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5:魔王城の初来店者はお料理大好き
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「さあ、城内に入ろう。ときに……お前の名前は何というのだ? 案内するのにいつも『お前』では味気ないだろう」
「私はクリスと言います。えーと、何か特別な意味があるとかないとか」
「ふうむ、まあ良い。ではクリス何から見ていきたいのだ? 希望がなければ通常のコースとなるが」
「わ、私! 魔王城の食堂見てみたいです! お料理大好きなんですよ!」
「うむ、わかった。近くにあるからちょうど良いな」
魔王城は、入って右手が食堂や宿舎。左手が訓練場や図書室。正面の階段を昇ると俺の部屋がある。現在、少々シンプルになっているが、見学にあたっては問題ないはずだ。
食堂までは灰色のレンガを積み重ねた壁の道が続く。クリスは床の絨毯に感動したり、レンガの冷たさに驚いたりと終始動き回っていた。
「ここが、食堂だ。まだ昼前だから誰もいないが、厨房で下準備をしている。見に行くぞ」
「はい! 魔王城の食堂って広いんですねえ。やっぱりモンスターさんたちが沢山いるからですか?」
「そうだな」
実際は、テーブルの半分ほどしか使われない。後は見栄だ。
厨房は料理長のナーガが野菜を切っていた。節約のため、自家菜園で取れた野菜を使い、肉は最小限にしている。
「魔王様! それにお客さんも!! いやー本当に来てくれたのね。嬉しいわあ。じっくり見ていってね」
「ありがとうございます! 今日のお昼ごはんは何ですか?」
「野菜のシチューとくねくね小麦のパンよ」
「……くねくね小麦って何ですか? 聞いたことがないです」
「うーん、どう説明したらいいのかしら。くねくね草っていう植物モンスターの種をとってすり潰すの。あとは普通の小麦粉と使い方は同じね」
「植物モンスター……あれ? 皆さんもモンスターですよね。食べても……良いんでしょうか?」
人間から見ると共食いに見えるな。面白いものだ。人間という種は亜人も含めてあまりに種類が少ない。
「私はクリスと言います。えーと、何か特別な意味があるとかないとか」
「ふうむ、まあ良い。ではクリス何から見ていきたいのだ? 希望がなければ通常のコースとなるが」
「わ、私! 魔王城の食堂見てみたいです! お料理大好きなんですよ!」
「うむ、わかった。近くにあるからちょうど良いな」
魔王城は、入って右手が食堂や宿舎。左手が訓練場や図書室。正面の階段を昇ると俺の部屋がある。現在、少々シンプルになっているが、見学にあたっては問題ないはずだ。
食堂までは灰色のレンガを積み重ねた壁の道が続く。クリスは床の絨毯に感動したり、レンガの冷たさに驚いたりと終始動き回っていた。
「ここが、食堂だ。まだ昼前だから誰もいないが、厨房で下準備をしている。見に行くぞ」
「はい! 魔王城の食堂って広いんですねえ。やっぱりモンスターさんたちが沢山いるからですか?」
「そうだな」
実際は、テーブルの半分ほどしか使われない。後は見栄だ。
厨房は料理長のナーガが野菜を切っていた。節約のため、自家菜園で取れた野菜を使い、肉は最小限にしている。
「魔王様! それにお客さんも!! いやー本当に来てくれたのね。嬉しいわあ。じっくり見ていってね」
「ありがとうございます! 今日のお昼ごはんは何ですか?」
「野菜のシチューとくねくね小麦のパンよ」
「……くねくね小麦って何ですか? 聞いたことがないです」
「うーん、どう説明したらいいのかしら。くねくね草っていう植物モンスターの種をとってすり潰すの。あとは普通の小麦粉と使い方は同じね」
「植物モンスター……あれ? 皆さんもモンスターですよね。食べても……良いんでしょうか?」
人間から見ると共食いに見えるな。面白いものだ。人間という種は亜人も含めてあまりに種類が少ない。
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