 
寄るな化け物――― 
お前は失敗作だ――― 
気持ち悪い―――  
 
黒いどろどろしたものが家具の隙間から溢れ、ジェイドを飲み込もうと鼻から口からジェイドの中に侵入を試みる。  
 
息が出来ない苦しい、助けて…お父さん、お母さん…手を伸ばしても届かない。
    
 居ないよそんな存在、ケタケタ誰かが笑う―――笑っているのは、僕。  
 
 ガバッとジェイドは上半身を起こした、夢か……全身が汗びっしょりで心臓の音がバクバクと鼓膜に響き、指先がガタガタ震えた。 
母乳を飲んでから暫くみていなかったのに、また悪夢か。  




 墨を垂らしたような闇の中、稲光が走り激しい雨の音がする。 
アンナは、眠たい目を擦り記録ノートに記入する。えっとキュイは生物的な本能なのか雷を怖がり、キュイイと震え寝つく時間が何時もより一刻遅れた…と。かごの中でやっと寝付いたキュイが寝返りをした。
 
ピカッ!ドドン―――凄まじい音に窓ガラスが震えた、近くに落ちたのかもしれない。
  
 アンナの弟妹達も雷を怖がり、家族皆で毛布を被り身を寄せあった。アンナは怖くないようにお話をしてあげたり、カードゲームや誰が雷より大声出せるか大会をした、温かい記憶。
 
(懐かしいわ。一番下のミゲルは特に怖がりで、一晩中抱きしめて一緒に眠ったっけ…大丈夫かな?) 
 アンナが弟の心配をしていると雨音に混じり、控えめにドアを叩く音がした。 
 
こんな夜中に誰かしら?もしかして所長?恐る恐るドアを少し開けると毛布の塊が居た。 
「だ、誰ですか?」 
「………僕だ…」毛布を頭から被り身を縮ませたジェイドだった。 
「所長?毛布お化けかと思いましたよ!こんな夜中にどうしたんですか?」  
 
「……母乳を…くれ……アンナ…」顔面蒼白で指先がガクガク震え、目の焦点が合っていなかった。
「え?母乳?所長どうしたんですか?こんな震えて大丈夫ですか!」
「ゆ、夢をみた……来るんだ…黒いのが……苦しい…」  
「…悪い夢をみたんですね。でも母乳を飲めばみないはずですよね?」 
「か、雷は嫌いだ……寝られない」 
   
稲光が鳴る度に所長は毛布をぎゅと手繰り寄せる。 
   
(所長もまだまだ子供ね。雷、怖いんだ) 
アンナは毛布の塊になったジェイドに一番下の弟ミゲルを重ねる。一緒に寝たら落ち着くかもしれない、アンナはドアを大きく開き、所長の手をとると部屋に招き入れた。  
   

 
「アンナ?」
呆けているジェイドの被っている毛布を剥ぎ、ベッドに横たえるとアンナも隣に潜り込んだ。 
「な?なにを」   
「寝ましょう…所長」 
「でも、雷が…黒いのが」 
「大丈夫です。私が一緒にいますから」 
アンナは震えるジェイドを抱き寄せ、痩せすぎな体を腕の中に閉じ込めた。雷から悪夢から守るように、怖くないように。 
  
 ちょうどアンナの豊かなおっぱいがぷにっとジェイドの顔に当たり、ほのかに甘い母乳の匂いが漂う。ああ、飲みたいな…思わずおっぱいに顔を擦り付ける。 
   
「ちょっと!所長」 
ふにふにで柔らかく温かく気持ちいい、右手をアンナのおっぱいに添える、トクトクとアンナの心臓の音がうるさくて雷の音が気にならない。 
「所長?」 
僕、守られてる――ジェイドの瞼が徐々に下がり、やがて穏やかな寝息をたててジェイドは眠った。
  

 アンナのおっぱいにしがみつきジェイドは眠る、長い睫毛が閉じられ、眉間の皺もなく顔は穏やかで起きてるときより、幼くあどけなく見えた。そこに口の悪い偉そうな少年は居なかった。 
 
アンナは頬にかかる髪をどかすと、柔らかい頬に触れる 
(ふふ、子供体温。寝顔は天使ね、こうしていると弟みたいで可愛い~。おっぱいに顔を擦り付けてお母さんだと思ってるのかしら?) 
  
 ウィザード家の内情はわからないけど、ジェイドは家族の愛情を受けていない子供に思えた。アンナの母性本能がゴイゴイ刺激される。 
 
(家族ごっこでも……少しでも…所長に家族って良いなって、温かいものだって伝えられたらな) 
アンナはキュイと所長の寝顔を交互に見て、幸せな気持ちになり両目を閉じた。




◇◇◇ 



「キュイキュイキュイイー」 
「おい!こら痛いぞ、叩くな噛むなキュイ!」  
 
 翌朝、アンナが煩さに寝覚めるとアンナのおっぱいにこびりつく所長とそれを排除しようと葉っぱで所長を叩くキュイとの修羅場だった―― 
「し、所長、キュイのおっぱいの時間なんです!離れ……力入れたら、苦し、は、離れて下さい!」 
「ずるい!ずるいぞ!キュイばっかりおっぱい直飲みするなんて!僕も飲みたい!」    
「キュイキュイキュイ」 
「所長ドン引きです。キュイはお腹空いてるんです!」 
「僕もお腹すいた!飲ませろー!」 
「朝ご飯作りますから…ちょっと、所長。服を捲らないでって…こ、こら!」 
 
ジェイドがアンナの服を強引にめくりあげると、豊かなおっぱいがたぷんとジェイドの前に披露された。 
   
 熟れごろの果実のようなおっぱいの登場にたまらず、外気に晒され吸いやすそうに立ち上がった左乳首にむしゃぶりつく。 
「あ、ああっ!所長だめ」 
  
 ジェイドは左手で下乳を持ち上げ、やわやわ感触を味わいながら口をすぼめ夢中で母乳を吸い上げる。 
――チュ、ジュルジュルジュル、ゴクゴク――
 
「そ、そんな飲んだら…あ、あっ」         
 
 キュイとは違う力強い吸引にアンナの乳房から乳首にツーンとした気持ち良さが走る、母乳がジュウジュウ吸われるたびにジュクジュクする下半身は熱を帯びていく。 
 
「あ、あ、くう、」 
アンナは足に力を入れて快楽をやり過ごそうと懸命に耐える。 
 
(おっぱい吸われて…イクなんて恥ずかしい) 
  
 所長が余りにも強く吸うものだから、アンナの吸われていない右のおっぱいに響き、乳首から母乳が滴る。 
 腹を空かせたキュイが右乳首に食らい付いた。 
 
「や、あん!キュイまで……ま、待って、そんなに強く、ひんっ!おっぱい両方吸わないで、ああっ!」 
 
 キュイは所長に母乳を取られまいといつもはたてない牙を立てて、チクチク母乳を飲んでいく、痛いのと気持ちいいが同時にアンナに押し寄せた。 
 
「あ、ああっ!おっぱい…気持ち…いい」  
 
 1人と1匹におっぱいを好きなように吸われ続けて、我慢出来ず体を仰け反らせ甘い声を上げた。チカチカと下半身から白い何かがせり上がってくる、中はすでに濡れだし、小さい豆がひくひく震えた。  
 
「アンナ、アンナ」 
  
 おっぱいを咥えながら所長はいとおしそうに名前を何度も呼び、太ももに硬いものを擦り付ける。 
「入れたい」 
所長の手がおっぱいから離れ、お腹を触り下半身に触れてきた。 
アンナは所長の手を上から押さえる。 
「し、所長、ダメですよ」 
「なぜだめなんだ?アンナも気持ちよさそうにしてただろう!」 
「き、気持ち良かったですが…」 
 
 アンナはジェイドから距離をとり、お腹いっぱいで眠ったキュイを箱に横たえた。   
 
「所長は…幼いです。もう少し心も体も大人になって本当に好きな人と結ばれて欲しいです」
「…アンナ」所長は下を向き爪を噛む。 
「僕のこと嫌いなのか?」 
「嫌いじゃないです好きですよ!弟みたいでほっとけないです」  
 
「弟!」 
ジェイドは雷に打たれたようなショックを受けた。 
「僕はアンナより年上だ」 
「嘘ですよね?」 
「大学まで行ってるんだ、年上に決まっている!」 
「え?た、確かに…でも、身長も私より低いし肩幅も筋肉もない、声変わりもしていないから……てっきり年下と思ってました」  
「小回りが利いて、燃費がかからないから少年でいるだけだ……アンナはどんな男が好みなんだ?」 
唐突に好みの男性を聞かれアンナは戸惑う、視線を向けると酷く真剣な顔をしたジェイドがいた。 
 
 「私、面食いなんで、綺麗な顔が良いです。身長は私より高く、男らしく筋肉質の体に、声も低いと更に良いです」 
 
所長の顔はアンナ好みだ、後はあえて所長と真逆の男性の好みを伝えた。 
 
(ハッキリ言うの、かわいそうだけと、幼い見た目の所長とするなんて、弟を汚すみたいで、私には無理だわ) 
 
「……アンナの好みはわかった」 
そう告げるとジェイドが淡い光に包まれた、小さい体が崩れて光の球体となる。
 
「―――な、―――所長!」 
アンナは驚きで身動きできず、悲鳴すらあげられない――ただ光の球体の体積が増え縦に横に拡大する様を茫然と見上げた。 
 
(なに?なにが起きているの?魔法なの?) 
 
 アンナの身長をやすやすと越えた光の球体は柱になり、少しづつ光が失われ輪郭がおぼろ気に見え始めた。 
 綺麗な形の頭、太い首、すっと伸びた筋肉質の手足、男性らしい広い肩幅、見事にたくましく引き締まった肢体、青みかがった黒髪と紫色の瞳、男性の精悍に彩られた美貌の青年が現れた。アンナを上から見下ろす、その髪と瞳の色には見覚えがあった。 
 
「ま、ままままさか!所長なの?」 
「僕に決まってるだろ!」ジェイドが喋ると喉仏が震え、低いテノール声がアンナの鼓膜を刺激した。 
 
(ヤバい、好みの声!下半身に響くやつだわ…) 
 
見た目も好み、ど真ん中でアンナはジェイドを直視できない。 
   
顔は真っ赤で柄にもなくモジモジしていると、ジェイドが身を屈めアンナの肩に大きな手を置き、唇を耳もとにくっつきそうなほど寄せた。
「なあ、アンナ。僕の顔好きだろう?」低く囁く。 
「な、な、な!」 
「僕の声好きだろう?」低音で囁きながら耳朶をネチョッと舐めた。 
「ひゃあ!」ゾクッと快感が走り、アンナは耳を守ろうと手を右耳に伸ばすが、その手にジェイドの手が重なった。
 
「アンナの手、小さくて可愛いな」 
少年の時とは大きさも太さも違う、骨ばった青年の手にアンナは引っ張られ、前に倒れそうになると抱き止められた。
  
 小柄なアンナの体は逞しいジェイドの胸に包み込まれるように抱きしめられ、身動きがとれない。 
「ち、ちょっと、所長、く、苦しい」  
「これでも弟か?」 
弟と言われ余程悔しかったのか、ぎゅうぎゅうと容赦なく抱きしめられる。   
 
「――――苦しいです。抱きしめ死させる気ですか?」ぷはーっと息をすると潤んだ瞳で息の荒いジェイドと目があう。 
彼はアンナのお腹に硬い欲棒を突き立て、「どうなんだ?」とアンナに答えを促す。
 
「……弟じゃない…」ジェイドの凄絶な色気に当てられアンナの息まで苦しくなる。   
  
「フン、そうだろうな!弟に触られてする顔じゃない…アンナもわかってるだろ?」 
 
自分はどれだけ物欲しそうな顔をしているのか――息が詰まり何も言えなくなる。
  
 ジェイドはアンナを抱きしめたまま、ベッドに押し倒すと荒々しく唇を塞ぐ、苦しくて空気を求めて口を開ければ、そこから薄い舌をねじ込まれぬるっと舌で口内をまさぐられる。 
アンナの奥に縮こまった舌を見つけると、舌を絡めて引っ張りすすり上げた。アンナもおずおずと小さい舌を動かし、ジェイドの舌に応える。 
 
――ぐちゅぐちゅ、ちゅ、ちゅ――んっ、んんっあ、っはあ――息も絶え絶えで唇を離せば唾液が橋のように繋がったまま、光っていた。  

   
お互い生まれたままの姿で見つめあう。 
ジェイドの彫刻のような綺麗な体からはえているとは思えない、太くて長くエラの張った牡が見えた。鈴口が先走りに光り赤黒く変色し、ビキビキと音が聞こえそうなほど、いきり立っていた。蒸せかえるような雄の臭いが漂う。 
 
(これが、中に入るのね) 
 
すでにキスで濡れているアンナのソコは、きゅっと期待に疼いた。 
「アンナ、中をほぐすから見せろ」   
「ほぐすの?」 
「ああ、クロロに聞いた…女は解さないと痛いらしい…僕はすぐでも入れたい…が、アンナが痛いのは嫌だ」  
 
 アンナの膝を立てるとM字に開き、陰部を露出させた。ピンク色のひだを指で開くと粘膜を纏った膣口が汁を滴らせていた。 
「これは凄い…濡れてぐちゃぐちゃだ」 
「いや、言わないで!」   
「どこに?入れればいいんだ?ここか?」ジェイドがアンナの中に人差し指を差し込んだ、ヌプと僅かな抵抗で、難なく指が沈みこんでゆく。 
「あ、ああっ!し、所長」 
 
 中がぬるぬるできゅっと指を締め付け、ヌプヌプと指を出したり入れたりを繰り返す。二本三本と指を増やし、バラバラに指を動かす。アンナの子宮がきゅっと閉まり、足先から頭に白いもやがかかる。
 
「く、指持ってかれそうだ。こんな…中に」
「あ、ああん、指、気持ちいい」 
白いもやが弾け、ガクガクと体を揺すれば、豊かなおっぱいがたぷんたぷんと揺れ、母乳が溢れた。 
 
「い、入れる、もう…無理だ!」 
 
 ジェイドは膝裏を持ち上げると愛液でぐちゃぐちゃの膣口に猛る雄をあてがい、体重をかけてミチミチとアンナの中を押しやり強引に沈んでいく。 
 
「あっあああ、ああっ!」 
狭い膣道を占拠され内臓がせりあがり苦しい。
 
「はあっ、くっ、は、狭いな」 
どこか嬉しそうなジェイドは、目の前で揺れるおっぱいの先に食らい付くと母乳を吸い始めた。 
 
――ジュルジュルジュル、ヂュウヂュウ――吸いながらユルユルと抽挿を始めた。 
硬い牡で中の粘膜をぐちゅぐちゅとかき混ぜられる。
 
「ひや。あ、ああっ動いちゃいやあっ、あん、またおっぱい、吸っちゃあ、ひんっ!引っ張ったら伸びちゃうから~」乳首が赤くなり、先から甘い疼きが広がる。 
 
「ああ…アンナ、アンナ!」 
 
ジェイドの抽挿ががつがつしたものに変わり、息まで早くなる。ジェイドの汗がおっぱいに滴り、アンナはぶるりと震えた。ジェイドにおっぱいを啜られ、同時に子宮を穿たれたら堪らない、アンナの頭に二度目の白いもやが広がり、子宮が子種を欲しがり、膣壁が粘膜がうねる。 
 
「出すぞ!受け入れろ!くっくっうっ」
「あん、あん、あん―――あああああっ!!」
ジェイドの牡がひときわ大きくなり、ビューと際奥に熱いほとばしりを解き放った。アンナの中に温かくジェイドの熱が浸透していく。 

 
 

 ◇◇◇  



 お昼過ぎの研究所の中庭で、ご機嫌にキュイは蝶を追いかけていた。アンナとキュイは、毎日の日課の日光浴に来ていた。いつもの時間より、遅れてしまったのでキュイには悪かったかもしれない。
「キュイキュイ~」 
キュイは捕まえた蝶を放してはまた捕まえた、狩りの練習をしているようだ。  
  
(所長、大丈夫かしら?) 
あのあと、アンナの中で果てたジェイドは、青年から少年の体に戻っていた。初めての交わりで疲れたのかお昼過ぎても眠っている。 
目覚めたら食べられるようにサンドイッチを置いてきた。 
 
 私も寝ていたいな、下半身は痛くて怠いし、おっぱいは吸われ過ぎて腫れてるし。 

  
 アンナは楓の木に体を預け、うつらうつらしていると、慌てたクロロの声がした。 
 
「アンナー!大変です。朝から所長がどこにもいません、所在を知りませんか?」 
   
「あー。ごめんなさい副所長に伝えるの忘れてました。し、所長は私の部屋で…疲れて…寝ています」言いにくくて、気恥ずかしく下を向く。 
   
「アンナの部屋に?疲れて…」 
クロロは垂れ眉から薄い目を開いた。アンナをゆっくり見つめ視線を下腹部で止めた。 
 
「所長の魔力をアンナの子宮から感じます…なるほど、そうですか…」 
   
「え?子宮に?中に出されたから!」アンナはお腹を触る。 
「どうしよう、赤ちゃん出来たら」  
「大丈夫ですよ、アンナ。ジェイドに子種はありませんから」 
「え?」 
「アンナ、ジェイドを受け入れてくれてありがとうございます」深々と頭を下げられる。 
「副所長?」 
「さて、少し昔話をしましょうか?」クロロは白衣からタバコを一本取り出すと火をつけた。 

 
 「ウィザード家の先代シンシアは魔力も頭脳も美貌も素晴らしく完璧を望みました。唯一彼女が完璧を望めなかったのは子供でした。やっと念願の子供を授かったのに病弱で9歳を待たずに天に召されました。子供を亡くし彼女は狂ってしまいました。そして彼女は死んだ子供を材料にして、完璧な子供を作ろうとしたんです」   
 
「待って…それって」  
 
「はい、人を作ることは神殿で禁忌とされています。彼女は禁を犯し子供を作りました」
「…まさか」
「はい、その子供がジェイドです。彼は人造人間ホムンクルスなんです」 
 
「ジェイドが――そんな…」 
「気持ち悪いですか?化け物だと思いますか?」 
 
「なんですか?副所長ケンカ売ってますか?ちょっとびっくりはしたけど、そんなこと思うわけないです!」 
 
「あはは…やっぱりアンナは良いですね……彼女はね、ジェイドに言ったんです。自分で禁忌を犯し作ったくせに、完璧じゃなく不安定で形を保てなかったジェイドに、気持ち悪い、化け物、お前は失敗作だって」
 
「子供に対してなんてことを!完璧な子供なんていたら、そっちが気持ち悪いですよ」  
 
「俺もそう思います。ジェイドをよろしくお願いします。アンナに家族と言われて職員たちに自慢しまくってましたよ」あははと乾いた笑いが漏れた。  
 

 
  
 ◇◇◇ 

 
 
――あれから半年、春の麗らかな朝、キュイはとうとう独り立ちをする。 
  
 もう母乳は必要なく自分で虫や小動物を狩ることができた。研究所の近くの街道に立ち魔物を追い払うのがキュイの仕事だ。 
 
「キュイキュイキュイイー」   
アンナの身長を遥か越しても甘えんぼうのキュイはアンナにすり寄る。 
 
「キュイ元気でね。また明日も見に来るからね」キュイをきゅっと抱きしめていると、バリと剥がされた。 
 
「キュイ!アンナは僕のだ!」ジェイドはアンナをキュイから引き離す。    
 
「キュイキュイキュイ!」怒ったキュイは、ジェイドを排除しようと大きな葉っぱで頭を叩く。 
「い、痛いぞ、キュイ!お父さんを叩くなー!」  
  
アンナを奪いあい1人と一匹は日々、不毛な戦いを繰り返してきた。
 
――もうこの戦いも見納めか…ちょっと寂しいかも。




 夜の帳がおり、暗い外を見下ろす。所長の部屋の窓は広い。 
   
「アンナ、カーテン閉めろ」後ろから抱きしめられて、首筋にキスをされた。 
「あ、ジェイドまだ、カーテン閉めてない」 
 
「まだ、キュイのこと考えてるのか?」耳を舐め回す。  
「夜は少し寒いから、あっ、心配で、」  
ジェイドの部屋の大きなベッドに押し倒され、体をまさぐられる。 
「キュイなら、大丈夫だろう!それより邪魔が入らないから、朝まで抱くぞ」  
「ジェイドったら…」 
 
――バシバシバシバシバシバシ――  
 
「い、痛、痛い痛い!なんだ?」ジェイドが大きな葉っぱでしばかれていた。 
 
「キュイキュイキュイイー!!」     
赤い花弁に大きな葉っぱキュイだった。 
 
「キュイ!お帰りなさい!やっぱり家族は一緒がいいね」アンナはにっこり笑うとキュイを優しく抱きしめた。  


感想 1

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みんなの感想(1件)

おこ
2021.08.06 おこ

楽しく読ませていただきました。

その後が気になります〜

2021.08.06 豆丸

感想ありがとうございます。 
嬉しいです。 

その後は、キュイの子供達を家族として育てて幸せな予定です。 

解除

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