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第420話 レニエの気付き
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「ムーランさ~ん、レニエさんがお見えですよ~」
「は~い…」
こんな時にレニエさんとは珍しいですね。
ボンさんのせいですっかりビアンに来客応対を任せてしまっています。
昨日はクリスさん達が立ち寄ってくださり、マイヤさんも元気にされていると言っておられました。
シャルル様と繋がる皆さんとお話が出来るのはとっても楽しいです。
ガチャ…。
「レニエさん、お待たせしました~」
「ううん、忙しいのにごめんなさいね」
「そんなこと…、それでどうされたのですか?」
「特に用事があるわけではないのだけれど、以前ムーランに教えてもらった“シャルルの風”をやっと手に入れたのでその報告にね」
「あれを使うと本当に髪がしっとり・さらさらになるわね~」
「フフ…、どうりで髪が艶やかだと思いましたよ」
「ありがとう…」
そう言うムーランの髪は“シャルルの風”を使っているのとはまた違った艶やかさがあり、相変わらず肌も瑞々しいです。
自分で“シャルルの風”を使ってみると改めてムーランとの違いがよく分かります。
本当に不思議だわ…。
「今度はムーランの肌みたいにどうしたら瑞々しくなるのか教えてもらいたいわね~」
やっぱりまだ顔は少し赤いようです。
「これは…、その…」
ガチャ…。
「ム…ムーランさん…!? ようやく会えましたよ」
「もういいかげんにして下さいよボンさん…」
こんな時に来るなんて…。
「ボン…さん? あなたは以前にムーランの事を聞いてきた方ですね…」
そう言うとボンという男性が私を一瞥してきます。
「パートナーの件についてはお断りしたはずです。何度も来られると迷惑です」
「ボンさん…、断られたら諦めないと…」
まさかムーランにパートナーの申し込みをしていたなんて…。
「口を挟まないでください。それにムーランさんが想い人がいるようなことを言うから…」
「私の方が劣っていたら諦めると言っているのにその男性に会わせてくれないのですよ…」
「へぇ~、ムーランに想い人がいたのですか…」
初耳ですね。
「おそらく嘘だと思いますけれどね…」
「ムーランが嘘を言う訳ないじゃない」
「そうです、本当にボンさんなんかが足元にも及ばないくらい素敵な方ですよ!」
「キィ~、大人しく話していれば馬鹿にして。私の住んでいる村では私以上の男性なんかいないのですよ…」
「どんな村なのよ…、この町では別に普通よ。私の好みではないけれど…」
「レニエさん、そうですよね…。私も全く好みではありません。お会いしたら自尊心を保てなくなりますよ」
「好き勝手に言って…」
「レ…レニエさんこそご自分の事を知った方が良いのでは? あなたは男性に言い寄られたこともないでしょう? ムーランさんよりずいぶん年上みたいですし、全然女性らしくもないからね…」
「そんな女性が好みについて言わないで欲しいですよ」
「なんですって~! あなただって弱そうで男らしくないじゃない」
二つしか違わないのに…、そう言えば笑われそうなのでぐっと言葉を飲み込みます。
「なんだと~っ」
ガチャ…。
「こんにちは~。あっ、ムーランここに居たんだね。……取り込み中だったかな?」
「「「……」」」
「も…もしかして…、シャ…ルル様!?」
「うん、そうだよ。あれからずいぶん大きくなったから驚いたでしょ?」
「本当に…シャルル様…」
クリスさん達から聞いてはいましたが、まさかここまで変貌されているだなんて…。
髪と瞳の色が黒色に…、それに身長も私より高くなり、更に格好良くてたくましくなられています。
でも雰囲気や優しい笑顔は以前のまま…。
「なかなか会いに来られなくてごめんね」
「な…何だお前は…?」
「こ…こちらの男性が私の大切な方です。どうですボンさん、あなたがシャルル様に敵う訳がないでしょう?」
私がそう答えると、ボンさんはシャルル様の頭の天辺から足の爪先までを何度もジロジロと見返しています。
「マイヤから聞いたよ。この男性がムーランに言い寄ってきているんだね」
ムーランを見初めるとは女性を見る目はあるようです。
「えっ、マイヤさんから…?」
「初めましてボン…さん…、僕はシャルルと言います。ムーランは僕がパートナーにしようと思っている大切な女性なのでもう手を出さないでもらえますか」
「シャルル様~!」
「なっ…」
こんなに格好良くてたくましい男性は見た事がありません。
ムーランの言うとおりボンさんはこの男性の足元にも及びませんね。
「そんな…、本当に想い人がいて二人がパ…パートナーになるだって…?」
「う…嘘だ…、私はずっと調べていたけれど君のような男性は一度も見ていない。大切な女性を放っておくなんて…」
「それは確かにボンさんの言う通りですね。僕のせいでムーランには寂しい思いをさせてしまいました。僕はエルスタイン領に住んでいるのですが、ムーランを正式にパートナーに迎えればこれからは寂しい思いはさせませんよ」
「シャルル様、嬉しい~」
さっきは聞き間違えたかと思いましたが本当に私をパートナーにしてくださるようです。
「うん、これからはもっと会えるようにするからね」
ムーランが抱き付いてきたのでそのまま“シャルル抱き”をして優しく受け止めます。
「そんな馬鹿な…、女性を軽々と抱きかかえるなんて…」
「ムーラン、羨ましい…(ボソッ)」
男性からそんな風に言ってもらえるだなんて…、シャルル様と密着しているムーランを見るとなんだか私の胸もドキドキしてきます。
XX XY
「シャルル様、来ていただいて助かりました」
ボンさんは最後まで訝しんでいましたが、シャルル様に容姿や体躯で勝てるわけもなく不満そうな顔をしながら建物から出ていきました。
シャルル様が“男”になられる前だと自分より背が小さいだとか文句を言っていたと思います。
本当に12歳だとは思えない体躯ですね。
そんなシャルル様が私みたいな20歳の女性をパートナーなんかに…。
屋敷にはエリシア様達もいらっしゃるのに…。
「ム…ムーラン、シャルル様に私を紹介してくれないかしら…」
「あっ、え~っと、こちらはレニエさんと言って私と同じ“ふとう”の果樹園を運営されている方です…」
「は…初めまして、レニエと言います」
「シャルルです」
「もしかして、“シャルルの風”のシャルルと何かご関係が…?」
「……、良くご存知ですね。あれは僕が発明した魔道具なんですよ」
「シャルル様…」
「す…すごいです、あれをシャルル様が…」
「ムーランはそんなにすごい方のパートナーになるっていうの…?」
本当に羨ましいわ、格好良くてたくましいだけじゃなく発明家だなんて…。
「シャルル様、本当に私なんかをパートナーに…?」
「もちろん、ムーランが嫌じゃなければね。僕はそのつもりだよ」
「嫌なわけがありません。一生シャルル様のお傍にいたいです」
「ありがとうムーラン」
「そうだムーラン、ちょっとあの扉の向こうまで来てくれるかな…」
僕はレニエお姉さんにその場で待っていてもらい、ムーランを隣室に促します。
「どうかされたのですか?」
「昨日マイヤから聞いたよ。ムーランは乳首とクリを紐で縛っているのでしょ?」
「えっ!? そんな…」
シャルル様に知られているだなんて…、クリスさん達からマイヤさんに伝わったのね。
「ちょっと見せてくれるかな?」
「こ…ここでですか~?」
「うん、すぐ終わるから…」
シャルル様にそう言われシャツを捲り、下着を下げるとシャルル様がじっと見られています。
「やっぱり…(ボソッ)」
乳首とクリが赤くプックリとしていました。
それにしてもムーランの感度はすごいなぁ、女性器から愛液が垂れてきています。
「シャルル様…恥ずかしい…」
下着がヌルヌル、グチョグチョなのが見られてしまいました。
「ムーランが頑張って訓練をしているのは嬉しいけれど、あまり紐で縛り過ぎると痛そうだし形も変わっちゃうから今度会う時まで縛っちゃダメだよ」
そう言いながら紐を解くと【回復】をしておきます。
「はい…、でも私は女性器の観察が出来る時間が短いので日中に訓練をしておきたくて…」
「分かっているよ。今度良いモノをあげるから…」
やっぱりムーランにもマイヤと同じ輪を作ってあげた方が良いみたいです。
しばらくしてシャルル様は数日後にまた来るからと言って建物から出ていかれました。
そう言えばお供の方が誰もおられませんでしたね。
窓から外を見ると既にシャルル様の姿は見えませんでした。
「ムーランごめんなさい、なんだかお邪魔でしたね」
「そんなこと…、ボンさんが来た時にレニエさんがいてくれて助かりましたよ」
「シャルル様ってエルスタイン領民だったのね。タイロンに住んでおられるの?」
「いえ、エルスタイン領都です」
領主様のご子息だとは言えませんね。
「確かにそれではなかなか会えないですね。ムーランはシャルル様のパートナーになればエルスタイン領都へ行ってしまうの?」
「そんなことはありませんよ。私と私の果樹園はシャルル様の為にあるのよ」
シャルル様ももっと会えるようにすると言ってくださいましたし、きっと寂しくないようにしてくださるはずです。
「『ムーラン・シャルル』ってそう言う事だったのね」
「でもパートナーにしてくださるというのは私もさっき初めて聞いたのよ」
本当にそうなって嬉しいわ…。
「シャルル様なら女性は選り取り見取りなのにどうしてムーランなのかしら、シャルル様だってもっと若い娘の方が…」
「レニエさんひどいですよ~」
ハァ~~~ッ。
「私なんてボンさんが言っていたように男性に言い寄られた事もないのに…」
髪は少し艶やかになったけれど、肌はくすんでいて瑞々しくもないし若々しくもないものね…。身体も柔らかいところなんか無いし…、ため息が出てきますよ。
「レニエさんは男性に興味があったのですか?」
「男性というより女性として子孫を残せれば良いわよね。でもボンさんみたいなのは嫌よ」
「フフ…、レニエさんは“ふとう”果樹園の組合長もされていたぐらいですから町で知らない男性はいないでしょう」
「知られ過ぎているから敬遠されているのかも…。それにもう22歳ですからね。私と“誕生の儀”をしてくれる男性なんて…」
「そういえばシャルル様は何歳なの? ムーランより若いのは分かるけれどあんなに立派な体躯をされているから18歳ぐらいかしら」
うっ、聞かれたくない質問が…。
「……、じゅ…12歳…ですよ」
「ハァ~ッ!?」
「は~い…」
こんな時にレニエさんとは珍しいですね。
ボンさんのせいですっかりビアンに来客応対を任せてしまっています。
昨日はクリスさん達が立ち寄ってくださり、マイヤさんも元気にされていると言っておられました。
シャルル様と繋がる皆さんとお話が出来るのはとっても楽しいです。
ガチャ…。
「レニエさん、お待たせしました~」
「ううん、忙しいのにごめんなさいね」
「そんなこと…、それでどうされたのですか?」
「特に用事があるわけではないのだけれど、以前ムーランに教えてもらった“シャルルの風”をやっと手に入れたのでその報告にね」
「あれを使うと本当に髪がしっとり・さらさらになるわね~」
「フフ…、どうりで髪が艶やかだと思いましたよ」
「ありがとう…」
そう言うムーランの髪は“シャルルの風”を使っているのとはまた違った艶やかさがあり、相変わらず肌も瑞々しいです。
自分で“シャルルの風”を使ってみると改めてムーランとの違いがよく分かります。
本当に不思議だわ…。
「今度はムーランの肌みたいにどうしたら瑞々しくなるのか教えてもらいたいわね~」
やっぱりまだ顔は少し赤いようです。
「これは…、その…」
ガチャ…。
「ム…ムーランさん…!? ようやく会えましたよ」
「もういいかげんにして下さいよボンさん…」
こんな時に来るなんて…。
「ボン…さん? あなたは以前にムーランの事を聞いてきた方ですね…」
そう言うとボンという男性が私を一瞥してきます。
「パートナーの件についてはお断りしたはずです。何度も来られると迷惑です」
「ボンさん…、断られたら諦めないと…」
まさかムーランにパートナーの申し込みをしていたなんて…。
「口を挟まないでください。それにムーランさんが想い人がいるようなことを言うから…」
「私の方が劣っていたら諦めると言っているのにその男性に会わせてくれないのですよ…」
「へぇ~、ムーランに想い人がいたのですか…」
初耳ですね。
「おそらく嘘だと思いますけれどね…」
「ムーランが嘘を言う訳ないじゃない」
「そうです、本当にボンさんなんかが足元にも及ばないくらい素敵な方ですよ!」
「キィ~、大人しく話していれば馬鹿にして。私の住んでいる村では私以上の男性なんかいないのですよ…」
「どんな村なのよ…、この町では別に普通よ。私の好みではないけれど…」
「レニエさん、そうですよね…。私も全く好みではありません。お会いしたら自尊心を保てなくなりますよ」
「好き勝手に言って…」
「レ…レニエさんこそご自分の事を知った方が良いのでは? あなたは男性に言い寄られたこともないでしょう? ムーランさんよりずいぶん年上みたいですし、全然女性らしくもないからね…」
「そんな女性が好みについて言わないで欲しいですよ」
「なんですって~! あなただって弱そうで男らしくないじゃない」
二つしか違わないのに…、そう言えば笑われそうなのでぐっと言葉を飲み込みます。
「なんだと~っ」
ガチャ…。
「こんにちは~。あっ、ムーランここに居たんだね。……取り込み中だったかな?」
「「「……」」」
「も…もしかして…、シャ…ルル様!?」
「うん、そうだよ。あれからずいぶん大きくなったから驚いたでしょ?」
「本当に…シャルル様…」
クリスさん達から聞いてはいましたが、まさかここまで変貌されているだなんて…。
髪と瞳の色が黒色に…、それに身長も私より高くなり、更に格好良くてたくましくなられています。
でも雰囲気や優しい笑顔は以前のまま…。
「なかなか会いに来られなくてごめんね」
「な…何だお前は…?」
「こ…こちらの男性が私の大切な方です。どうですボンさん、あなたがシャルル様に敵う訳がないでしょう?」
私がそう答えると、ボンさんはシャルル様の頭の天辺から足の爪先までを何度もジロジロと見返しています。
「マイヤから聞いたよ。この男性がムーランに言い寄ってきているんだね」
ムーランを見初めるとは女性を見る目はあるようです。
「えっ、マイヤさんから…?」
「初めましてボン…さん…、僕はシャルルと言います。ムーランは僕がパートナーにしようと思っている大切な女性なのでもう手を出さないでもらえますか」
「シャルル様~!」
「なっ…」
こんなに格好良くてたくましい男性は見た事がありません。
ムーランの言うとおりボンさんはこの男性の足元にも及びませんね。
「そんな…、本当に想い人がいて二人がパ…パートナーになるだって…?」
「う…嘘だ…、私はずっと調べていたけれど君のような男性は一度も見ていない。大切な女性を放っておくなんて…」
「それは確かにボンさんの言う通りですね。僕のせいでムーランには寂しい思いをさせてしまいました。僕はエルスタイン領に住んでいるのですが、ムーランを正式にパートナーに迎えればこれからは寂しい思いはさせませんよ」
「シャルル様、嬉しい~」
さっきは聞き間違えたかと思いましたが本当に私をパートナーにしてくださるようです。
「うん、これからはもっと会えるようにするからね」
ムーランが抱き付いてきたのでそのまま“シャルル抱き”をして優しく受け止めます。
「そんな馬鹿な…、女性を軽々と抱きかかえるなんて…」
「ムーラン、羨ましい…(ボソッ)」
男性からそんな風に言ってもらえるだなんて…、シャルル様と密着しているムーランを見るとなんだか私の胸もドキドキしてきます。
XX XY
「シャルル様、来ていただいて助かりました」
ボンさんは最後まで訝しんでいましたが、シャルル様に容姿や体躯で勝てるわけもなく不満そうな顔をしながら建物から出ていきました。
シャルル様が“男”になられる前だと自分より背が小さいだとか文句を言っていたと思います。
本当に12歳だとは思えない体躯ですね。
そんなシャルル様が私みたいな20歳の女性をパートナーなんかに…。
屋敷にはエリシア様達もいらっしゃるのに…。
「ム…ムーラン、シャルル様に私を紹介してくれないかしら…」
「あっ、え~っと、こちらはレニエさんと言って私と同じ“ふとう”の果樹園を運営されている方です…」
「は…初めまして、レニエと言います」
「シャルルです」
「もしかして、“シャルルの風”のシャルルと何かご関係が…?」
「……、良くご存知ですね。あれは僕が発明した魔道具なんですよ」
「シャルル様…」
「す…すごいです、あれをシャルル様が…」
「ムーランはそんなにすごい方のパートナーになるっていうの…?」
本当に羨ましいわ、格好良くてたくましいだけじゃなく発明家だなんて…。
「シャルル様、本当に私なんかをパートナーに…?」
「もちろん、ムーランが嫌じゃなければね。僕はそのつもりだよ」
「嫌なわけがありません。一生シャルル様のお傍にいたいです」
「ありがとうムーラン」
「そうだムーラン、ちょっとあの扉の向こうまで来てくれるかな…」
僕はレニエお姉さんにその場で待っていてもらい、ムーランを隣室に促します。
「どうかされたのですか?」
「昨日マイヤから聞いたよ。ムーランは乳首とクリを紐で縛っているのでしょ?」
「えっ!? そんな…」
シャルル様に知られているだなんて…、クリスさん達からマイヤさんに伝わったのね。
「ちょっと見せてくれるかな?」
「こ…ここでですか~?」
「うん、すぐ終わるから…」
シャルル様にそう言われシャツを捲り、下着を下げるとシャルル様がじっと見られています。
「やっぱり…(ボソッ)」
乳首とクリが赤くプックリとしていました。
それにしてもムーランの感度はすごいなぁ、女性器から愛液が垂れてきています。
「シャルル様…恥ずかしい…」
下着がヌルヌル、グチョグチョなのが見られてしまいました。
「ムーランが頑張って訓練をしているのは嬉しいけれど、あまり紐で縛り過ぎると痛そうだし形も変わっちゃうから今度会う時まで縛っちゃダメだよ」
そう言いながら紐を解くと【回復】をしておきます。
「はい…、でも私は女性器の観察が出来る時間が短いので日中に訓練をしておきたくて…」
「分かっているよ。今度良いモノをあげるから…」
やっぱりムーランにもマイヤと同じ輪を作ってあげた方が良いみたいです。
しばらくしてシャルル様は数日後にまた来るからと言って建物から出ていかれました。
そう言えばお供の方が誰もおられませんでしたね。
窓から外を見ると既にシャルル様の姿は見えませんでした。
「ムーランごめんなさい、なんだかお邪魔でしたね」
「そんなこと…、ボンさんが来た時にレニエさんがいてくれて助かりましたよ」
「シャルル様ってエルスタイン領民だったのね。タイロンに住んでおられるの?」
「いえ、エルスタイン領都です」
領主様のご子息だとは言えませんね。
「確かにそれではなかなか会えないですね。ムーランはシャルル様のパートナーになればエルスタイン領都へ行ってしまうの?」
「そんなことはありませんよ。私と私の果樹園はシャルル様の為にあるのよ」
シャルル様ももっと会えるようにすると言ってくださいましたし、きっと寂しくないようにしてくださるはずです。
「『ムーラン・シャルル』ってそう言う事だったのね」
「でもパートナーにしてくださるというのは私もさっき初めて聞いたのよ」
本当にそうなって嬉しいわ…。
「シャルル様なら女性は選り取り見取りなのにどうしてムーランなのかしら、シャルル様だってもっと若い娘の方が…」
「レニエさんひどいですよ~」
ハァ~~~ッ。
「私なんてボンさんが言っていたように男性に言い寄られた事もないのに…」
髪は少し艶やかになったけれど、肌はくすんでいて瑞々しくもないし若々しくもないものね…。身体も柔らかいところなんか無いし…、ため息が出てきますよ。
「レニエさんは男性に興味があったのですか?」
「男性というより女性として子孫を残せれば良いわよね。でもボンさんみたいなのは嫌よ」
「フフ…、レニエさんは“ふとう”果樹園の組合長もされていたぐらいですから町で知らない男性はいないでしょう」
「知られ過ぎているから敬遠されているのかも…。それにもう22歳ですからね。私と“誕生の儀”をしてくれる男性なんて…」
「そういえばシャルル様は何歳なの? ムーランより若いのは分かるけれどあんなに立派な体躯をされているから18歳ぐらいかしら」
うっ、聞かれたくない質問が…。
「……、じゅ…12歳…ですよ」
「ハァ~ッ!?」
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